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2018年07月25日
北海道4days 2018 Day2
【Day-2】7/14 名寄~宗谷岬~中頓別
宿泊地であるスキー場のゲレンデ。
朝のうちはガスって、空にはまだ雲が広がっていましたが、カッパは着なくて済みそうです。
朝のブリーフィング。
DAY-2はスタートがいきなりSS-IN。
昨日最後のSSの逆走です。
スタートはDAY-1の総合リザルト順に1位から1分おき。
5番、島田さんスタート。
9番、梶山さんスタート。
スタート順が遅い私たちの出発はまだまだ先。
速い方たちのスタートをのんびりと見送ります。
トップから47分遅れでかまたスタート。
行ってきまっす!
チームウトロン全員のスタートを@BOSSが撮影してくれました*\(^o^)/*
SS中、あれ?アクセルがいっぱいいっぱい。
私、全開にしてる??
いや違う、グリップが空回り?共回り?してるんだ!
どうりで開けてるわりに遅いと思った。
もっと早く気づけ、自分!(TωT)/
いちいちグリップを握り直してから開け直し。
Day-1は問題なかったのに。
でもこれもみんな普段の整備不良の賜物(?)なんだろうな。
走れないわけじゃないので、今日はこれでしっかり走り切らなくては!
SS-OUTした林道の出口で、梶山さんがマシンを停めてパンク修理をしていました。
梶山さんに手を振って、「お先です!」と出発。
今日のルートはダートがたくさん。
午前中のリエゾンに長いダートが3本予定されています。
林道をしばらく走ると、コーナーで近森さんが「速度落とせ」のゼスチャー。
「誰か落ちて引き上げてるからゆっくり通って!」
スピードを落としてコーナーを曲がると、
し、島田さん!!Σ( ̄∀ ̄ll)
こここれは撮らねば!(°Д°;≡°Д°;)
と焦ってマシンを停めたら、罰が当たったのか私までその場でぼてゴケ。
助けてくださった流さん、ありがとうございました^^;;;
次のガソリンスタンドで梶山さんを見つけたので、
「パンク直りましたか?」
と声をかけると、
「林道の出口で修理したんですが、またあの後パンクしたみたいで。
これからルートを外れて修理の道具を買ってこようと思います。
でもそれでだめだったらリタイヤするしかないかも・・・」
リタイアだなんて!
「私の予備チューブ、使いますか?」
「いや、それはだめです。そんなことして、今度はかまたさんに何かあったら・・・」
そう言われて迷いましたが・・・
ガソリンを入れ終わった梶山さんに、
「やっぱりこれ、持って行ってください。
その代わり、絶対にリタイアなんて考えないで!」
とリアのバッグから予備チューブを取り出して手渡しました。
「・・・ありがとうございます。恩に着ます。
でもまずはこれからホームセンターへ行ってみます。」
オンルートを外れる梶山さんを見送って私も出発。
どうか、どうか、梶山さんがリタイアをせずにゴール地へ戻ってきますように!
走りながら祈るのはそのことばかりでした。
潮の香りがしてきました。
ルートはオホーツク海沿岸へ。
これまでの北4では走ったことのないような原野が目の前に広がります。
Photo:SSER ORGANISATION
海岸に沿って続く、長い長い道北独特の不思議な風景の中、CPがありました。
Photo:SSER ORGANISATION
青森の早坂さんに続いて私が到着したのを見て、スタッフの方が
「『チーム東北』ですか?」
いえ、違います^^;;(第一新潟は東北じゃないですし・・・)
CPチェックを終えて舗装路へ出ると、そこには北海道でしか見ることのできない、どこまでもまっすぐな道!
そんな風景を写真に撮る早坂さん。
そんな早坂さんを写真に撮る私。笑
KTM990の早坂さんはじきに見えなくなり、また原野を一人で走ります。
うわ〜!すごい!
風車が並ぶ丘。オロロン半島?
胸が震えるような風景に、思わずマシンを停めてスマホを取り出します。
気温は一気に下がり、景色も変わってきました。
去年の北4では、チームの新井さんが最後の北4ということもあり、@BOSSや私にしては珍しく、チームでリエゾンを走ることが多かったけれど、今年はリエゾンも林道も、完全に一人で走りました。
誰にも着いていかず、自分の判断でナビゲーションをして走る楽しさ。
コマ図に導かれて出会う思いもかけない風景。
10年前は不安しかなかったソロでのリエゾンも、今はどこを走っても楽しさでワクワクします。
日本最北端、宗谷岬に到着!
先に到着していた皆さんも、思い思いに記念撮影をしています。
#2ウイリアムさんと。イエイ!(↑かわいい。笑)
*****
さて、この日の@BOSSはというと。
昼食もとらず、飲まず食わずで走る私が宗谷岬に着くよりも、ずっと前にここを通過して、
日本最北端ポイントでウトロンと記念撮影し(いいなー)、
稚内にあるライダーの聖地「樺太食堂」へ行き、
「無敵の生うに丼」を食していたそうな。。。(TωT) ←泣くな!
*****
ところで、サポートカーと私たちエントラントは走るコースがまったく違うので、途中で@BOSSは私とすれ違っているのですが、後から聞いたら、
「かまたが先頭を走る泉本さんや菊池さんから数えて10番目くらいですれ違ったからびっくりした。」
と驚いていました。
SSが遅い私は、毎朝スタート順が後ろから5番目くらいなので、ビバークを出発した後はとにかく必要以外、つまり給油以外は一切休まず、前へ前へと進みます。
できるだけリエゾンで自分の位置を前に置き、何かあったときの対処の時間に余裕を持つ。
それが自分でできる唯一の身を守る術(すべ)なのです。
この日最後のSSはビバークを通り過ぎた先の中頓別の林道。
3、2、1スタート!
SSを走る私を後ろから2スト音とともにぶち抜いたライダーが。
梶山さんだー!!\(゚∀゚)/
抜かれたことより、梶山さんが時間内に復帰したことが嬉しくて、ニコニコしながら残りのSSを走り終えました。
DAY-2、ゴール!
と思ったら、ゲートでスタッフの方から、
「明日のコマ図で最初に出てくるガソリンスタンドが営業しないことがわかったので、ゴールする前に今から15km先の給油所へ行って、満タンにして戻ってきてください。」
と指示がありました。
明日最初に予定してたGSがない。
ということは、最初のGSは約150km先。。。
Day-0に直してもらったはずのセローのガソリンタンクからは、やはりガソリンが少しずつ漏れていることがわかり、しかもリザーブに入るまでの距離も毎日少しずつ短くなっていたのでした。
明日の給油タイミングは本当に気をつけなくちゃ…( ̄∀ ̄;)汗
ガソリンを満タンにしてビバークへ戻り、今度こそDAY-2ゴール!
梶山さん!よかった!大丈夫だったんですね!
「今日はありがとうございました。
これ、お借りしたチューブです。」
と私に返しながら、
「今回はできるだけ自分ひとりの力で何とかしてゴールしたかったんです。
だから、借りたからといってすぐに使うのではなく、本当にだめだったら最後の最後に使わせてもらおうと思って、お守り代わりに持っていました。
でもおかげで心強かったです。ありがとう!」
聞くと、あのガソリンスタンドで別れた後、ホームセンターでパンク修理に必要なものを買って、その駐車場で修理。
オンルートに復帰はしたものの時間はギリギリ。
けれど最後の最後まで諦めずにCPを目指し、なんとCP開設時間が終わる30秒前に滑り込みセーフだったそう!
見事、ペナルティなしで戻ってきた梶山さん、おめでとうざいました!
サポートの@BOSSが2度のパンクの原因を見つけてそれを補修。
島田さんも今日のがけ落ちのダメージはなく、明日以降のためにタイヤ交換をしています。
私のアクセルグリップ共回りも、接着剤と針金で@BOSSに直してもらいました。
これで明日のSSは全開で行きますよー!(ホントか!?笑)
マシンをパルクフェルメに入れて夕食会場へ。
今夜から雨が降る予報です。
でもそんなに憂鬱な気持ちでもありません。
それよりまた明日、どんな風景に出会えるのか、その方が楽しみです。
前より少しは強くなったのかな、私。
さあ、4daysも半分終わり、明日から折り返し地点です。
DAY-3へ続く。
投稿者:かまた 2018年07月25日 17:11
コメント
投稿者:タケベクニマサ 2018年07月25日 18:38
ラリー先輩の鎌田さんに私がいっていい言葉ではないと思いますが、もの凄く成長しておられますね。
私も、一昨年位から始めたコマズ、ソロで走る様に心がけ、おかげで短期間に走れるようになったように思え、コマ図の虜になりつつある気がしてます。次に備えてそろそろ自作コマズホルダーの改良も始めたいと思います。
投稿者:かまた 2018年07月25日 19:17
>タケベクニマサさん
成長と言うにはあまりにも遅々としておりますが、ようやく「ラリー」の本当の楽しさが、自分なりにわかり始めた気がします。
菅原会長から教わった「どこからでも帰還する」ということ。
@BOSSがずっとずっと口を酸っぱくしながら教えてくれた「マネジメント」。
ラリー界の底辺でいごいごしている私ですが、去年の自分より今年の自分、今年の自分より来年の自分が必ず成長していたいと思います^_^