« 新学期 | メインページへもどる | クラッチミート »
2009年04月20日
トライアルアカデミー
行ってきました、トライアルアカデミー。
今回の感想をひと言で言うと
カルチャーショック!です。
何がショックなのかは追々話すとして・・・
トライアルアカデミー当日。
トランポにBeta200と250を積み込んで、
深夜2時30分に長岡を出発、一路真壁へ。
きれいな月。よい天気になりそうです。
今回@BOSSはかまたの
「ドライバー兼カメラマン」(というより保護者?)として同行、
参加する私よりも楽しみにしているようです。^^;
朝7時30分、会場の真壁到着。
余裕をもって来たけれど、少し早すぎたか。
まだ本部の方は来ていません。
先日の全日本選手権で、スーパーA級はここを登ったんだなあ・・・
と、そこに、準備をしているらしい2人を発見。
アカデミーのインストラクター、国際A級スーパー西元良太選手と
国際A級野本佳章選手のようです。
さっそくご挨拶。
「ミヤザキパパは結構スパルタですよね。
ボクも今回はムチをもってやろうかな。(笑)」
と野本選手。( ̄∀ ̄;)ンナアホナ・・・
あまりのブーツの汚さに、こんなところへ来てからブラシで洗う私。
朝9時、受付。
アカデミーのキャラクター「がまかべ君」のついた
オリジナルTシャツとキャップを頂きました。
今期はキッズの申し込みが少なく、総勢8名、内女性6名で、
内4名は前期に引き続いての参加だそうです。
開校式を前に、参加キッズのニーガードの着け方を直す成田校長。
9時30分、開校式。
なんだか、まだ、私がここにいるのが信じられない気がします。
講師陣のあいさつ。手前から成田校長、西元選手、野本選手。
全員で記念撮影。あれ、一人足りないような・・・。
(小さくて見えなかったのかも。笑)
開校式を終えて、いよいよ練習開始。
全員でストレッチ。ゆっくり、じっくり伸ばします。
まず最初に、「軽~く」スラロームということですが・・・。
トライアルというと「トコトコ」とバイクを走らせるものかと思っていましたが
今回3期目となるお姉さま方のスラロームは
「疾走」、いや、もはやあれは「爆走」と言うべきか。
成田校長によるスラローム。しなる竹のようです。゚。( ̄▽ ̄)ポワーン
(お姉さま方は「匠先生」と呼ぶので今後はそう書かせて頂きます。)
スラロームに限らず、匠先生のお手本を見ていると、
これはいわゆるエンデューロではないか、と思ってしまうくらい
今まで私が思っていたトライアルの概念を打ち砕いて
「オフロードを走破!」という感じがします。
@BOSSは4GBのメモリがいっぱいになるくらい
たくさんの(私のより、成田班の)動画を撮ったようですが
見たい!と思われる方は、それよりアカデミーにご参加を。^^
さて、うっわ~~~~!と目を丸くして見ていると、
続いて走るように指示されましたが、
ぜんぜん速さについていけません。(泣)
どういうフォームで何を注意するのか教えてくれる野本選手。
何周かして行くうちに、遅いながらも
ターンのフォームがある程度できてきたところで
「では、かまたさんがスタートから半分くらいまで行ったら
ボクがスタートしますから、追いつかれないように走ってください!」
ひょえ~~~~!スピードを出して、ターンは出来るだけコンパクトに、
否が応でもメリハリをつけて、必死になって走らざるを得ません。
これによってクラス分けが行われましたが
8名のうち、過去のアカデミーからずっと参加している
ベテランのお姉さま方4名が「成田班」、
今回の新入生4名が「野本・西元班」です。
新入生の私たちの班は、小学生、大学生、女性2名の計4名。
4名の新人に2名のインストラクター・・・・・・
ということは、国際A級の選手にこんな私が
ほぼマンツーマンで教えていただけるってことです。(((( ̄∀ ̄;)ヒー
何をどうしたって、ありえないですよ、こんなシチュエーション!
そう考えると、せっかくこんな信じられない設定で
トライアルを学べるチャンスなのに
未来を担う世のキッズたちよ、こんなチャンスを使わないなんて
なんともったいない(泣)・・・・・・と思いつつも
私個人的には、ラッキー!思い切って申し込んでよかった!(笑)
ステアの形によって、理に適ったタイヤの当て方を説明する匠先生。
その後、各班に分かれて練習開始。
午前2時間、午後2時間。
私たちの班は、フロントアップと
キャンバーターンを使ったミニセクションを練習しました。
練習後は洗車をして、今日の宿、「国民宿舎つくばね」へ。
窓からは、桜と新緑の混じる春の山々が重なる絶景が。
温泉はなんと「バラ風呂」でした。
全員で夕食。洗い髪、スッピンでなんちゅー顔してる!
部屋へ戻ると、同室のやすこさんが持って来てくれた
スパークリングワインを開けて、自主的に本日の反省会(?)を行い、
その後は10時に布団に入ってバタンギューでした。
【そして、翌日。】
朝7時、日本の正しい朝食。
すでに日は高く、今日も暑くなりそうです。
全員で、歩いて20分ほどのお寺へ。
スタッフの皆さんと共に、かまた、生まれて初めての座禅です。
45分間、壁に向かって、いろいろなことに思いをはせます。
残念ながら「無の境地」には至りませんでしたが^^;
この日、この後のセクション練習で全員にクリーンが出たのは
この精神修養のおかげという話も。(笑)
(でも、まんざら冗談でもない気がします。)
「いやーーーー!!!(||゚Д゚)ヒィィィ !!!!」
練習後、成田班のお姉さまから、
「いったい何が行われていたのか」と聞かれるほど
真壁の山に響き渡ったやすこさんの絶叫。
どうしても下りが苦手のようです。
そんなときは背中を蹴り落としてもらうといいんですよ。
(と、経験者は語る。泣)
これは、真壁名物のヒルクライムに挑戦しているのではなく、
その手前のスペースでフロントアップの復習をしているところ。
私はこのフロントアップが苦手で、きっかけなしで、
クラッチを使って、好きなところで思った高さに上げる、というのが
まだまったく上手くできません。・゚・(ノД`)ヽ
えい!と気合で上げられるものでなし。
サスを縮めて、アクセル開けて、クラッチ離して、ハンドルを引く!
頭でわかってもカラダがイマイチわからない。(泣)
午後4時、終了。ありがとうございました。
今回参加してしみじみよかったな~と思うことは、
練習して前に進みたい、という女性の皆さんに出会えたこと。
「何をそこまで・・・」なんて言われなくて
練習するのが当たり前で、できなかったら悔しくて眠れない、
そんな人がいっぱいいることが嬉しいです。^^
そういえば@BOSSは、お風呂に入りながら匠先生に、
「ジュニアの他に、女性にもアカデミーの門戸を開くのに当たって、
なぜ『競技出場を真剣に考えている女性』という条件にしたのか伺ったところ
そうしないで、もし「女性なら誰でも参加OK」とした場合、
ハードルが下がることによって、せっかく参加していながら
受講中に遠慮したり、物怖じする人が出てしまい
「意気込み」の足並みが揃わなくなり
せっかくの他の参加者の意欲に
水を差してしまう場合があるから、と言われたそうです。
技術でのボーダーラインを一切設定することなく、
「競技出場を真剣に考えている女性」という条件にしたということは
つまりは「真剣に、弱音を吐かずに頑張る人」
ということが条件と言い換えられるのだと思います。
成田班の練習風景。お手本を見る目も超真剣!
人生を良いものにしていくのに「環境」はとても大事だと思います。
頑張ろうと思ったときに、自分よりもっともっと頑張る人が
まわりにたくさんいうというのは素晴らしいことです。
もし少しでも興味があることに、参加の門戸が開かれているなら
物怖じしないで、まずは体当たりをしてみると
小さな自分の想像をはるかに超えた
素晴らしい世界が広がっているかもしれません。
とても大げさな言い方ですが今回は一番それを感じました。
アカデミーの存在を紹介してくれた@BOSSには本当に感謝しています。
次回は6月7日、もてぎで行われる世界選手権でアカデミーのお披露目
&世界選手権に参加する西元・野本両インストラクターの応援&見学という
楽しそうなアカデミー番外編が予定されているのですが
この日は「GSチャレンジ」と重なっているので、私はお休み。
その翌週の真壁での合宿が次のアカデミーとなります。
次回まで、特に宿題も何も出ていませんが
私の場合、フロントアップがせめてもう少しできないと
次の講習のスタートラインが全く違うものになりそうなので
今日から朝練を開始しました。
明けて月曜、朝6時。朝日のように、フロントよ上がれ!
乗りたくて、目覚ましが鳴る前に目覚めてしまうのは久しぶりです。
寝ていてもアドレナリンが噴出しているのかも。(笑)
今まで、トライアルはバイクの基礎を身につけるためで
私の中のメインではなかったのですが・・・・
やばいです。楽しいです。
本当にはまって抜けられなくなりそう。
ということで。
目指せ、いつかは成田班!
【本日のおまけ】
インストラクターの一人、
今シーズン、スーパーA級に昇格した西元良太選手は
私がBMW BOXER Journalの取材を受けたときに
私の前のページ、同じコーナーに載っていらっしゃった
R100RS乗りの西元朗さんの息子さんで
その時の記事にも、良太選手のトライアルの写真が載っています。
まさかここでもご一緒させていただけるとは・・・。
この次のページに私が載っています。ぷぷ。
一回一回、出来ない原因を見逃さずに注意をする西元選手。
だんだん目のマジ度が上がっていくのがわかります。
なぜ出来ないのかと、歯がゆいだろうなあ・・・(TдT)
不出来な生徒ですが、これも何かの縁だと諦めて(笑)
どうぞこれからもよろしくお願いします。
投稿者:かまた 2009年04月20日 21:50
コメント
投稿者:Nori 2009年04月21日 00:59
まるでスキーのパラレルターンを見ているかのようなスラロームですね。上体を起こして荷重を一旦抜き、山足できっかけを作ったら、腹筋で上体を支えて前傾しつつ旋回方向へ身体を向け、谷足に体重をかける。あれでハンドルが曲がると言うことは、このとき、ステアの邪魔をしちゃ駄目ってことですか。ストックに無理に力かけちゃダメなんですね。で、向きを変えたら前傾で加速。足は全域で板を広げない要領でしっかり揃えてニーグリップ。うーん。このイメージを忘れないようにしなくちゃ。。。などと、ぶつぶつ。
投稿者:すばひびパパ 2009年04月21日 07:36
お疲れ様でした。
益々美容と健康に磨きがかかったようで。
「練習して前に進みたい」これが大事ですよね。
いつもすばるとひびきには言い聞かせてます。
26日はしどきにはいけませんが、29日のオフごっこでかまたさまの
パワーアップした姿を拝見するのを楽しみにしてます。
投稿者:かまた 2009年04月21日 09:36
>Noriさん
スラロームだけでなくて、
斜面を登りながらウッズを左右にすり抜けて走るときも
まるでスキーの大回転を見ているようでしたよ~。゚。( ̄▽ ̄)ポワーン
「理に適った走り」というものが、あんなにきれいなのかと
カルチャーショックの連続でした。
>すばひびパパさん
最近、一人で練習する時より、誰かと練習する時の方がグンと速いすばる君、
きっと闘争心が芽生えてきたんでしょうね。
私も先日@BOSSから「勝ちたくないヤツはレースに出る資格なし!」と言われました。^^;
いよいよキッズレースですね。
29日のオフごっこでは、
レース参戦で腕に磨きのかかったすばる君に
きっとまたインをスパーン!と突かれることでしょう。(泣)
投稿者:スケテツ 2009年04月21日 11:00
成田さん、エライ!
>ハードルが下がることによって、せっかく参加していながら
>受講中に遠慮したり、物怖じする人が出てしまい
>「意気込み」の足並みが揃わなくなり
>せっかくの他の参加者の意欲に
>水を差してしまう場合がある
投稿者:オードリー 2009年04月21日 11:25
>スケテツさま
私もこれを聞いて「深イイ話」に投稿しようかと思ったくらい
なるほど~と思いました。
精神面でこうしたハードルを掲げる反面、
技術レベルの条件は「バイク乗車経験」だけというのが
これまた深イイ~ですよね。^^
投稿者:コタン 2009年04月22日 09:18
いろんな所で いろんなカタチで頑張っている人がいますね。
それに触れることって スゴイ刺激。
いつもこのブログで それを分けてもらっています (ホントに!)
そして自分も恥ずかしくないよう 志を高く持とう! と思います。
本当にスゴイ人が あっちこっちで頑張ってるから・・
投稿者:かまた 2009年04月22日 11:16
私は、どこかで頑張っている人のエネルギーを、
他の頑張っている人に届けるミツバチですから。(笑)
>いつもこのブログで それを分けてもらっています
よく@BOSSからも、志が大事と言われます。
何かしようとした時に、志によってまったく違う結果になると。
志の高い人に触れると、こちらまで引っ張られますよね。
成田校長のアカデミーへの志を思ったとき、
こちらも襟を正して受けなくては、と思います。^^
投稿者:くま 2009年04月23日 03:05
良い経験をして来ましたね~。
カルチャーショックに始まり、目から鱗が何枚も落ちるんでしょうね。
時間とお金があったら受けたい~!!
って完璧に年齢オーバーじゃん(^∇^) アハハ!
投稿者:かまた 2009年04月23日 10:20
>くまさん
時間もお金もつくるんです!
・・・・・・と言っても、五島列島からじゃ、ハンパなく難しいですね。(^^;)
ぜひ、5月3日の日本選手権in鹿児島の観戦に行かれてはいかがでしょう。
年齢制限もありませんし。(笑)
ちなみに、@BOSSも私も行く予定です。
投稿者:4460母 2009年06月15日 00:09
こんばんわ、昨日・今日と大変お世話になりました。暑くてバテバテです。ところで、良太先生の記事を探していたら、ココにヒットしました!嬉しいです。
なんとなく、話しかけにくいオーラの出ている良太先生。でも、今朝、話してみたら、ぜーんぜん違っていて。とても真っ直ぐな心を持つ、真面目な方でした。ぐっときてしまいました。子供達が2ラップも追っかけした意味が解るような気がします。人の眼を見て、真っ向から受け答えをする今時めずらしい方ですね。
しかし、贅沢なスクールですね。うちの子は学校が辛い子供なので、ここで素直にノビノビして、楽しんでほしいなあと思います。
頑張りましょう!!
投稿者:かまた 2009年06月15日 01:46
>4460母さま
こんばんは!
4460君には初級クラスの特攻切り込み隊長として
今回もたいへんお世話になりました。^^
良太先生、私も大好きです。
ヨッシー先生と比べると(笑)、冗談も口数も少ないし
私も最初はなかなか話しかけにくかったのですが
まじめで真剣で、その人柄が講習中にもよ~くにじみ出ていて
練習で失敗すると、本当にすみません!クーッ(> <。。。と思ってしまいます。
その真剣さは子ども達にも伝わるのでしょうね。
成田校長と西元・野本両インストラクターには、
技術だけでなく、いろいろなことを教えて頂いています。
こうして4600君と「年の違う同級生」になれたのも何かの縁。
一緒に切磋琢磨できたらなと思います。
これからもよろしくお願いします。