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2018年08月05日

川西ルーキーズクロスR3開催!

7月29日(日)は奇跡的な青空の下、
川西ルーキーズクロスが開催されました!


レース4日前、いきなり海上に現れた台風12号。
まさにレース当日に新潟を直撃するという予報に、今回は中止の可能性があること、そしてその判断は直前にしかできないことを、全エントラントにメールでご連絡しました。

すると、それを理由にキャンセルするという方は一人もなく、

「土曜の決定を待って、開催が決定してから川西入りすることにします。
自然相手で仕方ないですが開催できるといいですね。」

「開催か中止かの判断はとても難しいとは思いますが、台風の影響が少なく、無事に開催できることを願っています。」

「運営にあって細かい所までご配慮ありがとうございます。
当方は、地元のため、いかようにも対応出来ますので、運営側のジャッチにまかせます。」

等々、逆に運営サイドの私達に温かい気遣いのお返事を頂き、楽しみに待ってくださる皆さんの声に励まされて、中止で一切が無駄になるかもしれない準備にも力が入りました。


幸い、金曜日に台風は大きく進路を変えて、新潟は直撃を逃れる予報に変わり、これを受けてルーキーズの開催を決定しました。
(しかし、台風の進路変更よって、私達が受けたかもしれない大きな被害を受けた地域の皆さまがいらっしゃるわけで、諸手を上げて喜ぶわけにはいきませんが・・・。
被災された地域の皆さまには心よりお見舞いを申し上げます。)


【土曜日】



というわけで、土曜の朝7時に川西入り。
ここ何日も雨が降らない新潟。
川西は乾いてコースもパフパフです。


骨折から約3ヶ月。
全荷重もOKとなったものの、まだパンパンに腫れている足で、重いテントを運びながら、本部を設営する@BOSS。


この頑丈なKTMテントは、KTM埼玉の古宅さんより、ルーキーズを立ち上げた際にご協賛頂いたもの。
たくさんの方々に支えて頂いているルーキーズクロスです。


フェーン現象なのか、いつもなら32〜33度くらいの新潟が、この日はなんと39度!
あ、暑い・・・(@_@;)
いや、晴れて青空の下で開催できることに感謝しなくちゃ。


軽トラックの荷台に乗って、計時小屋に荷物を運ぶさやか嬢と私。
どこもかしこもサウナ状態です。


群馬の新井さんが到着。
前回のF800GSから、今回はG650Xに乗り換えてBIGOFFクラスにエントリーです。


前回に続き、今回も南米風焼き鳥「アンティクーチョ」と牛タンを仕込んで来てくださいました。
たんにレースを走るというだけでなく、まるごと2日間を楽しみ、また私達をも楽しませようとしてくださる新井さん。
本当にありがとうございます^_^


雨雲レーダーによると、すぐ近くまで雨は来ているようですが、川西には霧吹きのような雨(?)が一瞬降っただけ。
見事な夕焼け。
明日はきっといい日になるでしょう^_^


【レース当日】


朝4時。
すでに青空が広がっています。
どうやら暑い一日になりそうです。


「おはようございまーす!」
朝7時受付開始。
2年ぶりに親子で参加のゆうなちゃんとパパ。
今回は同じクラスでの親子対決です。


こちらもお母さんと息子のイツキ君とが親子対決となるM原家。
お父さんはフルサイズなのでクラスは違いますが、一家みんなでレース参戦ってステキです

そして厳しい車検官は、いつもルーキーズのスタッフを自ら買ってでてくださる、Kohky君のお父さん「遠山さん」。
車検に、スターターにと、一日中、大活躍。
いつもありがとうございます*\(^o^)/*


西沢さんも親子対決。
今回は85に乗るあゆむくんが、フルサイズのレースにチャレンジします。
はたして結果やいかに!


こちらはルーキーズ初参加のお二人。
手前は奥津さんが関東の河川敷で声をかけた縁で参加のY田さん。
奥は地元のO橋さんの甥っ子さん。
まだオフを初めて半年だそう。
ようこそルーキーズへ!


約25年ぶりのレースというS藤さんもルーキーズ初参加。
昔とった杵柄で、今日は思う存分楽しんでくださいね!


前の週まで北海道4daysでご一緒した菊池さん。
(北4では、なんと総合3位です!
R2に続いてR3もエントリー、今回も4時間以上かけて来てくださいました。
前回はKTM950でホールショットを披露してくれましたが、今回はWR450です。
協賛品もたくさんお持ちくださいました。m(_ _)m


7:50よりライダースブリーフィング。
大会実行委員長の@BOSSが、こんな話をしました。

「ルーキーズクロスは『ペイフォワード』というキーワードをポリシーに開催しています。
『今の自分があるのは、過去に無償の協力をしてくださった方々のおかげ。
今まで受けた恩を、今度は自分が協力者となって次世代の人に手渡して行こう!』

それがペイフォワードです。」

「今回の開催も、『頼みもしないのに(笑)』自ら協力することを決め、集まってくれた多くのスタッフの方々のおかげです。
昨日、そして今朝、集まってくれたスタッフの方々のお顔を見て、
『ああ、今回も来てくださったのですね。ありがとうございます。』
と、ただただ頭が下がる思いです。
そして受付、車検、スタート係、マーシャル、ホコリが酷ければ水撒きなどを、お願いしなくてもやってくださいます。
そんなふうに立ち働く合間に、レースにも出て、ご自身も楽しんでいらっしゃいます。」

「今回のエントラントは、下は8歳から上は60歳オーバーの方まで、老若男女問わず参加してくださいました。
年齢を問わず、こんな思いで開催されているレースに参加することで、参加者の小さな子供さんたちも何かを感じ、周りに恩返しの協力が出来る大人に成長していってくれたら嬉しいです。
二度、三度とご参加くださっている先輩ライダーの方々も、協賛品をお持ちくださったり、前夜祭用に食材をもってきて下さったりと、私たちのルーキーズクロス開催に多大なご協力をしてくださいます。
こうした『思い』に支えられてルーキーズクロスは成り立っているのだと、初めて参加される方にご理解頂きたく、ご紹介させて頂きました。
幸い、ここ新潟は台風が逸れてくれましたが、代わりに直撃を受けた地域もあります。
その方たちのことも忘れず、感謝の気持ちでいい一日にしましょう!」


フルサイズのレースではマーシャルの皆さんも走って、コース脇の旗振りが手薄になるので、お手伝いを頂ける方を募ったら、ライダーのご家族の皆さんが手を上げてくださいました。
その皆さんに#217保坂さんが「旗振り講習会」を開いて、注意点を説明してくださっています。
皆さま、ご協力ありがとうございます!


それでは、こうして太陽のもとで開催できることに感謝を込めて今回も。
Ready to Race?
Year!! (・∀・)/


【スプリントレース(モトクロス)】

今回のルーキーズクロスは、午前中にモトクロスフォーマットのスプリントレース(10分+1周)を、ミニモト、フルサイズともに各2ヒート。
お昼休みを挟んで、午後にファンデューロ(90分耐久レース)を行います。


マーシャルのたいこはパパとm.mさん。
お二人ともモトクロスIBのバカっ速ライダーです。
レースの前にコースに水撒きをしてくださっていますが、あまりの暑さに速攻蒸発・・・^^;

まずはミニモト(65&85)とBIGOFFの混走レースから。


親子対決のM原さんの間で傘を持つのはH多野さん。
レース前日にエントリー希望のご連絡を頂き、またレースの趣旨も十分ご理解頂いていたのですが、ポンダの数に余裕がなくお受けできませんでした。
今回は残念でしたが、次回ぜひご一緒できますように!


CRF150RⅡに乗る、チームフライングサーカスのお二人。
「いやー、俺もこの年まで乗れるなんて、自分で思ってもみなかったなあ。」
とは#111のK原さん(左)。
ルーキーズのレースの場でそんな言葉を聞けるなんて、ちょっと嬉しくなりました^_^


ワタクシ、かまたも実にお正月の骨折以来の85です。
ゆうなパパ(真ん中)、ゆうなちゃん(右)、負けませんよ!

5秒前・・・3、2、1、バン!


おお、ゆーせい君ホールショット!
M原ママさん、前回のIA高輪選手の講習会の成果か、速い!

私も4番手で1コーナーに入れました。
でもマシンを8ヶ月ほったらかしだったので、キャブセッティングが冬のまま。
当然ながら全く吹け上がらず、この後ガンガンみんなに追い抜かれましたが、何か?(TωT)/


このところ、毎週川西で練習をしているというゆーせい君。
一気に速くなりましたね〜( ̄∀ ̄;)汗


今回はBIGOFFが1台で、ミニモトとの混走だった新井さん。
BIGOFF単独でのレースができても面白いけれど、新井さんと同じレースを走れるのはワタシ的には楽しいです!
次回もぜひお手合わせ願います!Ψ(`∀´)Ψ

*****

続いてフルサイズマシンのスプリントレース。


東京から、第2ヒートにギリギリ間に合った奥津さん。
今回トリプルエントリー(65、フルサイズ、90分耐久)をしていましたが、緊急出動がある「消系」という仕事柄、台風12号の進路によって、仕事場で出動待機をしなくてはならず、それが解除されたのがレース当日の朝。
それから家族でトランポに乗って、川西に駆けつけてくださいました!

いつもこうしてギリギリまで仕事との調整をしては、ご家族と共に自ら参戦する傍ら、関東の河川敷で練習するライダーをナンパして(笑)参戦させる、という形でペイフォワードを実践してくださっています^_^


西沢お父さんは250のフルサイズ。
息子のあゆむ君は85SX。
今回はあゆむ君がフルサイズのレース、Rookies Openに出て、親子対決に挑みます。
西沢お父さんは「子ども優先」にしないで、自分も一緒に楽しめる方法をいつも考えています。
これってとっても素敵だし大事なこと。
どちらも頑張って!*\(^o^)/*


スターティングゲートのこの緊張感、大好きです^_^


3、2、1、バン!


毎回、勉強の合間にスタッフとしてお手伝いに来てくれる高校生ライダーKohky君。
ゼッケンはNAですが、スピードはIBクラス。
さすが、ぶっちぎりの速さです。
それを鬼のように追うのはm.mさん。


「あの青ゼッケン101番は関東の子ですか?」と元MFJ新潟のH田さん。
いえ、地元、三条の子です。笑
2ストYZ125で切れの良い走りを見せてくれた、久々参加のちーぽん。
そしてそれを追う、CRF250のパイセン。


WR450の菊池さんに85SXで食らいつくあゆむ君。
Rookies Openクラスは基本はフルサイズのレースですが、自信があれば85でも挑戦できます。
(事前申請が必要です。)


そして、85で容赦なく若手を抜いていく大人げないマーシャル^^;

あまりにも暑く危険なようであれば、午前中の合計4ヒートをそれぞれ7分に短縮しようという案もありましたが、思いのほか風もあって、熱中症で走れなくなる人が出てくることもなく。

たった10分+1周という短い時間で、持てるすべてを燃やし尽くすスプリントレース。
走るのも見るのも大好きです!
(冬用セッティングだった私は不完全燃焼でしたが。笑)

【昼休み】


今回最年少ライダーのさっちゃん(8才)はワンテンで参加。
今日が初めての川西フルコースでした。
さっちゃん、すごいね、かっこよかったよ!

ルーキーズに出るキッズたちも、この場にいることで「何か」を感じてほしい。
そして、ペイフォワードする人になってほしいというのが私達の願いです^_^


今回は移動キッチンカー「バンタコス」さんの出店も。
かき氷、ブリトー、タコス、ホットサンド、カップケーキ、etc.
うだる暑さの中、食欲をそそるスパイシーなメニューが嬉しい!


西沢さん、あゆむ君にやられましたね。
「いやー、こっちが前に出してあげたんだけどね、そしたら二度と追い抜けなくなっちゃって。笑」
悔しくもあり、嬉しくもあり、ですね^_^


季節柄、前日夜まで仕事で大忙しだった217さん。
少〜し熱中症気味だったようですが、その笑顔なら復活しましたね。
よかった!


関東から初参加のY田さん。
楽しんで頂いてますか?
午後の90分耐久もがんばってくださいね*\(^o^)/*


ひさびさ参加のちーぽんファミリー。
こちらも全員ライダーで、家族揃ってJNCCに参加することも。
最終戦にはママのむつこさんもぜひ!

昼休み、暑さでまいっている人はいないかな〜と、休憩中の皆さんの写真を撮って回ったのですが、皆さんの笑顔に私のほうがパワーをもらいました。

ゆうなちゃんママがfacebookに、

「毎回(ルーキーズに)行くたび、好きなことをやって遊んで幸せな顔をした方々に触れ、その時間を共に過ごすことで笑顔や充実した時間をもらっています。」

と書いていましたが、私も同じ気持ちです^_^


【90分耐久】



午後はファンデューロ、90分耐久レースです。


コースは通常のモトクロスコースを逆走し、途中何ヶ所か林間コースを挟みます。
一周目はマーシャルに付いて走って、二周目にマーシャルが抜けたらそのまま計測開始のローリングスタート。


M原パパさんはソロ、M原ママさんとイツキ君はチームで参戦。


上方で転倒渋滞発生。
マーシャル陣のおかげでじきに解消されました。


自分に気合いを入れるように声を出しながら走るO橋さん。


木漏れ日の中、皆さん淡々と周回されていますが、


雨が降ったらちゅるちゅる地獄と化す川西。


暑いけど、晴れてよかったですね〜^^;

ほんの一部だけですが動画も撮ってみました。

コース準備のために少し時間が押した分、ゴールを早めるかと思いましたが、きっかりと90分走ってチェッカーが振られました。
難所は特にないものの、この炎天下での90分は、かなり辛いものがあったと思います。
(私は撮影のためにところどころで停まっていましたが、キャメルの水はすぐに空になりました。)


今回もBIGOFFで参加の新井さん。
最年長ながら、この90分耐久はなんと完全に無休で完走!

ラップチャートを確認した@BOSSによると、他の多くの方は時々休憩を挟むのでラップが途切れることがある中、新井さんのゼッケン13番は淡々と走り続けている証としてずっとあったそうです。


耐久に出走される直前、
「しばらく辛いことをしていなかったから(90分耐久を休まず走るのは)いいかもね。」
と、私にというより自分に言い聞かせるように言って出発した新井さんの、ゴールした後のこの写真の笑顔は最高でした。
(ちょっと惚れ直すとともに、感動すらしました。)

その新井さんから、後日こんなメッセージを頂きました。

「(ラリー復帰を目標に健康状態を回復するために)クリアしなければならないことがいくつかあるのでまだわかりませんが、平行してバイクから離れないようにしますので、まだまだ川西には通わせてください。
川西に通うと、なにやら目的が見つかりそうでためになります。
お二人があってのルーキーズなので、くれぐれも長く続けられるように精進してください。
かまたさんと勝負の目的もできたことだし楽しみにします。
次回の挑戦状お楽しみに。」

うまい言葉が見つかりませんが、そんなふうに言って頂けて、光栄であるとともに、開催の苦労がすべて報われる気持ちです。
(開催側は「苦労」なんて言葉を使ってはいけないのだと思いますが。)

実は、レースの前日と当日、台風で走れないエリアや中止となったレースが全国にあったためか、
「ルーキーズに当日エントリーしたいのですが。」
という電話が何本もありました。
でも@BOSSは、ポンダはすべて事前登録制であり、用意した数にも余裕がないという理由ですべてお断りしました。
たとえポンダの予備があったとしても、@BOSSの答えは同じだったと思います。

運営を考えれば、当日エントリーであっても、一人でもエントラントが増えたほうがエントリー費が増えて助かるという考え方もありますが、私達はルーキーズを営利目的で行っていません。
逆に、事前にポリシーを読んで理解することもなく、運営サイドの準備についての想像もせず、安いから、当日走れるところがここしかないから、そういう理由で申し込んで来る方は、今後もお断りすると思います。

ルーキーズはスタッフの皆さんや私達が身を削ってペイフォワードを形にしている場なのです。
そういうレースであることを理解して頂ける方にだけ、参加頂けたら嬉しいです。


【表彰式】



Rookies 65クラス、さやか嬢とライバルさっちゃん。


Rookies 85クラスの優勝はゆうなパパでした!
親子で同じレースだなんて、ステキな思い出ができましたね


85 Openの優勝は「こんな年まで走れるなんて」と言っていた#111K原さん。
まだまだあと10年は現役と思われます。笑


Rookies Open、優勝は、マーシャルに追い回されていた#91りょうが君。


そしてRookies Open EX(エキスパート)対決はちーぽんに軍配が。
「精進するよーに!(-_-)」>パイセン

川西ルーキーズクロス、次はいよいよ最終戦。
R4は10月14日(日)開催です。


先日、ばんちゃんパパからまたまた「ばんちゃんロール」のご協賛を頂きました。
しかも今回はばんちゃんとふうちゃんがアトラスまで運んでくれたというサプライズ付き!

最終戦では毎年恒例の「前夜祭」ジンギスカンパーティーも開催する予定です。
詳細は改めて公式ホームページで発表しますので、ぜひ日程をあけておいて頂けたらと思います。

Come on, Rookies!*\(^o^)/*


R3のアルバムはこちら

川西ルーキーズクロスのHPはこちら

投稿者:かまた  2018年08月05日 18:58

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