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2010年03月12日
ネックブレイス義務付について
(SSER公式サイト 3月11日Organisation Voiceより)
「ネックブレイス義務付化について」
負傷の軽減は。われわれのこうしたスポーツに欠かされざる課題のひとつです。
ヘルメットリムーバーの導入時に、次年度以降にはネックブレイスも義務付けようという動きがありました。そして充分な準備期間を持ったと考えておりました。また比較的低廉な金額の商品も登場するにいたりました。
またモンゴルでは先導的に、ネックブレイス装着割引なるものを実施し、多くのライダーが装着をしていただき実質的にも負傷の低減に効果があったと考えております。
いっぽうでネックブレイスは、動きも制限しかつコストも高いという見地から、強制化については賛否が少なくありませんでした。今回のこの導入につきましては、充分な周知が無いという多くのお問い合わせや苦情を頂くにあたり、大変遺憾ながら、義務付けではなく「強く推奨する」にとどめる事といたします。大変お騒がせいたしました関係の皆様には深くお詫びいたします。
自身の身を守るための対応は、レギュレーションが定めるものではなく、各自の責任と自覚で行っていただくよう心から望んでやみません。
2010年3月11日 山田 徹
と、TBI2010のレギュレーションについての正式な発表がありました。
昨日のブログでご紹介したコラムは私自身昨日読んだばかりで
過去の経緯を知らないまま、驚きをそのままブログに書いてしまったこと、
また、問い合わせこそしなかったものの
今回の件を「ブログのネタ」として書いてしまい、
疑問を持たなかった方に対して「義務付けが性急ではないか」という
印象を与える記事になってしまったのではないか、と少し悔やんでいます。
私自身は大会主催者側の目的に深く賛同し、
レギュレーションだから守らなければならないという観点からではなく
自らの身を守る為に、これを機会にネックブレイスを購入し
練習でも競技でも装着しようと思います。
またこれとは別に、私の教官でもある@BOSSからは常々、
「大会主催者が示す意向に対して異を唱えるなど、
競技参加者としてはもってのほか」と言う見解もあり、
「問いあわせや苦情などの意見により、
今回の決定が『義務』から『強く推奨する』に変わったとはいえ、
主催者のその決定の真意に、競技参加としては理解を示し沿うべきだ」と
強く示唆されていた事をここに記載しておきます。
投稿者:かまた 2010年03月12日 00:07
コメント
投稿者:ナック 2010年03月12日 01:06
転び方によっては頚椎なんてかんたんに損傷すると思うのですよ。
だから、首を守るネックブレースはとてもいい物のはずですよね。
特にTBIは競技なんですから。
ケガをするのは自分でも、
主催者まで迷惑がかかるのはいかがなものかと。
自分のせいでTBIが無くなってしまうなんて
イヤですし。
安全に対する主催者の意向に合意できない人は
競技にエントリーすべきではないと思いますよ。
@BOSSの意見に賛成だな。
投稿者:(ζ`) 2010年03月12日 06:34
おはようございます。
> 私自身は大会主催者側の目的に深く賛同し、
そうですね。今回の一件で、自分も含めてみなハッとするものがあったと思います。
これからもラリーという競技を楽しんでいけるよう、
主催者、エントラントの両方が悩んで工夫していければいいですよね。
投稿者:O&クロ 2010年03月12日 08:11
今回の件、たくさんのブログやサイトを見て、考えてしまいました。安全装備は、次々と良いものが出てきて、それが将来的には強制になっていく流れなのでしょうね。
主催側の発表が遅れたのが、事を大きくしてしまったのでしょうが、これが問題提議としては広く知られる事にもなってよかったのではないでしょうか。
>大会主催者が示す意向に対して異を唱えるなど、
この意見、今はわかりませんが、私は賛同できません。
エンデューロ黎明期の頃は、主催者が競技を知らなかったりして危険すぎるものが数多くありました。マーシャルが逆送したり、コースロープを適当に張って、遭難しかけた事もあります。また主催者の分裂から一部のエントラントが追い出されたり、順位が付かなかった事もあります。そういった不具合をエントラント側から意見を言うことで、競技として定着してレベルも上がってきたのです。
BOSSさんには怒られるかもしれませんが、一言。
競技はビジネス、エントリーは契約です。大きなお金の動く経済的なものでもあります。ビジネスとしてなりたたないと、将来のモータースポーツは存在しなくなってしまいます。それをより良くするためにも、主催者もエントラントも意見を言うことが求められていると思います。
投稿者:O&クロ 2010年03月12日 08:14
読み返したら、誤字脱字ばかり、恥ずかしい!
硬い文章を書いてしまってすみません。
投稿者:@BOSS 2010年03月12日 20:04
> O&クロさま
これは、一般論での見解ではなく、
また、O&クロさんが例えで示されたような黎明期での
選手と主催者の相互相乗効果での成長期の話でもなく、
明らかにノウハウも経験もレベルも上の主催団体と
まだまだ海外ラリーの経験すら無いひよっ子で、
競技出場・参加を通じて、経験値とレベルと、
そしてその世界観と視野を広げていこうと志している立場の私たちにおいては
「出ようとする大会」の主催者が指し示す方向性に
異を唱えるようならエントリーをするべきではないという
ナックさんも賛同してくださったような見解であるーということです。
誤解無く読んでいただければ
これは、「私たち」の見解であり、それを私たちの活動報告であるこのブログで
表明しているに過ぎません。
しかし私たちにとってはそれは事実であり、
私たちの事実に反するもので無いことをご理解ください。
また、もちろんですが、違った場面においては
私たちも大会を主催した経験から、エントラントからの意見・アイデアによって、
大会内容が充実していくことも事実であり、それらは大切なソースでもあります。
しかし、これまた同様な経験もあり、安全基準や、レギュレーションに定める規則、
はたまた明文化していない守るべき当然のモラルなどに対して、
反論を行う方がいることも確かであり、それらは上記のように
それならば競技にエントリーすべきではないという見解には変わりありません。
二つの異なる視点において書きましたが、
誤解無く、ご理解のほど、宜しくお願いいたします。
投稿者:かまた 2010年03月12日 20:25
>ナックさん
ニーブレイスもネックブレイスも、怪我してからでは遅いわけで
私にとっては、「いつかは」が「今すぐ」となったよい機会だと思います。
もし間に合ったら、今度の林道ツーリングに
装着して試走できたらいいなあと思っています。
2~3日着けて走ったら、ある程度慣れるものでしょうか。
仕事中にも食事中にも着けていた方が
早く慣れるようならそうしますが・・・^^;
>(ζ`) さん
今回のことがなかったら、たぶん未だに私は
「ネックブレイスは上級者のもの」という考え方を続けていたと思います。
が、私も下手っぴーな初心者ながら、
ラリーに出場するからには「一競技者」であり、
ネックブレイスが競技者である自身の身を守り、
また競技自体も守るものであることを知った一件でした。
投稿者:かまた 2010年03月12日 20:31
>O&クロさん
察するに、きっと、モータースポーツに対する熱い思いが
指先からほとばしってミスタイプを誘ったのでしょう。
(ちょっとだけ、直しときました。^^)
@BOSSとO&クロさんの意見は
決して対峙しているものではないと思います。
でもそれについて、私のつたない文章で文字にすると
特定の切り口だけがクローズアップされて
そこだけを捕らえて読んだ方にまた誤解をさせるといけないので
やめておきます。^^;
ただ私自身が、バイクに乗り始めたと同時にラリーに出始めた
一昨年からずっと思っていることは、
今の自分をそのまま大会に持ち込んでしまうのではなく、
準備の過程や競技を通して、一人のエントラントとして、そして人として、
毎回少しずつでも成長しなくてはならないな~ということです。
私にとってSSERの大会は、競技ではなく
ダメな自分が全部出てくる「修養の場」なんです。^^;ホント
今回みたいなことも今後の自分の人生(な~んていうと大げさですが)に
きちんと生かしていかなくちゃ、と思います。
投稿者:ナック 2010年03月12日 21:28
ブレストガードやウェアとの相性がありますからね~
できるだけ早い段階からチェックすることをお勧めします。
ブレストガードして、ウェア着て、最後にネックブレースが
色々な面で一番ラクチンなのですが、
首が短い人にはちと辛いかもです。
投稿者:かまた 2010年03月12日 22:19
>ナックさん
テストして合わせて、またテストして合わせて、
TBIまでの一ヶ月半はネックブレイスに慣れるだけで終わったりして・・・・
(しかも慣れないまま当日を迎えたりして・・・・・(ノ゚д゚)ノ イヤー!)
投稿者:O&クロ 2010年03月12日 22:36
BOSSさん、かまたさん、一行だけの文章に反対なんて書いてすみません。BOSSさんだったら、初期の時代の競技活動を知っていらっしゃるので、わかっていただけるかな・・なんて甘えて書いてしまいました。
レイドだけでなく、私の専門のクラッシックカーのラリー等も新しい時代になっていると感じています。その変化に、主催者の用意する競技の仕方、それにスポンサーやエントラントもついてけていないように思います。モータースポーツの環境が悪く将来性がないと語られたりしますが、変化の時期なだけだと思うのです。どうすればという方程式はわかりませんが、かえていくのは、頂点の競技ではなく底辺からに思えるのです。
そのためにも、BOSSさん、かまたさん、そしてエントラントの皆さんにがんばって欲しいと思っています。
投稿者:かまた 2010年03月12日 23:13
>O&クロさん
ありがとうございます。
たぶんO&クロさんから頂いたコメントの真意は、
@BOSSもよく理解しているのだと思います。
きっとお二人が直接話をしたならば、同じことを話されるような気がするのですが
それを文字にした時に、読んで誤解をするのはお互いではなくて、お二人以外だったりするので
それをできるだけ避けようとしての返事ではないかと思うんです。
いつか「初期の時代」の昔話も含めて、直接お話できたらいいですね。
できればそれは、O&クロさんのいる南仏で実現するといいなあ。゚。( ̄▽ ̄)ポワーン
投稿者:たまふ 2010年03月12日 23:23
【ネックガードのハードタイプとソフトタイプの違いについて】
ボンデリング(ソフトタイプ)がなぜダメなのか良くわからなかったので
モトクロスの経験者に聞いてみました。
やはりハードタイプの方が良いそうです。
衝撃の吸収力が違うそうです。
何より安心感が違い、もうソフトタイプのには戻れないとも言っていました。
話を聞いていて、ヤマダさんがハードタイプにこだわるのがわかったような気がしました。
ちなみにMFJのサイトを調べてみましたが、
ネックガードについての詳細な規定は特にありませんでした。
「プロテクター(ブレストガード、ネックガード等)の着用が望ましい。(モトクロス競技規則 209頁)」
ただし、キッズは義務化ありだそうです。
自分としては、ソフトタイプでもないよりは全然良いと思いますので、
時間も無いことですし、暫くは、今あるソフトタイプを使ってゆこうと思います。
そして、良いのがあればハードタイプに切り替えたいと思います。
なお最近は、衝撃の吸収に関してリアットより優れたものが開発され
既に日本でも販売されているそうです。
これは時間のあるときにでも調べてみようと思います。
<補足>
@BOSSさんやここを見ている大半の方は上記のことなど百も承知かと思いますが、
今、自分はこんなレベルです。
ですが、どなたか一人でも参考になる方がいればと思い
いちお、情報としてコメントさせていただきました。
<おまけ>
その1.
MFJのサイトを調べていたら、このブログに良くでてくる
ブッチー病院さんがリストに載っていました。(ふーん、そうだったんだー)
その2.
かまたさん、リアット買ったら写真、載せてください。
(できましたらヨダレかけみたいにして食事しているところをお願いします。)
投稿者:かまた 2010年03月12日 23:57
>たまふさん
ありがとうございます。
ハードタイプのネックブレイスについては
私なりのインプレを、この先連載でお届けできるかと思います。
「私はこれで命拾いをしました」
みたいな体験だけは、この先も絶対にしたくないですけどね。^^;
投稿者:bandit3 2010年03月13日 00:30
こんばんは。
私もつけていくことにしました。
今日は、それ用にジャケットを改造しました。
借り物ですが、やはり使っちゃって、使用感でちゃうから、買取になるかなー...。
まだ40日以上ありますが、がんばりましょう!
投稿者:かまた 2010年03月15日 12:13
>bandit3さん
お返事が遅くなりました。
皆さんのブログをいろいろと読んでいると、
ポンデリングと違って、ネックブレイスを体やウエアにフィットさせるのは
やはりそう簡単ではないようですね。^^;
私も届いたらさっそくあれこれ試してみます。
何も加工をしないで装着して走れたらいいのですが・・・甘いか?
投稿者:うなぎ 2010年03月18日 21:50
ご無沙汰しております。
安全器具に関しては、異を唱えるべきではないと考えてます。
ヤマダサン共々、もうあんな思いはしたくないのです。
投稿者:かまた 2010年03月19日 00:10
>うなぎさん
そうですね。
@BOSSからも今回に限らず私がバイクに興味を持つ以前から、
ずっとずっとそう言われています。
少し話はそれますが・・・
ここのところずっと、しどきに行っては
雪か激マディで走れない日が続いていることを、
「これはあんたがちゃんと自分に合ったニーブレイスをするまで
激マディは走っちゃいけない、と神様が言っているのかも」
と@BOSSが冗談で言うのを、「んなあほな^^;」と思いつつも、
ちょっとだけ「そうなのかも」と思います。
そんなわけで次は、自分にピッタリ合うニーブレイス探しです。^^