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2019年08月20日
北海道4days 2019 Day3
【Day3】7月14日 陸別〜尾岱沼〜弟子屈
再び2本の連続SSを走ってから美しいリエゾンへ。前半のダートでは、計測車両が通行できない箇所があったため、一部分の距離が記載されていません。コマ図の形状とGPS情報を頼りに走ってください。距離が記載されていない区間は、基本的に道なりです。ただ、道は荒れ放題なので、がんばってください。その後、いつくかダートを走りながら、北方領土を望む海へ。再び内陸に入ってからのダートでは、DAY1と同様にカップ走行のセクションがあります。弟子屈でもう1本SSを走ってビバークへ。
(SSER公式サイト ルートインフォメーションより)
******
北海道の夜明けは早く、4時には明るくなります。
テントをたたく雨音に、雨雲レーダーを確認すると、
なんで私達の上だけピンポイントで濃い雨雲がついて回るのか…( ̄∀ ̄;)汗
(昨日の朝もそうでした。)
その理由を問うと、皆さんから同じ答えが帰ってきましたが。笑
朝のパルクフェルメ。
朝のテントサイト。
朝食は暖かいおにぎりとお味噌汁でした^_^
橋本先生がピット内のゴミをまとめてくださっています。
ありがとうございます。
ブリーフィングでは、「80.70地点」について、
「基本的には道なりです。
かなり荒れていますので、特に大きなバイクは力を合わせて乗り切ってください。」
という旨の説明がありました。
今日は書き出すことが多いですね。
パルクフェルメ開放。
木立にたたずむ小鹿のようなセロー。
初日にマシントラブルでリタイアとなってしまった早坂さんが、2日目以降、ほぼ全員のスタート写真を撮ってくださっています。
早坂さん、ありがとうございます。
@BOSS、Day3スタート。
かまた、Day3スタート。
カッパ嫌いの私、なんとか4日間カッパ無しで走れたらと思っていたのですが、スエード地の野口シートは、雨が降ると水を含むので、シートからモトパンを守るためにこの日は下のみ着用しました^^;
行ってきます!
朝イチは、昨日の夕方のSS-3とSS-4を逆走する、2本連続のSS。
Photo : 畠山カメラマン
SS6を走る@BOSS。
畠山カメラマンが撮ってくださった写真の中でも@BOSSが「マイ・フェイバリット」という1枚
実はこの前の晩、@BOSSはSS-4でガス欠の憂き目にあった原さんから新しい知識を得ていました。
原さんがSSでまさかのガス欠になったのは、SS区間での燃費がリッター5km/Lにまで落ちてしまったことが原因だったとか。
原さん曰く、
「その代わりGSの場合、加速時は何も躊躇せず、スロットルは全開まで開けるんです。
すごい加速しますから!」
「でもそれだと、GSみたいな大排気量のハイパワーの車両はリアが滑って大変なことになるから、僕は出力の具合とリアのトラクションと相談しながら”ウニウニ”開けてますが…」
と@BOSS。
すると原さんは、
「GSはスロットルバイワイヤですから。」
かたわらで聞く私には、「なに言ってんのかわかんな〜い。」という話でしたが(笑)、要は、GSは「スロットルbyワイヤー」つまり、アクセルワイヤーではなく、電線が電子制御の「ECU」を経てインジェクションに繋がっているから、機械式ワイヤーのキャブと違って、不用意に開けても、しっかり調整して効率よく最大出力を発揮してるくれるのだそうで。
(ブログのためにその言葉の説明メモをもらっても、「なに書いてんのかわかんな〜い。」笑)
この原さんの話に
「なるほど!」
と思った@BOSSは、前日も走った陸別のハイスピードSSの逆走となる2本のSSでは、原さんから聞いた通りしっかり全開までアクセルを開けたそうで、それがこの「マイ・フェイバリット」な写真につながっているんですね。
後ろにはね上げている砂利や石の大きさも半端ないですね^^;
Photo : 畠山カメラマン
いつか私も@BOSSみたいな写真を撮って頂けるように精進しまっす!
(「ってか、SSなんだからアクセル開けなさいよ。」by@BOSS)
2本の連続SSを走り終え、当てにしていた56.06km地点のガソリンスタンドへ行くと、
ガーン!Σ(・∀・|||)
なんとお休みでした。
そういえば昨日のルートインフォメーションに
「大型の燃料タンクを持たない車両は、ビバークに至るコマ図を一度通り過ぎて、陸別市街で給油したほうが良いかもしれません。」
と書いてあったけれど、実はここが今日閉まっていることを知っていた上での案内だったのかも…
やられたー!!(ノ><)ノ
普通にルートマップに載っている給油所でガソリンマネジメントをしていた人は皆、大型の燃料タンクのGSであっても、ここを当てにしていました。
このまま林道に入り、例の難所を越えてCPへ向かったとしても、その次にあることがわかっているガソリンスタンドは211.11km地点で、ここから155kmも先。
やばい…( ̄∀ ̄;)汗
@BOSSも朝のハイスピードSSで全開したため、SSでの燃費はリッター5km/L。
通常なら120kmは走れる量のガソリンを、SS2本のたった30kmで使い切ってしまい、今日2軒目のガソリンスタンドまで余裕があったはずの燃料が足りなくなる事態に。。。
柳井さんが最寄りの給油所を検索すると、1軒はお休み、もう1軒は約40km先で営業中とのこと。
「柳井さんはガソリンどうなの?」と哲さんが聞くと、
「僕は大丈夫ですけど、いいですよ、一緒に行きます。」
おそらくこの後出てくる難所をチームで一緒に乗り切るためとは思いますが、自分のガソリンは余裕があるにもかかわらず、皆を先導して走ってくれることに。
こうして往復80km、時間にして約1時間をロスして隣町で給油をしました。
この時点でCP開設時間に間に合うとはもはや到底思えませんでしたが、できる限りのことをやるしか無く、とにかく先を急ぎました。
こういう時のGSの巡航速度には、とてもセローでは太刀打ち出来ず。
それでも必死に走っている途中、オフィシャルカーのyasupaさんを追い抜きました。
あとでそのyasupaさんから送られてきたメッセージと写真がコレ↓↓
「阿寒では、お疲れ様でした。
バイク初心者だったかまたさんからは、考えられない爆走ぶりに感激でした。
左にウィンカーつけたまま直進したのはナイショですが(笑)」
yasupaさんと初めて会った最初の北4、私はキックでエンジンもかけられないわ、林道どころか砂利道すら走れないわ、あげくに立ちごけで鎖骨骨折リタイアするわだったので(泣)、ひとり、北の大地を「爆走」する私を見て、どんなにか感慨深いものがあったかと想像します^^;;;
それはさておき。
もう一度56.06のガソリンスタンド地点に戻って、ICOの距離を合わせ、気を取り直してGO!
途中でICOが止まってしまったら、一旦停車してセンサーの位置を調整し、また走り出しました。
林道へ入ったとたん、ICOがまたおかしくなり、それを直そうと道の端へ寄せようとしたら、
わわわわ!!!
フロントを取られて、そのまま吸い寄せられるように崖下へ。
セセセセセーフ!!!
川に落ちなくてよかったー!!!!
…セーフと言えばセーフですが、半Gしたセローはステップが土にひっかかっているのか、私が引っ張ってもびくともしません。
マジヤバイ。。。( ̄∀ ̄;)汗
もう私の後ろにはそう何台もいないはず。
この後に誰が来ても絶対に止まってもらおう!
けれど、待てど暮らせど誰も来ません。
うっそ〜、このままじゃリタイアだ。。。
どうか、どうか、誰か来て!!
いま来た道に向かって、手を合わせ、頭を下げて待ちました。
すると、エンジン音とともに現れたのは、湯布院の川床渡りでもお世話になった、TOHOレーシングのお二人でした。
「またあんたか!(°Д°)! 」
とは言われていませんが、きっとそう思われたに違いありません^^;;;;
でも3人がかりでもセローはあがらず。
もうひとり、後ろから来られた方にも手伝って頂いてようやく復帰。
皆さま、本当にありがとうございました!!!!(TωT)/
そして、いよいよ問題の難所へ。
えっ!?Σ(・∀・|||)
そこは、私の「難所」の想像をはるかに越えていました。
これってもはや災害現場じゃないでしょうか??
一応トライアルのセクションのように、下見をして確認しました。
すぐ先にいた#3さんが先に降りて、その後私が降りるのを待ってくれているようでした。
よし、行こう!と思ったら、
リアブレーキが無い?!Σ( ̄⊥ ̄lll)
踏もうとしてもリアブレーキ自体が見当たりません。
先程の半Gでネジ曲がってしまったようです。
このドロドロチュルチュルガレガレを、リアブレーキ無しで行けるのか、私!??
すると#3の井野さんは、
「僕の先輩が、リアブレーキを踏むとロックするから、下りはフロントブレーキとシフトダウンだけで進む方法もあるって言ってました。
少しずつ進みましょう!」
そうだ、まだフロントブレーキもエンジンブレーキもあるし、最悪押して行くことだってできる。
菅原会長が言う通り、ラリーレイドはどんなところからも帰還しなくちゃいけないんだ!
と自分に言い聞かせ…。
Photo : ミサキングさんの動画からスクショ
すぐ先に#3井野さんがいてくださる安心感もあり、私はゆっくりと少しずつ進んで行くことができましたが、
私の後ろにいた#105さんは、R1200GS-Rallyeでかなり難儀をしていました。
聞けば、今回が初めてのラリー、初めての北4。
なのにこのシチュエーション。。。
#105さんが転倒するたび、引き起こしを手伝う#3井野さんでした。
そして、
「こうやって3人で進みましょう。
そういうのもラリーだって聞いたから。」
なんだか熱いものがこみ上げてきました。(TωT)
しかしGSの引き起こしはこの足場の悪い中ではなかなか大変で、後ろから来たミサキングさんや武田局長、長谷見さんにも手伝って頂きました。
なんとかここを乗り越えてホッとした矢先、
ナニコレ??Σ(・∀・|||)
マップには「一本橋」と書いてあった、文字通りの「馬の背」が!
おそらく、トップグループの方たちが通った頃には、こんな状態ではなかったと想像します。
雨が降り、その後たくさんのビッグバイクが通ったことで、かなり危ない状態に。
右側は切り立った崖で、ビッグバイクが落ちたらたぶん上がってこれません。
*******
少し時間が前後しますが。
この馬の背に、私よりももっと早い時点でたどり着いていた@BOSS。
@BOSSは馬の背の左側の坂を、同じくBOIGOFFの山口さんは馬の背を、他の皆さんに渡り方の手本を見せながら向こう側へ渡った後でしたが、その後からここを通過しようとした2台のマシンが馬の背の上でぐらりと傾き、あわやマシンごと崖下へ転落しそうになったのを、寸前で@BOSSがリアタイヤを手でつかんでマシンを支え、なんとかマシンの転落は回避。
けれど一人のライダーは崖下まで転落、そしてもう一人のライダーはバイクに足を挟まれて宙吊り状態になったそうです。
そんな状況だったので、このままではきっと転落者が出てしまうと考え、先に進むのをやめて、チームTRSの皆さんや梶山さんたちと一緒に、あとから来るライダーのサポートに徹することにした@BOSS。
けれど、数台を手助けした後に、梶山さんが、
「@BOSSさんは順位争いがかかっているんだから、もう先に行ってください。
かまたさんはまだ来ないけど、僕らがちゃんと助けますから。」
これには@BOSSも思わず涙が出そうになったそうです。
(書いている私も泣きそうです。。。)
Photo : 畠山カメラマン
こうして、戦場での今生の別れのように握手をして(?)、梶山さんたちの思いに心で頭を下げながらその場を後にした@BOSS。
「リゾートラリー」と呼ばれる北海道4daysで、まさかこんな経験をしようとは・・・
*******
私が#3井野さんたちとそこへ着いたのは、ほぼ最後尾だったはず。
けれども梶山さんやチームTRSの皆さんは、後続車を手助けするためにその場に残ったまま。
マシンに命綱のロープをくくりつけながら、一台ずつ順番に支えて、馬の背を乗り越えさせていました。
自分たちが乗り越えたら先に行くことだってできるにも関わらず。
バイクは絶対に一台も落とさない!
哲さんたちの決意が伝わってきます。
馬の背を乗り越えると、次は谷地のようなV字谷。
下ではまたまた柳井さんが待ち受けて、バランスを崩したマシンをカラダで受け止めてくれました。
始終笑顔ですが、彼らがもうヘロヘロなのは見てわかります。(TωT)
この5kmのエリアは、まるでトライアルの選手権会場のようでした。
1つ乗り越えてホッとして進むと、すぐ次にまた新たな難所が待ち受けて、大勢のライダーが互いに助け合いながら、順番にこれを乗り越えようとしています。
梶山さんに見送られて先へ進んだ@BOSSですが、次の難所に到着すると、同じくそこを通過できずに立ち往生している大勢のライダーがいたため、その先も一番最初に試走して通り抜けて、その後はルートを示しつつ、他の皆さんのマシンを押したり引いたりしながら、結局は全員が通過するのを手伝うことに。
そんな@BOSSにここで合流した私は、リアブレーキを見てもらい、曲がったブレーキを力ずくで直してもらいました。
よかった〜!ありがとうございました(TωT)
ひとつ終わるとまたひとつ。
今度は沢が現れました。
Photo : 畠山カメラマン
ここでも、団体の先陣を切って、@BOSSが難所に入っていきます。
深さはないようなのですが、大きな石がゴロゴロしています。
川に中で転倒しているマシンもありました。。。
皆さんは途中で一旦陸に上がるラインを選んでいましたが、私は軽量車なので、一番右のずっと川の中を走るラインの方がいけそうな気がしました。
「かまたさん、トライアルと一緒ですからね!」と梶山さん。
よし!
「入ります!」と右手を上げて、いざ川へ。
Photo : 畠山カメラマン
意外と深くて、途中やばかったけれど、なんとか走り終え、陸に上がろうとした時に、黒いパイプがあって、それを避けようとしたら上がるタイミングを逸してしまい…
Photo : 畠山カメラマン
わー!陸に上がれない〜!
柳井さんや君島さんが助けに来てくれましたが、その際、足を取られて柳井さんは半身川の中へ。
「ヤダーーー!」という悲鳴をあげる柳井さん、ごめんなさーーーい!
でもありがとーーー!
最後はプチヒルクライム。
「大丈夫、問題ないです!このラインを開けてくれば登れます!」
とアドバイスをくれたのは、オフィシャルでありスイーパーの谷さんでした。
オフィシャルも一丸となって、みんなで乗り越えたこの難所。
その時のことについて、後日facebookで、
「あの難所が続くエリアは、みんなで一丸となって乗り越える!誰一人置いていかない!という思いに包まれた、かけがえのない体験をさせてもらいました。
思い出すと今でも胸が熱くなります。」
というの私のコメントに対して、カメラマンの畠山さんから頂いた返信をご紹介します。
「それが、北4ですね。
ここ数年、林道整備が後回しになっている傾向です。
主要道路が寸断された場合、林道が役目を果たします。
日高町での災害時にも、あわや陸の孤島となり数名の町民が隔離してしまうところでした。
町民への支援、支援物資をオフロードライダーが林道を使い届けたり、エンピを担いで現場へ駆けつけた。
そう考えると、ガレ場を走ったあの場所も本来なら快適な林道だった様子が、所々にうかがえた。
しかし、自然界の力で激変。
更に荒れて通行止めが多々。
林道の役目、重要性を改めて痛感しました。」
今回のルートは、「普段の北4ではあり得ない難所をビッグオフが苦労して越えた」という話題性ではなくて、ここ数年のそうした背景が北海道にあることを、私達が知るためのものでもあった気がします。
「第1回ラリー・ガストン・ライエ」併催のビッグバイクが多い今回に、この場所をルートに入れた春木さんのご決断と、それをこうしてみんなで力を合わせて走らせて頂いたことに、心から感謝をします。
井野さんが言ったように、「これもまたラリー」なのだと思います。
CPに到着。
Photo : SSER
もうヘロヘロなかまたです。
が、まだ後ろにいるチームTRSの皆さんはもっとヘロヘロのはず。
ヘロヘロなんだけど、この清々しさはなんだろう
この時点で、本日の走行距離451kmの内、まだ100kmも走っていません。
もはや、どう考えてCP2には間に合いそうもありません。
途中のセイコーマートでは、多くのエントラントが休憩をしていました。
私も少々エネルギーが切れ気味なので、パンを買って食べ、
向かいのガソリンスタンドで給油。
セローについたマップケースを見ると、
「あ!ここはどこ?私はだれ?の人だ!」
どうやら、この給油所のおじさんは、
「どこへ行くんですか?」
と聞いても
「(ここがどこかも、どこへ行くかも)わかりません。」
と答える私達を、かなり面白がってくれているようです^^;;
ICOをいちいち直しながら走るには時間が厳しすぎるので、ここからは山口さんに引っ張って頂きました。
長谷見さんも一緒です。
開設時間をとうに過ぎてからCP2到着。
でも、あの難所エリアでの状況が加味されたのか、時間が延長されていたようです。
長谷見さんと山口さんと一緒に走れる機会なんてめったにないので、オフシャルの小川さんにお願いして、記念写真を撮って頂いたのもいい思い出です。
「さ、暗くなってSSが閉まるかもしれないから、早く出発して。」
山田実行委員長に促されてSS会場に向かって急いで出発。
山口さんに引っ張って頂いたおかげで、なんとか薄暮のSSに間に合いました。
Photo : 畠山カメラマン
最後のSSは5km弱のチュルチュルした黒土のダートでしたが、今日の難所に比べれば特別大変なこともありません。
転ばないように気をつけて、開けられるところはできるだけ開けて、無難に終了。
長かったDay3もなんとかゴール。
小学生のように嬉しそうな私ですが(笑)、実際私は嬉しかったのだと思います。
いろんなことがあったけれど、かけがえのない体験をさせてもらったDay3でした。
今日の難所の後の、大半のライダーのCP遅着、そしてSS不通過については、おそらくペナルティなしのキャンセル扱いになるのではないか、というのが@BOSSの見解でした。
もしそうなったら、1分1秒を争ってタイムマネジメントをして難所を自力で乗り越えたトップグループの方には残念なことかもしれないけれど、私自身はペナルティが付こうが付くまいが正直関係なく、今日の経験をさせて頂いたことに、ただただ感謝です。
橋本先生もお疲れ様です。
今日も設営、そしてウトロンをありがとうございました!
「かまたさん、ホットワインがありますよ。」
えー!本当ですか!ありがとうございます!
今日も無料でこうしたサービスを提供してくださるツアラテックジャパンの水谷さん。
りんごとオレンジ、そしてシナモンが入ったホットワイン。
ずぶ濡れになった体が芯から温まりました。・゚。( ̄▽ ̄)ポワーン
Photo : 畠山カメラマン
@BOSSは真っ暗になってからビバークにゴール。
今回のCP到着タイムについては、あの難所越えの区間の事もあって、ペナルティは付かなくなると判断していた@BOSS。
CP2に着いた時も、もうこのままではSSの開設時間には間に合わないだろうから、エマージェンシー封筒を開封して、自分はオンルートを外れ直接SSを目指そうと思うことをオフィシャルスタッフに提案しましたが、
「今この時点ではエマージェンシー封筒を開けてしまうと、ビバークへの帰還しか許されなくなるから、ペナルティが嫌ならオンルートでSSに向かってください。」
という返答だったので、そのまま日没後の到着になるのをわかってオンルートを進みました。
その@BOSSが、
「そこからのリエゾンのルートが本当に素晴らしかった!」
と何度も言っています。
@BOSSにとってはこれで5回目の北4ですが、
「今回のルートは『第1回ラリー・ガストン・ライエ』のために、春木さんが新たに探し出してくれたルートに違いない!」
と確信しながら、雨と霧で包まれた道を満喫したそうです。
「でも晴れてたら、更に、どんなに素晴らしかったか・・・」
と、天候だけは残念だったと悔がっていましたが、それもラリー^_^
「ただ、一回だけエゾシカの飛び出しを避けたよ。
やっぱり北海道の夕暮れは怖いね~。」
私や@BOSSがいない間、薫さんもウトロンの散歩をして下さったとか。
オフィシャルの皆様にも可愛がって頂いて、ウトロンは本当に幸せものです。
すぐ下に降りると、300円で入れる日帰り温泉施設があるそうですが、とりあえず夕食を先に頂きます。
今日の夕食は十勝名物の豚丼です。
美味しそう!いただきまーす!
夕食の後は歩いて5分ほどの日帰り温泉施設へ。
そういえば、以前はとてもそんな余裕がなく、ゴールしたら疲れて、夕食を食べてマップを巻くのだけで精一杯でしたっけ。
お風呂から戻って明日のマップの準備。
明日は朝のSSが終わったら高速を使って芦別へ戻る移動日のようです。
一緒にマップを巻く哲さんは、今日のあの難所での救出劇に、おそらく体力的にはもうボロボロであろうかと思います。
明日の夜と帰りのフェリーでは死ぬほど眠れますから、あと一日がんばりましょう!
Photo : 畠山カメラマン
セローのICOはどうやらセンサーのステーがぐらついてしまうのがエラーの原因のようなので(あと一日を残してようなく判明^^;)、応急処置ではありますが、タイラップでしっかり固定してみました。
たぶん明日は大丈夫と思われます。
Photo : 畠山カメラマン
@BOSSもかなり遅くまで準備をしていたようです。
骨折リハビリ後の初めてのラリーですが、足の方はなんとかもちそうですね。
(今日頑張った@BOSSへのご褒美のような、畠山カメラマンからのサービスショット。笑)
早くテントを立てて(ぼくが)寝るでつ、とウトロンが訴えています。笑
おそらく、語り継がれることになるであろう今年の北4。
それもあと残り1日となりました。
いよいよ明日は最終日。
Day4もどんなドラマが待っているでしょうか。
ゴールまでたった40kmを残してリタイアとなった湯布院のこともありますから、最後まで気を抜かないで、グランドゴールを目指したいと思います。
Day3 リザルト
@BOSS 「アクセル全開!」が功を奏しSS5は18位、SS6は17位と健闘しましたが、総合は19位で変わらず(ラリー・ガストン・ライエ 5位から→4位へUP)
かまた 総合51位から→47位とコツコツUP
投稿者:かまた 2019年08月20日 11:55
コメント
投稿者:山ノ内美千子 2019年08月22日 20:50
かまたさんが、バイクにかける情熱が、このブログを読んで少し分かったような気がします!
また、day4楽しみにしています。
投稿者:かまた 2019年08月23日 17:57
>山ノ内美千子さん
コメントありがとうございます。
自転車に乗る理由は明確なのですが、オートバイに乗る理由は…
う〜ん、自分でもうまく説明できません。
楽しいのはもちろんなんですが、うまくいかないこと、できないことが毎回山ほどあって、悔しくてリベンジしてしまうのかもしれません。