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2019年05月07日

湯布院ラリー2019 Day0

プロローグ

湯布院ラリー3daysから早一ヶ月以上が経ちました。
初めての九州、しかもソロ参加、崖落ちリタイア、一つ一つの思い出が鮮烈すぎて、また、振り返って反省することが多すぎる上、会社の決算期とも重なって、いまだブログを書けず。

ラリーが終わってから、たくさんのご意見やアドバイスをいろんな方から頂いて、当時現地で思ったことがすでに上書きされつつあります。
FBでは報告したのだし、あとは私がしっかり心に刻んで次に活かせばいいか、と何度も思いました。

でも応援してくださった皆さまへのご報告として、また私の大きな節目として、やはり「バイク日記」に残さなくては。


書き終わって、私の湯布院ラリーが終わるまで、と未だになんとなく切れないリストバンド。

たとえ当時の状況や気持ちを思い出せず、写真に沿って記録を残すだけになるかもしれませんが、まずはともかく書き始めたいと思います。

******

ラリー東北が終わった時に、@BOSSが言いました。

(湯布院のコースコーディネーターである)薫さんが、いつもあんなにウトロンを可愛がってくれるんだから、お礼に平成最後の湯布院には行かなくちゃ。」

これを聞いて、エントリー募集が始まってすぐに、何の迷いもなくエントリーをした私でした。

ところが。

「俺、湯布院には行かないから。会社で仕事する。」

エントリー締切間際になって、@BOSSが突然そう言い出しました。

それまでは、
「俺はまだリハビリ中だし、足が痛くて出れないかもしれないけど、その時はウトロンを乗せてバスでサポートしてやるよ。」
と言っていたのが。
「でも、あんたは出てきていいよ。」
そう言ってもらえただけでもありがたいのですが・・・。
けれど、今思い返しても、@BOSSが行かないと聞いて「じゃあ私も出るのやめようかな。」と全く思わなかったのは自分でも不思議です。
それはさておき、さてどうするか。

哲さんのTETSU RACING SYSTEM輸送サポートに問い合わせてみると、まだ空きはあるそうだし、歓迎モードのお返事も頂きました。
が、かなり真剣に考えて、@BOSSとも相談し、今回は私ひとりで九州へ向かい、ソロでラリーに参加することに。

毎週のようにしどきでの練習を一緒にしてきたナックさんにも報告すると、


「おぉ!!お一人様で参加!大人になったね〜。」
大人…Orz。
まあナックさんや@BOSSから見ればそうでしょうけどね。f(^_^;)

「絶対、そのパターンで参加してください!自立、自律です。」

@BOSSも、

「確かに、良いきっかけかも。」

ということで、初参戦の湯布院ラリーは、私一人で行くことにしました。
不安より、未知への楽しみの方が勝っていたような気がします。
もちろん不安がないわけではありませんでしたが、今までは準備だけでなく、行きも帰りも現地でも@BOSSにおんぶに抱っこで、ラリー本番だけに集中していればよかった私だったので、マシンを作れない分、せめてもうそれくらいできなくちゃ、というのが本音でした。


丸3日かけてセロー225をラリー車に仕立て上げてくれた@BOSS。
(そしてそれを応援するウトロン。笑)

そして出発前日に@BOSSが最後に作ってくれたのは、


急遽トランポ仕様にしたステップワゴンの輪止めでした。
@BOSS、本当にありがとうございました。


決算前で仕事が目一杯の@BOSSには預けられないウトロンを相棒に、いざ1200kmの旅へ。
今までしてもらったたくさんの恩を思い出しながら、感謝の気持ちいっぱいで九州へ向かおう!

こうして私の湯布院ラリーが始まりました。


【3月20日 1200km移動日】

朝6時に家を出発。
往路は夜に寝ていけるように、大阪から別府行きのフェリーを利用することに。


北陸道はスイスイでした。
私はどうやら長距離の運転はあまり苦にならないようです。
それでも一応2時間ごとに休憩とウトロンの散歩を挟みながら600kmのリエゾンを走り終えて、


本日のCP、大阪港さんふらわあ乗場にオンタイムで到着。
いいお天気です。
このまま知らない国への船旅に出たいかも。
潮風に吹かれ気持ちよさそうなウトロン。
この後ペットケージに閉じ込められるとは知らないで・・・^^;


19時、大阪港を出港。
行ってきます!


さんふらわあのペットケージは、すべて均一サイズの北海道行き「新日本海フェリー」と違い、大型犬用(2,000円)が用意されていて、居住空間的には快適そうに見えましたが、ケージはケージ。
ウトロンの目の瞳孔が開き始め、不安になっているのが伝わってきます。

一方で、「新日本海フェリー」にはヘリポートを利用したドッグランがあるので、ケージから出すこともできますが、この「さんふらわあ号」は一度入れたら明日の朝まで出すことはできません。
ひと晩の辛抱だよ、ウトロン(TωT)/


こちらは私がひと晩過ごすケージ(笑)、女性専用ツーリストルーム(12人部屋)。
この日は連休前ということもあってすべての部屋が満室。
パブリックスペースも人・人・人で溢れていました。

かといって、外は寒い上に風がものすごく、とても夜景をみながらゆっくり飲んでいられるような状況ではありませんでしたが、それでもせめて少しは旅情に浸ろうとデッキに出たら、


こんな素敵な方とお会いしました。

夜9時就寝。
明日の早朝には九州です。


【3月21日 ラリー前日】


朝7時、別府港に着岸。
夜の内に雨が降ったようですが、今はあがっています。

この日は午後4時からの前日車検に間に合えばいいだけだったので、かなり時間に余裕がありました。
そこで、昨年スタッフとして湯布院に参加したナックさんが教えてくれた、周辺おすすめスポットをぐるりと観光しながら、ラリーの会場である「庄内ゆうゆう館」へ向かうことに。


港から車で5分。
情緒あふれる共同浴場「竹瓦温泉」
入浴料はなんと100円です。
浴場の写真が撮れないのは残念ですが、中も昔ながらの風情たっぷりで、湯船を見て思わず「うわ〜!」と声をあげてしまいました。
お湯もとても気持ち良く、地元のお母さんや旅行客の方とのんびりお話をして温まりました。
来年、別府港に到着される方はぜひ!


別府名物、7つある「地獄めぐり」のひとつ、「海地獄」
犬も一緒に歩いていいということなので、散歩も兼ねてウトロンと一緒に入場。
朝早くから到着する何台もの大型バスから降りてくる台湾、韓国、シンガポールなどからの外国人観光客の皆さんにウトロンは大人気でした^_^


朝ごはんは岡本屋さんの「元祖地獄蒸しプリン」と「地獄蒸し塩たまご」。
プリン絶品!


そして、別府湾を一望できる十文字原展望台
夜景の名所でもあるそうです。
晴れていたら青空に菜の花が映えてさらに素晴らしい景色だったでしょう。
すぐ目の前がクレー射撃場だったため、爆竹のような音にウトロンはビクビク^^;

以上、ミッションコンプリート!
あー、楽しかった!
(会社で仕事をしている@BOSSにはホントにすみません!)

さあ、これで思い残すことなく、気持ちをラリーモードに切り替えて「庄内ゆうゆう館」へ向かいます。

******


グーグル先生のお導きなので間違いなはないのでしょうけれど、みんな本当にこの道を通ってるの??( ̄∀ ̄;)汗
なんだか私のラリーを暗示するような、「行きはよいよい帰りは怖い」なトンネルを抜けて「庄内ゆうゆう館」へ。


でも少し早すぎたので、町に降りてコンビニでタイムコントロール。
青空が広がって、気温も25℃近くまで上昇。
寒いと聞いていたのに、真夏日のような暑さになってきたのでTシャツ1枚に。


それでもまだ時間に余裕があったので、ゆうゆう館の周辺をウトロンと散歩。
菜の花が盛りでした。


1時半頃に再度向かうと、ちょうどチームの大下本ぢゅんちゃんも到着したところ。


北海道4daysでもラリー東北3daysでも、いつもウトロンを可愛がってくださる薫さん(左)。
(最初の頃は「ポチ」と呼ばれていましたが、昨年の北4から「ウットロ〜ン♪」と呼んで頂けるようになりました。笑)


SSERラリーのアイドル犬、MOTO WORKSのマメ専務。
Sooooo cute


山田大会実行委員帳と菅原会長がお話されているのを盗撮。


湯布院ラリーは、各自のトランポでの車泊と、館内での室内泊(布団有り・無し)を事前に選ぶようになっていて、私はウトロンと車泊することに。
マシンを降ろしてしとねの準備も整いました。


哲さんも到着して、今回の「チームウトロンwithアトラスネット」のメンバー勢ぞろい。
何はさておき記念撮影。カシャ!


午後4時、受付開始。
まずは必要書類を持って到着受付へ。


続いて装備品チェック。
義務付けられている装備品をすべて持ってきているかチェックを受けます。
今回も何度トランポとの間を往復したことか^^;


そして車検。
@BOSSの作ってくれたマシンは一発合格でした。(−人−)


車検を通ったバイクは「パルクフェルメ」へ入れます。
マップを付ける以外、もう明日のブリーフィング終了時までマシンに触ることはできません。


日もとっぷり暮れた頃、村上(嫁)さんのマップケースのバックライトのトラブルを、コマ練加藤さんがハンダゴテで直しています。
「家を出る時にはまったく問題なかったのに・・・」
ラリーあるあるですね。^^;


夕食はコンビニで買っては来ていたものの、主催者側のご好意で、ゆうゆう館の食堂にて300円でカレーが食べれると聞き、これをごちそうになりました。
美味しかった〜!!


夜はかなり冷え込んできましたが、昨年に比べるとこれでも随分温かいのだそう。
予報によると、今日が特別で、明日からはまた冷え込むようです。
夜のパルクフェルメ。
今回は約70台のエントリーがあったようですが、その3分の2くらいのマシンが車検を終えて並んでいます。
(あとは明朝の当日車検となります。)


3日分のマップにマーカーで色を付け、Day1のマップをマップケースに巻いて、


初めてのウトロンと二人でのトランポ泊。
ここまでは緊張も手伝ってわりとスムーズに来ましたが、ここからはどんな展開になるか、正直予想もできません。
(どんな展開になっても臨機応変に対応するのが「ラリースト」なのだと思いますが、@BOSSがいない今回、それが私の一番の課題です。)

夜11時就寝。
明日はいよいよ初・湯布院ラリーDay1です。

投稿者:かまた  2019年05月07日 19:09

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