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2009年06月16日
第2回トライアルアカデミー
6月13日(土)~14日(日)は今期第2回目の
トライアルアカデミーの合宿で
真壁トライアルランドに行ってきました。
約2ヶ月ぶりに顔をあわせます。
ストレッチの後は、ウォーミングアップでパイロンスラローム。
「とにかくしっかりとニーグリップをすること。
膝をくっつけるくらいのつもりで、バイクと一体化するように。
大きな木が上の方で風にどんなに揺られても、
下の根幹がしっかりしていれば大丈夫なのと同じです。」
上級クラスは片手でスラロームをしています。
成田先生の体は片手を離しても
やっぱり一本のしなる竹のようです。
この後、初級クラスはフロントアップの復習。
朝練では結構上がるようになってきたのですが
かまた、ぜんぜん朝練の効果は出ず
狙ったところで狙った高さに上げることができません。
ちゅーか、上がりません!(泣)
「アクセルはほとんどいりません。クラッチと体の動作だけで上がります。」
ヨッシー先生が(これ見よがしに)その場でお手本を見せてくれます。
くーーーーーーーっ!次回こそ!!!!!(ノ><)ノ
これは初日のセクション練習の下見です。
西元インストラクターがポイントを説明します。
「簡単なラインがクリーン出来たら、次は少しずつ難しいラインに挑戦して、
最終的には一番難しいラインを全員がクリーンできるように!
一回一回、集中してやりましょう!!」
一週間前に行われた世界選手権に出場したばかり、
もてぎモード全開の西元インストラクターです。^^
2日目の朝、成田先生が初めて、
初級クラスを担当されると発表がありました。
意味無く(無くもありませんが)キンチョーします・・・( ̄⊥ ̄lll)ドキドキ
どうしても下りが苦手なやすこさん。
この日のセクションの出口が下りになっていて・・・・・
でも今日は悲鳴をあげ(られ)ません。(笑)
人数が少ないこともあって、すぐに自分の順番が回ってきます。
成田先生は物腰も声もやさしいのですが、
「カード踏まない!」絶対にこういうことを許しません。
(当然ですよね、即効で5点なのですから。)
登りで体を前にかぶせなかったり、
手前のターンが遅れて進行方向を見るのが遅れたり、
ターン手前の丸太を上手く越えられなかったりするたび、
一回一回なぜ今うまくいかなかったのか
その原因をすぐにその場で教えてくださいます。
「すぐに首を進む方向に向ける!!」
さっき注意されたのに、同じことを
2度繰り返してしまうのが情けないし、申し訳ないです。(泣)
********************
さて。
この日は、アカデミー卒業生のトシキ君と弟のアッキー君が
真壁に練習に来て、アカデミーの近くで自主練をしていました。
トシキ君は現在中学1年生。
アカデミー受講前はまったくバイクに乗ったことがなかったそうです。
一期、二期と続けて受講して、三期目の今期は
参戦する選手権とアカデミー開催日が重なる日が多く
残念ながらアカデミーには参加できなかったのだそうですが、
たった2年でここまでになるなんて、すごいなあ~゚。( ̄▽ ̄)ポワーン
腕が上がってお父さんに冷却スプレーをしてもらいながら練習を続けます。
アカデミーのすぐ近くで練習しているので
成田先生も私たちを教えながらも、卒業生のトシキ君にも目を配り、
気になる点があると、即座に助言をしています。
的確なアドバイスをもらって、どんどん出来るようになっていくのが
見ている私にもわかります。
私たちがお昼休みに入った後、今度は西元インストラクターが
トシキ君が自分で設定した自主練セクションに割って入り
お手本を披露すると同時に、「トシキ!ココも増やしてみろ 」と
セクションにステアを一個追加。(実はそのラインには罠が・・・。)
そのお手本を見て、トシキくんはイメージを修正し、果敢に挑戦しています。
すぐ目の前で、最高のお手本を示してもらえるのもアカデミーならでは。
素直なキッズが見る見る上達するのもわかります。
また、私は女性の立場として、練習熱心な女性の先輩がたくさんいて
一生懸命練習をされて、半日経つと数時間前には出来なかったことを
克服されているのを目にすることが出来るのが何より励みになります。
***********************
午後3時半、ゴロゴロと雷の音が聞こえ始めました。
真壁は落雷と帯電の危険があるということで
雷がなったらすぐに車に非難するように言われていましたので
全員急いでパドックに戻りました。
雨も振り出し、時間を早めて4時前に講習を切り上げた2日目のアカデミー。
雨の降る中、本部テントの下で身を寄せ合って第2回の終了式。
「今回みんながかなり上手くなりました。
次回に今より落ちて参加することがないように、
習ったことやそれぞれの課題をしっかり練習して
今回と同じか、またはもっと上手くなってくるように頑張ってください。」
成田校長に続いて挨拶をされた西元インストラクター。
そうですね。上達するために来ているのだから、
後退していたら意味がないですね。^^;
真面目さが伝わってきて、よーし、頑張らなくちゃ!と思います。
********************
解散後、ますます雨がひどくなり、
一般の練習に来ていたライダーさんたちのほとんども
練習を切り上げ、帰路へ急ぎます。
でもパドックでは、アカデミーの生徒の数名が
バイクをトランポに積もうとせず、後部ハッチの下、雨宿り
天候の回復を待っていました。
午後4時30分。雨雲が去り、駐車場に明るさが戻ると、
ほとんどのトランポのが帰り、スペースの出来たパドックで
それぞれが思い思いに、リアホップやジャックナイフなど
この2日間に習ったことを確かめるように練習し始め、
成田校長もまたヘルメットをかぶり、
そんな生徒たちに混じって乗り始めました。
見ているとチョイ乗りの遊びのような感じにも見えますが、
講習中の繰り返し練習とはまた異なり
遊びを通しての、自分の感覚を確かめるようなこの練習が
いろいろなことに気づく貴重な復習でもあるようです。
そんな中で、またひとつ成田校長から
「こんなことできるかな?」と、新しい遊びの提案が。
皆さんが順番に挑戦し始めます。
「今、5人ぐらいなぎ倒したかもね~(笑)」と成田校長。
見ていて思わず@BOSSに
「モトクロスのスタート練習ですか?」と聞いてしまうような
ロケットスタート(?)の練習。
125ccのトライアル車で、ギヤは3速で、
250ccにいたっては4速だそうです。
そういえば、トライアルのヒルクライムのセクションなどで、
スタンディングのままリア荷重でパワーをめいっぱい貯めて
こんな音で飛び出していくシーンをよく見ますが、
こういう発進ですごい急坂を登っていたんですね。
この練習を見ていて、ふと思いました。
たとえば、これが出来ないと(知らないと)
トライアルでのすごい急坂のヒルクライムは出来ないのでしょう。
モトクロスなどでは、例え走るスピードが遅くとも
コーナリングの技術が低くても、ジャンプが飛べなくても、
何とかバイクを前に進めてゴールすることが出来る場合が多いと思います。
でもトライアルでは、
ある一つの技術を習得しているかどうかの差は0対100に近く
ある技術をちゃんと習得していたらクリアできる難所も、
もし知らなければそこでお終い、という場合が多々あります。
(フロントアップが出来なければ、ステアの先には進めません。泣)
そんな技術を100個習得している選手と、
50個しか習得していない選手とで差がでる、
そんな競技のように感じています。
(もちろん技術の"レベルの差"の問題はありますが。)
ですからこんな風に、「こんなことができるかな?」と
楽しく面白いバイクを使った「遊び」を通しても、
いろんな乗り方を習得することに繋がって
バイクを意のままに操れ、また一体化して、
それが結果、実戦でも役立つ下地になっていくんだなあと感じました。
「二輪」に関して、持っているチップスは多いほど良い、そう思います。
・・・が。
次回アカデミーは7月5日(日)。
今のところ私は、チップスを増やすことよりも
今回出来なかったあれこれを出来るようになることが最重要課題です。(泣)
【本日のおまけ】
ということで、さっそく朝練を再開したわけですが、
アクセルに頼らずにフロントが上げられるようにと
私のBeta200に@BOSSが「アクセルストッパー」を取り付けました。
これをつけると、アクセルがほとんど開かなくなります。
まるで30ccか!?というくらい開きません。(泣)
早速フロントアップの練習をしてみましたが・・・
まったく上げられません・・・・・Orz
でも、アクセルストッパーのせいかというと、
同じマシンに@BOSSが乗ると上がるので、・゚・(ノД`)ヽアウアウ
私が今までいかにアクセルにだけ頼って
フロントを上げていたのかがよ~くわかります。
半年前、アクセルストッパーを付けたまま
ステアを練習をしていた時の@BOSS。
アクセルストッパーをつけても、これくらいは上がるはずなのですが・・・
くーーーーーーー、明日こそ!!!(ノ><)ノ ←そればっかり。
投稿者:かまた 2009年06月16日 11:37
コメント
投稿者:スケテツ 2009年06月16日 12:18
オジサンライダーはまず、ポテトチップスを日常生活から絶つことからトレーニングを初めて行きます。
(たまに食べると「世の中にこんなに美味いものがあったのか!」と感動します。)
>今のところ私は、チップスを増やすことよりも
投稿者:オードリー 2009年06月16日 13:25
>スケテツさま
@BOSSにもそんなストイック(?)なトレーニングを勧めてください。
ポテトチップス、アイスクリーム、チョコレート、カツカレー、
「たまに」食べる回数が頻繁すぎる気が・・・。
>ポテトチップスを日常生活から絶つことからトレーニング
投稿者:スケテツ 2009年06月16日 15:53
ポテトチップなんて味すら忘れかけてますし、
アイスクリームは脱水症状になるような練習の後限定、
チョコレートは2月14日前後だけ、
カツカレーにいたっては夢でたまに見る程度です。
(-_-)いけませんね、@BOSSさん・・・
>ポテトチップス、アイスクリーム、チョコレート、カツカレー、
投稿者:@BOSS 2009年06月16日 16:00
摂ったエネルギーは、使えばいいんです。
(まあ今のところ、使い切れず、残ってますが・・・何か?)
> (-_-)いけませんね、@BOSSさん・・・
ライダーである以前に、人間らしく人生楽しまなきゃ~
(-_-) いけませんよ、 ↓ スケテツさん・・・
> ポテトチップなんて味すら忘れかけてますし、
> アイスクリームは脱水症状になるような練習の後限定、
> チョコレートは2月14日前後だけ、
> カツカレーにいたっては夢でたまに見る程度です。
投稿者:スケテツ 2009年06月16日 16:47
Webじゃ書けないような『お楽しみ』を沢山してますし・・・
『食』の欲くらいは抑えないとお釈迦様に申し訳なくて(T_T)
>ライダーである以前に、人間らしく人生楽しまなきゃ~
投稿者:あや 2009年06月16日 20:48
トライアル面白そうだと食い入るように見てしまいました。
フロントアップ、思った高さに上げるの難しいですよね。
練習して出来ないっきりにしてました(´□`;)ダメじゃん!
何とかブログ作りました!
http://blog.livedoor.jp/xr250_cr80/
リンクさせても頂いても宜しいですか><?
投稿者:4460母 2009年06月16日 22:01
やっぱり、課外授業があったのですね。
しかし、うちの4460、翌日から臨海教室なので、早々に失礼しました。翌朝、眠そうに出かけていきました。明日、帰ってきます!
雨雨・・・でも、良い思い出になればいいです。
フロントアップ、先生方は難なく出来るので、とっても簡単そうに見えるけど、難しいですね。もう、親よりも上手になっているので、教える事が出来ませんです。
では!
投稿者:かまた 2009年06月17日 00:12
>あやさん
ブログ開設おめでとうございま~す!
その後、足の具合はどうですか?
まだかなり痛みますか?
北4が終わる頃には、あやさんも完治するといいですね。(-人-)
治ったら本当に一緒に練習おつきあいくださいね。
今はぐっと我慢の子でお大事に。
こちらもリンクしました。
これからも末長く、どうぞよろしく!
>4460母さま
課外授業は私もバイクを片付けてしまったので見学組でした。
4460お父さんには、いつも初級クラスのサポートまわって頂いて
本当にありがとうございます、とお伝え下さい。
(私、知らず知らずに轢いていませんでしょうか。^^;)
そうそう、4460君、前回より上手くなったって、校長先生が褒めていたそうです。(@BOSS談)
フロントアップも、リア振りも、エアターン(!)も、
先生方は完璧にきれいに見せてくれるので
見ていると簡単にできそうな気がしますが、
この「できそうな気」がしたら、すぐにやってみるのが大事かも。(笑)
この次こそはヨッシー先生を「おおーーーーっ!」と言わせたいものです。(笑)
次回もよろしくお願いします!
投稿者:アパッチ 2009年06月17日 17:47
凄いですね。
>ある一つの技術を習得しているかどうかの差は0対100
素晴らしい勉強?を間接的にさせて頂きました。
トライアルは奥深いですよね。 成田さんに教えてもらいたいです。
中年向け?アカデミーでもないかしら。
投稿者:かまた 2009年06月17日 18:56
>アパッチさん
0対100・・・・・・そうなんです。
フロントがポーンと自由に上げられない限り
ステアケースは・・・・(TдT)
青年・中年・壮年男性向けアカデミーがあったら、きっと参加は抽選ですね。
・・・と、ここまで書きながら思ったのですが、
実際にそのスクールがあったとしても
意外と、飛び込む人は思うよりも少ないような気もします。
(アパッチさんのことではなく、一般論ですよ。^^;)
というのも、アカデミーの前日に
一般向けオフロードのスクールがあったそうです。
講師は成田匠さんと西元良太選手!
でも、応募があって参加した受講者はセローに乗った男性2名だけ。
生徒2名にスーパー講師2人・・・・・( ̄∀ ̄;)汗
応募の方法など私も詳しくは知らないのですが、
知っていたら私も参加したかったです。(泣)
そんなチャンスを・・・たった2名・・・もったいない・・・・・。
投稿者:MICH 2009年06月17日 19:36
傾斜面の下り、恐いすよね。
先日雨の後の林道に行き急斜面の下りに挑戦。
(上手な人にとっては急斜面ではないけど。)
やってはいけないというクラッチ握りっぱなしをし、石に引っかかりバイクと共に吹っ飛びました。
星が頭の上で回ってました。
その後、河川敷の練習でたいした斜面でもない(らしい)のに、そのときの恐怖が頭をよぎり大騒ぎをし、その後 本泣きしました。
おっかねぇです。
投稿者:かまた 2009年06月17日 21:01
>MICHさん
本泣き・・・・・・ホントに怖かったんですね。( ̄∀ ̄;)汗
今回のアカデミーでは、クラッチを完全に切って
自転車のように下る、というのもやりました。
エンブレを使うよりもその方が安全な場合もあるそうです。
どっちにしても、フロントブレーキを握らないで、
お尻をリアフェンダーにつけるくらいに引くのがポイントみたいです。
とゆーことで、MICHさんのトラウマを消し去るためにも
知人さん、ひとつよろしく。(笑)
投稿者:伝説の知人 2009年06月18日 13:10
奴は重症の運動音痴ですので、そろそろ逃げたいのですが。
投稿者:かまた 2009年06月18日 17:34
>伝説の知人さま
乗りかかった船ですので、ここは一つ最後まで。
投稿者:MICH 2009年06月18日 20:24
本人は常に必死。
投稿者:かまた 2009年06月19日 09:33
>MICHさん
泣きながら喰らいついていくあなたを、
チームアトラスは心から応援します。
(ってか、やっぱり他人に思えまへん・・・( ̄∀ ̄;)汗)