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2008年09月05日

北海道ツーリングDAY-6

(これはお盆休みのツーリングレポートです。)

DAY-6 小樽港~新潟

長かった北海道ツーリング(&長かったレポート)も
今日が本当に最終日です。
書いている間に、世の中はすっかり、
秋刀魚のおいしい秋になってしまいました。

オスパの大広間で目を覚ますと、
隣に寝ていたオジサンライダーさんたちは朝4時頃起きて
すでに出発したらしく、もう荷物もなにもありません。
同じ頃に起きて、朝風呂に入ってきた@BOSSが
彼らから聞いたという情報によると
近くで朝市が行われて、ご飯が食べられるらしい、とのこと。

いつもなら、10時30分出航のフェリーなので
ゆっくり準備をして、8時頃から新日本海フェリーの
ターミナルのレストランで朝食を食べますが
これはぜひとも行ってみなくては!

朝6時00分、オスパを出発。

オスパ
フェリー埠頭に近くて便利なオスパ。今回もお世話になりました。


すぐ近くの市場に行ってみましたが、開いている気配もなく、
一旦オスパに戻りスタッフの方に道を訊ねました。
ついでにセブンイレブンで寂しくなった懐にお小遣いをチャージ。
オスパから直接行けばバイクで3分くらいのところに
その朝市はありました。(知らなかった~!)
何度も小樽には来ていますが、ここは初めてです。

6時30分、鱗友朝市に到着。

鱗友朝市
鱗友(りんゆう)朝市の前で。

食堂のんのん
食堂のんのんのお母さん。
「お盆で漁もお休みだったから、今日は冷凍ものが多いの。
今朝入ったばかりのサンマとイカを味わってほしいなあ。」

のんのんカウンター
味のある店内。すでにお客さんはいっぱいです。
地元のお父さんが朝から一杯飲んでました。

このお店は観光客向けではなくて
朝市に来る地元の方のお店のようですが
ライダーもすでに何人か来ていました。

おすすめ丼
私はお母さんおすすめの、サンマとイカの「おすすめ丼」を。900円

のんのん定食
@BOSSは一番人気の「のんのん定食」を食べました。850円

ごちそうさまでした。おいしかった~!
食堂を出て、市場の魚介類をぐるりと見ながら帰ろうとしたら
突然、@BOSSが胸やお腹のポケットに手を当てながら

「忘れた!」

何ですか?お財布?免許証??

「お金払ってくるの、忘れた!」

ええーーーーーー!!
そういえばお店を出る時に
「ごちそうさまでしたー」「ありがとうございましたー」と
フツーに挨拶しただけだった!
大急ぎで引き返してお店に入ると、まったく慌てた様子もなく
お店の人も笑っていました。

あやうく食い逃げするところだった・・・・・・( ̄∀ ̄;)汗

7時20分、笑い話のような朝食のあと市場を出発。

さて、朝市でご飯を食べると、
フェリーの搭乗時間までかなり時間があります。
この時間、開いている観光施設はほとんどありません。
そこでツーリングマップルを開いて・・・、

鰊御殿
北海道指定有形文化財である「小樽市鰊(にしん)」御殿。

7時30分、到着。

鰊漁が盛んだった当時、
鰊大尽と呼ばれた積丹半島有数の網元、田中福松氏が
7年の歳月をかけ泊村に建設したのを移築した建物で
これを小樽に移築したものだそうです。
残念ながら開館は9時。
遠くから当時の栄華を偲ぶのみです。

鰊御殿に隣接する「おたる水族館」の上に登ってみると
高島岬に広々と海を見渡せる公園がありました。

海浜公園
「この場所に名前をつけてください」という看板がありました。
まだ名もなき公園で、時間までゆっくりと海を見て過ごすことに。

海の方から牛の鳴き声のような音がしたので見てみると
「おたる水族館」のうらのプールからでした。
何かがたくさん泳いでいるのが見えました。

海浜公園
公園から見下ろす「おたる水族館」。あざらしのプールでしょうか。

そろそろフェリーの搭乗手続きが始まる時間、
小樽港へと向かいます。

8時40分、フェリー埠頭に到着。
これで北海道内での走行は終わりました。

ここまでの走行距離 2558.3km(本日は約24km)でした。

新日本海フェリー
新日本海フェリー小樽のターミナル。
ぞくぞくと本州へ帰る車やバイクが集まってきます。

乗船まで駐車場で並んで待っていると係員が近づいてきて
今回はタンデムでの搭乗は禁止との事。

「荷物を取りに船底まで往復しないといけないの?」と
@BOSSが係員に尋ねますが、とにかく乗船は別との事。
パッセンジャーは一般の旅客と一緒に
旅客搭乗口から歩いて行かなければなりません。

仕方なく、その場でパニアケースやリアバッグから
自分の分の荷物を出してもらって、@BOSSは再度荷造り。
(無駄な作業にイラっとしてましたが、規則は規則。)
私は、自分の荷物を持ってターミナルへと向かいます。

動く歩道
まるで飛行場のような「動く歩道」。

バイク搭乗
歩道の窓からバイクが乗り込む様子が見えました。

フェリーらいらっく
これが今日新潟まで私たちを乗せるフェリー「らいらっく」号。

午前10:30、定刻どおり小樽を出発。

離岸
いよいよ離岸。大きく手を振って北海道にお別れ。

だれが見送っているわけではありませんが
やっぱり旅の終わりは、なんとも切なくなります。
ありがとう、北海道でお会いしたたくさんの皆さん。

「また来ま~す。」(来年の北4?)

北海道は大きくて、出発してからも数時間は
岸が見えなくなることはありません。
しばらくの間は半島を眺めながら、この数日間に思いを馳せます。

すると船内放送が。

デッキでビアガーデンをオープンしたとのこと。
夏のフェリーは初めてなので、ビアガーデンも初めてです。
お天気もよかったので、さっそくデッキへ。

かもめ
デッキに出ると、たくさんのかもめが空を飛び回り、
乗客が投げるスナックを待っていました。

私も売店でパンを買ってきてさっそく挑戦。

かもめ
小片を持っていたら、指まで食われてしまいました。(泣)
しばらくして、かもめに手からパンをやるコツが
だんだんわかってきた私。

ポイントは「アイコンタクト」です。(笑)
一羽に狙いを定めて、「お前にやるよ」ということを目で伝えてから
タイミングを見てちぎったパンを掲げると
上手にササッと手から加えて飛んでいきます。


かもめが慣れているのだ、という説もありますが。(笑)

さて、ラリーの時は行きも帰りも、船内のビュッフェ形式のレストランで
文句をぶーたれながら食べるしかありませんでしたが
今回はこのビアガーデンにて、ジンギスカンを食べることに。

難を言うと(またかい!)、テーブルは10個あるのに、
ジンギスカンを焼けるのは5つしかないこと。
それもちゃんと焼く装置(IH)は全てに付いているのに
「使わない」というだけらしい。(なぜ?)

結局、残りのテーブルは、順番待ちだけに使われ、
純粋にビールを飲みたい人は空きテーブルがなかったり。

「・・・無駄だ~!」

心の中で、大海原に向かって叫びました。
これだけ待っている人がいるんだから
もうちょっと回転をよくする効率を考えてほしいものです。

・・・・・などというクレームも、
自分たちの順番が回ってくればどこへやら。(笑)

ジンギスカン
船上で、海風に吹かれながら、生ビールとジンギスカン。
「もっ最高!」( by クッキングパパ)

お腹いっぱい食べて、気持ちよく船内へ。
しだいに北海道が見えなくなってきました。

夕食
フェリーのビュッフェの夕食は相変わらずでしたが、
最後の晩餐、今回くらいは笑って食べましょう。(笑)
それにしても、このワイン!!!(キーーー!)

さて、6回に渡ってお届けした、
長い長い旅のレポートを読んでくださった皆さん、
どうもありがとうございました。

北海道4DAYS、そして今回のツーリングと
思いもかけず、2ヶ月続けて訪れることのできた北海道。
大きくて広い北海道は、どうしても駆け足の旅となってしまいますが
できたら今度は、丸1ヶ月くらいかけて
じっくりと走ってみたいものです。

そういえば、去年の今ごろ(9月6日)、
初めて免許センターで、普通二輪の試験を受けて
ミスコースで落ちたのでしたっけ。

あれから1年、いろいろなことがありましたね。
バイクに乗って、いろいろな方と知り合い、
知らなかった世界が広がりました。
ラリーも経験したし、鎖骨も折ったし。

北海道へ行かれたことがある方には
いまさら私が何を言わなくても
その素晴らしさを実感されていることと思いますが、
もし、バイクの免許を取ってから
まだ北海道を訪れる機会のない方は、
ぜひ、時間をやりくりして、北海道を走ってみてください。

必ずこう思うはずです。

「バイクに乗っていてよかったー!」

(おわり)
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翌朝6時25分、新潟港、下船。
会社には7時32分に到着。

全走行距離 2630.8km でした。

投稿者:かまた  2008年09月05日 16:57

コメント

投稿者:Anonymous   2008年09月05日 21:18

かまたさん

北海道ツーリングレポート、楽しませていただきました。
無事のご帰還何よりです。

北海道を満喫され、道産子としてとても嬉しいですよ。

今年の北4、初めて当麻のお手伝いをしたのですが、貴女が参戦していたと知り、とても身近に感じております。

これからもブログ楽しませていただきます。

投稿者:ばーにーパパ   2008年09月06日 00:52

おー、鱗友市場ですね。
駅前の三角市場は観光客ばかりですが、
ここは「知る人ぞ知る」って感じで、
雰囲気もいいですよね~。

投稿者:yasupa   2008年09月06日 08:21

北海道ツーリング紀行も最後でとても残念です。オスパや鱗友市場 たまに行きますよ。話は変わりますが、自分は、北海道と新潟県のハーフ?なので、新潟県にバイクで行ってみたいです。父の実家が糸魚川です。
また来年 北海道にいらしてくださいね。では

投稿者:かまた   2008年09月06日 19:08

>Anonymous(匿名)さん

お名前の入れ忘れだと思いますが
読んでくださってありがとうございました。
たぶん、初めまして?
それとも北4の当麻のSS入口で
私のヨロヨロ発進をご覧になった方のお一人でしょうか。(^^;)ゞ

北海道を思い出すたび、
皆さんがあの景色の中に住んでいらっしゃることに
改めて驚き、そしてとても羨ましく思います。
何度もブログの中で書きましたが
次こそは自分で走ってみたいと思います。

あ、でもタンデムだと、道中でもビールOK!なのがいいですね。(笑)

>ばーにーパパ

「三角市場」も朝市ですか?
駅前は全然行ったことがありません。
(ラリーをリタイアしなかったら行ってたのかな?(涙))
鱗友市場の食堂は、コップ酒が似合う感じで
早朝から、なかなか味があってよかったです。
ホントはクイッと一杯いきたいところでした。(笑)

>yasupaさん

「オスパ」というたびyasupaさんを連想してました。(笑)

新潟ゆかりの方なんですね。
北海道に住んでいらっしゃる方には
新潟ツーリングはかなり物足りないと思うのでありますが(^_^;)、
お父様のふるさとを訪ねながら
新潟ってこんなところか~と
北海道とはまた違う景色を楽しんでいただければ嬉しいです。

新潟はとにかく田んぼが広がっているので
初夏は地面がグリーン、秋は一面の黄金色になります。
でも、田植え前の新潟の景色はヒジョーに地味です。(泣)

投稿者:eo-chan   2008年09月06日 21:22

お疲れさまでした~。

かまたさんと共に、北海道を旅した気持ちです。

あ~ほんと10日くらいかけてまわりたいなあ。
いきたーーーい!!

投稿者:かまた   2008年09月07日 11:05

>>お疲れさまでした~。

ホント、旅よりブログ書く方がが疲れました~。(笑)

10日間の旅に出るなら
ジジ子ちゃん?それとも、ディー子ちゃんですか?

投稿者:eo-chan   2008年09月08日 01:11

>10日間の旅に出るなら
ジジ子ちゃん?それとも、ディー子ちゃんですか?

うーむ・・・悩ましいところですが。
お尻の痛さを鑑みて(笑)、ジジ子かなあ。
長距離を乗るために作られたバイクはやっぱり
シートが楽チンです。^^

投稿者:ひらさん   2008年09月08日 19:13

名前の入れ忘れでした。
あらためまして、ひらさんです。

当麻SSにはいましたが、幸か不幸か担当
セクションに張り付き、スタート地点の様子
は分かりませんでした(^^;

でも、北4にトライした貴女は立派です。
厳しい指導員の下で、基礎からやってます
ものね。

お二人のレッスンを参考に、私もチャレンジ
してます。


投稿者:かまた   2008年09月08日 20:20

ひらさん、改めまして、こんばんは。

確かに、今の現状で私を北4にトライさせた@BOSSと
言われるがまま北4にトライした私は
チャレンジャーだったなあと思います。(^_^;)ゞ
でも、おかげでいろいろな方と知り合えて世界が大きく広がりましたし、
初めて走る北海道が本当に大好きになりましたし、
何より向かいたい先が、それまでと随分違う方向へと変わりました。
(@BOSSはもともと、こっちの方へと私を向かわせたかったに違いない。)

私の牛歩のごときレッスンが参考になるかははなはだ疑問ですが( ̄∀ ̄;)汗
どうぞこれからも、笑いながら見守ってやってください。

投稿者:naoto   2008年09月08日 21:49

ツーリング及びツーリングレポートお疲れ様でした!Day1からDay6まで北海道ツーリングを疑似体験させて頂きました。最終日のイカさんま丼が旨そうですね~♪

お泊まりツーリングの経験が少ないので道内事情に疎いです(恥) どちらかと言えば食べるのが好きなので、出掛けた際の参考にさせて頂きます。次回北海道ツーリングの折りには観光地他案内して下さい(笑)

最後の話は冗談として、この次に来道のさいはご自身のライディングで北海道を堪能して下さい。リアシートとは違う風景を感じると思います。


投稿者:かまた   2008年09月08日 22:27

はいっ!

そして、ぜひいつの日か、猛牛組合の方と一緒に
北海道の林道をお供させていただくのが夢です。

その日を夢見て、精進しますです。