2019年08月29日
北海道4days 2019 Day4
【Day4】7月15日 弟子屈〜トマム〜芦別
Photo : 畠山カメラマン
私たちは最終日だというのにまだ遥か道東地方にいます。だからこの日は、SSを走った後は高速道路で移動しないと表彰式に間に合いません。「ラリーガストンライエ」の選手には、それほど長くは感じないかもしれませんが…。この高速道の区間にはGSが無いので注意してください。トマムICで一般道路に下りてからは、またダートが続きます。最後まで気を抜かず、安全運転であなたのラリーを仕上げてください。
(SSER公式サイト ルートインフォメーションより)
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最終日はテントを叩く雨の音ではなく、鳥のさえずりで目を覚ましました。
「ごはんまだでつか?」
と顔を覗かせるウトロン。
もうちょっと待っててね、今シュラフを片付けるから。
投稿者:かまた posted at : 16:57 | コメント (2)
2019年08月20日
北海道4days 2019 Day3
【Day3】7月14日 陸別〜尾岱沼〜弟子屈
再び2本の連続SSを走ってから美しいリエゾンへ。前半のダートでは、計測車両が通行できない箇所があったため、一部分の距離が記載されていません。コマ図の形状とGPS情報を頼りに走ってください。距離が記載されていない区間は、基本的に道なりです。ただ、道は荒れ放題なので、がんばってください。その後、いつくかダートを走りながら、北方領土を望む海へ。再び内陸に入ってからのダートでは、DAY1と同様にカップ走行のセクションがあります。弟子屈でもう1本SSを走ってビバークへ。
(SSER公式サイト ルートインフォメーションより)
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北海道の夜明けは早く、4時には明るくなります。
テントをたたく雨音に、雨雲レーダーを確認すると、
なんで私達の上だけピンポイントで濃い雨雲がついて回るのか…( ̄∀ ̄;)汗
(昨日の朝もそうでした。)
その理由を問うと、皆さんから同じ答えが帰ってきましたが。笑
投稿者:かまた posted at : 11:55 | コメント (2)
2019年08月08日
北海道4days 2019 Day2
【Day2】7月13日 名寄〜大雪〜陸別
Photo : 畠山カメラマン
ピヤシリのSSで一汗かいたら、少しの舗装路を挟んで長いダートに入ります。その後は、陸別に向けて、少し早足でダート、舗装をつないでいきます。この日はナビゲーションに難儀することはないでしょう。WRCラリージャパンの舞台となった陸別では、2つのハイスピードな連続SSが待っています。SS内のトリプルコーションに注意してください。大型の燃料タンクを持たない車両は、ビバークに至るコマ図を一度通り過ぎて、陸別市街で給油したほうが良いかもしれません。ただし営業時間は18:30までと確認しています。今日はBBQです。
(SSER公式サイト ルートインフォメーションより)
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6時30分、朝食はホテルのバイキング。
お昼ごはんを食べる時間がなくてもいいように、朝はしっかり食べます。
(というか、私はラリー中、お昼はほとんど取りません。)
お一人、温泉観光客の方が混じっていらっしゃるようですが。笑
投稿者:かまた posted at : 08:53 | コメント (2)
2019年08月05日
北海道4days 2019 Day1
【Day1】7月12日 芦別〜名寄
Photo : SSER
初日は十勝岳を望む定番ルートで始まります。旭川の郊外を経て、分岐の多い林道のエリアに入ります。ナビゲーションは難しく、総合的な判断力が試されます。ナビに自信の無いライダーは、仲間と協力して進んでいいでしょう。大きなミスさえなければ設定時間内にCPをクリアするでしょう。快適なバックロードを北上し続け、ピヤシリのSSを走ったら、この日はいつもの温泉ホテルです。
(SSER公式サイト ルートインフォメーションより)
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朝6時、前泊した宿のお風呂に入って、7時朝食。
芦別スターライトホテルの朝食バイキングはお料理の種類も豊富でとても充実しています。
私はここのフレンチトーストが大好きで、これを食べるためにここに前泊すると言っても過言ではありません。(3回お代わりしました。笑)
投稿者:かまた posted at : 17:00 | コメント (0)
2019年07月22日
北海道4days 2019 Day0
この写真、ツアラテックの水谷さんから撮って頂きました。確か最終日のスタート前です。いろんなことに感謝の気持ちが一杯で、なんて嬉しそうな私。もし私に万一のことがあったらこれを遺影にしてほしいくらいです。笑
7月12日〜15日はSSER主催の「北海道4days」に参戦してきました。
これはその参戦記です。
【Dayマイナス1】7月10日 新潟出発
「少し遅れそうですすいません」
TRSの哲さんからグループメッセージが入ったのは、アトラス待ち合わせ時間を過ぎてからでした。
「駒寄PAなう」
はあ??Σ(・∀・|||)
駒寄って、まだ群馬じゃないですか!!!
投稿者:かまた posted at : 21:50 | コメント (0)
2018年07月31日
北海道4days 2018 Day4
【Day-4】7/16 当麻~芦別
いよいよ今日は最終日。
雲の切れ間から青空が覗き始めています。
たぶんカッパは着なくても良さそうですが、今朝のSSは昨日の最後のSSと同じ。
SS-OUTが昨日の雨でさらに大きな川と化してブーツがずぶ濡れになるであろうことは必至。
下だけカッパを着る方が多かったようですが、カッパ嫌いの私はゴアソックスだけで対応することに。
今日のルートは181kmと短いけれど、10km程のSSの後、27kmの長い林道があります。
どんな道も、どんな景色も、楽しみながら走ろう。
投稿者:かまた posted at : 17:20 | コメント (6)
2018年07月26日
北海道4days 2018 Day3
【Day-3】7/15 中頓別~遠軽~当麻
明け方、テントを打つ強い雨の音で目を覚ましました。
予報通りのどしゃ降りです。
雨対策が忙しくて朝食をパスしていた@BOSS。
長谷見さんも少し風邪気味で朝食はパスと言うので、@BOSSお気に入りの北海道名物「ようかんぱん」を勧めると、
投稿者:かまた posted at : 16:00 | コメント (2)
2018年07月25日
北海道4days 2018 Day2
【Day-2】7/14 名寄~宗谷岬~中頓別
宿泊地であるスキー場のゲレンデ。
朝のうちはガスって、空にはまだ雲が広がっていましたが、カッパは着なくて済みそうです。
朝のブリーフィング。
投稿者:かまた posted at : 17:11 | コメント (2)
2018年07月24日
北海道4days 2018 Day1
【DAY1】7/13 芦別~大雪から名寄
いよいよ今日から4daysが始まります。
不思議な縁(えにし)を感じる、懐かしい再会がありました。
広島は福山から参加の金子センセイ。
初めて出会ったのは、7年前のGW、佐渡金山でした。
投稿者:かまた posted at : 11:00 | コメント (8)
2018年07月23日
北海道4days 2018 Day0
7月13日〜16日はSSER主催の「北海道4days」に参戦してきました。
これはその参戦記です。
「北海道4days」は、バイクの免許をとってすぐ、オフロードは愚か、舗装路すらもろくに走ったこともないまま@BOSSに促されてCRM250でエキペリ部門にエントリーし、立ちごけによる鎖骨骨折でリタイアした思い出の2008年の大会から、私のバイク日記の中でも毎年大きな布石となっている、思い入れの深いラリーです。
参加するのはこれで5回目。
今年はどんな出会い、どんなドラマが待っているでしょうか。
【Day-0 準備〜ラリー前日】
菅原会長から譲っていただいたSUGAWARAセローで北4を走るのもこれで3回目。
投稿者:かまた posted at : 13:50 | コメント (2)
2018年05月29日
北海道4days2018に本エントリーしました!
北海道4days 2018に本エントリーをしました。
マシンはもちろん今回もSUGAWARAセローです。
今回のエントリーは、アトラス君ステッカーをダカールに連れて行ってくださった菅原義正会長に直接お礼を言うためでもありましたが、その会長は同じ期間に開催されるシルクウェイラリーに出場されるため、北4は初めて欠席されるとのこと。
お会いできないのは残念ですが、心からの応援とともに、私自身もしっかりと北海道で自分と向き合ったラリーをしてきたいと思います。
さて。
さる5月22日は私の骨折の最終検診日でした。
骨はズレも無く、自転車も、モトクロスも、そしてGSもめでたく解禁!
担当医曰く、患部周辺が痛むのはまだ仕方なく、あと一年は(特に寒くなると)痛みが残ると思いますが、その痛みとうまく付き合いながらリハビリしていけば、来年の今頃はその痛みもなくなるでしょう、とのこと。
解禁になったのは喜ばしいことなのですが…。
去年は北4前に、いわきでのコマ図練習会や、群馬の林道を走る機会が数回ありました。
でも今年は私と@BOSSでまさかの数珠つなぎダブルポッキーのため、林道どころかバイクに触ってすらいません。
このままバイクに乗らず北4に出るつもりか、ワタシ!(> <)
ということで、
投稿者:かまた posted at : 19:07 | コメント (4)
2018年05月16日
北海道4days2018にプレエントリーしました。サポカー希望者も大募集!
北海道4days 2018にプレエントリーしました。
GWに父が亡くなり、また私自身もお正月にしどきで左足の立方骨を粉砕骨折し、歩けるようになったとは言え現在もリハビリ中の身。
そこへ来て@BOSSもTBIを骨折リタイアで入院中です。
今年1月、アトラス君ステッカーをダカールラリーに連れて行ってくださったJRM菅原義正会長に、北海道4daysでお会いして直接お礼を申し上げたかったのですが、その会長も@BOSSと同じくTBIで骨折リタイアをされたと聞きました。
おそらく北海道には間に合わないでしょう。
現在入院中の@BOSSは、
「俺は(北4に)出れないけど、ウトロンを乗せてサポートカーで出ようかな。」
と言ってくれますが、私自身の気持ちが、新井さんと一緒に「チームウトロン」として出た去年の北4ようにはなかなか前を向かないまま、プレエントリーの締切が迫り・・・。
そんな中、私に前を向かせてくれたのは、菅原会長からのメールでした。
*****
かまたさんへ
お父様がお亡くなりになったとの事、お心お察しいたします。
投稿者:かまた posted at : 12:15 | コメント (0)
2017年08月01日
北海道4days 2017 Day4
【Day4】
最終日を迎えました。
さすがに昨夜は夜中に目を覚ますこともなく、朝4時半まで一本寝でした。
でもさほど疲れは残っていません。
今までで一番涼しい朝。
3日間ジャージだけで走りましたが、今日は初めてジャケットを着て走ります。
投稿者:かまた posted at : 19:20 | コメント (6)
2017年07月27日
北海道4days 2017 Day3
【Day3】
3日目の朝を迎えました。
昨夜は星が出ていましたが、朝は曇り。
昨日までよりいくぶん涼しい気がします。
Day3、今日は500km以上走行する予定です。
投稿者:かまた posted at : 19:41 | コメント (6)
2017年07月26日
北海道4days 2017 Day2
(※2017.7.26更新)
一度公開したDay2レポですが、その後に頂いた写真やチームの皆さんのこと、上位陣である@BOSSの心理戦なども含めて、かなり大幅に加筆しました。
今回「チームウトロン」として、ウトロンを連れて参加した北海道4daysラリー。
登録したチーム員はウトロンを大変可愛がってくださっている群馬の新井さんと@BOSSと私の3人ですが、実際にはタジーもほぼ一緒で、実質4名のチームという感じでした。
スタート順こそ違うものの、走っているうちに給油所などで合流すると、その後リエゾンは仲よく走り、林道はペースが違うのでバラけて、林道の出口付近で再び合流の繰り返し。
初日のSS(SS1)手前の林道でも、出口付近で合流して、さあ出発しようという時に、遠くからきれいな2ストサウンド響かせて、GSトロフィー初代チャンピオンである加地さんが走り抜けていきました。
新井さんも@BOSSも、その走りに呆然、というか魅了されていました。
もちろん私も。かっけー・゚。( ̄▽ ̄)ポワーン
写真でお見せ出来ないのが残念です。
ほどなくしてSS地点に到着。
先に到着していた加地さんは、バイクを降りて前に並ぶ面々を確認して歩いて行きます。
@BOSSも同様に、前に並ぶ方々を見て回っています。
「何をやってるの?」と聞く新井さんに@BOSSは、
「キャンプ地を出発して間もない朝イチのSSは、朝のスタート順、つまり成績順に並ぶことが多いので、30秒間隔でスタートしても前の人に追いつくことはほぼないんですが、その後はリエゾンで入れ替わってしまうので、SSで前に並ぶ選手の方によっては追いついてしまって、抜くのにどうしても数秒はロスしてしまうので、できる限り、SS中に前走車に追いつかなくて済むようにCP100の手前で順番を調整しているんです。」
「へえ〜、そんなことまで気を配っているんだ〜。」
あ、でもこれは私も気を使っていますよ。
優勝争いをしている方がすぐ後ろに並んだら、CP100の手前で順番を譲ります^^;
あと、大きな石つぶてが飛んで来そうなビッグオフの後ろにはできるだけつかないように、とか。
この日は@BOSSも、SSに並ぶ前に前の人に代わってもらって加地さんの直後に並びました。
「そんなに違うの?」
「はい、SSによっては1秒ごとに選手が数名リザルトで並ぶことも珍しくないので、やはり上位やシングルを目指している選手は、みなその1秒差の中で、どうやって順位を上げようか、落さないようにしようか、と試行錯誤しているんですよ。」
今回も7年前と同様にシングル、できれば更にその上をと狙っている@BOSSも、初日のSSからこの「ロスタイムを防ぐマネジメント」に余念がありません。
案の定、このSS1、@BOSSは9位でしたが、その前後は1秒差で6人が並んでいる状態。
たった1秒で順位が変わり4〜5秒で15位以下に脱落と言う僅差の戦いが幕を開けました。
ギリギリのシングル9位だった初日の成績も、中身は「1秒」の戦いです。
最初のSSを終えると、大体の勢力図が見えてくるので、ここからは単に「攻める」と言うのではなく、どうやって第2集団の塊から抜け出していくか、また、どうやってタイムロスや転倒を避けて、第2集団から脱落しないようにするのかというマネジメントが重要になってきます。
そして「心理戦」、別名クチクロスも。。。
【Day2】
北海道の朝は早く、3時半を過ぎると東の空がうっすら明るくなります。
4時過ぎには活動開始!
投稿者:かまた posted at : 07:10 | コメント (0)
2017年07月20日
北海道4days 2017 Day0-1
7月14日〜17日はSSER主催の「北海道4days」に参戦してきました。
7年ぶりのラリーです。
過日のブログでもご報告した通り、今回が最後の北4と決めた新井さんと最高の思い出を作るために、@BOSSと3人で「チームウトロン」としてエントリー。
そして、私の夢でもあった「ウトロンも一緒に北4に行く」を叶えるべく、今回は初めてサポートカーもエントリーしました。
出発前に新井さんから、
「勝つとか負けるとかでなく、一緒にラリーをやって、一緒に時間を過ごせるこの時を大事にできたらと思います。
もう二度とできないかもしれないのだから。
それほど長い余生とは思わないけど、輝ける思い出にしたいですね。」
とメッセージに頂いた通り、一期一会の気持ちで臨んだ今回の北4でした。
拙いですが、1分1秒にしのぎを削り順位争いをする上位陣の皆さんとはまた違う目線で、私の4daysをお伝えできたらと思います。
まずは出発の日から。
【Day0】
投稿者:かまた posted at : 18:50 | コメント (6)
2017年06月20日
北4練習会、またの名を「群馬の林道で新井さんとあそ部」
3週間後に迫った北海道4DAYS。
ありがたくも今回「チームウトロン」として北4をご一緒させて頂く群馬の新井さんにお願いして、林道練習会を企画して頂けることに。
@BOSSは出場マシンの燃費確認とブランクからのリハビリライド、私はとにかく苦手な林道に少しでも慣れるべく、この土日は、
北4練習会、またの名を「群馬の林道で新井さんとあそ部」に参加して来ました!
まずは金曜の夜から。
投稿者:かまた posted at : 17:00 | コメント (2)
2017年06月18日
「北海道4DAYS」にエントリーしました
(Facebookでは5月に書いた記事ですが、FBをせずにブログだけ読んで下さっている皆さまへのご報告としてこちらにも投稿させて頂きます。)
「北海道4DAYS」にプレエントリーしました。
7年ぶりのラリーです。
相棒はもちろんSUGAWARAセロー。
8年前の2009年、パリダカでお馴染み、JRMの菅原義正会長から不思議なご縁で譲って頂くことになったマシンです。
当時のブログを読み返すと、マシンだけでなく、とても大切なことをたくさん教えて頂いたんだなあと改めて感謝します。
そして、こんな私とチームを組んでくださるという 新井さん。
新井さんは今回が最後の北4のおつもりだそうで、
「最後にかまたさんと@BOSSさんと走れたら満足です。」
とまで言って頂き、もったいなくてこれを書きながらも涙が出そうです。
速くもないし、だめな自分と嫌というほど対峙しなくてはならないラリーには、どうしても二の足を踏んでしまう私。
そんな訳でずっとほったらかしのセローでしたが、たくさんの「一期一会」の出会いに感謝の気持ちを込めて、一瞬一瞬、北の大地を心に刻んで走りたいと思います。
セローを譲って頂いたエピソードを綴った当時のブログ、よかったら読んでください。
投稿者:かまた posted at : 16:25 | コメント (0)
2012年07月03日
北4キャンセル
かまたさんへ
北4に出て頂ける事自体が斎木先生への一番の供養になりますね。
ありがとうございます。(中略)
また再会できるのを楽しみにしております。
ボスによろしくね。
シャトーダルティーニのお城のホテルより
菅原 義正
今年の北海道4DAYSのラリー部門に本エントリーしたことを
ご報告させて頂いた際に、菅原会長から頂いたメールです。
私には今年はウトロンがいるので、
プレエントリーの段階では、そのウトロンを助手席に乗せて、
@BOSSのサポートカーとしての参加を考えました。
でも、どうしてもすっきりしない気持ちをぬぐいきれず、
はたして自分は本当にそうしたいのか、かなり自問自答した結果、
ウトロンはかかりつけの病院のペットホテルに預けることにして、
私もラリー部門にエントリーをすることに決め、
@BOSSのエントリーを待たずに、6月の頭には本エントリーを完了しました。
私には@BOSSのように競技として順位を狙うような楽しみ方はできませんが、
広い北海道で、あの、日常から切り離された特別な時間を過ごすことは、
私なりに本当に贅沢で幸せなことであり、
人生のチャンスのひとつであると思っています。
カーフェリーを予約し、芦別のホテルを予約し、ペットホテルを予約し、
仕事の段取りを整えながら、少しずつ準備は進めてはいたものの、
@BOSSの関東戦も並行していたので、MX408での選手権が終わったら、
頭も心もモトクロスからラリーモードにスイッチして
マシン作りとテスト走行、携行品のパックに当てる予定でした。
けれど、408での@BOSSのケガで予定は一変しました。
出たことがある方が口を揃えて言う通り、
ラリーは準備期間で70~80%が決まると言っても過言ではありません。
@BOSSの足はラリー当日には良くなっていると思いますが、
それまでの準備期間に充てていた大切な一週間に
まったく身動きが取れないとなると、
準備も仕事も、その後のスケジュールがすべて狂ってきます。
周りへかける負担も大きくなり、無理を押す形になってきそうなので、
@BOSSと話し合った結果、残念ではありますが
今年の北海道4DAYSはエントリーをキャンセルすることに決めました。
菅原会長、申し訳ありません。
残念ながら、今年もセローを北海道で走らせることが出来ません。
そんな私に、ありんこ支援隊でお世話になったbinさんから
> さて、改めて聞きたいのですが。
> かまたさん(と言う名の個体)は行かないの、行けないの、行きたくなぁ~い?
> 酷な質問だとも思いますが、あえて聞きたい。
というメールを頂きました。
@BOSSがケガで出れなくなったとはいえ、
ラリーはスタートすれば一人なのだし、
気持ちの上で出たいのに、スタートラインに立つまでの移動が問題なら、
マシンと私を北の大地へ運ぶ手助けはしますよ、
というありがたいお話でした。
私という個体の希望が、@BOSSの怪我によって制限を受け
諦めていないかと心配してくださってのことだと思います。
キャンセルを決めた後でしたが、このbinさんからのメールを受けて、
私ももう一度自分の気持ちを見つめなおしてみました。
初めての北4で私が鎖骨を折ってリタイアした時、
万一自分に何かあったら帰れなくなるからと
最終日に出走をせず、自らDNFとなってリタイア届けを出した@BOSS。
また、これまでも自分一人ラリーに出て競技に集中する事は
実際いくらでも可能なはずなのに、決してそうせずに
負担とわかりながら、必ず私をセットで準備して参加してくれた@BOSS。
私自身もエントリー後に入ってきた仕事もあって、
私が行くには、周り(会社のスタッフだけでなく、ウトロンやシャリも含めて)に
いろいろな無理をさせてしまう感が強くなってきたこともありますが、
怪我をしたからと言って、その@BOSSにマシンの準備をさせて、
仕事をまかせて私だけラリーに参加することは、やっぱり考えられませんでした。
でもbinさんには、
これまで、@BOSSと一緒に出ることが当たり前だったラリーについて
私一人で出るという可能性を考えるきっかけを頂きました。
binさん、ありがとうございます。
今回の結論は、@BOSSがそう決めたから私も出ない、というだけでなく、
@BOSSがそう決めた、では私は?
と考えた結果でもあるので納得しています。
とはいえ、ラリーの4日間、ずっと気持ちよく晴れたらちょっと悔しいので、
4日のうち2日間くらい雨が降るといいな、と少しだけ願ったりして。。。
そんなわけで、ラリーの準備からぽっかり空いてしまったこの土日は、
川西モトクロス場へ向かいました。
緑がくっきりと濃くなってきましたね。
夏の気配を感じると、北海道4DAYSが懐かしくて
やっぱり少しだけ切なくなりますが、さ、気持ちを切り替えて練習、練習。
今年はレースの開催が多いため、
土日に2日間連続でフリー走行が出来る日が少ない川西、
この週末のパドックは大盛況でした。
お隣のトランポはちとせ君。
今まではCRM80に乗っていましたが、
次回のリバーからはついにレーサーCR85で参戦です。
これでもう85クラスで彼と絡むこともなくなるでしょう。(遠い目)
(ま、今までも絡んだ記憶はほとんどありませんが・・・。)
私がずっと@BOSSに、
「07年号の調子が悪いんです。アクセルを開けていても
ババババとかぶって、パイーンときれいに吹けません。」
と言い続けているのに、
「マシンの調子が悪いのか、あんたの乗り方が悪いのかわからない」
と言って、見ようともしてくれなかった@BOSSでしたが、
「そうだ、ちとせ君、これの調子が悪いかどうか、ちょっと乗ってみてくれる?」
・・・なんじゃそりゃ。( ̄∀ ̄;)汗
@BOSSの依頼で、07年号にテストライダーとして乗るちとせ君。
スタートしてまもなくコースから聞こえて来るババ、ババババッという音。
「ああ~、やっぱり調子悪いんだね、07号は。」
だからずっと報告してきたじゃないですか~~~(TωT)
ようやく見てもらえた07号不調の原因は
結局メインジェットの設定だったようですが、
それにしてもそんなに私の報告に信用がないとは。。。
新車に私、直った07号にIB、24gtさんに乗ってもらって
コースを何周か引っ張ってもらいましたが、
すぐに見えなくなってしまいます。
「とにかく言えるのは、直線で開けてないってことですね。」
直球ど真ん中のご指摘ありがとうございました。
精進しまっす!(TωT)チーン
土日とも、コース路面はアスファルトのような超辛口スーパードライ。
あちこちにブラックマークがついています。
いったい何度転んだことか。(泣)
ああ、花(新車)の命は短くて・・・(TдT)
今度の日曜のリバーサイドキッズクロスに向けて、
たい&こは兄妹も練習に来ていましたよ。
そうそう、@BOSSも足首をサポーターとテーピングでガチガチに固めて
調子のよくなった85(07年号)でIBの皆さまを一生懸命追いかけて
それはそれは楽しそうに乗っていましたっけ。
ご一緒いただいた皆さま、ありがとうございました。
楽しく、よい練習が出来た土日の2日間でした。
ということで、次の週末はリバーサイドキッズクロスR3です!
投稿者:かまた posted at : 12:30 | コメント (11)
2010年07月28日
北海道4DAYS DAY-4
【DAY-4 名寄~A-TEC】
いよいよラリー最終日。
朝から細かな雨が降っています。
雨が降ると、雄大な北海道の魅力が半減してしまうのが残念ですが
でも、気温は暑くもなく寒くもなく、辛い雨ではありません。
朝のブリーフィング。予定されていた朝の2本のSSでは、
ターマック(舗装)の下り部分が雨のためカットされると発表がありました。
「調子はどうですか?」と声をかけてくださった菅原さん。
ICOの磁石の位置を調整してくださいました。
この時点ではよかったのですが、SSに入る頃にはまたエラーが。
すみません、帰ったらじっくりと確認してみます。
SS-12 ヒルクライム
昨日の時点で総合7位だった@BOSS。
今回目標である「6位以内入賞」達成のため、
現在6位のイシゲさんとの差は1分42秒。
最後まで諦めず残り2つのSSに臨みます。
Photo:楽さん
@BOSS、カメラを構えている楽さんに軽く挨拶をして、
最終SSへ向かってスタート。
最初のSS-12は、ビバークを出発してすぐ、
スキー場内の作業道をひたすら登り続けるヒルクライム。
途中1.6kmのターマック区間もあり
出場前の準備期間中に、今回のマシンKTM450のテストで
2度もターマックで転んでいる@BOSSは
タイム差を詰めたいと思いつつも、転倒での順位転落も
避けなければと普段より更に慎重になっているようでした。
そしてスタートしたSS-12。
このSSで@BOSSの直前にスタートしていったイシゲさん、
途中の直角ターンでオーバーランしたそうで
コース外に向かって真っ直ぐ、真っ黒く掘れたブレーキ痕を見つけた後に
@BOSSはSS半ばの4km地点で30秒前にスタートした
イシゲさんに追いつく事が出来たそうです。
ここでまさかの30秒短縮!!( ̄0 ̄;)オオッ
Photo:楽さん
これで一気にテンションの上がった@BOSS。
イシゲさんの操るF800は、既にリアタイヤがズリズリに磨り減っていて
コーナーの度に恐ろしいくらいリアが流れていたそうで
明らかにいつものチャンピオンの走りではなかったそうです。
これはチャーンス!と残りの約4kmで更にタイム差を詰めて
最終のSSで、あわよくば逆転!!目標の6位に!!
そんな皮算用を始めた@BOSSだったそうですが
そこで目の前に突然現れたのは『CP100』のフラッグ。
・・・ああ、残念。霧で視界不良のため、
残り約半分を残して、このSSは急遽ショートカット。
そこでSS-12はゴールとなってしまったそうです。
いくらリアタイヤが磨り減ったとは言え、相手は全日本チャンピオン。
さすがに最後のSS-13だけで1分もタイム差を縮める事は不可能で、
ここでほぼ順位が確定してしまったといえます。
(最後に@BOSSが転んだりしなければ、ですけど。^^;)
SS-13 ダウンヒル
霧の中、全エントラントがSS-12をゴールした後に
今登ってきたSS-12を逆走で下りていくSS-13のスタートです。
この最終のSS-13で@BOSSは、もう順位変動が望めないので
とにかく無事に終えることだけを念頭に
無難に無難にスタート地のゲレンデまで下りて来たそうですが、
そのイシゲ選手のお兄さんのイケチューさんは、この下りのSSで
スケテツさまとの豪快なドリフト・ランデブー走行の後、
コースアウトしてしまったそうです。(ノ゚д゚)ノオォォ
とはいえ、お怪我も無く、マシンも無事で何よりでした。
私ですか?私はあえて書くほどのこともなく
無難にどちらも走りきりました。
タイムを狙ってコーナーに突っ込んで行ったりはしないので
走りやすくて楽しいSSでした。^^
DAY-4リザルト
@BOSS
SS-12 6位
SS-13 9位
DAY-4 7位
これで、全てのSSが終了しました。
あとはCP開設時間までにCPに到着するよう間に合えばいいだけです。
でも途中には、1コマ15kmや20kmのコマ図が多い今日のリエゾン。
突き当りを右左折、という場合は問題ないのですが
もしまたICOが止まったりすると、距離だけで交差点を曲がる、という時困るので
しばらくはチーム5upのキングさんについていくことにしました。
私に気を使ってくださっているのか、とても安全運転なキングさん。
ほかのエントラントがどんどん私たちを追い抜いていきます。
CP開設時間がかなり近づいているのにこのペースって・・・
もしかして、CP前に長いダートがあることを知らないのかも。( ̄∀ ̄;)汗
ラリーはあらかじめこの先がどうなっているのかルートマップを見て
自分なりにペース配分をしていかないと
予想外(でも予定外ではありません)の険しいダートが出てきたり
渋滞が予想される国道や、高速道路が出てきたりするので、
出発前にコマ図からいくつかの情報を拾い書きしておくのですが
初めて出場される方は、そんなことはしていないのかもしれない・・・。
「長いダートがこの先にあるので、ペースを上げましょう!」
ヘルメット越し、追い抜きざまにそう伝えて、私が引っ張ることにしました。
(あとから聞いたら、この言葉が聞こえなかったようで
「かまたさんがイラッとして前に出た」ということになっていましたが。笑)
121.63kmのコマ図からダートが始まります。
ここから約10km先に、最後のCPが設置されている予定。
ダートでは、遅い私を先に走らせて頂いたのですが
このダートで不思議な体験をしました。
コーナーも多かったのに、これまでに比べて怖くない、
アクセルが開けられる、ステップで曲がれる、
まるで自分がスケートボードに乗っているように
ハンドルはアクセルのためだけで、上半身は何も力が要らず
今までの自分の走り方と、全く違っているのを感じました。
初めて走る道なのにびびらないし、なんだろう、この感覚。
北4に来た初日の走りとは明らかに違っていると思います。
他の人と比べた速さは遅いと思いますが、
絶対に私は変わったと思います。こんな風には走れなかったはず。
林道を抜けた峠が最後がCPです。
後ろを走ってくださったキングさんが、
「かまたさん、ブログで崖落ちしたと読んでいたから心配したけど
ぜんぜん走れるじゃない!!」
いえ、走れなかったんです、本当に。
でも私は北海道に来てから、この4日間で
林道を少しだけ走れるようになったみたいです。
ここまで動いたり止まったりだったICOも復活していたので
ここで、5upのお二人と別れて、また一人で走ることに。
キングさん、W田さん、ありがとうございました。
人について行かざるを得ないときは仕方ないのですが
それではただのツーリングになってしまうので
指示されたルートを探し当てていくラリーは
やっぱり自分でコマ図で走る方が絶対に楽しいですね。
帰ったら、きちんと断線関係もチェックしなくちゃ。
(私がHOPでの木の激突で、どうかさせちゃったかもしれないし・・・)
さあ、あとはファイナルクロス会場を目指すだけです。
途中、丘の上から広く見渡せるビューポイントが用意されていました。
ちょうどそこで一緒になったaoyamaさん。
えへへへ、私も撮ってもらいました。気分は観光客です。^^
こちらは@BOSSのカメラ。
この日はこんな観光ルートも設定されていて
みんな写真を撮ったり撮られたり。
やがて、ファイナルクロス会場が見えてきました。
【ファイナルクロス】
Photo:エゾもっこすさん
芦別の住民のみなさんにも、モータースポーツを見て楽しんで頂こうと、
今回の北4から初めての試みとして開催される「ファイナルクロス」。
総合順位には関係のない、エキシビションです。
会場は、初日のSS-2の難所をカットしたコース、
エントラント全員が2組に分かれて一斉スタートで2周します。
Photo:エゾもっこすさん
かまたはB組。(リザルト上位の選手を除いて早めにゴールした25名。)
こんな雨が降った後の泥の中を、見世物のように走らされるなんて・・・
直前までみんな「どうやったら走らずに済むか」を話し合っていたのに
一周だけ試走したら意外とグリップがよいことに安心したのか
「エンジン始動」の合図と同時に、アドレナリンが噴出し始め
全員アクセルをウォンウォン煽り始めました。
Photo:Gravel road
B組、25台で一斉スタート!
Photo:Gravel road
さっきまでウダウダ言ってたみんなはどこへ行ったんだ~!?
かくいう私も「ピキッ」っとスイッチが入り、
飛び出せる1列目に並べばよかったとすでに後悔。
Photo:エゾもっこすさん
「おらおらー、そこのビーエム、ちんたら走ってんじゃねーよ!」
Photo:エゾもっこすさん
そういう私が一番ちんたら走っているくせに(笑)
すっかり「おらおらモード」に入っています。
なのに「がんばれー!」というスケテツさまの声に
もっともギャラリーの多いコーナーでスパーンと転倒。(泣)
また今年もこの画(え)ですか!?・゚・(ノД`)ヽ
バイクを起こす私に、「大丈夫だから落ち着いてゆっくり」と、
去年のスタートの時のように励ましてくださいましたが、
「ゆっくりしてる場合じゃないです!!!
応援しなくていいですから、ほっといてくださいっ!!!!」
完璧にスイッチが入っちゃっていますね。^^;;;
ちなみにこちらが去年。
(しかもこう見えてSS中・・・Orz)
Photo:エゾもっこすさん
あ~、でも楽しかった~。
4日間で一番楽しかったかも。
いっそ90分耐久だったらよかったのに。(笑)
今思うと、初日のSS2と同じ場所なのに
ずっとずっと楽しくのびのび、私なりに開けて走ることができました。
たぶん4日間でセローと仲良くなれたおかげだと思います。
B組の後は、総合リザルト上位の皆さんによるA組のファイナルクロス。
Photo:エゾもっこすさん
同じレースか?と思うくらい、迫力が全く違います。
Photo:Gravel road
おお~~~!かっこいい~~~!!
Photo:エゾもっこすさん
「出走拒否ができるなら走りたくないな~」
直前までそんなことを言っていた@BOSSも、
合羽を脱ぎ準備するうちにテンション急上昇。(笑)
Photo:エゾもっこすさん
プロローグランで既に「イケイケ」だったのは
傍から見ていてもわかります。(笑)
Photo:Gravel road
う~ん、私もいつかこんな風に走ってみたいもんです。
Photo:エゾもっこすさん
ファイナルクロスぶっちぎりだったいとうさん。
Photo:エゾもっこすさん
全日本MOTO-1選手の佐野新世さん。
観客がいると魅せるライドをしてしまう、と言われていましたが
最後のパフォーマンスまですごい迫力でした。
後から聞いた情報によると、ラリー初参加の新世さんは、
「SSはタイム計測をする区間」というルールを知らずか忘れてか、
ギャラリーの多いSS1でもウィリー等の見事なエキストリームライドを
見せていたとのことですが・・・(笑)
それにしても、いや~、こ~んなに盛り上がるなんて!!
走る方も見ている方も清々しくて、とても楽しいイベントとなりました。
ラリーが終わった開放感からか、どの人もどの人も本当に楽しそうで、
やりきったいい顔をしていました。
ファイナルクロスの後は会場をA-TECに移して表彰式。
Photo:yasupa忍人
かまたはレディース3位を頂いたものの、
楽さんリタイアで3人しかいなかったのと
52人中50位なのだから、まあ今回も「完走賞」ということで。^^;
2年前の北4で12年ぶりにライダー復帰した@BOSS。
3回目の出場で、再びこの列の一員に加わる事ができ、
復帰からの目標だった一桁入賞を無事果たしました。
Photo:エゾもっこすさん
春木競技委員長から@BOSSへのひと言
「本当はこのあたりの順位を走るライダーだったんですね。」
すみませんでしたねえ、@BOSS、今までは私のせいで。( ̄∀ ̄;)汗
Photo:エゾもっこすさん
総合優勝はムッシュ、2位はいとうさん、3位はまえだっちです。
Photo:yasupa忍人
最後に全員で記念撮影。
Photo:エゾもっこすさん
こうして、今年の北海道4DAYSは終わりました。
【それでは今年も、あなたに会いまショー】
オフィシャルスタッフのコタロさん(左)とsanadaさん(右)。
最初の出場の時からずっと見守って下さっているお二人。
SSやCPでお二人のお顔を見るとホッとします。
(お二人も、無事私が戻ってくるのを見てホッとするでしょうけど。^^;)
コタロさん、sanadaさん、今年もお世話になりました。
来年はもう少し順位をあげたいなあと思ってるんですけど
それにはSSを速く走れるようになるしかないんですよね・・・と言ったら
「班長も言っていましたが、ラリーはスピードよりも
とにかく早め早めに進むことと、ミスをしないことが一番大事です。
そうすると、他の人がだんだんミスで落ちていきますから。」
ははっ!肝に銘じます。
「ところで秋に日高へ来ませんか?」と誘って頂きましたが
私に日高に行って何をしろと?( ̄∀ ̄;)汗
今回はマシントラブルで2日目でリタイアとなってしまった楽さん。
本当に残念だったですね。誰よりも速いのに・・・(TдT)
帰り際、車の中で「帰りたくなーい」と泣いていた泣き虫楽さん。
まだ車に乗る前だったら、今度こそハグしてチューしたのに。(笑)
Photo:楽さん
まえだっち隊員、aso!!!!!!隊員等、そうそうたるメンバーを引き連れて
北海道にやってきた「キング王国」のみさキングさん。
林道をリア振り振りで、ターッと駆け抜けていくのを見た@BOSSは
「みさきちゃん速い!」を連発していました。
「ラリーが大好き」と言っていましたが、いつでもどこでもニコニコ。
本当に、見ているこちらも楽しくなる笑顔でした。
昨年に引き続いての出場、ゴロンパ妻さん。
一人自走でA-TECに向かう時に、
ちょっとしたトラブルの相談をゴロンパ旦那さまに電話でしたら
「もうラリーは始まっているんだから、自分でなんとかするように」と
電話を切られたとか。ひょっとして、@BOSSよりスパルタ?^^;
Photo:chocoppyさん
一見、ダンディなセニョールT。
名札見せなくても、知ってますって。(笑)
「ダンディーで、お金持ちで、速いライダーで・・・なんて
そんな3拍子揃っているセニョールが
おまけに『いい人』なんて事はありえない!」という
@BOSSのプロパガンダの影響で、サロンドアトラス内では
「フィクサー(黒幕)」とか「悪代官」(失礼!)とか言われていましたが、
ガソリンスタンドで休憩中、正常に動かない私のICOを
「機械ものは、こうしてなでると動くんだよ」と真顔でなでてくれ、
別れ際にももう2回なでて、再びまっすぐ私の目を見て
「サービスしといたからね」と言って出発したセニョール。
@BOSS、やっぱりセニョールはとってもいい人だと思います。(笑)
わ~、雨先生だ~!saechanだ~!
まるで大好きなキャラクターと会った子どものように喜んでしまった私。
しかもドキドキして、「初めまして」なんて挨拶してしまったけれど、
去年一緒に北4出ているんでしたね。^^;;;
でもたぶん、お話しするのは初めてです。
写真を撮ってもいいですか?とお聞きしたらぴったり寄り添ってポーズ。
まさか雨先生からピースサインが繰り出されるとは・・・(笑)
ますますファンになりました。
Photo:楽さん
3日目の宿に顔を出してくださったZIPのシャチョウとぽんたさん。
女子だけに、とハスカップのジュレを差し入れしてくださいました。
濃厚でジューシーなジュレ、パドックでスプーンなしで頬張ったら、
「口から血が出てる!」と言われました。(笑)
美味しかったです。ご馳走さまでした。
ファイナルクロスの会場で、「かまたさんですよね」と
声をかけてくださったエゾもっこすさん。
たくさんの写真をありがとうございます。
私の走るスピードが遅いので、何枚撮って頂いても
あまり背景が変わらずに、困ったのではないでしょうか。(笑)
とっても素敵なレポートを書いて下さっているのでぜひ読んでください。
(一部、大笑いしました。)
いわずと知れた、ゴルゴM本さん。
今回はゴルゴさんのメールに@BOSSも随分助けられていたようです。
いろいろと、本当にいろいろとありがとうございました。
定義での障害物競走のような練習は、ゴルゴさんにとって、
また一つ、『忘れたいのに忘れられない思い出』となったと思いますが^^;
あれがあっての今回の私です、たぶん。
どうか機会がありましたら、またよろしくお願いいたします。
MOTO-1 PROとフランスの選手権にも参戦中、
モタードライダーの佐野新世さんとその奥さま。
「ラリー初心者なんですよ~」という新世さんの言葉に
「ラリー」は確かに初心者かも知れないけれど、
ライダーとしての技量がプロ級だとは知らなかった@BOSS。
(なにせ復帰したばかりで、ギョーカイに疎いので・・・^^;)
コンビニや林道の出口で休憩するたびに、
プロライダーの新世さんにお節介なアドバイスをしていたそうですが
日に日にリザルトもタイムも上がってきて、
しまいには逆転されるSSも出てきて・・・。
それ以降、アドバイスするのを辞めてしまったというのは
@BOSSだけの秘密だそうです。(笑)
まだまだたくさんの思い出深い出会いがあったし、
本当はお会いした方、全員のことをかきたいのですが
スペースの関係上、本当に一部ですみません。
ところで。
私は全行程1250kmのほとんどをスタンディングで走ったので
「スタンディング信仰」とまで言われていたようですが(笑)
私が座らないで走っていたのは、
前回のアカデミーで打った肩が痛くて、
座ると左腕をハンドルの高さまで上げられないという理由がひとつ、
もうひとつは、せっかくこんなに長い距離を走れる機会なのだから
練習をしたかった、ということがあります。
Photo:yasupa忍人
いわきの「立ち乗り友の会」のゆ~じ師匠やナックさんから
骨格をつくっていい位置に乗ると、上半身なんか何の力もいらないし
全然疲れないという話はずっとずっと聞いていました。
まずは舗装路を走るときに練習してみるといいと言われていたので
乗り込んでいなかったセローと仲良くなるためにも
リエゾンは単なる移動ではなくて、練習にもしたいと思っていたのです。
「疲れないの?」といろんな方から聞かれましたが
結果的には、4日間ぜんぜん疲れませんでした。
2日目あたりからは、ステップに乗る感覚が
少しずつわかってきたように思います。
ハンドルではなく、ステップで曲がる、ステップでコントロールする、
どこに体を置くとバイクが安定して走るのか、
体も疲れないし、怖くないし、無理がないし、
そんな感覚を体がわかってきた感じがしました。
3日目の夕方の、長い長い林道くらいから
林道を「危ない」「怖い」と思う感覚がなくなってきました。
4日目の林道で、自分の走りが変わってきたと実感したのは
レポート内に書いた通りです。
(・・・といってもまだまだ全然遅いんですけどね。^^;)
出発前に書いたブログで「ひとしさん」から
「北4では、想像もできないような困難な事もあるのかもしれませんが、
何か素晴らしい特別なご褒美もあるような気がしています
(占い師ではありませんが)。」
というコメントを頂きましたが、今回はこれがご褒美だったかも。^^
【After 4DAYS】
今年も小樽の健康センター「オスパ」の広間でシュラフに包まり
北海道最後の一夜を過ごした翌日、
鱗友市場の「のんのん」さんで、三色丼を頂き、
9時、フェリー乗場へ。
車の乗船口から乗る@BOSSと分かれて乗船手続きの開始を待つ間、
私はターミナルのラウンジでメールを書いていました。
いろんなことが山ほどあったのに、
5日前にここに着いたのが、つい先ほどのことのようです。
窓から新潟行のフェリーを見ていたら、じわっと涙が出てきてしまいました。
(楽さんのことは言えませんね。^^;)
旅の最後にセンチメンタルになってしまったのかもしれないし、
辛かった準備期間も含めて、4DAYSが終わってしまう寂しさかもしれません。
@BOSSはよく、ラリーを人生に例えますが、
同じルートマップをもらっても、
人それぞれにまったく違う4日間を過ごしたはず。
みんながそれぞれの人生というラリーの主役だし、
お互いが少しずつ交差して、そこにいろんなドラマが生まれます。
どんな準備をするかで人生も変わるし、変えてもいける。
私はこの先、どんな人生を送るのでしょう。
小樽~新潟のフェリーでは、
元KLEおじさん@WRと、S藤さん、キングさんと再び一緒になりました。
4日間の思い出を語り合ったら、話が尽きるはずはありません。
ラウンジにて打ち上げです。お疲れさまでした。カンパ~イ!
4日間無転倒だったというR1200GSのS藤さん。
こんなところで転倒&崖落ちです。(笑)
キングさんと内緒の話?(まったく記憶なし^^;)
夜が明けました。
すっきりと晴れ渡った空の下、新潟港が見えてきました。
過去2回は、「必死に完走」が目標だったけれど
今回の4DAYSは体力がついたからか、マシンが変わったからか、
疲れる、とか、体力的に辛いということがなく、またケガ一つせず、
ラリーに集中できて、初めて自分なりに「マネジメント」をして完走しました。
ICO不調のたびに、いろんな方に助けていただきましたし
まだまだ一人でノートラブル、というわけにはいきませんが
今回は少しだけ余裕を持って、自分のラリーを俯瞰できた気がします。
そして、林道が怖いと思う対象でなくなった今、
次回参加することがあったら、今度は少しだけ
順位というものを考えてのマネジメントをしてみたいと思います。
ラリーは、自分という人間性が隠しようもなく出てしまう場です。
今はまだ次のラリーは見えないけれど、もっと「自分」を磨いて
きちんと「大人のラリー」ができるようになりたいと思います。
@BOSSは今回、いろんな方から「本当に楽しそう」と言われていました。
(表彰式でのコメントでは、「ボクの苦労をブログで知っているみなさんが、
ボクの代わりにかまたを助けて下さったおかげで、自分のラリーができました。」
と言っていましたっけ・・・・( ̄∀ ̄;)汗)
@BOSSにとって、今回が本当の意味での「復帰」となったラリー、
結果は7位と、目標だった「6位以内」に惜しくも及びませんでしたが、
@BOSSは@BOSSで、自分なりの今後の課題と
次の目指すべきステージへのステップが見えてきたようです。
実際、10位までの順位は、毎日1分1秒のしのぎを削り、
ミスをした人が下がる、というレースをしているので
さらに上を目指すには、速さだけではない部分の煮詰めも必要なのでしょう。
3回目の4DAYSが終わりました。
応援してくださった皆さん、心配してくださった皆さん、
大切なマシンをお譲りくださった菅原さん、
一緒に忘れられない時間を共有したエントラントの皆さん、
素晴らしい舞台をご用意下さったスタッフの皆さん、そしてA-TECの皆さん、
本当にありがとうございました。
さ、次の目標に向かって出発です。
なんてね。(笑)
【おまけ】
帰ってきたら、新潟はすっかり梅雨も明けて
いきなり強い日差しの夏がやってきていました。
いつもは一週間分のフードと水を確保して
シャリをほったらかしででかけるので
帰ってきた時は無視されて(当たり前ですね^^;)
あちこち「腹いせ」をしているシャリですが、
今回はさやか嬢に鍵をあずけて世話をお願いしたので、
「ただいま~」とドアを開ける前から、
ちょこんと玄関で待っていてくれました~
よかった~!(TдT)
長いレポートを書き終えて、ようやく終わった私の4DAYS。
それでは夏の昼下がり、冷たく冷やしたフリッツァンテの栓を抜き、
少しずつ遠くなっていく4日間の余韻に、
もうしばらくの間浸りたいと思います。
おわり
写真をご提供いただいた皆さん
●yasupa忍人さん
●エゾもっこすさん
●楽さん
●RUNARUNA WORKSさん
●Gravel roadさん
●chocoppyさん
●SSRR
本当にありがとうございました。
投稿者:かまた posted at : 12:10 | コメント (45)
2010年07月26日
北海道4DAYS DAY-3
【DAY-3 日高~中頓別~名寄】
この日の行程は560km、長い長い一日の始まりです。
Photo:yasupa忍人
夜が明けたばかりのパルクフェルメ。
宿のテレビで確認をすると、天気予報では全道雨。
どんな一日になるんだろう・・・
Photo:yasupa忍人
朝6時、ゴロンパ妻さん、みさキングさんと朝食。
一番乗りでテーブルについたら、宿の方から
朝採りの完熟トマトを一人に一つずつ頂きました。
丸ごとがぶり。早起きは三文の徳です。^^
Photo:yasupa忍人
テーブルに用意された日高の濃い牛乳も美味しかった!
みさキングさん、いつでもなんでも美味しそうな笑顔です。(笑)
Photo:楽さん
朝のうちはまだポツポツ程度の雨だったので、
合羽は着ずにスタートする方が多いようです。
このまま夜までお天気がもってくれるといいのですが・・・
Photo:楽さん
@BOSS、DAY-3スタート!
Photo:楽さん
順位がずっと下の私は、その約30分後にスタート!
なんでこんなに下を向いて走っているかというと、
写真を撮ってくれている楽さんに会釈をしているからです。^^;
SS-8 霧の23kmロングダート
朝のスタート後、10kmほどで昨日の23kmのSSへ。
ひと山越えるこのSSの林道で、頂上の方は真っ白な霧の中でした。
Photo:yasupa忍人
SS-8の@BOSS。深い霧の中、前がよく見えず
途中からゴーグルを外して走ったそうですが、結局はホワイトアウト状態。
まったく先の見えない状態の中、とにかく落ちないように走ったそうです。
Photo:yasupa忍人
このSSの途中、やはり何台かのマシンが崖落ちをしていました。
皆さんケガはなかったようですが・・・・・・( ̄∀ ̄;)汗
確かに視界が悪くて10m先も見えないけど、
私にとっては去年のあの地獄のような暗闇を思えばずっとまし。
とにかく無事に行こう。
Photo:yasupa忍人
今回の北4から「4輪部門」ができて、
3台のジムニーがエントリーしています。
長いSSを終えてリエゾンへ。
今のところICOの調子は問題ないようです。
あ、ここは去年の最終日に青空の下通った、まっすぐな道ですね。
エントラントである私たちを楽しませてくれるように
ところどころ、こうした北海道ならではの風景を織り交ぜて
ラリールートは構成されています。
ああ、昨日のような青空でないのがちょっと残念!
さて。
昨日の夕方、ビバークでICO本体を交換してみましたが、
リエゾンの途中、街の中でやはりまた同じ症状が発生しました。
・・・・ということは、本体ではなく、やっぱり線なのかも。
とりあえず路肩によって、後ろから来た#50さんを停めて事情を説明し
その先しばらく続く国道沿いのリエゾンを先導してもらいました。
この日は途中、高速道路に乗り一気に北上するルート。
高速を走っていたらまたICOが復活したので、
水分補給で停まった#50さんにお礼を言って、またソロで先へ向いました。
街を抜けたあたりで、雨がだんだんひどくなってきました。
橋の上にバイクを停めて合羽に着替る@BOSSとセニョールを発見。
私も雨がこれ以上ひどくなる前に、ここで合羽を着ることに。
「ネックブレースの上から合羽を着るとヘンだよね。」
というセニョールの指摘に
「前にイケチューさんがこうして芋虫男になってるのを見て
あ、カッコ悪いけど、これが一番簡単だな、と思ったので。」
と@BOSSも芋虫男に変身していました。
確かにあまり格好はよくありませんし
こんな人が近づいてきたらイヤですが(笑)
この先、脱ぎ着を繰り返すなら、この方法が簡単ですね。
(私はもう合羽は脱がないであろうと考え、
ネックブレースの下に合羽を着ましたけど。^^;)
「じゃ!」と、それぞれに出発。
二人を見送った後、私も雨の中を再出発。
初日、2日目と晴天が続いたので
もしかしたらこれは4日間晴れたりして・・・と奇跡を願ったりもしましたが、
やっぱり降ってしまいましたね。
でもこれはこれで4DAYSっぽくて、悪くない気もします。
雨にぬれた緑は美しくて、空気もしっとりしていて気持ちいい。
それに、去年の雨は手がかじかんで、凍えそうなくらい寒かったけれど
今年の雨は温かく、去年のように辛くはありません。
2年前、初めて出た北4の開会式でSSERの山田さんが
「晴れたら晴れ、雨は雨で、天気も含めて北海道を楽しんでください」
ということを言われていたのを思い出しました。
SS-9 5.4km
この日はロング・デイながら、行程に時間の余裕があり
各SSで開設時間待ちをしました。
SS-9でも、開設時間の20分ほど前に到着。
10名ほどのエントラントが先に到着して待っていました。
今回なにかと一緒になることの多い気がするセニョールが
私の後からCP100のフラッグ内に入って来ました。
「がんばってね。」
SSのスタート順を待っていると、セニョールの渋い声が。
キョロキョロあたりを見回しましたが、え?わ、わたしに??
「うん。あのね、アクセルはね、
開け切ってグリップが止まるところまで開けていいんだからね。」
私がSSでそんなに開けられるわけもありませんが、
いつもよりもう少し開けてみようかな、と思い始めたのはこの時からでした。
セニョール、ありがとうございます。
@BOSSは「違う」って言うけど(笑)
やっぱセニョールは「いい人」かも~゚。( ̄▽ ̄)ポワーン
SS-10 7.34km
@BOSSは、昨日のSSスタート順のマネジメントで苦労して
結局、前走者の追い抜きでタイムロスがあったので
この日はなぜかいとうさんだけ別行動になっていたezo-momongaの
ムッシュM田氏とスケテツさまに勝手に加わって
3人で3つ連続するSSを移動していたそうです。
@BOSS曰く、トップタイムのムッシュはもちろん、
スケテツさまにもその法力バリアに阻止されてか
SSコース内でお二人を追い抜く事はできなかったそうですが、
逆に言うと、おかげでクリア状態のSSルートを
気落ち良く自分のペースで攻めることができたそうです。
そして、ご利益はそれだけでなく、この経験豊富なお二人からは
ありがた~いさまざまなアドバイスを
SSのスタート待ちのたびに頂いたそうな。(-人-)
SS-11 5.36km
「あんたなんでスタートですぐスタンディングするの?」
SS-11を終えて@BOSSからそう言われました。
え?ダートってスタンディングするんじゃないんですか?
「しどきですばる君とスタート練習した時には座ってたでしょ。
第一他のエントラントがみんな座っているのを見ればわかるだろーに。」
Photo:yasupa忍人
ラリー3日目、今頃こんなことを注意されているかまたです。^^;;
しか~し!!
そんな@BOSSにも、初日のSS-1での
マップケース留め忘れに匹敵するミスが。( ̄∀ ̄)
この日最後のSS-11。この3連続SSの後に、
給油タイミングとなるようにマネジメントしていたので
スタート前に燃料コックをONからRES(リザーブ)に変えるつもりが
ありがた~いお二人の後ろで舞い上がっていたのか、
@BOSSはすっかり忘れて「ON」のままスタート。
「抜かないでくださいよ~」と言い残していったスケテツさまを
願わくばと抜く気満々で「よ~し!」と追いかけるも
SSの途中で急失速して「プスン、プスン」・・・燃料切れです。
そこで慌てて燃料コックを「ON」から「RES」に切り替えて再発進。
当然、大きなタイムロスです。
「やっぱり何かしら、やらかしちゃうんだな・・・・」と反省しきりでした。
さて、本日の4本のSSを終え、後はCPを時間通りに通過することと、
最後の30kmに及ぶ長い林道を走れば、
今日のヤマ場は終わりとなるわけですが
CP手前の小さな町では、日曜日ということもあって
コマ図に記されたものだけでなく、町中のGSがことごとく閉まっていました。
この町で給油を予定していたガス欠寸前のエントラント達が
あちらこちらでスタンドを探して右往左往しています。
SS-11終了でギリギリの燃料計算だった@BOSSも
マップ上の次のGSポイントでの給油は必須だったのに
寄る予定だったスタンドは2軒ともお休み。
もうすでにリザーブになり、@BOSSのタンクの中は残り1リットルほど。
近くを通った方から、国道沿いに海岸まで出た交差点にGSがあると聞き
そこまでの距離も15kmほどとの事なので、一応、念のために
腰に持っていた予備ボトルにガッツ斉藤さんからガソリンを分けて頂き
同じくリザーブのスケテツさまたちの後、GSを目指すべく
枝幸町方面へ向かってオンコースから離れ走っていきました。
結局、6~7km走ったところで完全にタンクが空になってしまったそうですが
ガッツさんから分けてもらったガソリンをタンクに移して再出発。
程なく他のエントラントも給油中の交差点のGSに到着し、
無事給油する事が出来たそうです。
私は、今日の計画では最後の30kmの林道を終えた後に給油する予定で
万一そこでスタンドが開いていなくても、
最悪ビバークまではたどり着ける計算だったので
ゴルゴM本さん、ガッツ斉藤さんのビッグタンク搭載マシン組と一緒に
オンコースで先へと向うことにしました。
オンコースを先へ進みながら、マップに付けたメモを見ると
「あれ?CP開設予定区間にもう着いちゃった」
まだ開設時間までは30分以上あるので
このまま先に進んでは、CP不通過となってしまいます。
が、クラクションを鳴らすも、私の前を走っていたゴルゴM本さんは
美しいフォームでどんどん小さくなって行きました。
後ろを走っていたガッツさんに説明し
ゴルゴM本さんを追いかけて呼び戻してくれるようにお願いし、
ゴルゴさんを追う為に使うほどのガソリンがない私は
ここで二人が戻ってくるまで待つ事に。
もしかしたらゴルゴさんは、後ろを追うガッツさんに気付かずに走り続け
二人でCPを通り過ぎて先へ行ってしまうかもなあとも思いましたが
それもまたラリーですから・・・・・・合掌。
結局みな無事にCPを通過。
後はこの先のロングダートをこなして、
夜9時までにビバークへ向うだけです。
・・・という安心感からか、ここからゆっくりしていた人たちは
この後、違う運命をたどることになったそうです。
この先に出てくる長い林道は、日没後に鹿などの野生動物が現れるために
6時を過ぎてダート入口についた半数以上のエントラントは、
林道に入ることを止められ、迂回路でビバークへ向うように指示されたとか。
(それはそれで早めにビバークに着いてゆっくりできるので
悪くない気もしますが^^;でもせっかく北海道を走っているのだから、
やっぱり走れてよかったと思います。)
早めにCPを出た私は、この30kmのロングダートに入ることが出来ました。
が、ダート入口でリザーブに入ってしまいました。
私が計算していたよりも減りが早い・・・・。
でも、リザーブで50~60kmは走れるから一応なんとかいけそうです。
両側から覆い被さるように草が生えているこの林道、
2年前にCRMで初めて出場したときに走った覚えがあります。
あの時は「怖い山道」と思った林道でしたが今日は楽しく走れます。
それにしても長い。
終わらないかと思うくらい長い林道でしたが、
ここが終わればもうすぐ最後のビバーク、そして明日が4DAYS最終日、
いっそ終わらなければいいのに・・・と少しだけ思いました。
そんな感傷的な気持ちも、この後かき消されることに。
午後7時前に林道を出て町に入り、さあ給油と思ったとたんに
プスプス・・・プス・・・シーーーーン
ゲゲッ!!!━━━\(゚∀゚)/━━━!!! ガス欠だー!
ガソリンスタンドはいくつもあるのですが、すべて閉まっています。
他のエントラントから分けてもらおうにも、
林道入口で迂回を指示された人たちもみなガス欠寸前で、
ガソリンスタンドを探して必死にウロウロ走り回っています。
町の人に聞いても、このへんでこの時間にやっている店はないそうです。
どうする。目の前の家の車から1リットルだけ分けてもらおうか。
すると後ろから@BOSSがやってきました。
私がガス欠だと悟ると
「どうしてCPの手前で、俺たちと一緒に枝幸町のGSに来ないで
そのままオンルートに向ったんだ!」
だって、どう計算しても間に合うはずだったんですぅ!・゚・(ノД`)ヽ
ですが、私はセローの燃費計算を舗装路でしかしたことがなく、
舗装路でリッター32kmならば、林道は最悪でも25~26kmくらいと
テストもせずに考えていただけなのでした。
今実際にトリップメーターで確認をすれば
前回満タンにして今ガス欠するまでに245km、
燃費は25kmを割っています。
ダートでの燃費を甘く考えていた私のミス以外の何物でもありません。
第一、よくよく後から考えてみれば
CP開設時間までは十分余裕があったのだから
開設地点手前でポカーンとのんびり待っていることなどせずに
GSに向うと言っている@BOSSたちと一緒に行動して
満タンにしておく方が、その後を考えれば絶対に正しい判断でした。
私のマネジメントミスを@BOSSに厳しく叱られながら、
かなり少ない@BOSSのタンクから1リッター分けてもらい、
迂回をしたエントラントが寄るために待機していると言う
オフィシャルカーがいるという場所までとりあえず走ることにしました。
そこで8kmほど先でまだやっているGSの場所を教えてもらい
@BOSSに分けてもらったガソリンでなんとかそこまでたどり着き給油。
その後、真っ暗な雨の中、ゴロンパ妻さんと@BOSSとともに
今日のビバークへと向いました。
しかし、行灯ライトの@BOSSのKTMでは
暗すぎて先が見えないため先導できず、ICOの妖しい私も同様。
そこで合流したゴロンパ妻さんから先導してもらいました。
そして#34セローの彼も加わりましたが、Uターン連続の珍道中。
それでも何とかマキシマムタイム前にビバーク到着。
土砂降りの雨、昨年の日高の夜を思い出したのは、
きっと私だけではありません。
ビバークは「ピアシリスキー場」にある大きな宿でした。
この日は雨のため、キャンプから急遽、部屋泊に替わったそうですが
濡れたものを一切館内に持ち込まないということで
スキー場の乾燥室で着替えました。
Photo:楽さん
すでに到着しているエントラントの荷物で満杯の乾燥室。
足の踏み場もなかったけれど、
何とか着替えて夕食会場へ行きました。
バイキング形式の夕食はもうほとんどなくなっていましたが、
カレーライスをお腹一杯いただきました。
それにしても、ああ・・・・・反省。
ガス欠・・・絶対にやるまいと思ったのに。
ダートでの燃費テストをせずに臨んだことも甘かったけれど、
なによりも給油のチャンスが目の前にあったのに、
それを生かさなかったがために
使わなくてもいい夜の1時間を無駄に使ってしまった・・・。
しかも、関係のない@BOSSにも迷惑をかけてしまった・・・。
まだまだ、ダメだなあ、私。(TдT)
失敗を引きずってもしかたないけど、
今回の教訓をきちんと生かさなくちゃ。
雨はどんどんひどくなってきます。
夕食を食べた後、バイクをパルクフェルメに入れるために外へ出たら
バケツをひっくり返したような雨に降られ再びぬれねずみ。
温泉に入って、女子部屋で明日のマップを巻き就寝。
明日はいよいよ最終日です。
DAY-3 リザルト
@BOSS SS-8 11位
SS-9 6位
SS-10 5位
SS-11 6位
DAY3 8位 総合 7位/52台
かまた DAY3 総合 49位/52台
つづく
投稿者:かまた posted at : 18:58 | コメント (11)
2010年07月24日
北海道4DAYS DAY-2
【DAY-2 千歳~日高】
朝もやのHOP。この色とりどりのテントが散らばる風景、大好きです。
テントからぷかぷかと煙が出ているのはaso!!!!!!!さんですね。(笑)
朝4時に起きて顔を洗いに行くと、
リザルトを眺めている人がいます。
早い人がいるなあ・・・
u、umiさま!( ̄∀ ̄;)汗
なんでも昨夜12時に家を出て着いたところだとか。
この日はビバークがHOPとわかっているので
RUNARUNA WORKSのるなるなさんや、
姉さん@EC200さんも来られていました。
(るなるなさんを発見したのはスタートラインに立った時なので
残念ながら今年もご挨拶できませんでしたが
スパッツにミニスカートのあの方がきっとそうでしょう。)
同じくHOPに来られたchocoppyさんから、
こんなにうれしいお土産を頂きました。
「事故なく怪我なく完走できますように」と書いてあります。
どうもありがとうございます。お守り代わりに旅の友にします。
「で、昨日は何事もなかったんですか?」とchocoppyさん。
そこですかさず@BOSSが
「実は昨日のSS-2の後に、俺に一度怒鳴られているんですよ。」
Photo:yasupa忍人
私の失敗話を楽しそうに暴露する@BOSS。( ̄∀ ̄;)汗
遡ること一日前、昨日のA-TEC会場のSS-1、SS-2を
去年までに比べたらなんとか無事に走り終えた私。
SS直後、コマ図最初のGSで給油した際に、
一人最後尾を走って途方に暮れた過去の苦い経験から、
「他の人が来る前に先へ急がなくては!」と思ってしまったためか
いつもは全く問題のないはずのタンクの蓋がうまく閉まらず、
あれ?あれ?早く出発しなきゃならないのに~!と焦っているうちに、
私の後ろに@BOSSが並んでしまい、
「わー!こんなとこ見られたら@BOSSにまた何か言われる!!」と
更に焦ってプチパニックに。(泣)
何度やってもタンクの蓋は閉まらず、おまけに蓋から鍵も取れず、
「ああ、マズイ!」と思っている内に「ハアハア」と過呼吸になっていました。
そんな私の様子を、ずっと黙って見ていた@BOSSでしたが、
「何ハアハア言ってんだ!ちょっと落ち着け!!」と見かねて一喝。
私の代わりにタンクの蓋を閉めるか鍵を抜くかと試みるもうまくいかず。
そして、「これ、蓋が前後逆に付いているじゃないか!」
えっ??(゚∀゚)
そう、私は焦って蓋を無理やり逆に押し込んでしまっていたのでした。
「バカが・・・Orz」と思ったのは@BOSSも同じのようで、
「まだ、こんな事やらかしているのか、お前は!」と、ため息。
鍵を折ってしまってはアウトなので、
@BOSSは蓋だけを何とか力任せに回してみると
「ゴリッ」と運良く回って蓋が緩んで外れ、もちろん鍵も抜けました。
(私一人だったら、今度はタンクの鍵をねじ切っていたかも・・・^^;;;)
更に出てくるであろう叱責の言葉を聞かずに済むように
「ありがとうございました~!じゃ、お先~!」と
とっととエンジンをかけて、先へと進んだわけですが・・・
@BOSSはそんな話をchocoppyさんたちに
臨場感たっぷりに披露していましたが
こういう時の@BOSSのなんと生き生きしていることか!(泣)
おかげで、やっぱり私のキャラは期待通りに、
そういう人だったと皆さんから喜んで頂けました。
めでたし、めでたし。(TдT)
そんな私にumiさまが、約束どおり
今年も美味しいコーヒーを淹れてくださいました。
こういう時間に温かいコーヒーを飲める幸せといったら。゚。( ̄▽ ̄)ポワーン
コーヒーを飲み干すと、マグカップの底には
「この次ガンバレ!」のメッセージ。
はいっ!次こそがんばりまっす!(TдT)アウー
Photo:サウイフモノニワタシハナリタイ
朝のブリーフィング風景。
今日のSS開設時間と、CP開設時間が発表されます。
本日のゴールまでの距離は約250kmとさほど長くはありませんが
途中にSSが4本、そのほかにもダート率の高い一日です。
SS4 HOP特設コース(SS3逆走)
この日最初のSS-4は、ビバーク地HOPから
昨日の最終SSの逆走をするコースです。
Photo:RUNARUNA WORKS
@BOSS、SS-4スタート!!
・・・ですが、
昨日の最終SSでは、転倒で11位だった@BOSS。
今朝は『安全モード全開!』で走ったそうな。^^;
Photo:Gravel road
現在2位のいとうさん。
ものすごいリア振りですね。かっこいい~~~゚。( ̄▽ ̄)ポワーン
Photo:Gravel road
安全モード全開とは言いながら、@BOSSも負けじと振っています。
そしてこのSSは、無難に7位のタイム。
(得意のクローズドなのに、ちょっと守りに入ってます?)
私はというと・・・・・。
PhotoSSER
かまた、SS-4スタート!(←実際には「!」が付くほど迫力はなし。)
Photo:Gravel road
「私、朝の1時間のうちに、何かやらかしちゃうんですよね・・・」
と、さっきコーヒーを頂きながらumiさまに話をしたとおり、
この朝は、昨日の夕方のSSでは無事に通り過ぎたフープスで
ハンドルを取られて吹っ飛び、すぐ脇にあった二股の木に激突!・゚・(ノД`)ヽ
バイクがちょうど幹の間に、まるでマンガのように挟まって
前後左右とも身動きが取れなくなりました。(泣)
「大丈夫?!」
後からくるエントラントは声をかけてくれますが
SS中なので止まってはくれません。
「大丈夫じゃありませ~ん!(泣)」と答えながら
うんうん唸って、やっとこさバイクを救出。ゼイゼイゼイ。
幸いケガはまったくありませんでしたが
バイクの方は、左側の幹に当たったナビ周りが曲がっています。
うわー!やばいぞ!と思いましたが
なんとか動くようなので、ゆっくり走ってSSアウト。
出口で確認するとマップのステーが大きく曲がってしましましたが
走ることに支障はなさそうなので、
曲がった地図を見ながら先へと進みます。
ああ・・・一番後ろになってしまった・・・・。
ですが。
街へ入ると、給油中のエントラントが大勢います。
昨日の夕方給油して、この朝の給油が不要だった私は
皆さんを追い越して、とにかく先へと進みました。
私はSSのタイムが遅いので、
成績順となる2日目以降はスタートが必然的に遅い順番になってしまいます。
だから、コマ図に記された、みんなが寄るであろう
その日一番最初のガソリンスタンドは、
混んで順番待ちになる時間がもったいないので
(この日の最初のガソリンスタンドは40分待ちだったそうです。)
スタート順の早い初日以外は極力寄らないで済むガソリン計画を立てること、
コンビニもできるだけ寄らないで済ますことを決めていました。
それらを助けてくれるのが@BOSSから教わったナビ・マネジメントメモです。
コマ図から必要な情報を書き出して、これをマップケースの下につけ
いつも見て状況にあわせて考えながら走ります。
(昨年は一応書き出してマップケースに貼ってはいたものの
みんなに追いつくことの方に必死で
その情報を満足に利用することはできませんでした。)
あれ?ここCP・・・じゃないですよね?
オンコース上の鎖の鍵がなくて、スタッフの小松さんが
一人一人通るたびに、鎖を持ち上げてくださっていました。
「いや~、初めてラリーに参加しましたけど楽しいですね~!」
とWRに乗った初参加のdbさん。
今朝のブリーフィングで発表のあった通り75km~113km区間に
今日のCP(チェックポイント)が設置されているということなので
CPの開設区間の少し手前で開設時間になるのを待っています。
知らずに先に言った方も、途中で気づいて戻って来る人もいました。
(開設前にCP100のフラッグを通り過ぎてしまうとペナルティとなるので。)
人数をみると、私も全体の半分よりは前にいるようです。
よかった、なんとか追いついた。
かなり時間があったので、みんなで和気あいあいと話をしていると、
「すみません、何人か手伝って!誰かが落ちた!」
少し先でエキスペリエンス部門の尾上さん崖落ち!
Photo:おのログ
ロープを使い、数人掛かりでマシンを引き上げています。
マシンもお体もケガが無かったようでなによりです。
@BOSSの後ろで写真撮ってるのはみさキングちゃんですね。( ̄∀ ̄;)
(私も撮ったんですけどね。^^;)
青と緑と白で構成された、北海道らしい気持ちのいいリエゾン。
CPはダートを抜けた国道沿いに設置されていました。
一旦チェックを受けた後、ルート変更の指示があるので
11時20分にもう一度集まるようにということでしたが、
その近くで楽さんがなにやら座り込んで電話をかけています。
「バイク壊れちゃった。」
え?
「エンジンかかんないの。リタイア。」
正直、言葉が続きませんでした。
自分の転倒で壊したわけでもなく、ケガでもないのにリタイア。
頚椎の心配があったから、Y2も他のレースもセーブして
北4に照準を合わせて、ずっとずっと楽しみにしていたのに・・・。
でも、厳しいし辛いけど、これもラリーなのだと思います。
Photo:楽さん
再集合したCPでは、ルート変更の発表が。
この先のオンルートのコースが山崩れを起こしているらしく、
ツーリングマップルを開いて確認しながら、これから進む国道と道々、
最終的にコマ図と合流する地点の指示がありました。
予定していたガソリンスタンドを迂回することになり、
途中、リザーブに入ってしまいましたが、
なんとかギリギリでガソリンスタンドがあってセーフ。
コマ図と合流する地点に着いたところで、
お昼を食べるというキングさん&W田さんと別れて
私は先へと進むことにしました。
SS-5 5.03km
千歳から日高を目指す途中、午後の明るい日差しの中、
本日2本目のSS-5の目印であるCP100のフラッグが見えました。
珍しく日の高い中でのSSです。
Photo:yasupa忍人
走りやすい、フラットダートのSS。
SSは、CP100のフラッグを越えて並んだ順にスタートとなります。
30秒間隔でスタートを切ると、私は5kmほどのSS内で
後ろから来る4~5人のライダーに抜かれてしまいます。
せめて抜かれるのは2人くらいにしておきたいなあ。(泣)
でもまあ、去年に比べたら「普通に」アウトできます。
(この「普通に」が去年までできなかったんですぅ。・゚・(ノД`)ヽ)
さて、@BOSSは。
Photo:yasupa忍人
スタート前にキャメルバックの水を吸ってからスタート。
気持ちのよいハイスピードSSで調子よくゴールしたそうですが、
自分が気持ちよく走れたという事は、他の選手も快調に飛ばせた訳なので
大きな順位変化、ジャンプアップも望めなかっただろうから、やっぱり
ミス無く自分のタイムもキッチリたたき出しておかないと・・・と言っていました。
SS-6 22.8km
続いてのSSは、22.8kmにも及ぶロングダート。
@BOSSにとっては昨年、リエゾン中に私のマップケーストラブルで
このSSへの到着が遅れ、スタートした直後には真っ暗闇、そして豪雨に。
明るいうちにSSを走った同タイムくらいライバル達から5分以上も遅れ
順位を大きく落とした苦い経験がある林道です。
そして私にとっても、真っ暗な上に真っ白な霧で数m先が見えず、
側溝にフロントタイヤを落としあわやリタイヤか!というところをたまふさんに助けられて
50分かかってやっと出ることのできた、忘れもしない「あの」ダートです。
今回は明るい時間に到着。
あれ?ICOが動かない。
SS-INを待っている間に、ICOがエラー表示になって、
ぱったりと動かなくなってしまいました。
かと思ったら、マシンは止まっているのに勝手に数字が動いたり。
センサーは微調整してみましたが直りません。
そうかと思うと、正常に動き出してみたり。
う~むむむ、これは電気系統か、配線か、それとも本体の故障かな・・・
でも、幸いにして北4のSSは、ハイスピードになるため
ミスコースによる逆走での大事故を防ぐ意味もあって
分岐ではオンコース以外がテープ等で閉じられているので
コマ図を見なくても走ることができます。
そして、私の後ろにはまだ何人ものエントラントがいるので
オンコースかどうかは抜かれることでわかります。
スターターの班長さんにも一応
コース分岐が閉じていないところがある可能性を確認しましたが
「大丈夫!コマ図は見なくても行ける!」ということなので
このままSSに入っていくことに。
こんな時こそ、ナックさんが何度もコメントで言っていた
「ま、いっか」と状況を楽しむ時なのかも、と思い出し、
「ICO動かないけど、ま、いっか」と声に出してみました。
5、4、3、2、1、GO!
このSSで、初めてコマ図を全く見ずに林道を走りましたが、
前に広がる道に集中できて、かえってよかったかもしれません。
約23kmの長い長いSSを終えて再びリエゾンへ。
ICOはいつの間にか復活していましたが(なぜ?^^;)
いつまた動かなくなるかわかりません。
とりあえず、後ろに人がいる状態で走れば
万一ICOが止まっても、そこで待っていれば
誰かが私を追い抜いていくわけで、オンルートが確認できるので
まずは慌てず、先へ急ぎました。
@BOSSの方はというと、
Photo:yasupa忍人(写真がこのSSかは不明です)
@BOSSは前のSS-5で、前走者4台を抜く羽目になり、
そのタイムロスに少々懲りた上に、この23kmに及ぶSSでは
さらに前走者に追いつく事が増えるので、
SS入口に到着するも、しばらくはCP100のフラッグ内に進まず
スタートして行く他の選手が掃けるのを待っていたそうです。
前のSSから同走し一緒にSSに到着した長谷見さんも
@BOSSに準じてCP100のフラッグで待ち、スタートには進まず
「次、後ろからバイクが来たら入ろうね」と@BOSSに伝えたとか。
それまで数人いたスタート待ちの選手が皆スタートし誰もいなくなっても
しばらくフラッグ前で長谷見さんのレースの話しなどを聞きながら
二人で時間をつぶしていたそうです。
(実際、前にどんな選手がいるかもタイムに影響するわけなので
それをコントロールすることもマネジメントの一つなのでしょう。)
そして後ろから他のエントラントの排気音が近づいてきたので
2人でSS-6のスタートラインへ。
スターターの班長さんから「準備OK?」と聞かれたそうですが
「まだです!」と答えて、更に30秒待たせてもらいながら
後ろの長谷見さんに
「追いついたらクラクション鳴らしてくださいね。」
と@BOSSが言うと、それを聞いた班長さんは
「大丈夫、抜かれないよ、逆にブッチ切ってあげて。(笑)」
そしてリラックスした気持ちで いよいよ23kmのSSスタート!
とにかくロングSSでは、
だれてテンションが下がった状態に一旦なってそのまま走り続けると
その累積でトータルのタイム差が一気に広がるのだそうで、
気を抜かず最後まで攻め続ける事だけを念頭にスタートしたとのこと。
でも、いくらスタートで間を空けてもやはり途中で2~3人の前走者に追いつき、
一人一人絡んで転んだりしないように慎重に抜いてきたそうですが、
とあるブラインドコーナーを抜けた所で、マシンのお腹をこちらにして
道路をふさぐように転んでいたバイクが目の前に現れ、
とっさに「飛んでしまおうか・・・」と思ったそうです。( ̄∀ ̄;)汗
運良く道路わきがバンクのような路面になっていたので
その斜面を走ってよけたそうですが、
でも、そこで集中力は途切れてしまい、距離にして16kmほど
残り約7kmはしびれてきた右手と頭で何とかミスをしないように、
そして判断遅れで落ちないよう必死に攻め続けたそうですが・・・
一度途切れたペースは戻らず、結局、このSSは11位でフィニッシュ。
ロングと下りがこれからの自分の課題だと言っていました。
@BOSSはゴール後、自分のすぐ後にスタートした長谷見さんを
SS出口で待っていたら、シールドに傷をつけた長谷見さんがゴール。
聞くと「3度も転んでしまったよ~」と嘆いていたそうです。
攻めれば転倒の危険性あり、攻めなければタイムは縮まらずライバルに抜かれる。
誰にとっても相当に苛酷なSSだったようです。
明日も朝から長いダートがスタート直後にあるので
今日のうちにガソリンを入れておきます。
私は給油のたびに「満タン」にしますが、
上位の人々はSSをできるだけ軽い状態で走るために
「3リッター」とか「4リッター」と細かく給油し、
ガス欠にならない程度で軽く走れる量をシビアに計算しながら
給油計画を立てているようです。
このGSで@BOSSもタンク残量を確認して
当初の予定の4リッターから5リッターに変更して給油していました。
私もここで明日の分をと給油したら
またまたICOが駄々をこね始め、動かなくなりました。(TдT)
するとセニョールが私のICOをなでなでしてくれ、真顔で私の目を見て、
「機械ものはね、こうしてなでてあげるか叩くかすると動いてくれるんだよ」
ほんまどすか~( ̄∀ ̄;)汗
午後4時、本日最後のSSの開設時間までの調整のために
たくさんのエントラントがセイコーマートで休憩しています。
ラリー中のこうした息抜きの時間は、
他のエントラントと何を話すでもないけれど、楽しい時間です。
SS-7 5.51km
午後4時30分、本日最後のSSへ。
この日最後のSSも、ハイスピード林道ではありますが、
スタート直後、橋を渡って直角に折れてから
ひたすら気持ちよくハイスピードターンを繰り返し登って行き
後半は砂利というより粘土質の土とその両サイドに草の生えた
エンデューロコースの様なSSで、ワダチっぽくラインも出来ている下りを、
気持ちよく飛ばせるSSでした。
@BOSSは、やはり3人ほどの前走者を抜いたそうですが、
SS中はクラクションに指が届きにくいので、抜くときには合図として、
「口(くち)クラクション」で「ひゅーひゅー」言いながら抜いていたそうです。(笑)
しかし、4人目の前走者に追いついた時、
突然目の前に林道の横幅一杯に広がるような
ボリューム感たっぷりの巨体と大きなバイクが視界に入り、
一瞬、こんな山の中の林道を泳ぐ
「黒いクジラ」が現れたかとびっくりしたそうですが
それは今大会最大級のR1200GSアドベンチャーと、
それを操る某M上編集長でした。
Photo:yasupa忍人
一応、同じように「口クラクション」で「ひゅーひゅー」合図をするものの
その排気音にかき消されてしまい、編集長はまったく動じず。
ストレート5本ほど後ろでアクセルをあおりながら付いて走ったそうですが、
そこはやはりSS、それ以上タイムロスを増やさない為に、最後は転落覚悟で
短く刈り込まれた路肩の草の上にラインを無理やり取って抜きにかかり
M上さんの車両の少しだけ前にフロントタイヤを出し視界に入れたら
ようやく気づいて、そこでスッと抜かせてくれたそうですが
それまでのそのリッター越えのド迫力の直線加速と
それを走らせるM上さんの技量に、@BOSSは見とれてしまったそうです。
(見たかったなあ・・・)
山間の暗いSSを抜けると、
気持ちのよい明るい夕方の景色が広がっていました。
林道の出口では、SSを終えた@BOSSが
ICOの効かなくなった私を待っていてくれました。
ほどなく、ほんの数km先の本日のビバーク地、「日高高原荘」に到着。
夕暮れというにはまだ早い、明るい時間に着くことのできた今年は
どしゃぶりの中、真っ暗で寒くて凍えそうになりながら
タイムアウト20分前に着いた去年の日高とは大違いです。
私を見つけたゴルゴM本さんはキラキラした目を丸くして、
「おお!キミがなぜこの時間にここにいるんだ!」
やだなあ~、私、SSは遅いけど、リエゾンは速いんですよ~♪
なんつって、ゴルゴさんの定義での薫陶のおかげです、たぶん。(笑)
Photo:yasupa忍人
早い時間に着くと、当然時間の余裕をもって整備もできます。
@BOSSはフロント、リアともにタイヤ交換。
Photo:yasupa忍人
準備期間中から、マグネットセンサーに合わせなくても
アンダーバーの表示が出たりして、ピックアップエラーが起きていたICO。
一応、@BOSSがもう1台予備を用意してたので
私はそれを借りて、念のためICO本体を交換してみました。
交換後、フロントタイヤを上げて回してみると、一応正常に動くようですが
すでにビバークに入っているので、もう外に出て試走はできません。
本体やセンサーでなく、配線や断線だったら
再びピックアップエラーが起こるかもしれないけれど
それはそれでバイクのトリップメーターもあることだし
「ま、いっか。なんとかしよう」と夕食に向かいました。
この日はテント泊ではなく宿です。
温泉に入り、夕食。みんなでビールで乾杯!
おつかれさまでした!明日も無事にゴールできますように!
この後、温泉に入り、部屋に帰ってマップを巻き
明日のルートを一通り確認して12時前に就寝。
明日は560kmを越えるルート、長い長い一日になりそうです。
DAY-2 リザルト(この日さらに1台リタイアで52台に)
@BOSS SS-4 7位
SS-5 9位
SS-6 9位
SS-7 9位
DAY2 8位 総合7位/52台
かまた 50位/52台
つづく
投稿者:かまた posted at : 14:15 | コメント (17)
2010年07月23日
北海道4DAYS DAY-1
去年までのように、一気に全行程を書き上げようと思っていましたが
書いても書いても終わらず(泣)、私の体力も限界に近くなってきたのと、
あまり長すぎるのも、読む方が辛いのではないかと考えて
今回は一日ずつ分けて書くことにしました。^^;
今回も長いけれど、どうぞ最後までお付き合いください。
*****************
【はじめに】
3回目の出場となる北海道4DAYS。
(ちなみに2年前のレポートはコチラ、去年のレポートはコチラです。)
今回の出場に当たって@BOSSに言われていたのは、
●スタンダードを知ること
●自分がどれくらい遅いか知ること
この2つでした。
「スタンダードを知ること」というのは、
北4における、一般的なレベルを知ること。
自分だけが自分本位のペースで、
周りの流れからはずれることを良しとしないこと。
スピードも、準備も、対応も。
二つ目の「自分がどれくらい遅いかを知ること」というのは
スタート順やスピードが遅いということではなく
自分が一日のリエゾンで走っている位置が、どの位置であるのかを
常に意識して把握して、タイムマネジメントを行うこと。
去年までは、CRM250でルートを毎日をこなすことに必死で
正直、マネジメントにまでは頭も体も回りませんでした。
本当の意味で「ラリー」をするということが、今年の目標です。
【DAY-0】
13日夜、マシンの準備は終わっていたものの、
パッキングとトランポの積み込み作業が終わらず、
結局終わって会社を出たのは朝の4時、
家に帰り、2時間ほどの仮眠をとって朝7時集合。
朝8時、いよいよサロンドアトラスを出発です。
9時過ぎ、新日本海フェリー乗場に到着。
2年前、出港7分前に着いたことがありましたっけねぇ・・・(遠い目)
自走で来られた「チーム5up」の皆さんも同じフェリーのようです。
車検証を持って、搭乗手続きを済ませます。
フェリーに乗ったら、携帯に
「出港を見送りに港に来ています」というメールが。
急いで甲板に出てみると、え~!嬉しい!
カカ1号さんとよちゃんパパが見送りに来てくれました。
小さくなる二人と新潟の街に手を振る私。
どうもありがとう!行ってきます!
フェリーの中では、今回北4初出場の「5up」の皆さんと
長野のKLE改めWRさん、常連のS藤さんと一緒になりました。
昨夜2時間しか寝ていないので、フェリーの中では
ランチを食べた後はゆっくりと寝るはずだったのですが。^^;
お昼前から夜7時まで、いったい何回乾杯をしたのやら。
日本海にきれいな夕陽が沈んでいきます。
北海道もどうか晴れていますように。
夜11時頃にようやく一眠りしたあと、すっかり目が覚めて
寝不足のはずなのに、結局、翌朝小樽に到着するまで、
3時間しか眠ることができませんでした。
きっとどこか、緊張しているのだと思います。
朝4時、小樽港に入港。
さっきまで降っていたようなお天気ですが
うっすらと青空も見え隠れしています。
朝の4時ではA-TECに行くには早すぎるので
今年も鱗友市場の「味さき」さんで、巴丼を頂きました。
その後、@BOSSが「時間があるから床屋に行きたい」と言い出し
飛び込みで入った芦別市内の理容店で散髪。
その間、私はバスの中で一眠り・・・と思いましたが
男の人の散髪時間って短いんですね。( ̄∀ ̄;)汗
理容店のご夫婦は、出発する私たちに、
「ラリーに出ないときでも、芦別に来たら寄ってくださいね」
と、あたたかい言葉をかけてくださいました。
朝9時過ぎ、A-TEC到着。
ですが、まだまだ皆さんは準備の真っ最中。
本当は午後1時受付・車検開始なので
まだ会場に入ってあまりウロウロするわけにはいきません。
時間になるまで、学生寮の近くの木陰で
少し昼寝をすることにしました。
遠くで準備の作業を指示する声や、
芦別健夏まつりの練習をする学生たちの声が聞こえます。
涼しい風を顔に受けて、緊張していた心をリラックス。
ウトウトしかかった頃、「ほら、スケさんだよ」と@BOSSの声。
今年も車検一番乗りでしょうか。
スケテツさまがクジラ号をトレーラーに乗せて登場。
「昼寝ですか、優雅だなあ。」
いえいえ、スケテツさまの余裕を少し見習っただけです。^^
「Welcome!Hokkaido4Ddays」と書かれたフリッツァンテを頂きました。
冷たく冷やして、こんな昼下がり、木陰で飲んだら
どんなにか美味しいことでしょう。
(と言って、今開けるわけにはいきませんが。^^;)
少しずつ、懐かしい顔が集まってきました。
まるで挑発するかのように私たちを見下ろすマシンたち。
HARAサイクルさんのトラックです。
菅原さんも車検会場にいらっしゃいました。
今年はセローで、同じくセローの尾上さんと
エキスペリエンス部門に出場されます。
パドックに現れたのは、一年ぶりのyasupaさんです。
今年もオフィシャルとして参加されるとのこと。
こんにちは!お久しぶりです!
「かまたさん、どこの現場から来たんですか?」
え・・・私そんなに黒いですか?( ̄∀ ̄;)汗
車検を終えて、マシンをパルクフェルメに預けてしまった後は、
もう明日のグランドスタート直前まで
マシンに触ることはできなくなりますが、
パルクフェルメにマシンを預けないと、ルートマップがもらえません。
去年はマシンが出来上がっていなかったので
夜遅くの車検となってしまいまいたが
今年は@BOSSも早めに装備品チェックと車検を終えていました。
車検が終わると、ゼッケンがもらえます。
フロントと左右のゼッケンスペースにこれを貼って、
マシンをパルクフェルメに入れれば受付完了です。
Photo:yasupa忍人
パルクフェルメに入れた@BOSSのKTMとかまたのセロー。
さあ、明日はいよいよグランドスタートです。
****************
【DAY-1 芦別~千歳】
16日朝、なんてきれいな青い空!
オープニングにふさわしく、芦別はすっきりと晴れ上がりました。
それだけで気分が高揚してきます。
ガッツ斉藤さん、ゴルゴM本さん、楽さんの、『だって木更津号』が登場。
Photo:yasupa忍人
ゴルゴM本さんと@BOSS。この写真、大好きです。
Photo:yasupa忍人
トランポ『それいけウトロ号』をパドックに移動します。
Photo:yasupa忍人
開会式にて全員で記念撮影。
SS-1 A-TEC特設会場
パルクフェルメが開放されました。
マップケースを取り付けて、空気圧を調整します。
Photo:yasupa忍人
スタート前のかまた。笑っていますが、内心ドキドキです。
Photo:yasupa忍人
スタート前の@BOSS。もう声もかけられません。^^;
午後2時、いよいよグランドスタート!
ゼッケン1の長谷見さんから、ゼッケン順30秒ごとにスタートとなります。
@BOSSの30秒後、ゼッケン9のかまたもスタート!
Photo:yasupa忍人
去年はキックでCRM250のエンジンがかからず、
SSなのにマシンを押して入って、コース内でキックをするという
しょっぱなから悲しいスタートでしたが、今回はセルなので問題なくスタート。
皆さんはかなり飛ばしているようですが、
私は「SSは無事に転ばず乗り切る」という方針で走りました。
SS-1を終えて、降ろしていたウエストバッグを取りに
ゴール近くの校舎へ向かっていくと、
@BOSSがなにやら興奮して怒鳴っています。
「ああ!マップホルダー止め忘れた!」
頭から火が吹き出るのでは無いかと思うほどの激昂ぶり。
その時は自分の不甲斐ないミスで怒り心頭だったらしいのですが
聞いた私が思わずいつもの癖で
「すみません!(><)」と言ってしまうくらいでした。
Photo:SSER
実は、SS-1のスタート時に1速、2速と
飛行機の離陸よろしく気持ちよくフロントをあげて
A-TECのターマックテストコースを発進していった@BOSSでしたが、
3速にシフトをあげる段階で突然シフトチェンジもせず片手を離して急失速。
な、なにやってんですか、@BOSS!( ̄∀ ̄;)汗
聞けば、何とパルクフェルメオープン後、
バイクにマップケースを取り付ける際に
マップケースのネジを留め忘れ、そのままの状態でスタート、
フル加速したので、アルミのナビステーから
ネジで留めていないマップケースが「ポロリ」と落ちかけて
片手を離してとっさに押さえていたとのこと。
とりあえずそのまま、1コーナであるA-TEC名物の舗装のバンクを
右手はアクセル、左手はライトカウルの上のマップケースを押さえた
妙なフォームで回ってきます・・・(TдT)ボスゥ
Photo:yasupa忍人
直線部分でスピードを落とし、同じく留め忘れブラブラしていた
留めバンド代わりのOリングをマップケースに片手で何とか掛けて
グラグラするものの手を離しても落下の心配は薄らいだマップケース。
ギャップやジャンプでちぎれ飛ばないだろうか・・・・と不安を抱えながらも、
再加速してグラストラックの校舎周りのコースに入って行きました。
@BOSS SS-1 4位
まあ、あの状態で4位は不幸中の幸いという事で。^^;
SS2 A-TEC隣のグラストラック
Photo:SSER
A-TECの校舎から少し離れた工業団地内に設定されたSS-2。
毎年耕したばかりの田んぼのようになるこの会場、
覚悟していたよりは走りやすかったのですが
登って下ったところが、ヌタヌタのドロドロ。
一瞬ひるんでアクセルを戻したら、はまってしまいました。
うわ~!でも絶対マシンを倒したらダメだ!
着いた足もドロにずぶずぶ沈んでいきましたが
必死で支えてなんとか脱出。
反省、反省。ひるまずに開け開けで行かなくちゃ。
こうして朝のSS-1、SS-2を終えて、
夕方のSS会場となる千歳のHOPまでのリエゾンに入りました。
この日は天気もよく、北4にはめずらしい大きな青い空の下
気持ちよくコマ図を進めました。
街に入って給油をしながら時計を確認しましたが、
あと3時間で210km、しかも20km以上のダートあり。
う~ん・・・・・・( ̄∀ ̄;)汗
頑張れば行けるっていう設定なのかなあ・・・・。
この給油以外では休まず、先へ先へと向かいましたが
後ろからくる他の人も状況を把握したらしく
だんだんリエゾンがキャノンボールのような雰囲気に。
先頭の人は間に合っているんだろうか?
とそこへ、ムッシュとスケテツさま発見。
この二人がまだここにいる????
でもこの二人について行ったら間に合うんだろうか?
と考え、しばらく頑張ってついて走ってみましたが、
・・・・・・命が大切なので離脱しました。
林道に入る頃には日も暮れかけてきて
すでにSS開設時間は始まっています。
広くてどこまでもまっすぐなハイスピード林道。
ここは去年、楽さんとランデブーした林道です。
去年走ったことは覚えているけれど、
去年とはまったく印象が違います。
楽しい!私なりだけど、開けて行ける!
行けるけど・・・何度時計を確認しても間に合わない~~~(泣)
ああ・・・・初日から1時間のペナルティなのかな・・・
でも私はこのリエゾン区間、決して遅い位置にいるわけではないはずだし、
さっき私を抜いていった@BOSSでもきっとギリギリのはず。
もしかしたら、開設時間が延びているかも。
一縷の望みをかけて、とにかく林道を急ぎました。
ああ、それにしても気持ちいいなあ。
去年はこんな余裕を感じて走れなかったもんなあ。
明るいうちに走れるということも、随分去年と違います。
Photo:yasupa忍人
もうSS開設時間を当に過ぎた午後7時過ぎ、
CP100のフラッグが見えました。
SS-3 HOP特設コース
私の前の人が、たった今指折りカウントでスタートして行くのが見えました。
「すぐにスタートできますか?」
とオフィシャルの班長さんが聞きます。
はい、大丈夫です!
ペナルティはどうなるかわからないけれど、
どうやらSSはクローズされていないようです。
Photo:yasupa忍人
SSはHOP(北海道オフロードパーク)のコース内。
うわ~!なんだこのチュルチュルは~~!
なんだこの延々と続くウォッシュボードは~~~!!
Photo:yasupa忍人
でもなんとか無事ゴール!
ゴール位置にいたオフィシャルのコタロさんに
「あと何人くらいまだ帰ってきていませんか?」と聞いたら、
「まだ20人以上帰ってきていません。かまたさんは早い方ですよ。」
え?!そうなんですか!?
じゃじゃ~ん!なんとこんなに明るいうちにゴールできました!
ゴールした先が今日のビバークです。
先に到着していた@BOSS発見。
去年のHOP遅着劇の時とはまったく違う雰囲気です。
第一私はこんな明るい時間にビバークに着いたことがないもので。^^;
「@BOSSは6:30に間に合ったんですか?」
「いや、俺もだめだった・・・でも、大丈夫だと思うよ。」
・・・・あの時間に私を抜いた@BOSSでダメなら
ほとんどの人がアウトでしょう。( ̄∀ ̄;)汗
結局、タイム設定にかなり無理があったということで
SSの開設時間のペナルティは、一部を除いてキャンセルとなりました。
よかった~!
ところで、SS-3での@BOSSはどうだったかというと
昨年経験したスタート後のギャップを前の年のように走り始めたら
ギャップの深さが昨年より深くなっていることに気づいた時は時既に遅しで、
マップケースでヘルメットのチンガードを打ち付けたとの事で
それからだいぶ押さえて走るようにしたにも関わらず、
松林の開けたコースでの分岐でワイドオープンしてオーバーラン。(泣)
Photo:yasupa忍人
タイムロスを少なくする為にUターンを端折って
段差から飛び降りてコース復帰を計ったら着地で転倒。・゚・(ノД`)ヽ
止めてしまったエンジンがなかなか掛からず
結局Uターンよりも大幅にタイムロスだったようで、
@BOSSが得意なはずのこうしたコースで結果はまさかの11位。
Photo:yasupa忍人
@BOSSの今年の出場前の目標は実はポディウムだったそうですが、
この時点で頭を大きく切り替えて、安全マージンを増やして
「6位以内入賞」に切り替えたそうです。
確かに上位は、転倒1回で大きなタイムロスとなりますからね・・・。
ま、上のクラスのせめぎ合いとは無縁の私は
この日の早い無事ゴールを喜びつつ、
テントの準備にかかりました。
テントの準備を終えて夕食。この日は海鮮丼とてんぷらそば。
夜9時近くになっても、まだまだSSは続いているようでした。
暗くなってからSSに入った人たちは
チュルチュルの森の中、あっちへ突っ込みこっちへ突っ込み
ビッグマシンがあちこちで転がっている
なかなか大変な状況だったそうです。(楽さん談)
出発前夜に2時間、A-TECで1時間しか寝ていない私は
マップホルダーの準備だけして、さっさとテントへ。
ああ、嬉しい、やっと眠れる~(TдT)
とそこへ、テントの外でスケテツさまと@BOSSの声。
この日の総合1・2・3位をチームezo-momongaが
独占したという報告らしいのですが・・・・
「@BOSSはどうだったんですか?」
話が終わった頃にテントから出て@BOSSにそう聞いたら、
「俺、リザルトなんか見なくていいよ。ダメだったから・・・」
・・・・・何こどもみたいなこと言ってるんすか。( ̄∀ ̄;)汗
仕方なく、@BOSSに代わってリザルトを見に行くと
SS-2での@BOSSはムッシュM田&いとうさんに続いて何と3位!
「凄いじゃないですか!」と戻って@BOSSに報告しましたが
「でも、SS-3で転んだから差し引きゼロどころかマイナスだよ・・・」
とあまり喜んでもいないようす。
TRアカデミーの成田校長の言う
「興奮しない、落ち込まない。」を実践しているようでした。
(私なんかすべてのものごとに一喜一憂してますけどね。^^;)
初日リザルト
@BOSS SS-1 4位
SS-2 3位
SS-3 11位
DAY1総合 6位/53位
かまた DAY1総合 49位/53位
(すでにこの日、56台中3台がリタイアしたそうです・・・)
DAY-2へつづく
投稿者:かまた posted at : 01:40 | コメント (12)
2010年07月22日
とりいそぎ
皆さま、たくさんの応援、コメント、ありがとうございました。
昨日の朝、無事に新潟に帰ってきました。
新潟はすっかり梅雨が明けて、35度を越す真夏日です。
熱中症になりそうになりながら、使った備品の後片付け。
でも晴れていると、テントも合羽もすぐに乾いて片づけが楽ですね。
過去2年、特にバイクに関しては
@BOSSは二人分の片づけをしてくれていましたが、
今回、片付けはバイクも装備品も「自分のことは自分で」。
そんなことは当たり前のことなのでしょうけれど。
どしゃぶりの中を走ったので、たった半日で錆が出始めた工具類。
オイルをさして錆を落とす方法だけ教わって一本一本メンテナンス。
今まで、こうしたことも全部@BOSSが
見えないところでやってくれていたんだなあと改めて思います。
これまでの2回とはまったく違った今回の「マイ4DAYS」。
帰ってきて、そのまま片付けと仕事に入ったので、
コメントもまだお返事が書けず、
レポートのブログがなかなか進まないでいます。
*********
たくさん見に来ていただいているようなのですが
今回の報告も、今一生懸命書いていますので、
もう少しお待ちくださいね。
投稿者:かまた posted at : 09:40 | コメント (15)
2010年07月16日
もうすぐ出発です
芦別はすっきりと晴れわたっています。
今日はいよいよグランドスタート。
もう最終日まで更新は多分しません。
では、行ってきます!(^-^)/
投稿者:かまた posted at : 09:44 | コメント (10)
ようやく
ルートマップを貼り合わせ、
なんとか明日の準備ができました。
やっと寝袋に入れます。
明日はいよいよグランドスタートです。
投稿者:かまた posted at : 01:29 | コメント (2)
2010年07月15日
サプライズ
A-TECの木陰で昼寝をしていたら、
スケテツさまから思いがけず
素敵なプレゼントをいただきました。
Welcome!
Hokkaido 4days
というメッセージ入り。
スケテツさま、ありがとうございます。
素晴らしい4日間が始まりそうです。
ハッ!
これって、ま、まさか毒入り! ?( ̄∀ ̄;)汗
投稿者:かまた posted at : 15:26 | コメント (4)
芦別にて
@BOSS、散髪なう。
投稿者:かまた posted at : 08:37 | コメント (6)
2010年07月14日
出港
では、行ってきます!
なんだかすでに後ろから、
スイーパーに追い掛けられているような写真ですが。^^;
カカ1号さん、よちゃんパパ、お見送りありがとうございました。
これからお風呂に入って、ランチを食べたら一眠り。
明日の早朝には小樽です。
投稿者:かまた posted at : 10:56 | コメント (15)
2010年07月12日
ラリーレイド
YSPショップから新しいタンクが届きました。
タンクの他に、コック周辺の部品もいくつか発注しておきました。
たぶん前のタンクのものを使えると思いますが、
万一何かが故障していて、使えなかったりしたら、
もう再発注では納期が間に合わないので、念のため。
(これも、「コックも頼んだ方がいいでしょうか?」と
発注する前に@BOSSに聞いたら、
「そういうことを自分で考えて判断するのが大事でしょ」と言われました。^^;)
でもこれ、私が組み立てていいんだろうか・・・
組み立てる、なんて大それたことでは全然ないのですが
ことメンテナンスに関して言うと、
私がこの世で最も信頼していないのがこの私なもので・・・(泣)
でもまあ、前のタンクという見本もあるわけですし、
ネジが舐めないように(そしてねじ切らないように)気をつけて
えーと、ワッシャーを咬ませて、これがこうなって、ああなって、
マッチ棒みたいでミョウチクリンな格好ですが、
とりあえず新しいタンクを取り付けて
その辺を走ってきてみたいと思います。
復活セロー君。今日はICOの表示も特に問題なし。
でも、マシンのトリップメーターと多少の誤差が生じるので
ずれを計算してホイール径を218に合わせてみたら
その後ぴったりと合うようになりました。
燃費計算のため、70kmほど走ってみました。
そして、もう一度ガソリンを満タンにして計算してみると
私の舗装でのエコライディングでリッター約32km。
まあ、これが北海道だともっと飛ばすでしょうし、
林道で転倒したりで(泣)、数値も変わってくるでしょうけれど。
では、タンクが解決したところで、次の準備にかかります。
今回のゼッケンは@BOSSが「8」、私が「9」です。
余分にあるのはダッフルバッグ用。
こんな感じです。
そういえば2年前、貼ってから左右を間違えていたことに
気づきましたっけねえ・・・(TдT)
@BOSSの準備も順調のようです。
KTMにステアリングダンパーを取り付け、
(今年はPHDSとの組み合わせも上手く行ったらしいです。)
ナビ周りもマスキングテープをしてコーキング。
コード類も断線や干渉をしないように、
スパイラルバンドでしっかり保護してまとめています。
私もICOのバッテリー電池を交換。
私自身、自分のパターンがだいたい読めてきたので^^;
また何かやらかして、「パキン」などと細かい部品を折ってしまわないように
こんな簡単な作業すら、かなり気をつけながら行っていると・・・
事務所の奥で、セローのマップケースをCRMから移植して
電動化してくれている@BOSSから「おーい」と呼ばれました。
行ってみると、
@BOSSが左手に持っているのは、
たった今作ってくれたばかりという、ICOの手元スイッチ用のステー。
今手元のスイッチはこんな風に横についていますが、
私は手が小さいので、距離の補正によく使う右側のボタンに
ハンドルを持ちながら指が届きません。
そこで、できるだけハンドルから手を離さずに操作できるように
ステーを作ってくれたのだそうです。
これをつけたことで、スイッチが縦型になり、
ハンドルからの距離も近くなりました。
「ありがとうございます!」とお礼を言ったら、
「はい」と手のひらを差し出す@BOSS。
なんですか?
「ステー代、4000円」
あ!?( ̄∀ ̄;)汗
・・・出世払いということで、よろしくお願いします。
それでは、タイヤ交換やオイル交換をする前に
近くの「砂利砂利林道」で試走をしてみたいと思います。
この「砂利砂利林道」は、北4前になると試走しにやってくる
走りやすいフラットな砂利の林道ですが
私が2年前、初めて北4に出るという時にもここで
生まれて初めての「オフ」の練習をさせられました。
立っても乗れなければ、コーナリングも出来ず、
時速20キロ以上はまったく出せなかったのを覚えています。
(スライディングして顔面を打ったコーナーもよく覚えています・・・泣)
@BOSSは今年2回骨折してからというもの、
無理をするとすぐに足が腫れるので
今日はブーツとインナーブーツを合わせたり、
ハンドルの高さやポジションの調整をする予定だそうです。
私?私はまあ、速さはまったく求めないので、
「転ばない」「壊さない」が本日のテーマです。^^;
本番と同じ装備品をつけて走ってみた上で、
マップホルダーやICOの操作が林道でできるかどうかの確認をします。
まあ、2年前に比べたら、走れるだけまだマシにはなりましたが、
やっぱり遅い、遅い。^^;;;
林道は相変わらずのトライアル走行です。
トライアルといえば、前回のトライアルアカデミーで
下り前転の時に打った左肩がまだ痛み、
可動域がせまくて操作が少ししにくいけれど
無理もできないし、腕に力が入れられなくて
かえってよかったりして。
夕方6時過ぎ、@BOSSはもう少し調整をするということなので、
所用があった私は、自走で先に会社に戻りました。
@BOSSの調整リストをメモしたボード。
夜8時になっても@BOSSが戻ってこないので、
HIDのテストでもしているのだろうかと思っていたら・・・
な、なんですか!?転倒ですか???( ̄∀ ̄;)汗
最後の最後で色気を出して、ちょっと攻めて走ってみたら
林道出口の舗装路でスライディングしたのだそうです。
肘以外は特にケガはなかったようですが
ウエアに穴が開いてしまい、KTMのナンバーも付け直しだそうです。
でも擦り傷程度で済んでよかったですね。(泣)
ちょうどその頃、フランスはル・マンにいらっしゃった菅原さんから
一通のメールが届きました。
タンクの件で、もしかしたら予備をお持ちかどうか、
或いは溶接などでの修理が可能なものか、
ご相談のメールを出した件についてのお返事でした。
「タンクに亀裂が入ったようですね。私の今までの経験では初めてです。
そうなる事を予測してラリー中には特殊な接着剤をバイクに積んでますよ。」
なるほど、そういうものもあるのか・・・。
菅原さんはこの他に、タンクを修理する場合の注意や
方法などを教えてくださいました。
最後にひと言、
「タンクからガソリンが漏れたくらいで慌てるようでは
ラリーレイドに出られませんよ。」
ハッとしました。
頭から水をかけられたようでした。
さすがに砂漠に埋まったラリーカミヨン(トラック)を
諦めずに16(18?)時間、一睡もせずに掘り返し続けた方は違う・・・
ラリーレイドは、途中何が起こるかわからない、
でも何があっても、「何とかして」ゴール地に向かう、
それがラリーレイドなのだと。
先日頂いたO&クロさんのコメントに
「失敗してもフォローの方法はあります。
その引き出しが少ないから慌ててしまうのです。
なんとかなるから大丈夫と思うと、いろいろな方法が浮かぶものですよ。」
とありましたが、きっと菅原さんには数え切れない引き出しが、
たくさんあるのだろうな、と思いました。
引き出しを増やすのは場数もあるでしょうし、
度胸、知識、完走への執念もあると思いますが、
私が今回のラリーで一番身につけなくてはいけないことは
慌てない、動じない。
きっとこれなんだと思います。
(そしてこれは、@BOSS、ナックさん、O&クロさんが
違う言葉で私に言っていることですね。)
ラリーで想定外のことが起きるのは当たり前。
想定外のことが現場で起きたとしても、悠然と受け止めて
あらゆる知恵を振り絞って、なんとか乗り切って再びゴールを目指す。
菅原さんからのひと言で、気持ちが急に前を向くのを感じました。
JRMさんから送っていただいたプロテクター・フィルム
「ごっつまもる君」をセローに貼って。
いちいち心が揺れ動いて割れないように
私の心にもしっかりと「ごっつまもる君」を貼って
出発したいと思います。
新潟から小樽までのフェリーは丸一日かかるので
明日は荷物を作って、タイヤを交換して、
14日の朝には船上の人となります。
ブログを更新したり、コメントのお返事を書いたりすることは
もしかしたらもうあまり出来なくなるかもしれませんし、
帰ってきてからも、すぐにご報告はできないかもしれませんが
どうか心配なさらないでください。
このセローを譲っていただいた時に菅原さんが
「頑張らなくたっていいんだよ。
速くなろうなんて思わないで、楽しみながら走ればいいの。
ボクもラリーはトレーニングだと思っているから、
速く走るよりも、無事に、できるだけ体に負担をかけずに
ゴールすることに重点をおいているから。」
と言われましたが、
私もルートマップの導くゴールに「無事に帰還する」ことを目指して
北の大地を五感で楽しみながら走ってきたいと思います。
投稿者:かまた posted at : 23:55 | コメント (14)
2010年07月09日
少しは近況報告など
「@BOSSさんへ
北海道遠征準備は進んでますか?
っていうか、進んでいないと思ったのでメールしました。
いつもバタバタしてますから
今年は徹夜しないでくださいね。
フェリーの中で眠れるからと言っても。」
というゴルゴM本さんからのメールを頂いてか、
いつもは二晩徹夜で仕上げる@BOSSですが、
今年の@BOSSはとうにマシン準備を開始していて、
ほぼ7割くらいは終わったようす。
@BOSSのマシンづくりは順調のようです。
(私から想定外(内?)の邪魔をされない限りは。)
私ですか?
ブログをしばらく書かないでいたら、何人かの方から
「もしかして・・・入院しました?」というメールを頂いてしまいました。
ご心配をおかけして申し訳ありませんでしたが^^;
私もぼちぼちと準備はしています。
セローのエアフィルターのチェックをしてみたり、
(譲って頂いてから数回林道を乗っただけなので
まだ新品のようにきれいです。)
装備品のチェックをしてみたり、
(3回目なので、備品リストにある備品もだいたい揃っていますが、
各種ライトも電池のバッテリー残量が少なかったりするので
バッテリーチェックと予備電池も用意。)
「それいけウトロ号」を整備に出したり、
軽くておいしそうな非常食を物色してみたり。
(ココナッツフレーバー・・・非常時でなくても食べてしまいそうです^^;)
そうそう、アイスランドの噴火で輸入が遅れていた
リアットブレイスもようやく手元に届き、
アジャスタのピンを最小サイズに交換して準備OK。
な~んて書くと、まるで私の準備も順調なようですが・・・
とりあえずラリーの装備一式を着用してみたところで、
このものものしい格好で、近所を走ってきてみます。
梅雨時の新潟。一面の田んぼがまるで緑のじゅうたんのようです。
のどかな田舎の田園風景の中を、のんびりとツーリングしていたら、
あれ・・・?ICOの表示にエラーが。
むむむ??コックよりも上からガソリンが漏れてる???
80kmほど走って、会社に戻ってみました。
マシンづくりをしていた@BOSSが出てきて、「どうだった?」
それがですね・・・・・。
何度か出るICOのエラーを報告すると、
「これはセンサーが近すぎて計測できないって表示かな。」
これについての対処方法を自分で調べるように言われましたが
インターネットを探してもなかなかヒットせず。
@BOSSからICOの箱に入っていた英語のマニュアルを出してもらい
最後のページにまさにこのエラーが表示されていましたが
どれくらい何をどうすればそれが出なくなるのかはよくわかりません。
(本当はこういう時の為に、最初から自分で取り付ければいいのでしょうね・・・)
結局、センサーがどこについていて、
それを少し離せばいいらしいことを@BOSSに教わりましたが
あまり離し過ぎると今度は計測値に誤差が出てくるといけないので
センサーの位置を調整をしつつ、
バイクのトリップメーターと比較しながら10kmほど走ってみて、
エラーの起きない、そして誤差の少ない位置になんとか調整。
ガソリンの漏れについては
以前いわき林道ツーリングに行った時にゆーじさんにも指摘され、
「たぶんパイプが緩いか劣化してるんだろうから
ホームセンターで買って交換して」と言われていたのですが
コックより上から漏れているという事は、パイプではありません。
「後でタンクはずして確認してみなさい。」
そう言って@BOSSはまた自分のマシンにとりかかり始めました。
最初に書いたとおり、@BOSSのマシンづくりはほぼ順調のようです。
私から想定外の邪魔をされない限りは。
タンクをはずそうとラチェットでねじを回したら・・・
うん?固いなあ、えい!
あー!!━━━\(゜∀゜)/━━━!!! ネジをねじ切っちゃった!
何を考えていたのやら、反対に回していたようです。
ちぎれたネジの頭を手に、@BOSSにどう報告するか迷いましたが・・・
迷っている場合ではありません。
その後、@BOSSが口をきいてくれなくなったとしても当然ですね。(泣)
「何とかしてもらえると思って、甘ったれてばかりいるな!」
そう言うと@BOSSは社内へ戻っていきました。
中にねじの下半分が残ったまま。
とりあえず、近所のY輪店さんに電話をかけ、ことの顛末をご報告。
明日の朝、見ていただけることに。
「締めて切ったネジは取れる可能性がありますよ、
緩めて切ったネジはだめだけど。」
という言葉だけが救いでした・・・
翌日も相変わらず口をきいてくれない@BOSSでしたが、
こんな風にねじ切ってしまったネジは
最終手段としてドリルで穴を開け、「ヘリサート」となるものを使って
新たなネジを作る方法があることだけを私に説明し、
その「ヘリサート」なるものを一式揃えていてくれました。
これが「ヘリサート」。右のイラストのように
ドリルで開けた穴に「リコイル」を埋め込んで、ねじ山を作るのだそうです。
「問題は、」
・・・・・・・はい。
「あんたの考えなしのバカな行動で、ラリー前の限られた貴重な時間を、
本来なら使わなくてもいいことに使わないといけなくなることだ。」
・・・・・・・はい。
私がネジを逆に回し(この時点ですでに相当バカですが)、
回らないなあと思った時点で止めないで(これが決定的なバカ)
力まかせにねじ切ってしまったことで(しかもラチェットも壊し)
@BOSSはそれまでのDOリストにはなかったはずの
「このネジを何とかする」ということに頭を使わなくてはならなくなり、
「ヘリサート」の用具を買いに市外へ出掛ける時間をとられ、
(私に買いに行かすと、わけのわからないものを買ってきそうなので)
結果、私が@BOSSの予定を無駄に狂わせて・・・
YHさんの「やれやれ・・・」というため息が聞こえてきそうです。
が。
このネジは「ドリルで開けるのは最後の手段にしましょう」と
Y輪店さんが五寸釘とドライバーで職人技を見せてくれ、
穴の中に残っていたネジを取り出してくれました~(泣)
Y輪店さん、ありがとうございました。
そして、@BOSS。
無事にネジが取れたからといって、
@BOSSの時間をとったことにはかわりなく
本当にすみませんでした。
が。(しつこいですが)
ネジという脇道に逸れてしまいましたが、
メインの問題がそのまま残っているわけで、
取り外したタンクを確認してみると・・・・
タ、タンクに亀裂が・・・・Σ( ̄⊥ ̄lll)
Y輪店さんも、これは溶接で対処するのは危険ではないかということで
一応確認してみるけれど、新しいものに交換した方がよいのでは、とのこと。
タンクを買うか。(そしてそれはどこから買うか、間に合うのか、)
それとも直すか。他の人から借りるか。はたまた別のマシンで出るか。
どの方法をとっても私の自由だけれど、自分で決めなくては。
限られた時間の中で、もっともよい方法を。
ラリーというものは、方向だけ示されたコマ図だけをたよりに
途中で起きるさまざまな出来事を乗り越えながら
自分でルートを選んで最終ゴールをめざすわけで
平坦な道でばかりではないことは十分わかっておりますが・・・・
なんだか私の北海道までのラリーはすでに始まっているような。(泣)
今回書いたタンクのことは、「起きたことへの対処」ですが
ラリーの準備は、「起きるかもしれないことへの事前の防止」がメインです。
そして、普段、事が起きてしまってから
身近にある24時間営業のコンビニで対処する人生を送っている私にとって
こうしたラリーの準備は本当に苦手です。
@BOSSにとって、またラリーに出ている方たちにとって当たり前のことが
私にはまったく当たり前にできない。
なぜか。
普段やっていないから。
いろんな方に守られているから。
ラリーに必要なことは「想像力」という頭の体操であるとともに
実際に何かが起きたときにどう対処するのか
いろんな方法を同時に何通りも考え出した上で、最善の方途を選べる
「サバイバル能力」であると、ずっと@BOSSから言われています。
ラリーの間、@BOSSは私のそばにいません、絶対に。
そして、今年こそ私に邪魔されず(邪魔しなければいいのですが、泣)
@BOSSには@BOSSのラリーをしてもらわなくては。
ラリーの準備期間が始まると、私は普段、いかに物事を決めるに当たって
「これは○○でいいでしょうか」と上司である@BOSSに聞くことで
その責任を@BOSSに負わせているか、ということを思い知ります。
自分で決めること。その責任を自分が負うこと。
私がラリー月間になると気持ちが重くなるのは
このことができない自分を目の当たりにするからです。
でも、ラリーになれば自分一人。
できないのならば、少しでもできるようにならなくては。
どの道を進むのか、
ガソリンは今入れるのか、先でいれるのか、
部品の予備を持っていくか、重くなるからいらないか、
もう少し先へ進むか、少し休むか。
私がラリーに出るのは、順位を狙うためであるわけもなく、
オンタイムで完走をするために、自分で考えて、決めて、行うこと、
これができるようになるため、というのが目的です。
忘れ物をする、優先順位を間違える、
モノを落とす、モノをなくす、気付かずに見落とす、
普段なら笑い話で済ませられる、日常生活でのこうした私の小さな癖が
ラリーになると「命取り」になることも。
だから自分が出る「ラリー」に関して言うと、
命に別状があるようなシチュエーションがあるわけでない
安全な国内のラリーであるにも関わらず、
楽しそうなブログはなかなか書けません。
タンクは手配したけれど、そんなのはほんの1つのこと。
タイヤ交換、チェーン交換、オイル交換、コーキング、etc
こうした目に見えること以外に、まだまだやるべき作業はたくさんあるはず。
そのたくさんあるはずのことに、私はいくつ気づくことができるでしょう。
(今回@BOSSはほとんど口を出しません。)
※タンクの件は最終的にはメーカー在庫と可能納期を確認し、
なんとか取寄せの手配を取りました。
YSP川崎中央店さん、ありがとうございました。
そんなこんなでいろいろあって
ブログの更新は遅くなると思いますが、
どうかご心配はなさらないでくださいね。
つづく。
【本日のおまけ】
先日SSERから届いた、北海道4DAYS出場許可証。
なんだか先行きを暗示するようなゼッケンナンバーですね。(泣笑)
投稿者:かまた posted at : 10:35 | コメント (32)
2009年09月24日
北4同窓会@いわき
9月の連休、シルバーウィークの4日間、
@BOSSと私は完全に「いわきの人」となり
いわきウイーク・バイク三昧の日々を送りました。
頭を垂れた稲穂が金色に輝く新潟平野の田んぼ。
きっと帰ってくる頃には稲刈りが終わり、
まったく違った風景になってしまっていることでしょう。
磐越道も会津付近はさすがに渋滞でしたが、
いつもより、30分よけいに時間がかかっただけで済んだのは幸いでした。
【シルバーウィーク前半/しどき】
さて、20日~21日は、しどきで練習。
今回のしどきでは、珍しい方たちにお会いしました。
こんな方や、
こんな方も。
コースを少し走った後、近隣の林道ツーリングに行くのだそうです。
こちらは10年前、弊社が主催したAORに参加してくださったI井さん。
まさかこんなところでお会いしようとは!
そして、前日のリバーサイドキッズクロスで1位となった
ライバル「開けろ!!すばる君」。
一緒に練習をした私は、すばる君の目の前で転んで、
すぐ後ろにいたすばる君に顔を轢かれたりもしましたが^^;
最高のお天気の下で、楽しい2日間を送りました。
それはさておき。
本日のメインはこちら↓↓↓
【シルバーウィーク後半/北4同窓会】
22日~23日は、「秋のいわき祭り♪」
別名「北4同窓会@いわき」に参加してまいりました。
■DAY-1
蟹洗の海岸近くのユースホステルが待ち合わせ場所です。
懐かしい北海道4DAYSのメンバーが集まっています。
北4で惜しくも2位だった、ゆーじさん。
今日もトライアルヘルメットで登場です。
今回の企画をしてくださったナックさん。
@BOSSの盟友、かまたの天敵(笑)、YHさん。
まずはコンビニにて腹ごしらえをして、早速林道へ。
まもなく、福島ナンバーの別グループと遭遇しました。
「いわきの林道でこんな数のオフバイクが出会うなんて奇跡だ」
と、ゆーじさん。
「押し」が入る場面も。(私はここではカメラマンに徹しました。^^;)
さて、お昼には、東京組が到着・合流するということで
一旦ユースホステルに戻ることに。
戻りのルート、他のメンバーはガレた下りの林道へ。
私はエスケープして、もう少しやさしい林道へ。
この日の午前の部では、林道に慣れていないヘタッピーな私に
ナックさんがずっと一緒について前を走ってくださって、
ライン取り、クリッピングポイントでの膝の入れ方などなど、
目の前でお手本を見せながらエスコートに徹してくださいました。
ナックさん、ありがとうございました。(-人-)
すぐにはできないけれど、本当に勉強になりました。
(ホントは林道での写真を撮りたかったけれど、私にはムリでした。泣)
ユースに戻ると、東京からK藤さんとまくさんが到着。
お二人とも今年の北4でご一緒しました。
さっそく午後の部へ。「よろしくお願いしまーす!」
分岐点で一旦全員が集まって休憩。
どこでも必ず横になって休むゆーじさん。
「だってその方が疲れがとれるじゃないですか。
ぼくの信条は、どこでも寝る!いつでも寝る!誰とでも・・・」
ピッピーーーーーー!( ̄∀ ̄;)汗
「暑い!」ベンチレーションのないウエアを脱ぐまくさん。
ナックさんがまくさんのエアを調整。
「空気を抜くボタンはどれですか?」とまくさん(笑)。
決して足湯ではありません。(笑)
宿の夕食時間が迫ってきたので、戻ることに。
「じゃあ、その前にビクトリーランに行きます!」
夕暮れの海岸線でビクトリーラン。
台風の影響で波がいつもより大きく、
広い範囲の砂浜が締まっているようです。
みんな、思い思いに砂にタイヤの跡をつけて走りました。
突然、ゆーじさんが砂に流木を立てて
女子2名にターンの練習を言い渡しました。
まずはゆーじ先生がお手本を見せてくれました。
かまた、格好だけはやるき満々ですが、
photo:やっぱバイクっしょ♪
ナックさんのおっしゃる通り、こんなもんでした。(泣)
続いて、まくさんが挑戦。
ゆーじさんが一緒に走るようです。
あれれれ・・・・まくさん、なぜそんな所へ。(笑)
砂遊びを満喫した後、5時、宿へチェックイン。
6時、夕食。完全に「林道合宿」ですね。(笑)
(でも、本当に一週間くらいこのまま合宿滞在して練習したいです。)
買出し組を待つ間、ユースの玄関先で夕涼み。
では、「午後の部」に続いて「夜の部」スタート。(笑)
まずは全員が「ウコンの力」で乾杯!
では、安心して、今度こそビールで乾杯!
いえ、決して宴会芸ではありません。(笑)
加速!減速!加速!減速!
ゆーじさんから、スタンディングを伝授してもらっているところです。
確かに宴会芸にもなりますが。(笑)
ゆーじさん曰く
「20世紀乗りは当時のバイクに合ったもの。
これからは21世紀乗りをしなきゃだめ!」
背中をポンと押されて、前のめりになってしまうまくさん。
フォームがちょっと違うだけで、指一本でぐらついてしまいます。
まくさんが逆にゆーじさんを押して倒そうとしますが
ゆーじさんは前後どちらにもびくともしません。
今度は図を書いて、どうしてそうなるのかを説明。
できるようになるには最低3年かかる、と言われましたが、
師匠、そこをなんとか半年で!
この後は、ビールや焼酎やバーボンやワインを飲みながら
深夜までみんなでいろんな話をしましたが、
「ここから先は何を話してもオフレコ」という約束ですので
今日のレポートはここまで。(笑)
■DAY-2
2日目、朝食を食べて、朝8時30分出発。
駐車場ではさっそくゆーじさんによるまくさんのフォームチェック。
2日目はゆーじさん率いる「林道がっつり組」と、
ナックさん率いる「林道ビギナー組」に別れて走ることに。
最初の上りでミゾにはまり、転んだ私を助けたと思ったら、
30m上ったところで今度はまくさんが転倒。
エンジンがかかりません。
何とかかかったと思ったら、次はかまたが再び転倒。
その衝撃でキャメルバッグのホースの口が取れて
中の水を体にドボドボ浴びる私。(泣)
こんな調子でこの朝ナックさんは
30m上るごとに二人を順番に引き起こし。
与えられた使命とはいえ、なんと過酷なサポートミッション!
(ナックさん、すみませんでした・・・)
キュルルルル・・・・エンジンのかからないXR230。
なかなか後に続いてこないし、エンジン音も止まるし、
まくさんの悲鳴も聞こえるし(笑)、
どうも後ろのようすがおかしいと思った@BOSSが心配して戻り、
ここからはサポートミッション隊に合流しました。
ようやく最初の林道を出たところ。
まくさん「あとはアスファルトですか?」
ナックさん「なーに言ってんの!まだウォーミングアップだよ。」
まくさん「えーーーーーーーっ!」
昨日まで、「私ウッズを走ってみたいんです!」
「とにかくいろんな林道をいっぱい走りたいんです!」と言っていたまくさん。
「もう林道はいい」とは、あんたいわきに何しに来たんじゃい!(笑)
気を取り直して次の林道へ。
「私、TBI出場、ムリかもしれません・・・・」と
休憩場所でへたり込んで、いきなり凹んだことを言い出すまくさん。
え~っ!私を引きずり込んでおいて、何を言ってるのだ?
完走コメントももう考えているんでしょ?!
私が去年の北4に出たときなんか、
林道はおろか、バイクにだってまだよく乗れなかったんだから!
(ま、今だってよく乗れてはいませんけど。^^;)
あと半年あるから一緒に練習しましょう、練習!
私たちのことはゆーじさんとナックさんが
TBIまでに「何とかしてやる」と言ってくれてるし。
(えっ?言っていない?)
というわけで、一瞬まくさんに泣きが入りましたが、
まくさんにハッパをかけているうちに、
なんだか私のTBI出場もいつの間にか既成事実になりつつあります。
そーゆー私こそ、大丈夫なのだろーか??( ̄∀ ̄;)汗
経験がないことへの挑戦は、まくさんでなくてもやっぱり怖いです。
TBIは北4よりも大変だ、という話をいろんな方から聞きます。
期間も長いし、ナイトSSもあるそうだし、林道もリエゾンも細かいし・・・。
でも、ラリーとまくさん、まくさんと私、私とTBI、
どれも菅原会長が結んでくれた縁、
ひとつ自分のステージを上げて、一緒に頑張ってみませんか?^^
そんなことを考えながら走っていた林道。
ナックさん、まくさん、かまた、@BOSSでランデブー走行。
そうそう、そういえばイノシシの子ども、「うりぼう」を2匹見ました。
かわいかった~!(けど、親イノシシが出てこなくてよかった~!)
「林道がっつり組」と合流。
@BOSSのSIXDAYS試乗会が始まりました。
午後3時30分、洗車をして宿へ戻ります。
午後5時、2日間にわたる合宿の終礼。
ナックさん、ゆーじさん、2日間本当に楽しかったです。
私とまくさんがもっと林道を速く走れるようになったら
練習範囲もずっと広くなるとのこと。
頑張って練習しますので、
どうかどうかこれに懲りずに、また誘ってくださいね。
みなさん、本当にありがとうございました!
【本日のおまけ、というにはあまりにも素晴らしい続き】
さて、解散後、ゆーじさんのお友達が
カジキマグロを釣り上げたので見に行こう、ということに。
夕暮れのマリーナへ。
雰囲気ありますね。
テレビでしか見たことがないカジキマグロ。でかっ!
目の前で、どんどん解体されていきます。
尾ひれだけでもこんなサイズです。
(あー、言っておきますが、私たち飲んでいませんから。)
こんな贅沢をしていいのでしょうか。
高級部位、「中落ち」を手づかみでむしりながら食べる幸せ。
ああ、醤油とワサビは常に持ち歩かないと。(泣)
駐車場が突然セリ市のようになっていますが、
おみやげに、捕れたカツオを一匹ずつくださるという豪快さ。
私たちの分は、先日のお礼として菅原会長にお渡し頂くため
まくさんに託しましたが、その代わりに・・・
なんと!さっきのカジキマグロの鼻先、
通称「ビル」をおみやげに頂きました。
どこからみてもまぎれもなく漁師のゆーじさん。(笑)
最後まで素敵な思い出を、本当にありがとうございました。
雪がほとんど降らず、一年中林道ツーと釣りが楽しめて、
真壁にも近く、しどきもあるいわき市。
@BOSSはあれからずっと「いわきの人になりたい」と言っています。
ナックさん、ゆーじさん、
いわきになくて、新潟にあるものは少ないけれど、
今度はぜひ、冬の新潟へ「雪見酒」にお越しください。
次回の北4同窓会、楽しみにしています。
投稿者:かまた posted at : 20:46 | コメント (20)
2009年08月24日
北4同窓会
【昼の部】
北海道ツーリングレポートはちょっと一休み。
日曜日は地元の花火大会で、
サロン・ド・アトラスでは、お客様と一緒に
130名のバーベキューパーティーを行ったので
月曜日はその後片付けで半分代休。
片づけを終えて、会社で一人でツーレポをポチポチ書いていたら・・・
投稿者:かまた posted at : 23:15 | コメント (19)
2009年07月28日
北4後日談
昨日、業務の終わった事務所で
@BOSSが私のデスクにやって来て一言、
「テンちゃん、亡くなっちゃったんだって・・・・・。」
昨年の北4にて#195さんと。
昨年の北4に参加されたダー様と#195さんの愛犬「テンちゃん」が
先日ひっそりと眠るように逝ったということを
#195さんのブログで知りました。
享年14歳と9ヶ月。
テンちゃんのご冥福をお祈りしながら、バニウトロのことを思いました。
ちょうど昨年のゴールデンウィーク、虹の橋を渡ったバニウトロ。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、
「バニウトロ」(本名は「ウトロ」)は去年死んだ愛犬です。
実は、去年の北4は、バニウトロの死がきっかけで参加をしたのでした。
バニウトロの最期を看取って、それまで「のほほん」と生きてきた私も
バニウトロの命を燃やす頑張りに、初めて限りのある人生を考えさせられ、
私もいつか終わりの来る人生の残された時間を
大げさではありますが、きちんと燃焼させて悔いなく生きたいと思い、
@BOSSの勧めもあり「北海道4DAYSラリー」に
免許を取って半年、無謀とも思われるエントリーをしたのでした。
けれどご存知の通り、感動のフィナーレを迎える以前に、
3日目のテイネ山のチェックポイントで立ちゴケ&鎖骨骨折でリタイア。(泣)
その情けなさと悔しさから、いつしか「リベンジ完走」が
次の北4出場へのモチベーションとなっていました。
そして今年。
この1年間、この北4に照準を合わせた練習を積み
昨年の「エキスペリエンス」からクラスを上げ、ラリー部門で出場。
昨年よりはマシになったとは言え、それも去年の「私と」比較してのこと。
先日のレポートでご報告したとおり、
素晴らしいライダーの皆さんに混じって、お粗末な走りをご披露しながら
数々のペナルティーをもらいまくりの最下位ではありましたが
なんとか無事完走、目標だったゴールを迎えることが出来ました。
そんな北4の終了後、
「あなたに会いまショー~北4編~」でご紹介したyasupaさんのブログに
今回の北4のお礼をコメントで入れたところ、
「トラブルや怪我はあったと思いますが、
きっとバニウトロが助けてくれたんだと自分は思いますよ。」
というお返事をいただきました。
不覚にもちょっと泣いてしまいました。
yasupa忍人さんと、yasupaさんから頂いた十勝キャラメルと。
yasupaさんとは、昨年の北4で知り合いましたが
実際にお会いしたのは今回が初めてです。
昨年の当麻SSでオフィシャルをされていて、
そのとき撮った写真に私が写ったものがあったので、
「この身長でCRM?と思ってましたが、
エンジンをかけて、Uターンする姿をみて、
やる気と根性があれば何でもできるんだなと思いました。」
というブログへのコメントと一緒に
CRMの写真をメールで送ってくださったのが始まり。
その後、yasupaさんの飼っていた
コザクラインコが亡くなった話をyasupaさんのブログで読み、
ちょうどバニウトロのことと重なったのもあって私がコメントを入れたり。
この一年間でコメント自体は、ほんの数えるほど
お互いのブログで何度か書いただけですが、
でも、私が北4に向けての練習に励んでいたこの365日間、
いつもバックグラウンドを理解しながら、
短いけれど暖かい言葉で励まし続けていただきました。
今回の北4では、オフィシャルをされながら写真を撮影し、
チーム猛牛、北海道勢と一緒に、ありがたいことに
チーム新潟の写真もたくさん撮ってくださったそうなので、
そこから何枚かセレクトしてみます。
車検を受けるかまた
(まだ今年のステッカーを貼る前なので、去年の#61のままです。)
マップを貼る
かまた、SS1アウト
@BOSS
かまた(当麻SSにて)
@BOSS(当麻SSにて)
ドシャ降りのSS7
菅原さんと
yasupaさんとは今回初めてお会いしたわけですが、
コメントにくださる文章そのままのお人柄で
撮ってくださる写真も、暖かさを感じます。
yasupaさんが撮られた「北海道4DAYS」の写真は
こちらのフォト蔵に公開されています。
●DAY-0 16日
●DAY-1 17日(1) 17日(2)
●DAY-2 18日
●DAY-3 19日
●DAY-4 20日(1) 20日(2)
yasupaさん、たくさんのシーンを切り取っていただいて
本当にありがとうございました。
私も@BOSSも、北4に参加するのは今回で2回目ですが、
思い出を共有し、北の大地で私たちを待っていてくれる方たちがいる、
それだけで、「北海道4DAYS」には特別な思いが生まれます。
ラリーがきっかけで生まれる不思議な縁。
これからも大切にしていきたいと思います。
投稿者:かまた posted at : 22:32 | コメント (18)
2009年07月23日
北海道4DAYS 2009
ただいま!
ご心配をおかけしましたが、無事北海道から帰ってきました。
いろんな意味で、夢のようだった4DAYS、
今年のレポートは去年よりもっともっと長いです。
お茶でも用意して、休みながら読んでください。
*******************
7月15~16日 DAY-0
昨年の情けない鎖骨骨折リタイアから丸一年。
今度こそは完走を!と昨年のリベンジをかけて
7月15日朝、北海道へと向かいました。
結局@BOSSは、多少の仮眠は取ったようですが
今年も2晩続けてマシン作りで徹夜をし、
タイヤ交換を残して、KTMの準備を終えました。
昨年のような出港時刻までのタイムトライアルはないものの
バスの積み込みを終えて、朝会社で待っていた@BOSSは
やはり相当やつれていました。
午前9時30分、新潟港フェリーターミナル到着。
去年は出港7分前到着でしたが、今年は余裕で間に合いました。
予約済みですが、乗船申込書に必要事項を記入。
えっ?三輪車??予備タイヤを腰に回して登場のDRZ。
ブログ上では旧知のたまふさん。
この日が初対面でした。
ドライバーと搭乗口が違う私は
20kg近い@BOSSのダッフルバッグを担いでターミナルへ。
フェリー乗り場で仕事関係の知り合いの方と遭遇しましたが
「登山ですか?」
・・・・・まあこの格好を見れば仕方ないですけどね。( ̄∀ ̄;)汗
朝10時30分、新潟港出港。
徹夜のマシン作りで疲れた体を温泉でほぐすと
まもなく昼食の時間です。
3年前からメニューもそのままの、相変わらずのビュッフェですが、
とりあえずここ2週間の追い込み準備期間の慌しさも
ひと区切り付いての食事は、味はともかく至福のひと時。
まずはとにかく、乾杯!
16日朝4時30分、小樽港着。
北海道上陸は4回目ですが、晴れていたためしがありません。(泣)
昨年はそのままA-tecに直行しましたが、
あまりにも早着だったので、今年はゆっくりと向かうことに。
まずは去年のお盆にも来た「鱗友朝市」で朝ごはん。
うに、イクラ、ほたてがたっぷり入った3色の「巴丼」。
ほたての下にもイクラが敷き詰めてありました。幸せ~。
食べていたら、隣にオフロードブーツを履いたライダーが。
もしかして、北4ですか?
話しかけたらKTM950の#8さんでした。
これから旭川へタイヤ交換に向かうとのこと。
(それはもしやZIPさんでは・・・・・・)
北海道らしいおいしい朝食で腹ごしらえをした後、一路芦別へ。
市内に入り、A-tec近くのホームセンターで
あれこれ道具を調達して、昼食と晩御飯を買って・・・
午前11時、A-tec到着。
スタッフおよびオフィシャルによる準備の真っ最中で
エントラントは1時まで中に入ることはできません。
昨年より一時間遅く来たものの
結局は学生寮の駐車場で待機となりました。
キャブの調子が悪いというエントラント。
結局この後、この方のバイクは@BOSSが組むハメに。
どこに行ってもサポートをする宿命なのでしょうか。
(・・・って、私にだけは言われたくないでしょうけれど。^^;)
その間、私はワッフルとコーヒーでブランチタイム。
という写真をブログ用に撮ろうとするバカを写真に撮る@BOSS。
午後、ようやくエントラントのパドックへ。
一年ぶりの再会、和歌山からのT端さん。
去年ここでお会いして、トランポが隣だったのでいろいろお話しました。
たった一度しか会っていないのに、旧知の仲という気がします。
懐かしい再会を祝って、乾杯!
この時のビール、本当においしかった!
午後3時すぎ、私は装備品チェックと車検を終えて
CRMをパルクフェルメへ。
これでCRMには明日のスタート前まで触ることはできません。
まだこの段階で全エントラントの3分の1も集まっていないようです。
Ptoto:yasupa忍人
予備のタイヤを本部へ運ぶかまた。重い!
そういえばたくさんの方が、旅行用のキャリーを使って
こうした荷物を運んでいましたっけ。次回は私もそうしよう。
でないとラリー前に腕があがってしまいそう。
暗くなった駐車場でマシン準備の最後の項目のタイヤ交換を終え
夜9時になろうとするころ、ようやく@BOSSが装備品チェックへ。
車検も無事合格。この日は@BOSSが最後の車検でした。
この後、YHさんとスターライトホテルの日帰り温泉に行き、
寮へ戻って他のエントラントの方と軽~く前夜祭。
楽さんってリスみたいなかわいい目ですね。(笑)
夜1時、去年と同じように
北日本大学校の寮の体育館に寝袋を持ち込んで就寝。
明日はいよいよラリー初日です。
********************
17日 DAY-1
ラリー当日。午後の開会式を待つ間、
駐車場にテーブルを出して、ゴロンパ妻さんと4日分のコマ図貼り。
参加レディース勢ぞろい。一番左はエキスペリエンス部門のまくさん。
昼食は恒例の海鮮丼を頂きました。おいしかったです。
開会式。斎木校長先生は今年も地元の祭りと重なっているため
バックマーシャルは務められないそうです。
いよいよグランドスタート。
<波乱の幕開け SS1>
Ptoto:yasupa忍人
グランドスタート30分前、パルクフェルメが開放されました。
A-tecのグラウンドに設置されたグラストラックの特設ステージSS1。
ゼッケン順にスタートして行きますが、
ゼッケン23番の私のCRMのエンジンがどうしてもかかりません。
山田さんに確認して、私のすぐ前のゼッケン22番の@BOSSが
スタート地点を離れ、エンジンをかけてくれようとしましたが
もう少しでかかりそうな音がしかけた時に@BOSSの順番に。
すでに斎木校長スターターの指はゼロを指していますがスタートせず・・・。
見かねた斎木校長先生から「もう出発しなさい!」と促されようやくスタート。
何と@BOSSは私のエンジンのせいで、この最初のSSから
20秒近くもタイムロス、結果は15位・・・・・・。
昨年からのラリー復帰で、順位も「一桁入賞で復活!」と
そんな目標を掲げ、今大会に臨んだ@BOSSに対して
出だしから重い足枷を・・・。
@BOSS、すみません!すみません!!(>_<。。。
そのまま次は私の番なのですが、やっぱりかかりません。
仕方なくバイクを押して、スタートラインを出たところで再キック。
でもやっぱり、かかりません~~~(泣)
「大丈夫だから、落ち着いて。」
という声に振り向くと・・・わ~ん、ズゲデヅさま~~~!
「深呼吸して、水を飲んで」
スケテツさまに見守られて何度かキックを繰り返すうちに
ブルン、ブルルン!かかったー!
ありがとうございました、行って来まーす!
Ptoto:SSER
いやはや、初っ端からどうもありがとうございました。^^;
と飛び出したのはちょうど#32ゴルゴ松本さんの前。
あとから松本さんに
「なんで俺の前でタイミングよくかかるんだよっ!」と
さんざんブチブチ言われましたが、( ̄∀ ̄;)ゴメンナサイ
とにかくSSERらしからぬスタートを繰り広げてSSへ。
Ptoto:yasupa忍人
SS1で初転倒&初引き起こし。(泣)
初のSSを果敢(?)に攻める「かまた」、そして転倒(泣)。
水はけの悪いグラストラックの奥は泥がたまっていて、
マディが全然ダメな私はアクセルを戻してばかり。
そして初のSSを何とかゴール。
出口のFCPは昨年の北4でもお世話になった長身のsanadaさん。
思わず「ペコリ」。
ああ、先が思いやられます(泣)。でもこんなの序の口もいいところ。
続くSS2は、A-TECを出てすぐ近くの、SS1同様のグラストラック。
一面芝生の様なキレイな見た目とは裏腹に、水をたっぷり含んでいて
ワダチが出来ていたり、スリップしやすかったりと、一筋縄ではいきません。
Ptoto:SSER
@BOSSはSS1のロスタイムを挽回すべく気を吐く走り、
ED界のトップライダーに割って入り、SS2は8位でフィニッシュ。
「一桁入賞」に望みを繋ぎます。
私はまたまた奥のマディではまって転倒しましたが、何とかゴール。
スタート時は5リッターしか入れていなかったので
SS1、SS2をこなしたところで、給油。
この日は朝の2本のSSが終わると、ひたすら移動の日。
長い長いリエゾンを走って、2つのCPを通り、夕方のSS会場へ。
DAY-1最後の夕方のSS3。
私が到着した時には出走順を待つ長い列が。
私の前はちょうど@BOSSが並んでいました。
「CP開設時間にちゃんと間に合った?」
はい、今日のところはなんとかかんとか。
<当麻のハイスピードSS SS3 10km>
夕暮れの迫る当麻のSSはスピードの乗りまくるハイスピードSS。
BMWをはじめ、大排気量車はどれくらいのスピードが出たのでしょうか。
@BOSSは途中の分岐でミスコース。
(ここはたくさんの方がミスコースをしたらしいです。)
閉鎖のコースロープ側に曲がってしまい、
とっさのブレーキターンで復帰したものの大きくタイムロスで
直後スタートの松本さんにも追いつかれ、結果は16位。
Movie:こんな感じでいいかな?
SS3を走る@BOSS。
SSゴール後、出口で私を待っていてくれた@BOSSは、
マップケースのバックライトが点かなくなった雨先生も伴って、
日暮れのSS3を後にビバークまで先導してくれました。
雨先生は昨年のギリシャでのSIXDAYSにも参加されていらっしゃいます。
(そういえば「雨先生」に@BOSSが自己紹介をしたら
「ああ~、オードリーさんの!」と言われたそうな。( ̄∀ ̄;)汗)
初日からタイヤ交換をする@BOSS。
「世界のいとうさん」ももちろん交換。
世界一早いと噂のタイヤ交換術を見ようとギャラリーに囲まれます。
そして、@BOSSは続けて私のCRMのメンテも。
時は既に夜11時30分。
これからテントに戻り、マップホルダーに明日のコマ図を巻いて、
着替えて・・・12時30分就寝。今日はなんとか無事でした。
DAY1結果
かまた SS1/50位 SS2/50位 SS3/49位 総合49位
@BOSS SS1/15位 SS2/ 8位 SS3/16位 総合15位
********************
18日 DAY-2
朝4時30分のテントサイト。
あちこちでゴソゴソと起きだす音がしています。
Ptoto:yasupa忍人
初日総合1位のゆーじさんと朝から語りあう。
ブリーフィングにて、何と今日はキャンプでなく宿(やど)泊と発表が。
全日本エンデューロの首位を走る「イシゲさん」こと池田智泰選手。
今回は「TEAM FREERIDE magazine」メンバーとして
三上編集長、お兄さんの「イケチューさん」こと池田忠夫選手、
そして私のR1200GSのお店でもある原サイクルのたけしさんとともに
フラットツインのビッグバイク、GSを駆っての参加です。
しかもイシゲ選手はR1200GS。
どんな走りを見せてくれるかかと、エントラント全員が楽しみにしています。
今年の北4はこのBMWチームのほかにも
北海道のトップライダーで構成された「TEAM ezo-momongha」の
伊藤選手、村田選手、ZIP社長の北村選手、そして我らが?スケテツさま、
また四国はTBIでの優勝常連でもある前田選手など
雑誌でしか見れないA、AAクラスのそうそうたる顔ぶれが揃っています
他にもレーサーの長谷見さん、一昨年の3位のVV木木さん
そしてファラオ入賞、パリダカにもエントリーしていた松本さん。
(松本さんは@BOSSと同じKTM埼玉さんからのエントリーです。)
@BOSSも2日目、順位の挽回を目指してスタートしていきます。
DAY2、最初のSS、SS4は昨日の最後のSSとスタートは同じ場所です。
スタートを待つ、私のCRM。
朝のSS4、SS5と続く2つのSSを終えてリエゾンに入ると、
BMWチームが洗車をしていました。
カメラを向けたらイケチューさんが手をあげてくれました。
弟のイシゲ選手とともに、
日本のエンデューロ界のトップを走るイケチューさんですが、
物腰が優しくて、気遣いの方という感じで、
女性ファンが多いのも納得です。^^
去年に引き続き、今年もエントリーという事で
トップライダーのイケチューさんに遠慮もせず
@BOSSは今回の新車のEXC-Fのセッティングについて
あれこれと出場前からメールで助言を頂いていたようです。
(皆さんのお力添えがあって、スタートラインに並んでいます。)
SSを終え、ホッと一息。こんな風景に一瞬緊張をほぐして。
きれいな景色に出会うと、写真に残したいと思うのですが
バイクを停めて写真を撮ると、その景色は
さっき私が撮りたかった景色とすでに違っています。
ヘルメットにカメラを取り付け、走りながら撮れるように
手元にシャッターがあったらいいのにと思う瞬間が何度もありました。
CPにてパスチェックの様子を写真で撮ってくれようと
@BOSSが待っていてくれました。
ここから長い林道が始まるので
林道が遅い私はしばらくの間@BOSSと一緒に走ることに。
長い林道を抜けて、ようやくコンビニを発見。
この日は4日間で最長の約530kmの行程。
天候が崩れ始め、気温も下がり始めたので
暖をとる為にセイコーマートで一休み。
サンドイッチとフライドチキンを食べました。
林道をぬけたところで@BOSSと別れ、
次のSSへとリエゾンをひた走ります。
途中雨が降り出し、気温はどんどん低下。
雲は暗くなり、どしゃぶりの中、山越え。
寒い。でも、休んでいる時間はありません。
夕暮れ迫るSS6に向かってひた走っている最中にトラブル発生。
私のマップホルダーが動かなくなってしまいました。
後ろから後追で走ってきた@BOSSが応急処置を施します。
たまふさんも停まって、手助けしてくれましたが
このストップが、今回のラリー一桁入賞を狙っていた@BOSSにとって
大きな分かれ道となってしまいました。
<地獄のようなSS6>
Ptoto:SSER
SSに入ったのはもう日没後。地獄のようなSS6の始まり。
明るいうちにスタートできれば、前半は採石現場のダンプ道の
超ハイスピードで、「泣ける林道」という説明どおりの
素晴らしいSSのハズらしいのですが、
後半のガレやチュルチュル、ウォッシュアウトなどの荒れた路面の下りは
暗くなってしまうと、切り立った崖などもありとても怖いSSです。
(別の意味で「泣ける林道」でした。泣)
私達はマップケースの修理で遅れ、このSSに到着する頃には
他のライダー達は既に明るいうちに走り終え、
林道から舗装のリエゾンに出てくるところでした。
私がSSに入り始めた時はすでに日没後、
でもその頃はまだ空はうす暗闇だったのですが
スタートして全長20km以上にも及ぶ長いSSを走るうちに、
まもなく完全に日が暮れてしまいました。
森の中は真っ暗で、白い霧も出てきて、一寸先も見えません。
苦手なガレ場が続き、早くここを出たいけれど
急いで転倒して、万一CRMのエンジンが止まったら
光は何もなくなってしまいます。
とにかく転ばないように、ゆっくりゆっくり
いつか必ず外へ出るのだからと、少しずつ少しずつ先を進めました。
あっ!やばい!!
あと1kmでゴールという513km付近で、フロントがすべり
路肩に寄ってエンストしてしまいました。
・・・・・・・・・・・・・真っ暗。
でもキックですぐにかかったので
ちょうどその時に通った#45さんが
「大丈夫ですか?」と聞いてくれたのに
「あ、何とか大丈夫そうです」と答えた私の馬鹿さ加減よ!!!
何が何でも彼を止めて、バイクが走り出すまで
待っていてもらうべきだったのに!!!!!!
彼が通り過ぎたあとに走り出そうとしましたが、
何と、リアタイヤが泥をかいてあがりません。
しかもフロントは石に当たっているらしく、
前後どちらにも動けなくなりました。
やばい、やばい、やばい!ここを抜けられなかったら終わりだ。
エンジンが止まり、ライトが消えると、自分の手さえ見えません。
おそらく私が最後だから、後からだれも来ないはず。
あと1kmなのに!
とりあえず、心配をかけるといけないと
念のため本部へ位置と状況だけ報告。
山田実行委員長が電話に出て、
「もしエンジンがかかって抜けられれば
バックマーシャルと帰ってくればよし、
抜けられなかったりエンジンがかからなかったら、
そこでリタイアだよ」といわれました。
本当にさっき通りかかった彼を先に行かせた
わが身の馬鹿さが口惜しく、情けなく、
悔やんでも悔やみきれません。
しばらくして、真っ暗な中、後ろから音が聞こえました。
「ああ・・・バックマーシャルだ。終わりだ」と思ったら
後ろから来たのはバイクで、たまふさんでした。
たまふさんは何も聞かずに止まってくれて
バイクを押してワダチから上げるのを手伝ってくれました。
「いい?ボクも時間がないから先に行くし、
これ以上助けてあげられないから
とにかく転ばないでゆっくり出てきてね。」
あと1km。
でも1kmってこんなに長かったっけ?
真っ暗な中、CP100のフラッグが見えたときは
遭難者が山小屋の明かりを見つけた気持ちでした。
ゴールだ!出てこれた!
漆黒の闇の中、かすかな灯かりに浮かび上がるSSのゴール地点。
この写真は、天候が大きく崩れた土砂降りの雨の中、
ライバル達が明るい中走り終えていたこのSSを
私のマップケースのトラブルの為に、日没後のスタートとなってしまい
ライトチューンも施していないマシンでSSを走り
ゴールにたどり着いた時、@BOSSが撮影した画像です。
@BOSS、この漆黒のSS6、なんと29位・・・・・。
ライバル達から5分以上も遅いタイムとなりました・・・。
総合も23位まで転落、残りのSSで5分の挽回は絶望的。
ここでほぼ一桁入賞の今回の目標は消えました。
そんな状況でしたが、@BOSSはこのSSゴール後、
スタッフの「コタロさん」(昨年、私の骨折時の担当)と一緒に
無線から伝わってくるやり取りを聞きながら
祈るような気持ちで私のゴールを、50分以上待っていたそうです。
@BOSS曰く、CRMの灯かりが出口付近の闇を照らすのを目にした時、
「このシチュエーションで、バックマーシャルのアシストも断って
自力でゴールして出てこれれば、それだけでもうかまたは
今回の目標を達成できたに等しいな・・・」と感じたとか。
でもこれで今日の行程が終わった訳ではありません。
マキシマムタイムの夜9時までにビバークに着かなくては!
どしゃぶりの中、@BOSSが叫びました。
「絶対タイムアウトになんかならないんだからな!」
マップホルダーに水が浸入してコマ図が切れてしまった@BOSSは、
#45さんのコマ図を見ながら、真っ暗な林道を私達を先導してくれ、
なんとかマキシマム20分前にビバークへ到着。
Ptoto:SSER
2日目ゴール。もう@BOSSもタイヤ交換する気力もなく、
私もかじかんだ手で濡れたウエアを体からはがして食堂へ。
遅い夕食を食べながら@BOSSから
「あんたはライディングじゃなくて、マネジメントが問題だ」
と、厳しく注意されました。
自分がSSに入るのは一番最後だと確認もせず決め付けていたので
もうアウトだと思ったときに本部に電話をしてしまいましたが
私の後ろに2台来ることが予めわかっていれば
対処の方法も変わっていたと思います。
「CPで自分の後ろに何台いるのか、あんたが確認しないなんて
俺にとったら信じられないことだよ。
俺ですら毎回確認するのに。
自分でどうしようもない状況だと判断したら
自分の後ろから来たバイクは絶対に止めなきゃ。
第一、あんたはダートが遅いとわかっているんだから
舗装のリエゾンでできるだけ挽回できるように
とにかく前の方を走って、休憩でも給油でも
やらなくちゃならないことは、まとめて一回でやって、
SSにはできる限り早い時間に入らなくちゃ。
そうすれば自分の後ろに何台か来ることになるんだから。
どうすれば自分の身を守れるのか、マネジメントしなくちゃ。
ラリーではライディングスキルは、ある意味、二の次、
冷静な判断力と自己マネジメント能力、それが一番。
あんたはトップ争いをするわけじゃないんだから
今の状況を今ある条件でクリアする為に
知恵を使って、機転を効かさなきゃ。
これはラリーだけの事じゃないよ。
生活態度や仕事の効率も含めて
あんたに今一番足りないのはそれ!」
宿の温泉に入り、少し気分をリフレッシュし、マップを巻いて12時就寝。
もう4日間が終わったかのような全長530kmにも及ぶ
辛くて長い雨の一日が終わりました。
DAY2 かまた 50位 総合49位
@BOSS 27位 総合23位
********************
19日 DAY-3
宿にて。朝から憔悴しきっているかまた。
窓の外はバケツをひっくり返したようなドシャ降り。
天気予報によると、全道的に大雨洪水波浪警報が出たこの日。
昨日から降り続く雨のため、朝のブリーフィングで
急遽ルート変更が発表されました。
スタートタイムも8時から10時に。
SS7とSS8は一本にまとめ、途中のコマ図も新しいものに。
Ptoto:SSER
雨の中、宿を出発。
2本を繋いで一本になった朝のSS7、後半は前日のダンプ道に直結。
途中のルート変更でミスコースをしない様に、
@BOSSはナビをしながらSS7を走ったそうです。
SS終了後、コマ図に従いルートを勧めます。
この日は火山灰質の林道ということで
昨日のガレた林道に比べたらずっと走りやすかったのですが
とにかく長い林道が続きます。
Ptoto:SSER
SS後のダンプ道の林道を走る@BOSS。
しかも昨日の大雨でところどころに深い水溜りが。
水溜りの下がぬかるんでいるわけではないようなので
できるだけ真ん中を通り抜けて先へと急いで行くと・・・・・
危険回避で迂回されたコースでも、林道内ではこんな箇所も。
川が増水して道は川の中です。
これはもちろん@BOSSのカメラです。
私はずっと遅れているので、この後ここを一人で渡ることに。(泣)
川の向こう側にオフィシャルカーがあったので
そこへ向かってアクセルを開けました。
深い!でも途中で止まったらアウトだ!
とにかく止まらないように走って、向こう岸へ。
オフィシャルの方、待っていて頂いたお礼もろくに言わず
先へ走ってすみませんでした。
しばらく田んぼと畑を通る長い林道を走り舗装路へ。
コマ図には左とあり、私もマーカーで左へ縫ってあるのに
何を考えたか右へミスコース。
昨日までミスコースはほとんどなかったのに、
この日になってやけにこうした凡ミスが出るようになりました。
集中力がなくなってきたのでしょう。
ちょうどオイルランプが着いたので、5分休憩。
気を取り直して、オンコースで高速道路へ向かいます。
順位が一番下だから、朝のスタートも一番遅い上に
SSの時間が本当に他の人の10倍以上かかる私は
CP1までの時間がどんなに飛ばしてもギリギリ。
CPである樽前SAに着いたのは5分前でした。
よかった~!間に合った~!
ここでCPにいた他の方に合流すればよかったのですが
ガソリンが少し厳しくなってきそうだった私は
次の白老IC付近で給油をするために先に出発。
給油はできたものの、私のスピードだと飛ばしても難しいかも・・・
CP2付近に着いた頃には開設時間は過ぎてしまって
遅着となることは明白でした。
このまま行くと、林道によってはマキシマムも危ういんじゃないか。
そんな焦りが出てきて、去年の迷路のような札幌での迷子を思い出し、
その後焦って飛ばして、CPに着いた途端に鎖骨を折るという
あのいやな思い出がよみがえってきて
「とにかく無事にゴールしなくちゃ、落ち着いて、落ち着いて」と
自分に言い聞かせながら先を急ぎました。
国道をCP2へ向かって走っていると反対側から楽さんが。
「ここってオンルート?」
私は通過地点の道の駅を通ってまっすぐ来たので
間違いなくオンルートですが、なぜ楽さんが向こうから?
聞くとICOもマップホルダーもメーターも
電気系のものがすべて動かないのだそう。
ええ~!それじゃあビバークに辿り着けないじゃないですか~!
こうして楽さんと二人でゴールを目指して走ることになったわけですが
どんなダートも速く走れる楽さんが、
スピードが遅い上に目が良く見えない私について走るのは
時間がせまっているからよけい辛かったと思います。
でもたぶん私が最後尾なので、他の人を待ってもらうわけにもいきません。
楽さんは地図がないので帰れない、
私は夕刻特に走るのが遅いので、
道がわかっても間に合わないかもしれない、
そこで次の方向を楽さんに教えて
楽さんが先を走りペースを作ってくれることに。
北海道でなければ考えられない、
どこまでも果てしなくまっすぐに続く林道を走っていたら
急に目の前に飛び出してきたものが。
小鹿でした。
うわ・・・きれいだ。
小鹿は一瞬こちらを見ると、ピョーンと飛び跳ねて
道を横切り、森へと消えていきました。
ラリーだから、時間に間に合わなければだめなのですが
こういう瞬間があると、もうそれだけで
北海道へ来た甲斐があったと思ってしまうほど素敵な瞬間でした。
・・・なんて言っている場合ではありません。
このまま行けば、SSには間に合わないけれど
マキシマムタイムには間に合うかも!
あと20分、あと10分・・・・・
しかし、直前に私が痛恨の見落としをして時間を5分無駄にして
ビバークまであと1km、時間はあと5分というところで
・・・・・・楽さんガス欠。
私のCRMからガソリンを1リットル携行缶に移して給油し
あとたった1kmくらい先のビバークへ。
私たちはお互いに助け合いながら、そして足を引っ張り合いながら
10分遅れでビバーク到着。
SS開設時間遅れとマキシマムタイムアウトでペナルティ3時間。
・・・・・・・・・Orz
これで楽さんのクラス優勝の夢もほぼ絶たれてしまいました。
そして、私の「完全オンルート完走」の目標も・・・。
いくらタイムが悪くても、全てのオンルートを走り終えたかった私ですが
この日の最終SSはすでに閉鎖されてしまいました。
まだ気持ちが焦って高ぶっていた私はチェックカードが見当たらず、
オフィシャルに「CP1で受け取らなかったのかも」などと言ってしまいました。
ゴールを待っていて、この顛末を見ていた@BOSSが見かねて
「いつもチェックカードは何処へ入れてるんだ?もう一回見てみろ!」
もう一度ポケットに手を入れると・・・・ありました・・・・。
スタッフの皆様、大変申し訳ありませんでした。
失格にならずに走れるんでしょうか?とオフィシャルの方に聞くと
「それについては今協議中なので発表を待ってください」との返事。
楽さん、ごめん。
私がもう少し落ち着いて、左へ入る道を見落とさなければ、
楽さんのガス欠前にビバークに着けたに違いなかったのに。
ことの顛末を@BOSSに報告。
「二人のはやっぱり全部マネジメントの問題。
あんたは、自分は遅いんだから、どういう方法をとらなくちゃならないか、
いつも考えて、優先順位を決めて、最善の方法をとらなきゃ!
ただただ一人で頑張って走るのが褒められることじゃないんだよ。
ラリーは走るのが速い人が順位が上かっていうとそうじゃない。
準備が万端で、状況判断能力が高くて、トラブル対処ができる人が上。
そういうことが普段からできないあんたは、
ラリーでその軋轢が全部表に出ているんだぞ。」
悪天候の中、走り終えて千歳のHOPでキャンプ。
落ち込むT端さん。
この日、ICO(ラリー用のトリップメータ)が故障して
CP(チェックポイント)への到着が15分遅れてしまい
1時間のペナルティーを受け、前日の9位から42位にまで転落。
ラリーの難しさは、こういうところにもあります。
私も、この日はCP1での天国の気分と、その後の地獄の気分と
浮き沈みの激しい一日でしたが
なんとか失格にならずに走れることに望みを託し、
とりあえず明日へ向かって体力を戻そうと思ったところへ・・・
「こんばんは」
遠く函館からumiさまが訪ねて来てくれていました。
聞けばお昼の3時には到着していたのだそう。
トランポの中で、お湯を沸かしながら待っていてくださいました。
こんなに遅くなってすみません。
ああ、でも本当に嬉しいです。
使い切っていた気力が戻ってきました。
スケテツさまと@BOSSと一緒に
umiさまの持ってきてくれたコーヒーとケーキをご馳走になりました。
久々のカフェインに体が生き返るようでした。
umiさま、遠いところをありがとうございました。
ヨレヨレの姿でしか会えなくてすみません。
(umiさまの写真はまた後ほど。^^)
DAY3
@BOSSはHOPのSS9を12位でフィニッシュ。
SS7の遅れを挽回してDAY3は19位、総合は20位
前日の23位から3つ順位を上げました。
かまたはCP不通過とSS不通過で合計3時間のペナルティ
DAY3は50位 総合50位・・・当たり前ですよね・・・。
それより失格にならないことだけを祈っていました。
最終日のマップを巻いて、夜12時就寝。
********************
20日 DAY-4
いよいよ最終日。
貼り出されたリストからまだ名前が消えていなかったので
どうやら失格にはならなかったようです。
よかったー!ありがとうございます。
毎日毎日首の皮一枚でつながっている私。
でも、泣いても笑っても今日が最後だ。
たくさんの方から頂いた思いをバイクに積んで
グランドゴールのゲートをくぐろう!
朝もやのパルクフェルメ。
HOPの砂地に散らばるテント。
YHさんが「懐かしい~」と感動した
1995年当時、@BOSSがTBIで使ったテント、通称「モスラ」。
「よくこんなきれいなまま持っていましたね~」と驚くYHさんに、
「あの時から、時間が止まっていたようなものですから・・・」と機会伯爵。
ちなみに@BOSSがテントの手前で使っている
マウンテンスミスのグランドシート。
荷物を汚さずテントに持ち込むため一時保管したり
林道でのマシン整備で無くしてはいけないものを置いたり
見ているとなかなか便利そうなので
今度は私も持ちたいと思います。
Ptoto:RUNARUNA WORKS
@BOSSの隣りにいる青いウエアの方は
以前@BOSSが主催していたAORにも出場いただいて、
再会は実に10年ぶりという、通称「長官」さん。
ブリーフィングで今日のCPの位置と開設時間を発表。
「エンジンかからないの?」と見てくださるZIPの「シャチョウ」さん。
※これはパルクフェルメ開放後のスタート前です。(スタート後は禁止)
最後のSS。SS10 は昨日のSS9を逆走するコース。
SS10でスタート順を待つ@BOSS。
少しでも順位のジャンプアップが図れるよう
集中して準備していましたが
この3日間のライディングで@BOSSの古傷の左足首は
炎症を起こして腫れ上がっていました。
何とか無事に、良い成績でフィニッシュして欲しいところです。
Ptoto:RUNARUNA WORKS
得意のクローズドコースを走る@BOSS。
Ptoto:RUNARUNA WORKS
私も最後尾でにスタート。
雨で砂が締まって走りやすいと他の方がいいますが、
途中の深い砂地が心配だ~と思っていたら
案の定ふかふかの砂でアクセルを戻して転倒。(泣)
SSの出口では@BOSSと一緒にマーシャルの方が
なかなかアウトしない私を心配して待っていてくださいました。
「ほら、アベさんだよ」と@BOSS。
首をかしげる私に、「アベさん」がゴーグルを取ってくれました。
「あ~あ!トランスポーターの!」(すみませんでした・・・^^;)
アベさん、どうもありがとうございました。
SSを終え、後は4日間のフィナーレのグランドゴールを目指すのみ。
ただし今日のコース紹介文に「意外と厳しいトレイルが。
自信のない人はパートナーを探しておいたほうがよい」とあったので
林道は@BOSSと一緒に走ることにしました。
林道の入口で@BOSSを待っていると、EZO-MOMONGHAが通過。
4人がスタンディングで走り抜けるその様は、エントラントの間で
いつしか「走る十字架軍団」と呼ばれていました。(笑)
ここかあ・・・・・「赤土ちゅるちゅる」の長い上り坂。
でも途中までアクセルを戻さずに上って行くと
雨も降っていないし意外とグリップもいいので行けそうな気も・・・。
ただ、上のほうでビッグバイクが何台も転倒していたので
フロントを取られてこれにぶつかっていくことを心配した@BOSSが
前半の上りはアシストしてくれました。
「イシゲさん」こと池田選手。
イケチューお兄様も、「オイオイ、そんなスピードで大丈夫?」と
心配しながら見ていましたが、さすがは全日本EDトップライダー、
重いR1200GSで、この難所をこの通り、
振られながらも難なく登って行きます。゚。( ̄▽ ̄)ポワーン
私も@BOSSから
「後半は一人で上ってみな。アクセルを絶対戻すなよ!行け!」
と言われて、気合を入れて走り出しましたが、
あれ?意外とあっけなく上ってしまいました。
軽いバイクはやっぱり楽なんですね。^^;
最後の給油地で坊主タイヤにエアーを入れる@BOSSと分かれて、
100km先のCPを目指します。
ここからはコマ図とコマ図の間が10km以上離れているリエゾン区間、
#40さんが前にいたのでできるだけペースをあわせて走りました。
そのまま最後の林道へ。
高い木が立ち並び、木漏れ日が落ちてくる、とてもきれいな林道です。
もう北海道の林道を走るのもこれが最後と思うと
CPに近づくのがなんとなくもったいない気がしてきます。
CPに到着。最後のチェックスタンプを押してもらい、
ここでガソリンスタンドで別れた@BOSSを待ちます。
中央は、原サイクルの「たけしさん」です。
初めてのラリーを心から楽しんでいました。
@BOSSもCPに到着。あとはゴールを目指すだけです。
林道を抜けると、コマ図に「View Point」のマークが。
これぞ北海道!どこまでもまっすぐな道。
日に映えて重なり合うきれいな丘。
みんながバイクを停めて写真を撮っています。
ここからは、いよいよA-tecへ向かう道となります。
4日間を思い出しながら走っていると、
なんだかゴーグルの中で涙が止まらなくなってしまいました。
辛かったけど、皆さんに支えてもらった4DAYS。
気温10度以下、大雨の中の山越えも、
暗くて何も見えず、永遠に抜けられないと思ったSSも、
今となってはすべてがいい思い出で、
終わっていくのがもったいなくて
あといくつコマ図があるのだろうかと確かめたいような
確かめたくないような・・・・・・。
最後、立ちゴケしないでよかったですね~(笑)
目標だったグランドゴール!
A-tecの学生さんたちが並ぶ前を何か芸をして通れと言われ、
T端さんと@BOSSはウィリーをして通り過ぎましたが
私がここで何かをして骨折したらシャレになりません。(泣)
すると学生の皆さんがハイタッチで迎えてくれました。
午後3時、表彰式。
レディース表彰式。1位はゴロンパ妻さんです。
楽さんはフェリーの関係で、先に帰ってしまいました。(残念!)
3人しかいないから、私は3位をいただきましたが、
総合ビリで3位もないでしょうから^^;
「完走のご褒美」と思って頂戴いたします。
ハルキ編集長に続き、感動のコメントの「イケチューさん」。
大会前から、何度かアドバイスをもらっていた@BOSSも
思わずこのコメントにホロリとしたそうです。
1位前田さん、2位ゆーじさん、3位伊藤さんによるシャンパンファイト。
打ち上げ。ジンギスカンを食べながら語り合いますが、
4日間の思い出話は尽きません。
地元の方のご好意で、名物のごへいもちや
さくらんぼ、メロンなども食べきれないほど振舞っていただきました。
いつの間にやら駐車場では@BOSSのマシンの試乗会。
昨年は同じマシンで出場だった「いとうさん」が
チューンのツボを教えてくれました。
名残惜しく、別れ難かったけれど、
自走の方、今夜のフェリーの方、それぞれの時間で
一人、また一人と会場を後にします。
午後7時、だれもいない駐車場。つわものどもが夢のあと。
こうして、今年の北海道4DAYSが終わりました。
最終SSでのリザルト。
@BOSSは前日の12位から9位にアップしていました。
本当は総合でもこれくらいの位置を狙っていたはずだったんですが
私のために・・・すみません。
今回私は皆さんに応援していただいて完走させていただきましたが、
結局困ったときには@BOSSに頼るため、
初日のSSに始まり、SS6でのSS-INの時間と
私が時間をかけた分はすべて@BOSSのタイムとなって現れ
結果、SSの時間だけを見れば10位圏内なのに
プラスのロスタイムで総合20位となりました。
@BOSSは「勝負に"たられば"はないけれど・・・」と言いますが
私の不注意や要領の悪さで@BOSSの時間を取らなかったら、と思うと
やはり自分の完走のことだけを素直には喜べません。
次の北4に出る出ないにかかわらず
@BOSSに負担をかけないようにならないと。
何かが起きないように準備すること、
何かが起こったときに、自分の力でその場をなんとか乗り切れること、
そしてペナルティを受けることなく無事に帰って来れるようになること、
それが私の次の課題です。
今回の北4は去年のリベンジということで一年間目標にして、
「CRMで完走」という目標は確かに達成しました。
私一人、SSERの大会ではありえないような
みっともない姿をたくさんお見せしましたが、
これが今の自分の実力であることをきちんと見つめて、
そのことが@BOSSに与える影響をもう一度よく考え、
次へのステップにしなければならないと思います。
完走を一緒に応援してくださったブログを読んでくださる皆さん、
去年の鎖骨骨折から、ずっと心配して
今回ビバークでもCPでも見守り続けて下さったオフィシャルの皆さん、
現地で励ましてくださったエントラントの皆さん、
寒くて凍えそうな大雨の山越えリエゾンには
皆さんから頂いたコメントや言葉を思い出しながら走っていました。
白い霧と夜の闇で一寸先も見えなくて、心細くて辛くて怖くて、
一生出ることができないんじゃないかと思ったガレた下りのSSも
流されるんじゃないかと思った川渡りも、
皆さんが出口で待っていると思ってあきらめずにがんばれました。
本当に本当にありがとうございました。
【それでは恒例、あなたに会いまショー ~北4編~】
今回はエキスペリエンス・ラン部門でエントリーされた
パリダカ最多出場ギネス記録を持つ「世界のスガワラ」さん。
毎朝の出走順で、私のすぐ後ろを走ることになるために
いつも(いやでも?)後ろから見守って下さり、
今年もずっとお世話になりっぱなしでした
ラリー中、何度か助けて頂いた菅原さんから、
「あなたにこれだけは言っておく。
もっと小さいバイクにしなさい。アンタ、走れるんだから。
それからセル付にした方がリカバリー楽だよ。
このバイク(CRM)のキックは重くて、俺だって大変だよ。」
と、ビバークで菅原さんのXR230にまたがらせていただきました。
ただ今回だけは、去年のリベンジとして自分に決着を付けるために
どうしてもCRMで参加したかったんです。
菅原先生、本当にありがとうございました。
次回参加することがあったら、言いつけを守って
もう少し小さいセル付バイクにします。(たぶん。)
フリーライドマガジン三上編集長。
初日のスタート前、トランポのところで、
「ブログ読んでますよ、ぜひ今回は頑張ってくださいね。
ボク、去年本当に(骨折リタイヤが)ショックだったんですから」
ううぅ~、ありがとうございます。(泣)
私も三上さんの大ファンです。
去年も今回もオフィシャルで、
いつも暖かいコメントをくださるyasupaさん。
北海道は小樽が発着となる@BOSSと私に
いつも地元ならではの小樽情報をくださいます。
北海道のキャラメルも頂きました。
これで非常食は2200キロカロリーに。(笑)
千歳のHOPまで、3時間かけて来て下さった
「緑のおっぱい星人」ことumiさま。
ケーキとコーヒーをご馳走さまでした。
この日私がタイムアウトでビバークに着いたために
相当待ちぼうけをさせてしまってすみませんでした。
お会いできて嬉しかったです。
別れ際、やっぱりバストサイズの話となって
「大丈夫ですよ、かまたさん」と
またまたよくわからない激励を頂きました。(泣)
@BOSSの盟友、ファラオラリー完走のYHさん。
初日のパンク、2日目の倒木手前のロープでの首吊り、
何かあるとすべて「オードリーの呪い」と私のせいにする、
相変わらずたいへん良い方です。
「かまた」という、とんだ「お荷物」を背負って
ラリーに参加しなければならない@BOSSに
深く深く同情の念を抱いていらっしゃいます。
ブログで北4直前に知り合ったナックさん(右)と、
今回惜しくも優勝を逃して2位となったゆーじさん(左)。
とにかく速くて面白くて楽しいこのお二人、
私たちがいつも練習に行くしどきの近くにお住まいということで
これから林道の練習をつけて頂く約束をしました。
(絶対ですよ。あ、あとカジキ釣りもね。)
「奥さんに言いつけますよ!」の野次に
肩に手を回しながら腰が引け始めたnaotoさん。(笑)
去年の北4ではオフィシャルとして、
今回は「チーム猛牛」で参加されました。
いつか@BOSSも100GSで「チーム猛牛」に入れてほしいそうです。
その時はひとつよろしくお願いいたします。
前回1位、今回3位の伊藤さん&オフィシャルのコタロさん。
この昨年の覇者「いとうさん」ですら
初日の夕方のSS3への到着が
トップスリーを争っている他2人のライバル達より遅れ
暗くなってからのスタートとなってしまい
このSSだけで1分20秒近くも差がつけられて
この差は最後まで挽回出来ずに3位となってしまったそうです。
このときもその話をされ反省されていました。
ちゃんとお話するのは今回が初めてで、
昨年などは、少し怖いイメージもありましたが
どんな大会にも「ミルクチー」を手放さないお茶目な伊藤さん、
@BOSSとともに大ファンになりました。
コタロさんは、去年私が立ちゴケで鎖骨を折る
まさにその現場を担当されていたオフィシャルで、
今回もお会いするたび、ずっと心配してくださいました。
コタロさん、去年からホントにお世話になりました。
それから、残念ながらタイミングが合わなくて写真が取れませんでしたが
「去年から覚えていて下さってありがとうございます」と言ったら、
「いや~、忘れたくても忘れられませんよ(笑)」と
最初からずっと心配してくださったsanadaさん(ですよね?)。
「かまたさんの次の目標は、ペナルティなしで完走することですね。」
他にもまだまだお会いして嬉しかった方が大勢いらっしゃるのですが、
全員ご紹介できずにすみません。
そして。
この一年、ずっと見ていてくださったスケテツさま。
万一完走できなかったら、あわせる顔もないので、
今回の北海道4DAYSをきちんと完走できたら
一緒に写真を撮って頂こうと決めていました。
題して、『北4外伝・スケテツさまとオードリー』(笑)
スケテツさま、影に日向に、本当にありがとうございました。
(@BOSSは大会準備期間中、
「アルヨのおにいさん」と呼んでいました。
スケテツレーシングサービスに助けられた方は大勢いたと思いますが
私たちもマシンつくりの段階から、前日の金のチューブ、銀のチューブまで
何から何までお世話になりました。)
そしてそして、去年のGSチャレンジ以来の再会、
いつもキラキラした目が印象的な、総合9位のゴルゴ松本さん。
SS1で邪魔したあげくに、写真まで撮らせてすみません。(笑)
皆さんにお会いできて、本当にうれしかったです。
スタッフの皆さん、エントラントの皆さん、
忘れえぬ4日間をありがとうございました。
去年の鎖骨骨折からちょうど一年、
本当に私だけ他の皆さんと違う低レベルな走りで
命からがらの、ペナルティもらいまくりではありましたが
こうして4日間、なんとか無事完走することができました。
今回の完走は皆さんに支えられて実現できたことです。
ご心配くださった皆さん、応援くださった皆さん、
お一人お一人にお礼が言えなくて申し訳ありません。
この場を借りて、すべての方に心からお礼を申し上げます。
一つの目標が終わりました。
これから次の目標に向かって走り始めます。
これからもよろしくお願いいたします。
【おまけ】
ということで、北海道のおみやげは
完走賞のメダルと、記念品のTシャツと・・・・・・
新たなひじの青あざです。^^;
【もひとつ、おまけ】
朝6時に新潟港へ着き、家へ帰ると
たいへんお怒りのシャリが・・・・・・・。
ごめん、ごめん、今日からはまた一緒だよ。
投稿者:かまた posted at : 18:30 | コメント (55)
2009年07月15日
出発!
いろいろご心配をかけましたが、なんとかマシン積み込み完了。
青空の広がるいいお天気です。
それでは行ってまいります。
それいけウトロ号、出発!
投稿者:かまた posted at : 07:50 | コメント (16)
2009年07月14日
出発2日前から前日へ
深夜3時30分、マシン準備が終わらず家に帰らなかったので
会社の近くのコインランドリーで
北海道へ持っていくウエアを洗っています。
昨夜から、@BOSSは自分のKTMの前に
私のCRMでまだやっていないことを先にしてくれています。
ハンドル交換、去年壊したナビ周りの修理、etc.etc.
夜が明けてしまいました。
パッキングもまだ完璧ではありません。
「終わったよ。」
朝5時、目にクマを作った@BOSSがそう言いました。
でもKTMはこれからです。
CRMのために、結局昨日はKTMの試走もできませんでした。
「あとはタイヤ交換だけ。デカールは自分でやって。」
ビッグタンクについたボロボロのデカールを剥いで
カウルの汚れを取って・・・
新しいデカールを貼り直し。
ノーマルタンク用のデカールなので
サイズが全然合わないし空気も入ってしまったけれど
どうか勘弁してください。(泣)
透明なカッティングシートを上から貼らないと剥がれそうなので
先ほどからホームセンターが開くのを待っています。
CRMが低速でボコボコ咳き込むことの排気バルブのチェックは
間に合わなかったらこのままいくかも知れません。
でもそれよりKTMです。
ああ、明日の今頃はフェリーの中にいなければならないのですが。
投稿者:かまた posted at : 07:46 | コメント (15)
2009年07月12日
出発3日前
今日が北4までの最後の日曜でしたが
@BOSSのKTMの準備はまだまだ時間がかかるようだったので
気を散らせたり、邪魔にならないように(泣)
私だけちょっと一人で林道へ。
私は免許を取ってからというもの
ほとんどツーリングなるものに行ったことがなく、
バイクで公道を走るのも去年の北4以来。
あれから、CRFやBetaばかり乗っているので
林道までの道のり、ウインカーの位置すら忘れていました。^^;
雨も降っているし、ここで滑って転んで何かを壊したら
@BOSSが二度と立ち直れなくなりそうなので
軽~く慣らしをするだけにしときます。
う~ん、まだ交換したピストンのアタリが出ていないのか
低速がボコボコ咳き込む感じが抜けません。
明日と明後日で時間を見つけてもう少し乗れたらと思います。
夜8時、@BOSSのマシンもようやく目途が立ってきたようです。
本日の唯一の手伝い「ごっつまもる君」貼り。
明日KTMの最後の仕上げをしたら、
なんとか時間を作って試走をして最終調整、
CRMもハンドルとタイヤを交換して、
あとはもう一度装備品をチェックして、
揃えた荷物をパッキングして・・・・・・・・・
水曜日の朝には出港、木曜日には北海道です。
投稿者:かまた posted at : 10:21 | コメント (7)
2009年07月11日
実況中継
@BOSS、何を作っているんですか?
「カネゴン??」と思ったら・・・・・・
かものはしに変身。
ナンバー灯のラバー製カバー。裏面はアルミ付き。
そっちは何の設計図ですか?
アルミ板を切断して・・・
穴を開けてヤスリで削って・・・・
叩いて曲げて、角度を調整しています。
マップホルダーを置く盤面ですね。
一応、電装系は何とか終わったようですが・・・・・
「気が散るからあっち行ってろ!」
すすみませんでした~!!((((((((( ̄∀ ̄;)汗
明日は最後の日曜日。最後の試走のチャンスです。
でも作業はまだまだ続きます。
以上、現場からでした。
投稿者:かまた posted at : 23:34 | コメント (12)
2009年07月09日
高まる緊張感
これはお弁当を食べているところではありません。
@BOSSが日中は仕事、夜はマシン準備でとても会社を離れられないので
預けていたCRMを迎えに、ブッチー病院へ
私が一人で初めてバスを運転しているところです。( ̄∀ ̄;)ヒー
そんな非常手段をとるくらい、@BOSSには時間がありません。
時間城のように本当に時間を止められたらよいのですが・・・・・・。
今週末のテストに向けてKTMの準備をする@BOSS。
元スクワットルームからは、いろいろな音と共に
ピキーンと張り詰めた空気が漂ってきて
おいそれと話しかけられない雰囲気です。
レギュレーション通りのナンバープレート取り付けのための加工。
SSERの厳しい車検を通るように、微調整が続きます。
PHDSとステダンの併用は残念ながらできなかったそうで・・・・・
PHDS一本で行くことにしたそうです。
このSIXDAYSがラリーマシンになるには
まだまだ、かなりの時間がかかるらしいことは
マシンのことがまったくわからない私にも伝わってきます。
と言っていたら先ほど・・・・・
トレックフィールドさんからたくさんの荷物が届きました!
とれっくと~ちゃんさん、大急ぎで作っていただいて
本当にありがとうございました!
それから、オーエックス新潟さんがこの見本から・・・・
電光石火で部品を作ってくださいました!しかもジグまで!
オーエックス新潟さんには、GSのマップホルダー取り付け時にも
すばらしい部品を作っていただいたのでした。
本当にありがとうございます。
たくさんの皆さんのご協力を頂いて、
北海道への準備はなんとか進んでおります。
そんな中、私にできることといったら、
自分の装備品の準備とゼッケン作りくらいです。
@BOSSの非常食と私の非常食を仮セット。
近所のスーパーで、かの「ラード」を見つけた時は心がぐらつきましたが
「あんたはそんなことしちゃダメ!」(KさまSさま・・・スミマセン^^;)
と@BOSSから言われていた私は、伸ばしかけた手を引っ込め
「スーパースポーツ・ゼビオ」でアスリート向けの補助食を購入。
非常事態に陥る可能性が他の方より高い私は
ちゃんと食べられる非常食を持った方がやっぱり良いですし・・・。
ではゼッケンを切ります。@BOSSは#22、私は#23です。
ゼッケン切りは私にとって「儀式」のようなもので
これをすると、いよいよ「その区域」に入った気がします。
去年の北4は、免許をとって半年だったので
ラリーはおろか、何から何まで初めてで
始まるまでの期間は未知のものに対する怖さがありましたが、
2回目となる今年は慣れたかと言うと、やっぱり怖いです。
私は去年の私から、ちゃんと変わっているのだろうか、と。
北4で折ってしまった鎖骨が治った頃、
@BOSSに勧められてトライアルを始めたのも
今年の春からモトクロス場で練習を始めたのも
すべては去年の北4での情けなかった自分にリベンジしたかったから。
今年のエントリーリストが発表されましたが、
これを見ると、そのすごい顔ぶれに
私なんかが同じラリーに参加することに怖気づいてしまいます。
@BOSSも「あらら~、一桁なんて無理っぽいな~」と漏らしてました。
が、私は他の皆さまとはまったく違う次元で走るわけで、
とにかく去年目にすることができなかったグランドゴールを目指して
4日間リタイアすることなく、北の大地を走りたいと思います。
出発まで、いよいよあと6日です。
投稿者:かまた posted at : 22:22 | コメント (29)
2009年07月05日
CRMテスト
土曜日はCRM2台と@BOSSのKTMを積んで
去年の北4前に練習した懐かしのダートにやってきました。
太ももと膝のケガは、トライアルのような激しい動きは難しいのですが
走るだけならあまり問題はありません。
(太もも掛けとキックの時が痛いけど。泣)
CRMは一応ラリーマシンとしての装備はほぼ出来ているのですが
何せ@BOSSが約15年前に乗ってラリーに出ていたマシンなので
もう一台の方に比べると走行距離も倍以上、あちこちガタが気になります。
まずは新しい(ったって1990年生まれですが^^;)方に乗ってみます。
こちらは先日しどきで3cmローダウンしたCRMです。
楽しいです。大きさもぜんぜん気になりません。
それにしてもこのダート、
去年練習に連れて来られた時は、
砂利があるというだけで怖くて怖くて、
ほとんどアイドリングで走っていましたっけ。
(却ってその方が怖いのですが。)
今一年ぶりにここへ帰ってきてみて、
あの頃の私を懐かしく思い出します。゚。( ̄▽ ̄)ポワーン
な~んて話をあとで@BOSSにしたら
「その割りに道に俺のアクセルの跡しかないのはなぜ?」
いや、怖くなくなった、というだけで
攻めて走れるようになったわけではモゴモゴ・・・( ̄∀ ̄;)汗
それにしても、相変わらずキックがヘタクソでかかりません。(泣)
CRF150のコツは、キック時のアクセルの微妙な開け方でしたが
CRMはとにかく上死点からのキックのスピード。
私のキックではクランクが「グルン」と回ってくれません。
プラグは新品、@BOSSがキックすると必ず1発でかかるので
かぶっているわけでは全然ありません。
単にキックの強さとスピードの問題です。
去年はエキスペリエンス・ラン部門だったので
時間をかけてキックしても問題ありませんでしたが
今回はラリー部門、時間内にかからなかったらぺナルティ?も。(泣)
@BOSSに怒られ、怒られ、怒られながら
なんとか最後に、力のない私でもかけやすい
自分なりのコツをつかむことができました。
(と言ってもヒントは@BOSSが見せてくれたのですが・・・^^;)
足だけでキックせず、そのままお尻でシートに
座り込むようにすれば、私でもかけられるようです。
(よかった~(TдT))
それでは古いCRMに、移植手術します。
リンクの交換とフロントサスの突き出し調整で、こちらも約3cmローダウン。
リアタイヤ、チェーンを新しい方から付け直し。
こちらのCRMは、ラリー仕様になっているので
マップホルダー、ビッグタンクのせいもあって
同じ車体のはずなのに、なんとなくでかく感じます。
(実際にフロントは当然重い。)
ビッグタンクのせいでシートが少し浮き上がり、
ノーマルの時より足つきは多少悪くなってしまいました。(泣)
ではこちらで走ってみたいと思います。
うん??なんだかポジションがかなり違う気が。
あと、もう一台にくらべて、低速トルクがないみたいです。
極低速Uターンをしようとするとエンストしそう。
あれこれの装備のせいもありますがなんだか軽くありません。
@BOSSも乗ってみましたが、
ポジションの違いは、ハンドルの高さと形状のようです。
古いCRMは、シッティングで楽なように作られているみたいです。
まあ、私ごときのライディングで
それぞれが大きく何かに影響することもないのですが
私としては、できれば新しい方のCRMでラリーに出たい気がします。
でも、もうこちらをラリー車に作り変える時間がないので
(@BOSSのKTMがまったく手付かず。この日も結局降ろすことなし。)
現在のラリー用CRMに新しいCRMのエンジンを載せ換える予定で
2台のCRMはブッチー病院へ入院することになりました。
ところで、土曜の練習の途中でウエアが違うのは
ウエアもどちらがいいか乗りながら試してみたのですが
下にボディプロテクターを着たら
@BOSSからの借りもらいのMSRの方が
去年着たAXOよりも断然動きやすい!
マシンだけでなく、ウエアも
20年もので参加することになりそうです。^^;
【そんなわけで日曜は】
動けないほどのケガではないものの、
痛さをかばって別のケガをすることがないように
今回だけはトライアルアカデミーをお休みした日曜日。
手元には練習用マシンもないことですし、体の静養をかねて
私はラリー装備品の買出しにあてました。
かまたのCRMの目途がなんとかたったので、
ようやく自分のマシンづくりに取り掛かった@BOSS。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
考えてみると、@BOSSは今日まで
私のマシンを準備し、しどきでも定義でも私を教え、
ほとんど自分の準備や練習ために時間を使っていません。
参加するからには、もちろん@BOSSも上位入賞したいでしょうけれど
私としては、私が完走できたら@BOSSを表彰してあげたい気持ちです。
(いや、@BOSSはそんなこと望んでもいないでしょうけれど。)
アホか!完走しなかったら
二度と教えてもらえないと思え!ドルァァッ( ゚Д゚)┌┛Σ( ゚∀゚)・∵
(by@BOSS)
投稿者:かまた posted at : 22:33 | コメント (13)
2009年06月22日
CRM250ローダウン
「あんた、CRF150とCRM250、どっちを持って行きたい?」
金曜の夕方、@BOSSに聞かれました。
カレンダーを確認すると、北4までに週末はあと4回。
その内、1回はトライアルアカデミーが入っているので
実際には3回しかありません。
@BOSSも練習用のマシンと、本番用のマシンを積んで行きたい。
私もCRF150で基本を練習したいのは山々ですが
乗れる時にCRM250に乗っておかないと
何か予定が入って、結局一度も乗らずに当日を迎えたりしたら・・・
と考えて、この先ずっと不安で眠れない日々を過ごすより、
今回はCRM250を持っていくことにしました。
と思って迎えた土曜の朝、
なんと4台積まれているではありませんか!
為せばなるものなんですね・・・・・( ̄∀ ̄;)汗
@BOSS用にCR250とラリー用KTM250、
私用にCRF150と、ラリー用CRM250です。
さて、本日の大きな目的のひとつ、それは「CRMローダウン」です。
去年の北海道4DAYS、まったく足が届かず(こんな感じ)、
太ももを高くシートに上げて抑えないとバイクを立てられず、
乗り慣れないのもあって、走り出しがヨロヨロしてしまい
スタートの際にオフィシャルの方に毎朝
「大丈夫かいな・・・」と心配させたというかまたとCRM250でしたが
今回はこんな秘密兵器(?)を導入。
これをつけると2.5cm下がるというリンクです。
(4cmの方はオフロードではなくモタード用だそうです。)
左右とも交換完了。
さらに、フロントサスの突き出しを調整して車高を下げようとする@BOSS。
約1.8cm突き出しが増えました。
測ってみると、合計で3cm低くなっています。
では、さっそくまたいでみます。
おお!両足は着きませんが、ご覧のように、
向こうの足を地面に着けると、こちら側はあと3cmくらいです。
これであれば、太もも片足がけでなくても、
シートにまたがったまま信号停止も給油もできます。
何より、サイドスタンドを出さなくても、キックがかけられそう!
たった3cmでこんなに世界が違うなんて。゚。( ̄▽ ̄)ポワーン
さっそくエンジンをかけてスタンディングで少し走ってみると・・・
さすが市販車、モトクロッサーに比べてアクセルがマイルドです。
去年のラリーでの鎖骨骨折以来、一年ぶりのCRM250、
このままミニコースを走ってみたいと思います。
CRF150とのサイズ差のイメージに、最初は少しビクビクしましたが
実際に乗ってみると、あまり気になりません。
CRF150での練習と、トライアルのおかげでしょうか。(-人-)チーン
首をかしげながら乗っていますが、
コーナーを上手く曲がれなかったのはバイクのせいではありません。(泣)
でも速くも上手くもないけど普通には走れそうなので、
とりあえず一安心です。
2009年生まれのCRFと、(たしか)1991年生まれのCRM、
20年もの差があるわけなのでサスの性能は仕方ありませんが、
低速のトルクがあるので、体が楽です。
@BOSSがタイムを測ってくれましたが、
このようにほとんどアクセルを開けずにゆっくり走ったつもりでも
CRF150で一生懸命走った時とあまりタイムが変わりません。
やっぱり力があるんだなあ・・・・・。
私のCRMの整備を終えたらもう午後2時。
いつも私の裏方にばかり回っていた@BOSSですが
そろそろ@BOSSも自分の練習に本腰を入れなくてはいけません。
今年@BOSSはKTM250で出場する予定。
まずはミニコースを走ってみましたが・・・
「う~ん、パンチがない気がする。慣らしが終わっていないからかなあ」
明日はKTMでGPコースを乗り込んでみるそうです。
午後3時45分、私はローダウンしたCRMで、@BOSSはCRで
GPコースに入ってみることにしました。
最初は恐々走り始めたものの、
ミニコースと同じく、思っていたよりも大丈夫みたいです。
思い切ってアクセルを開けるような走りはまだできませんが
「完走」を目指して走る分には、まずは第一段階クリアかな、という感じです。
でも、そう思えただけでもよかった~。
今日CRMに乗るまで、不安で不安でどうしようもなかったので・・・・・・。
去年もCRMに乗って北4に出たわけですが、
免許を取って半年という、ある種無謀なエントリー、
初めてのラリー、初めてのマシン、初めての林道、
何もかもが初めて尽くしだった去年は、
コマ図で毎日400~500km走るのが精一杯で、
エキスペリエンス・ラン部門だったにもかかわらず
北海道の景色を、正直ほとんど覚えていません。
覚えているのは、給油したガソリンスタンドとか、
水を買ったセイコーマートとか、目印の看板とかばかり。(泣)
毎日いっぱいいっぱいで、その日のゴールに辿り着くのがやっとでした。
今回の北4は、エンデューロの天上界の方々が並ぶらしく、
「私なんかがこのラリーに出てもえーんかいな」と思わなくもありませんが
私の場合、SSでのタイムを競う、という目標は全くありませんので^^;
エントリーリストは気にしないで、ひたすら完走を目指したいと思います。
でも、せっかく雄大な北海道の大地を走るのですから、
今年はもう少し余裕を持ってラリー自体を楽しめたら・・・。
そんなことを考えながらGPコースを30分ほど走り、
残りは@BOSSの撮影に回りました。
GPコースから戻るなり、@BOSSがひと言。
「おれのは20年前ジャンプだと書いておいてくれ(泣)」
・・・りょ、了解しました。( ̄∀ ̄;)汗
午後5時、なんとか雨は降らずに一日もってくれましたが
なにやら雲行きが怪しくなってきました。
明日は午後から降るそうなので
早めに来て、それぞれのラリーマシンを乗り込みたいと思います。
【そして翌日の日曜日】
天気予報は前倒しになったらしく、朝からどしゃぶり。(泣)
でも、せっかくいわきにいるのだから、
覚悟を決めて、どしゃぶりのコースを走ってみよう、としどきへ向かいました。
ところが。
しどきに着くなり社長さんが
「この雨だから、今日はだめですね~」
ガーン━━━━━━\(゚∀゚)/━━━━━━!!!
仕方なく、今来た道を戻りました。
「どうしよう、大雨の中、いわきの町を観光してもねえ・・・・・・」
そうだ!そういえば、今日は十日町(川西)のリバーサイドに
開けろ!!すばる君が練習に行くと言っていたっけ。
さっそくすばるお父さんに電話をかけてみました。
新潟は霧雨程度の雨らしく、曇りに向かうようです。
気を取り直して、すばる君にマディの走り方を教えてもらおう!
ということで、一路、新潟は十日町へと向かいました。
朝のいわきはどしゃぶり。太平洋側はこんな天気でしたが・・・
トンネルを抜けて日本海側に出ると、何これ!?
一気に夏の空が広がっていました。
(こちらも天気予報が大きくはずれたようです。)
しどきから3時間半、お昼12時、
十日町のリバーサイドに初めてやってきました。
ここは、この日モトクロス関東選手権が行われていた
川西モトクロス場のすぐ近くの河川敷にあって、
「リバーサイドキッズクロス」というキッズの大会が行われる場所です。
しどきのミニコースの2倍くらいの長さで、
キッズ用のジャンプやテーブルトップ、フープスも揃っています。
この日はチームブッチーのメンバーも何人か練習に来ていました。
朝は細かい雨が降っていたそうですが、すっかり上がって
本当に、まるで夏休みのような青空です。
蒸し暑く、15分も走ると体中の水分がなくなりそう。
どれだけ水分補給をしても追いつかないくらいです。
コースには朝の雨が残って、私に程よいマディ状態。
初めてのコースなので、CRF150で走ってみることにしましたが・・・
相変わらずです(泣)。泥とワダチが怖くて、ビビリまくり。
「アクセルは開けながらコーナーに入っていくんだよ。
あんなにブレーキをかけたらバイクが立って、
その後アクセルを開けても膨らむだけだろうが。
怖がって体が外側に逃げているし。あれじゃ全然だめ!」
という@BOSSの注意を聞きながらも、暑さに吐き気を催す私。
時々涼しい川風が吹くものの、いるだけで体力を消耗しそうな暑さです。
走って休憩、走って休憩。
午後4時にはすべての体力を使い果たして練習終了。
ご一緒いただいた皆様、どうもありがとうございました。
まだまだ課題山積みではありますが
北海道へ向けて、一歩だけ進んだ今週末の練習でした。
【本日のおまけ】
片づけが終わってから、すばるお父さんがひと言。
「今度かまたさん用にもう一台CRF50を持ってきますから
すばると勝負してやってください。
すばるが同じ条件で走りたいって言ってます。^^」
彼とこのマシンで勝負するってか・・・・・・・( ̄∀ ̄;)汗
すばるお父さん・・・・・・・。同じ条件のマシンで
私がすばる君に勝てるわけないじゃないですか・・・・・Orz
投稿者:かまた posted at : 21:30 | コメント (25)
2009年05月14日
北4プレエントリー完了
昨年7月。
バイクの免許を取って半年、初めて参加した
クロスカントリーラリー「北海道4DAYS」。(レポートはコチラ)
鎖骨骨折リタイアという情けない結果に終わり、
折れた鎖骨はしっかりとくっついたものの、
北海道、ラリー、ナビゲーションと聞いただけで
ワクワクしてしまうという後遺症はしっかりと残りました。
昨年の北4での車検風景
あれから早1年。
骨折完治後、バイクの基本を身につけようと始めたトライアル、
走破性を身につけようと今年の春から始めたモトクロス、
どちらもまだ、まったく身についてはいませんが(泣)
今年も北海道4DAYSの季節がやってまいりました。
ラリー部門は、クローズドのSS(スペシャルステージ)を含む
全コースを走破した上で、順位を競いますが、
エキスペリエンス・ラン部門は、競技には加わらないので
すべてのCP(チェックポイント)さえ通過すれば
特設コース(SS)は迂回してもよい自由度が与えられています。
(ただし、迂回した場合は完走賞はなし。)
プレ・エントリー用紙を書きながら@BOSSに、
「エキスペリエンス・ラン部門に出て、
走れそうなSSだけ走らせてもらう、というのはどうでしょう?」
と聞いたら、
「ダメです。 (←規則上はいいのですが)
SSを走るつもりがあるんだったら、
ちゃんとラリー部門にエントリーすべきでしょう。」
だって、SSERの事務局に確認したらそれでもいいと・・・
「走れそうなSSがあったら走ってみようかな~♪
みたいな気持ちでエントリーするのではなくて、
走れないSSがあった場合は
ごっそりペナルティーをもらってしまうんだ~<(><)>ヒー!
という覚悟でエントリーの準備をしなさい!」
・・・それはまあそうなのですが
何せ、林道経験がなさすぎるので・・・・って
去年も似たようなことを言っていた覚えがあります。( ̄∀ ̄;)汗
去年は参加するかしないかで悩んでいましたが。
でもまだ@BOSSから
「まあそれくらいならラリー部門にエントリーしていいでしょう」
というお許しは出ていません。
そもそも、私のこの程度の走りで
SSERのラリー・イベントに参加しようというのが
常識から言って考えられないことなのでしょうけれど・・・。
マシンは前回に引き続き、@BOSSのおさがりCRM250を
今回はローダウンして出ることになると思いますが、
どちらの部門に参加をするかはまだ未定です。
とりあえず、エキスペリエンス・ラン部門でプレ・エントリーをして
6月30日の本エントリー締切までに決定したいと思います。
どちらの部門に出場するにしても
皆さまにご迷惑をおかけすることがないように、
また4日間、北海道のケタ違いの林道を心の底から楽しめるように、
これからの2ヶ月間は、北海道4DAYSに焦点を合わせて
練習をしていきたいと思います。
というわけですので、ご一緒に練習していただける方、
「おめー、そんなんじゃあ北の大地は走れねーぞ、おらおらぁ!」と
後ろから厳しくあおってやってください。(TдT)アウー
投稿者:かまた posted at : 15:36 | コメント (29)
2008年08月05日
北4後日談-2
新潟は蒸し暑い毎日が続いています。
バイクに乗れないから尚のこと、
涼しくて楽しかった北海道の4日間が恋しい・・・。
そんなわけで後日談パート2です。
その1
じゃじゃん!
北4の、新たな写真を頂きました!
naotoさんの撮影による当麻SS入口での画像。
こちらは北4での、たぶん唯一の走行写真です。
ルート上にあるSSのコースを走っていた時だと思いますが
前方にカメラを構えたオフィシャル(たぶんnaotoさん)を見つけた私は
それまで座って乗っていたくせに
わざわざスタンディングをしたのでした。(笑)
naotoさん、ありがとうございました。
その2
思い出話をひとつ。
2日目のゴールでの立ちゴケでミラーの根元が壊れてしまい
それを知ったJRMのO川さんが、親切に貸して下さいました。
「もしそれが壊れても、気にしなくて結構ですから。」
うう・・・・・ありがとうございます。
ありがたくお借りして、その場を去ろうとした時に
サポートカーの影から「スガワラ」さんが、
「貸せるんだから、それなりの料金がかかるよっ。」
「えっ・・・・・・、でっ、ですよね。」
パリダカ最多出場回数でギネスブック登録の
「世界のスガワラ」さんが目の前に現れ
ただでさえ緊張している、ラリー初参加のいたいけな私。
スガワラさんはあごに手を当てしばし考えひとこと、
「そうだなあ・・・30円くらいはもらわないと」
金額を聞くまで冗談とはわからず
スガワラさんの迫力あるマジ顔に本気でビビリました。( ̄∀ ̄;)汗
結局ミラーが壊れていたわけではなかったので
翌朝お返しするために、JRMのサポートカーに伺いました。
「これ、お貸しいただいてありがとうございました。」
笑顔で受け取るO川さんの後ろから、
またしてもスガワラさんが渋~い顔をしてみせて、
「使わなかったと言っても、貸したことには変わりはないんだから・・・」
「じゃあ、30円にマッサージもお付けします!」
「ああ〜、その方がいいねえ。」
ということで、次回お会いした時に、30円プラス
肩もみ&腰もみをすることで手を打ちました。(笑)
テントへ戻ろうとする私にスガワラさんは
「お金は大丈夫?ラリー中、足りなくなったら言ってね。」
と、今度はやさしい言葉をかけてくださいました。
「十一(といち)で貸すよ」
・・・・・・・・・・・・・・・・・( ̄∀ ̄;)汗
こうして、徹底的に「悪徳高利貸し」を演じ続けたスガワラさん。
さすが、伊達にギネスに載ってはいない!
北4のステキな思い出のひとつです。
似ていない・・・けど、似ていても失礼なイラスト。
その3
その北4から、もうすぐ3週間がたとうとしています。
鎖骨は少しずつでも、くっつき始めているのでしょうか。
最低6週間はコルセットを取ってはいけないし
その後も腕の動きに制限はかかるそうだし。
せめて今、私にできることといったら・・・。
決して、シャリ(うちの猫)のごはんではありません。
黒ゴマ、煮干、そして牛乳。私の「骨密度強化おやつ」です。
高校時代アスリートとして、これを実践していた友だち曰く、
「3ヵ月後には絶対割れない爪になる!骨も変わる!」
そう聞いて、毎日食べ続けているのですが
私としては、できれば3日後に効果を実感したいものです。(笑)
カルシウム&セサミンたっぷりの食物。
ご存知の方、ぜひ教えてください。
とりあえず、こんな情報も可。(笑)
投稿者:かまた posted at : 21:25 | コメント (20)
2008年07月28日
北4後日談
北海道4DAYSから早一週間がたとうとしています。
足がぜんぜん届かないCRMで走り回った北海道、
去年の暮れ、初めてCRM250を取り回した日のブログを読むと、
まさか本気でこのマシンに乗って走る日がこようとは
当時の私は思っても見なかったようですね。
懐かし~い。゚。( ̄▽ ̄)ポワーン
北から帰って、久しぶりにGSにまたがってみたら
大きい、大きいと思っていたGSが、
「えっ?こんなに低かったっけ?」と
まるでCBのように感じたのはうれしい収穫です。
(CRMで参加した大きな理由の1つでもあったので・・・。)
でも、鎖骨骨折によるバイクお預けで
せっかく経験したCRMの高さまで
徐々に記憶から薄らいでしまいそうな今日この頃、(TдT)
皆さま、いかがおすごしでいらっしゃいますでしょうか。
後日談をいくつか。
その1
当麻での現地スタッフでいらっしゃったyasupaさんから
SS入り口で撮ったという写真を送って頂きました。
片足がけのまま、ハルキさんにワープ先を聞くかまた。
うれしいです、こんな写真も撮ってくださったなんて。
yasupaさんには、前回のブログでも
「かまたさんに元気をもらいましたよ。
当麻SSに入ってきたとき、この身長でCRM?と思ってましたが、
エンジンをかけて、ユーターンする姿をみて、
やる気と根性があれば何でもできるんだなと思いましたよ。」と
こんな、うれしいコメントも頂いていたのですが、
おまけに写真まで頂けて。
頂いたメールには、yasupaさんとエントラントの数人が
「北海道猛牛組合」のメンバーであると書かれてあるのを読んで
私は中越地震で全国にその名を轟かせたお隣の旧山古志村にある
「山古志村闘牛組合」のようなものかと本気で思い、
ハッピを着て、闘牛場に向かう猛牛の綱を引く
yasupaさんの姿を想像してしまいましたが
@BOSSにその話をしたら大笑いされました。
「そりゃ、北海道のビッグオフの会だよ」
猛牛を操る皆さま、大変失礼いたしました。
その2
鎖骨にプレートを入れれば
明日にでもバイクに乗れるのではと考え、
セカンドオピニオンのつもりで別の病院へ行ってきました。
これから3ヶ月、じっと完治を待つなんて
とても私にはできない!と思って行ったのですが・・・・
しかし先生曰く、
すでに一週間たっているので
手術するにしても、再度骨を折ってプレートをつけることになり
この一週間が無駄になってしまうこと、
しようと決めても、すぐに手術ができるわけではなく、
早くても2週間先になってしまうので
手術後2ヶ月で完治したとしても、
しなかった場合とあまり期間がかわらないこと、
手術をした場合、鎖骨部分に大きな傷ができること、
術後の消毒や抜糸など、通院が増えること等々
デメリットをお聞きしました。
結局、相談の結果、プレートで強度は上がるけれども、
乗れるようになるのが劇的に早まるわけではなさそうなので
やはりじっと待つことにしました。
明日からリハビリを兼ねながら、自転車に乗ろうと思います。
が。
ああ~、瞬間骨接着剤があったらいいのに~。
自業自得とはいえ、
ストレスでジンマシンが出そうなかまたです。(泣)
病院の帰りに食べたタンドリーセット。やがて血となれ骨となれ。
その3
そういえば、現地でこんなこともありました。
95年の第7回のTBI出場以来、13年ぶりの再会となった
実行委員長の山田さんと@BOSS。
実は弊社主催の「アトラスオリエントラリー」という
ツーリングラリーのイベントに際しても、
何度か電話でやり取りなどをさせて頂いたことがあるのですが
閉会式も済んで、トランポにマシンを積んでいると
山田さんがバスに乗り込んでこられました。
「あんたも、昔は若かったたね~」
この13年間、TBIにも何度もエントリー費を振込み、
毎回手続きをしながらも、一度も出ることが無く、
「SSERの小額スポンサー」を自認してきた@BOSS。
パリダカに出ることを夢見て起業した点は
山田さんと同じながら
逆にその後は、パリダカどころか
SSERの大会はおろか、バイクにすら乗らず
会社の経営だけで約10年が過ぎ、
結局今回の「北4」で13年ぶりに
復帰を果たした@BOSSに山田さんは
「そりゃ計画が悪かったんだよ。」とチクリ。
そして、
「もっと、仕事にバイクを絡めて、
ラリーに出やすくしたほうがいいんじゃないの?」
実は、税理士さんからも同じことを言われていた@BOSSは
「はい、ただいま計画中です」と答えていました。
それがどんな計画なのか、まだ私にはわかりませんが・・・。
(ラリーの成績で給与が決まったりしませんよーに。( ̄∀ ̄;)汗)
山田さんの本業?(裏業?)の
「GROVE COMPETITION」と弊社は同業でもあるので
その後ひとしきり仕事の話をしていましたが、
「まあ、仕事の話はまた今度ゆっくり。」
そう@BOSSに言った後に、山田さんは私に一言、
「あなたも、もっと背の低いバイクにしてもらったら?」
それを聞いた@BOSSは
「はい!このCRMをローダウンしてあげるつもりです」
と引かずに返答。
「あっ、そう」と苦笑をしながら
山田さんはバスから降りていかれました。
その後姿に、
今回はいろいろとご迷惑をかけて申し訳ありませんでした、
来年はラリー部門で完走します!と
心に誓ったかまたでした。
今回の13年ぶりの大会出場も
@BOSSは単に今回の「北海道4DAYS」への単一復帰だけに留めず、
『現役復帰』となるために、あれこれ考えている様子です。
私にとっては人生初のラリースタートとなった今回の「北海道4DAYS」、
@BOSSには、現役復帰に向けての「ラリー人生」の再スタートでした。
ラリーは@BOSSから聞いていた通りに
バイクの総合競技だと感じました。
ライディングの技術だけでなく、メカニックの知識と技量はもちろん
野営(キャンプ)の適応力、知力、体力、精神力、そして
たぶん計画性、実行力、協調性や人格も含め、
いろいろな面でのバランスが取れていることが求められ
何かが欠けると、そこに落とし穴が待っている、
そんな競技のような気がします。
今回ですっかりその魅力にはまってしまった私。
次回をめざして、自分に足りないところは何なのか
一つ一つクリアして準備していきたいと思います。
まずは鎖骨をクリアするために
牛乳に相談だ!!
投稿者:かまた posted at : 19:40 | コメント (18)
2008年07月23日
北海道4DAYS参戦記
今朝、北海道から戻ってまいりました。
みなさま、暖かい応援、励ましのメッセージをありがとうございました。
何日かに分けてレポートを書こうかとも思いましたが
一気に1回で書くことにしました。
長いです。覚悟して読んでください。(笑)
(16日の出発の日記からの続きとなります。)
16日 DAY-0
いよいよ北海道へ出発します。
私にとってはもちろん初めての、
@BOSSにとっては、13年ぶりとなるラリーです。
16日10:30am、トランポを載せたカーフェリーは
無事、新潟西港を出港。
正直アウトかと思いました。
結局@BOSSは丸二晩寝ずに会社での準備で夜を明かし、
整備は終わらず、工具をすべてトランポに積み込むことに。
マップホルダーやICOメーターなど出場に必要不可欠な装備は
出場キャンセルに陥らないように何とか取り付け終え、
シートの他に9Lのノーマルタンクから
28Lのビッグタンクに換装するための
燃料ポンプを取り付けたところで制限時間いっぱい。
こちらでの車両の準備はそこで切り上げ、
後の作業は受付会場であるA-TECで行うことに。
山のような荷物をトランポに積み終わったのは、
なんと出港の1時間半前。
本当なら乗船手続きをしている時間です。(泣)
「新日本海フェリーに電話しろ!今高速だって」
@BOSSの言うとおり電話を入れると
「10:15にはゲートが閉まりますので
それまでには何とかお越しください!」
うわーん、こんなところでSSが繰り広げられようとは!!
そこのトラック、どいて、どいて!
もしこれに乗り遅れたりすると、
青森までの約500kmのリエゾンに突入することに!
すでに一昨日から60時間近く眠らずに
徹夜の車両準備を続けてきた@BOSSに
それはあまりにも酷なこと!
怒涛の「SSーZERO」を、タイムリミットぎりぎりの
車両搬入ゲートの閉まる7分前到着で何とかクリア。
無事北海道は小樽行きのフェリーに乗り込みました。
よかったー!(泣)
フェリーの乗り口では、なんとライダー★こばまささんが
お守りを持って見送りに来ていてくれました。
お礼もろくに言えないまま乗船してしまったけれど
この場を借りて改めてお礼を言いたいと思います。
こばまささん、本当にありがとうございました。
SSゼロを終えて、すっかり放心状態のかまた。
フェリーに乗れたおかげで、到着までの18時間、しばし休息。
即、爆睡モードかと思いましたが
@BOSSは徹夜の作業でこの3日間履き続け、
そのままフェリーに乗り込んできてしまった靴下などを洗濯し
私はそれを息を止めながら見守っていました。(笑)
退屈な船の中での楽しみといえば、やはり食事です。
3年前のフェリーでの食事は、
ランチもディナーもバイキング形式だったので、
毎食楽しみだったのですが、最近はビュッフェ形式。
それもあまり(かなり)納得のいかぬメニューがずらり。
一見豪華そうな夕食。でもどうも納得のいかない内容と値段・・・
「船旅の楽しみの半分は食事なのに!」と@BOSSも怒りのモードに。
でも、ジョッキで飲む生ビールだけは唯一の慰めと、
自動注ぎ機能付の自販機でお代わりをしていました。
船は朝4:30小樽港に到着。
ゲートが開くと、小樽はしとしとと雨が降っていました。
小樽から受付会場である芦別までは約2時間。
朝9時過ぎにはA-TEC(北日本自動車大学校)へ着いてしまいました。
学校の先生や生徒さんたちが準備にとりかかっていましたが、
まだエントラントはもちろん、SSERの皆さんもいない「早着」でした。
ラリー中のCP(チェックポイント)なら、早着ペナルティーですね。
車両準備の作業が山ほど残る@BOSSは
すぐにでもマシンをバスから降ろして
マシン作りに取り掛かりたいために、急いで来ましたが
会場はまだトランポ置き場もできていない状態でした。
「まだSSERの方たちも見えていないので
この辺でゆっくりしていてください。」
ご案内くださったのは、A-TECの斎木校長先生です。
モンゴルもTDN(ツールド・ニッポン)も出場し
昨年はバックマーシャルとして走った先生ですが
今年は芦別の健夏(けんか)まつりと重なってしまい
残念ながら一緒に走ることはできないのだそう。
いろいろなお話を聞かせてくださった斎木校長。
そうこうしているうちにSSERのコースターバスが到着。
山田徹大会委員長も登場し
会場がにわかに殺気だち、違った、活気づき
スタッフの皆さんもゲートの設営などに取り掛かり始めました。
11時頃にようやくトランポ駐車場に案内されたので
作業に使わない道具と、準備の終わっている私のCRMをバスの外へ。
雨が降っていたため、急遽バスが整備工場へと早変わり。
ナビ回りの他、ビッグタンクに交換した以外、何も終わっていないKTM。
購入してから丸2年ほとんど触ることなく、
ほぼ新車状態のマシン(KTM 625SXC)です。
@BOSSはサービスマニュアルを見ながら、
仕様や調整・確認に、もくもくと奮闘中。
全身から「俺に話しかけるな!」というオーラが出ています。
受付車検は午後1時からなので、降ろされたCRMを前に
私も整備っぽいことをちょっとだけ。
といっても、ネジを締めて、ランプを点検した程度ですが。(笑)
車検会場はこんな感じです。
まずは書類を持参して受付を済ませ、次に装備品チェック。
最後にバイクを車検に持っていって、
合格したら「パルクフェルメ」に預けます。
パルクフェルメに入れてしまうと、明日のスタート直前まで
もうバイクに触ることもできなくなります。
事前にいろいろと@BOSSから聞いていたので
装備品チェックも車検も一発合格でした。(^O^)V
午後2時、マップホルダーだけ取り外して
バイクはパルクフェルメに預けました。
車検の終わった私はコマ図をもらって、
これを貼りあわせていきます。
う~ん、どんな道なのか想像もつかない・・・。
でもさすがは北海道。
リエゾンではコマとコマの間が10km、20kmという場面もたくさんあります。
コマ図走行が初めての私は、進行方向に色をつけて
ぱっと一目でわかるようにしておきました。
舗装路はピンク、ダートは黄色、一時停止はオレンジ、
ガソリンスタンドのマークには、次のGSまでの距離も記入。
初日のコマ図をマップホルダーに巻きつけると
あとは明日を待つばかり。
夕方になり、雨がだんだんひどくなってきました。
明日の朝一番のSSはすごいことになりそうだなあ・・・。
@BOSSは夜になってもまだKTMの整備が終わらず
トランポの中で引き続き作業中。
電動工具を使いながら、ライトカウルのステーを作ったり
ドレンボルトに穴を開け、ワイヤリングをしてほぼ終了。
タンクにガソリンを5リッターだけ(明日のSS分だけ)入れ、
本当はポジションや操作系の位置調整やキャブ調整など
エンジンをかけ、少し走りながら行いたい様子でしたが
このとき既に夜10時を回っていましたので
非常識な行動は控えて、調整は行わないことに。
結局、一度も試走せずにスタートすることになりそうです。(泣)
明日の朝に車検を持ち越すことも可能なのですが、
受付を終了しないとルートマップも配布されないので、
諦めて受付に向かいました。
@BOSS、23時受付車検終了。
もちろん、一発合格でした。(-m-)
マシンはパルクフェルメに保管されるので
スタートまで、もう触れません。
この夜は、A-TECの講堂にシュラフを持ち込んで雑魚寝です。
20人くらいの人がすでに集まっていましたが
挨拶もそこそこに、ものの3分で眠りに落ちてしまいました。
泥のように眠るかまた。
17日 DAY1 芦別~中頓別
17日の午前中も引き続き受付・車検。
向かいのトランポから現れたのは、
「マナ中継」でおなじみ、斉藤マナ選手です。
(私も毎日読んでます。)
マナちゃんと。今回は一眼カメラをデイパックに背負って
撮影取材をしながら走るのだそうです。すごいです。
開会式を前に昼食。お寿司屋さんの海鮮丼です。
ほたてもイクラもおいしいし、ご飯もおいしい。完食です。
「ハードBUTグルメ」が北海道4DAYSの特徴と聞いてはいましたが
この海鮮丼を皮切りに、ジンギスカン、バイキング、寿司、
天ぷらそば、毛がに汁、トン汁、メロンなどなど
どの日の夕食も朝食も、本当においしかったです。
(「○○チャレンジ」と全然ちがう~!)
お昼ごはんは時間がなくて一度も食べかなった私ですが
太って帰ってきたくらいです。
開会式にて「世界のスガワラ」菅原 義正選手の挨拶。
午後2時、いよいよグランドスタートです。
心配していた雨もあがり、A-TECの特設会場SS1とSS2も
思っていたよりよいコンディションのようです。
※走り出すと突然画像が少なくなりますので
あとはどこかで@BOSSと会えた時にだけ写真を撮ってもらうか
SSERのサイトから後日お借りするかしかありません。
SS1。
ビッグタンクとシートの交換で
ノーマルからポジションがだいぶ変わっているはずのマシンに、
慣らしも無く、SS1で初めて乗る@BOSS。
「まっ、何とかなるでしょう」とスタートして行きました。
@BOSSのグランドスタート。(写真はSSERのサイトより)
が・・・結果は、SS1とSS2の合計で、本人的にも、まさかの29位。
スロットルを戻した時の突然のエンストに何度も悩まされ
途中1分以上もエンジンがかからなかった事もあったそう。
13年ぶりのブランクがあるとは言え
昔のような一桁入賞を目指していた@BOSSには
たぶん相当ショックな出だしだったはずですが
「クローズドコースのSSは、数秒の間に何人もひしめいている状態だから、
今後、調整で直して、ミスをしないようにコンスタントに走れば
徐々に順位も戻せるはず」と言っていました。
(「上げる」ではなく「戻す」と言ってる辺り
@BOSSの目的意識がはっきり読み取れますね。)
明日からのSSでの挽回を見守りたいと思います。
私はエキスペリエンスクラスなので、
クローズドの特設SSコースは走らず
コマ図を飛ばしてスタートです。
足が届かないので、乗り出すまでは必死のかまた。
が。
あー!昨日の雨でサイクルメーターが動かない!
でも、O&クロさんの「どんなに準備はしても故障はある」
という言葉を思い出して
「ま、いっか。アベがわからなくても。」と
そのまま走り出すことに。
最初の10コマくらいは、必死でICOと道路を見比べながら
あっちのスイッチ、こっちのスイッチを触って
ヨロヨロと走っていましたが
思っていたより早くコマ図には慣れました。
なんだか「なぞなぞ」をやっているみたい。
「次のコーナーはど~こだ」「ここ!」「正解!」
マップを見ながら、一人でそんなやりとりをしている気分です。
毎回きちんとICOの距離を直していれば
ほとんどミスコースなく、オンコースで走れます。
この日は唯一、SSを走るラリー部門の皆さんよりも
先を走るように設定されていたので
後からどんどん追い抜かれていくうちに
コース途中で@BOSSと合流。
「ゴールチェックまでの時間がタイトだし
あんたの自己流ペースだと
間に合わないかも知れないから一緒に走るよ。」
ちょうど、次のコマまで20kmというところだったので
コマ図を気にせずに走ることができる気持ちのいいルート、
@BOSSが走行中の私を撮影してくれました。
事情があってスピードメーターは映っていませんが(笑)
信号が一つもない、どこまでも続く広い道!
両側はなだらかな丘が重なり合って
本当に気持ちよく走ることができました。
北海道のガソリンスタンドは夕方6:30にはほとんど閉まるそう。
私がガソリンスタンドに寄るのは、
他のエントラントがすでに何人も寄った後なので
ガソリンスタンドのおじちゃんたちも
「次の地図はね、この先の2つ目の信号を斜め左だよ」
などと教えてくれることもしばしば。(笑)
CP(チェックポイント)にて通過チェックを受けます。
この日はここからゴールまでまだまだ100kmくらいあったので
ここからは「チーム"勝手に原サイクル"」で
HP2のN瀬さんと@BOSSと3人一緒にゴールまでランデブー走行。
ビバークまでの長い長いワインディングロードを
もう他の道が走れなくなるくらい気持ちよく飛ばして行きました。
夜9時。初日、無事にゴール。お疲れ様でした!
この日の夕食はジンギスカン。ビールがおいしい!
残念ながら温泉には入れませんでしたが、
テントの中で翌日のマップを巻いて、夜11時就寝。
初日は初めての林道も一回も転ぶことなく走れました。
明日も無事に走れますように。
19日 DAY2 中頓別~当麻
北海道4DAYSの朝は比較的ゆっくりとしています。
でも段取りの悪い私は、気づくといつも一番最後。
テント撤収。もうちょっとサクサク片付けられるようにならなくちゃ。
7:30からのブリーフィングを終えて、8:00スタート。
この日のSSは「クローズド」ではないので
タイム計測はないにせよ、私たちエキスペリエンスクラスも
一通りSSのコースを走りました。
SS5の出口で。
この日は約470kmのルート中、ダートが約145km。
ルートインフォメーションにあったとおり
「これでもか、これでもか」と多種多様なダートが続きました。
途中一度、上り坂でジャリにハンドルを取られた上に
ぬれた葉っぱを踏んで転んでしまい、
なかなかエンジンがかかりませんでしたが
いつぞやの練習を思い出して、少し休憩したらなんとか点火。
しかし、ジャリにタイヤが取られて脱出できないでいたら
後ろからきた#47さんに押し出してもらいました。
フラットダート、小川、ガレ場、深ジャリ、
次から次へといろいろなダートが現れます。
正直、「林道」を走った経験は一度だけ、
それも半分は舗装だったので
正確には今回が「ぶっつけ本番」だった私。
見通しのいいフラットダートなら
私でも70km/hくらいで気持ちよくアクセルを開けていけますが
大きな石がゴロゴロ続く道やガレ場は
見よう見まねのスタンディングでなんとかこなして進みました。
たぶん、たった一回でしたがトライアルを教わったのと
SSRCで低速バランスを教わったことでクリアできたんだと思います。
リーさん、O橋さん、ありがとうございました。(T-T)
2日目最大の難関、歩いても転びそうな「WASHED OUT」
コーションマークが2つ「!!」あった
「WASHED OUT」と書かれたダートは
ここで私にどないせいっちゅうねん!Σ(|||`□´|||)と
思わず大阪弁で声を上げてしまいそうな、
こんなこと(ラリー)でもなければ、
一生バイクで通ろうとは思わない場所でしたが
一回転びながらも、なんとか降りることができた私を
私は自分で褒めてあげたいです、ホント。
ラリーのすごいところは
どんな道が前に現れても「進むしかない」ことかも。
進まない=リタイアなので、それが嫌なら何とかするしかない。
そうしていく内に、できなかったことが、できるようになっていく。
多分、練習で@BOSSにこんなところに連れてこられても
きっと私は進めなかった(拒否した)と思いますが
この日、145kmのダートを@BOSSなしに一人で通り抜けたのは
私にとって大きな自信となりました。
長いダートを抜けて、ガソリンスタンドで一休み。
この片足かけスタイルにも慣れて来た「かまた」
その頃@BOSSは。
長谷見さんたちと一緒に、
北海道のおいしい回転寿司を食べていたそうな。( ̄∀ ̄;)汗
私はとにかく林道でのスピードが遅いので
お昼にどこかに寄る余裕はなく、
キャメルバッグの中のアクエリアスを少しずつ飲みながら
今夜の夕食を楽しみに走るのが精一杯。(泣)
それでも、なんとかかんとかしっぽにくっついて走っていました。
さてさて、この日の@BOSSですが
マシンのエンストは相変わらずで、
SS中のターンで、やはり何度もエンジンを止めながらも
10位前後で何とかまとめ、この日のSS合計では14位。
総合でも29位から15位まで、文字通り「戻して」来ました。
10位以内までへのタイム差は、この時点で「 1分20秒 」
初日のSS1、SS2のエンストによるロスタイムが無ければ
十分に目標の10位以内にいるはずですが
悔やんでも始まりません。
みなさん、くれぐれも、一度も乗ったことのないマシンで
出場するのはやめましょう。
(普通しないでしょうけど。)
@BOSSは、この後のSSも丁寧に、ミスのないように『攻め』続け
少しずつタイムを詰め順位を上げていきながら
そして他の選手がミスや転倒で落ちてくるのを待つ!と言っています。
「我慢、我慢」と。
ラリーとは、ただ速いだけでは入賞できない、
そんな競技なのだそうです。
「知力と体力と精神力、そして技術」
精神的な戦略も重要なのですね。
(私にはまだまだ遠い話ではありますが。)
と思っていたら、この「精神力」を象徴する出来事が。
この日、まだ少し明るい夜7時くらいにビバークに着くことができ、
自分としては信じられないくらいダートもこなせた充実感で
ゴールのゲートをくぐってゴールチェックを受けようとした途端!
わーーーー!
立ちゴケしました。(泣)
必死になってたどり着いて、ゴールして気が緩んだのでしょう。
あれだけ、どんな交差点でも一時停止でも
きちんと止まってきたのに!!
足を出し忘れたのか、自分でもよくわかりませんが
気づいたらバイクが横倒しになっていました。
周りのエントラントが、笑いながら助けてくれ、
スタッフも記念撮影をした後に「大丈夫ですか?」と聞くくらい
たいしたことではなかったハズなのですが
これが実は大変なことに。
駐車場にもどってバイクを見てみたら
先ほど倒れたときに縁石にぶつけてしまったらしく
ICOやマップのスイッチが集結しているナビ周りが
壊れてしまいました。(泣)
本当に一瞬の気の緩みで、
せっかく早く帰って温泉にも入れるはずだったこの日の夜を
@BOSSは深夜までリペアに費やす羽目となりました。
しかも、このリペアは応急処置でしかないので
最後まで持つかどうかは賭けのようなものだそう。
あ~、本当に私ってバカだ~。
反省しながら明日のマップを巻き、12時就寝。
20日 DAY3 当麻~千歳
ここまで読んでくださってありがとうございます。
まだ半分か~、と思ったあなた。
実はまもなく、大どんでん返しで終わります。
(私も書き疲れてきましたし。笑)
3日目の朝、長谷見さんと記念撮影。
朝のブリーフィング。
林道にて。(このカメラは@BOSSです。)
この日は、クローズドではないSSコースを終えて
一路高速道路で札幌へ。
ところが高速道路を150kmほど走った頃に
昨日立ちゴケして壊したスイッチ部分がガタガタ言い出し
手で押さえないとすべてが吹っ飛びそうな状況に。
このまま走ったら部品も飛び散ってしまう!
仕方なく、一番近い「滝川」で降りて
タイラップやテープを総動員してなんとか止めました。
ここでロス30分。
タイラップでぐるぐる巻きにしたナビ回り。なんとかこれなら高速も・・・
札幌の入ると、初めてのミスコース!!!
札幌は一方通行の町で
一つの勘違いがとんでもないことに。
あとから考えればすぐにわかった思い違いで
なんと2時間も札幌を走り回ることに。・゚・(ノД`)ヽ
もう二度と札幌には行きません!(泣)
ようやくオンコースに戻って、3時半過ぎに
SSの入り口で通過チェックをしているスタッフを発見。
やったー!やっと着いたー!とホッとした瞬間、
ウワ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!!!!
またしても立ちゴケです。(泣)
それも、舗装路の何でもないところです。
「札幌は大変だったでしょう?深呼吸してから行きましょう。」と
可笑しそうに笑いながら、オフィシャルがバイクを起こしてくれました。
本当に、誰から見ても大した事のない、
ただの「立ちゴケ」だったはずなのですが・・・
あれ?右手が上がらないぞ。
首のあたりもグツグツ言うし。
「大丈夫ですか?ちょっと休んでもいいですよ」
うーん、ちょっとやばい気が。
「僕らから病院に行けとは言いませんが
もし行きたかったら車を手配しますよ。
それで安心して明日走れそうなら
また明日復帰すればいいんだし。」
ということで、お言葉に甘えて病院へ連れて行ってもらい
レントゲンを取った結果、先生が一言、
「あー、鎖骨ぽっきり折れてます。」
ガーン━━━━━━\(゚∀゚)/━━━━━━!!!
その頃@BOSSは・・・・(ここからは@BOSSからの話。)
この日のSSで2人抜きなどで1分近くタイムを詰める健闘しつつも、
その後のリエゾンでコマ図のトラップ(引っ掛け)にまさかのCP遅着。
最終の夕方の千歳SSでは、轍でスタックさせ、
リカバリーに3分以上かかり、詰めたタイムも元の木阿弥。
総合順位も戻すどころか、2つ落とす結果に。
肩を落としつつも、ゴール後にペナルティの確認に
山田さんの所へ行ったら
「大丈夫、ペナルティー付かないと思うよ~。」
山田さんの返答に安心したのも束の間、
「・・・それよりさあ、連れ(かまた)のことも心配してあげたら?」
@BOSSが
「はあ、でも(かまたは)ナビもちゃんと一人で出来てましたし、
林道のリエゾンも無事に走ってましたし
ぜんぜん大丈夫なので放ってますから、問題ないですよ~」と答えると
山田さんは笑みを浮かべながら
「何いってんのよ~、転んで、骨折したんだよ~」
その可笑しそうな表情から、@BOSSも冗談だと思って
「また~」と返すと、
山田さんは微笑んだまま
「本当だよ、鎖骨折って、今、札幌の病院だよ~」
@BOSSもこのあたりで、
どうも冗談ではないらしい、と気づいたようです。
「・・・・・本当ですか?」
「本当だよ~、後ろのほうは大変なんだから~」と山田さん。
・・・にしても、ここのあたりの会話、
「骨折」というテーマを扱っているにもかかわらず
どーして「だよ~ん」という会話になるのでしょう。( ̄∀ ̄;)イイケド
ここでようやく素面になった@BOSSは
「それはご迷惑をおかけしまして申し訳ありませんでした。
それで、大丈夫でしょうか?林道だったんですか?バイクもだめですか?」
心配そうに質問をすると、黒川さんが
「SSのチェックポイントのところでの立ちゴケだったらしいから。
大丈夫みたいよ」
本当に、見ていたオフィシャルも、転んだ私も
誰一人、想像もしなかったことでしょう。
あの間抜けな立ちゴケで鎖骨骨折とは・・・・。情けな~(泣)!
とりあえず、折れた鎖骨をコルセット(バンド)で矯正し
新潟へ帰ったら病院へ行くことになった私。
この時点で戦線離脱(リタイア)となりました。
ビバークに戻って@BOSSの顔を見たら
つい泣いてしまいました。
心配していたナビゲーションも、林道のリエゾンも
無事に乗り切っていながら、こんな事でリタイア。
2人分の準備に奔走してくれた@BOSSに申し訳なかったのと、
もう走れないのが悔しくて、こらえていた涙が・・(>_<。。。
@BOSS、そして応援してくださった皆さん、
完走できなくて本当にごめんなさい。
悔しいけれど、精神力も含めて今回は
ここまでが今の私の実力でした。
21日 DAY4 千歳~芦別
@BOSSは翌朝、出走を取りやめ、リタイアをしました。
もし最終日、@BOSSになにかあった場合
2台のバイクとトランポを
骨折した私ではどうすることもできなくなるからです。
たった1台、高速でA-TECに帰ってきた@BOSSのKTM。
走ることのなかったDAY4のコマ図はスタート地点を指したまま。
「原因と結果」
それによって、さまざまな事に波及するという事実を
現実として、目の当たりにしました。
2日目のゴールでほんの一瞬気が抜けた→
立ちゴケした→ナビ周り壊した→修理に寝不足になる
→途中でまた壊れる→直すのに手間取る
→時間が気になる→あせる→ミスコース→疲労・緊張→
立ちゴケ→足の出し忘れ→何でも無い舗装の上で骨折
→@BOSS、出走取りやめ→リタイア
「帰るまでがラリーだからね。」
一番いいのは、転ばない事。
そしてもし転んでも、壊さない、怪我しないこと。
それが何より大切。
そう@BOSSが言いました。
実際、@BOSSは安全マージンを十分とって攻めているので
今回の北4でも、転倒はゼロだそうです。
レギュレーションの参加資格に、4日間の競技に耐えうる
「技術と体力と精神力」が必要とかかれています。
たぶん、この中では「精神力(集中力・知力)」が
私には一番大切なのではないでしょうか。
「完走するためには、更に、上位入賞を狙うなら尚の事、
そういう集中力をずっと切らさずセルフコントロールを徹底させて
自分の順位をマネージメントすることが
必要不可欠なんだよ」と@BOSS。
こうして、私と@BOSSの「北海道4DAYS」は終わりました。
左から、総合2位の池田さん、1位の伊藤さん、3位の尾崎さん。
どこから見ても、骨折しているとは思えない食欲のかまた。
表彰式のあとは、A-TEC駐車場にて最後のジンギスカン。
地元ボランティアの皆さんによる
メロンや五平餅なども用意されていました。
トランポが隣で、初日からお世話になったT端さん。
「かまたさんが華奢に見えるのは、骨とか筋肉が細いんですよ。
普段あまり運動していないでしょう?
もっと体を鍛えて、骨も強くしなくちゃね。
そうすると骨密度も上がって、
今回みたいなつまらないケガをしなくなりますよ。」とT端さん
・・・・・確かにそうかも。
私は他の女子と写真に移ると、体が薄っぺらい感じですもんね。
カラダスキャンで測定すると、私のカラダ年齢は28才だったので
体力的にはOKなのかと思い込んでいましたが
私の「骨年齢」は80才くらいなのかもしれません。(泣)
次回へ向けての宿題。
・林道を(特に深ジャリを)アクセルを開けることで
安定して走れるようになること。
・ゴールしてからあと30分、緊張の糸を緩めないように
気力と集中力を持続させること。
これはJRMの小川さんからのアドバイス。
(JRMさんには菅原さん、小川さんともにお世話になりました。)
・カラダもしっかりと作ること。
あとは、今回のような足の着かないバイクでなく
小さなバイクにするのもひとつの解決方法といわれましたが、
そう人が言うたびに、@BOSSは私に
「小さなバイクにしても、気が緩めば怪我をするよ。
オンコースのリエゾンで苦労をしているなら小さなバイクも考えるけれど
リエゾンを無事に走ってきたくせに、
ゴールチェックで立ちゴケしているんだから
バイクより精神力と集中力と骨を鍛えるのが先決だー!」
ははーっ!
でも、イケチューさんの、両足べた付きのバイクにまたがった@BOSSは
CRMを低くすることは考えているようです。( ̄ー ̄+キラーン
22日 北海道最終日
フェリー出発前夜、埠頭の前の温泉施設で仮眠。
バンドをしたまま、5日ぶりにお風呂に入りました。
バスに戻ると、なんだかまだウトロが中で待っている気がします。
新日本海フェリーのターミナルで朝食。
右手が上がらなくて、髪を結えない、山んばのような私。
午前10:30、小樽港を出港。
北海道がだんだん小さくなっていきます。
窓から見る日没。
この後、来たときのフェリーとまったく同じメニュー内容に
またまた怒り心頭の@BOSSでしたが
生ビールを飲んで、夜9時には就寝。
明日の朝には新潟港です。
家に帰ると怒りのシャリが。
てめえ、今頃なにのこのこ帰ってきてんだよ~!バシッ(猫パンチ)
留守中、ヨーダ婆が顔を出してくれたようですが
それでも放っておかれたシャリは
腹いせに、私のスリッパ(しかも両足それぞれ)に
おしっこをしてくれていました。
ごめん、ごめん。ただいま、シャリ。
シャリの無事を確認後、そのまま出勤。
また、いつもの生活が始まります。
長くて短い4DAYSが本当に終わりました。
期間中、応援メッセージをくださった皆さん、
とてもうれしかったです。
皆さんに支えられての、
一生忘れられない4DAYSでした。
それから、「迷っているなら、まずはやってみよう!」と
背中を押してくださった皆さん、
本当にありがとうございました。
もし今何かに迷っている方がいらっしゃったら
今度は私から同じ言葉を送ります。
応援してくださった皆さん、
用意してくださったオフィシャルの皆さん、
現地のボランティアの皆さん、
そして@BOSS、
本当に本当にありがとうございました!
【おまけ。(まだあるのか!)】
午前中に日赤病院へ行ってきました。
整形外科の先生はレントゲン写真を見ながら
「これは放っておいても、3ヶ月できれいに着きますよ。
今、バンドできれいに固定されていますから。」
さ、3ヶ月ぅ??
「それまでの間、絶対に転ばないように。
右手を90度以上高く上げないように。
それから重いものを持たないように。
せっかく固定されている鎖骨がずれてしまいますからね。
それに気をつければ、基本的には普通に生活していいですよ。」
あのぉ、8月2日(バカミー)とか
まさか、バイクに乗ってもいいものでしょうか・・・。
「いいですよ。」
「うそ!振動は平気なんですか?」
「あなたが痛いのを我慢できればバイクは乗っても構いません。
ただし、絶対に転ばないように。
転んで肩から骨が突き破って出たりしたら手術の相談をしましょう。」
・・・・・・・・・・・・・・・・( ̄∀ ̄;)汗
「あなた、元気がよくて、いろいろ何かをしそうだから(笑)
念のため痛み止めを出しておきますね。
湿布薬もいります?いりませんね。(おいおい。)
じゃ、2週間後にまた様子をみましょう。」
まるでスリ傷の治療かと思われるスピードで
あっという間に診察は終わり。
バイクは明日でも乗っていいみたいです。
ただし、転ばなければ。(泣)
ということで、覚悟していたよりもずっと早く
戦線復帰ができそうなので
かまたのバイク日記も冬まで休まず続けられそうです。
こんなへたれの私ですが
どうぞ皆さん、これからもよろしく。
投稿者:かまた posted at : 23:23 | コメント (37)
2008年07月18日
キタヨン速報2
北4会場からおはようございます。
芦別は朝方まで降り続いていた雨もあがり
涼しい曇り空となりました。
キタヨン恒例、朝一番の、A-TECでの最初のSSは、
ズルズル、ぬたぬたは必至でしょう。( ̄▽ ̄;)汗
・・・・と思いしたが、
その後気温が上がってきて、
かなり乾いてきたようです。
@BOSSも私も装備品検とも車検を無事終えて、
受け取ったコマ図も貼り終えました。
でもコマ図を貼る作業は
思った以上に楽しいですね。
いったいここを曲がるとどこへ行くんだろうか、とかどんな景色なんだろうか、と想像していると
それだけでワクワクしてきます。
パルクフェルメに並んだバイクを数えると
まだ3分の1くらいのエントラントが来ていないようです。
車検は今日のお昼まで続きます。
その後、開会式、ブリーフィングと続き、
午後2時グランドスタートです。
投稿者:かまた posted at : 09:03 | コメント (6)
2008年07月17日
キタヨン速報!
おはようございます。
無事、受付会場のA-TEC(北日本自動車大学校)に着きました。
芦別は雨です。
@BOSSはすぐにでも整備を始めたいところなのでしょうが、
受付・車検は午後からなので
まだトランポの駐車場の準備もこれからのようです。
モンゴルにも出場された齋木校長先生みずから、
取り急ぎの駐車場をご案内頂き、
少しお話をお聞かせ頂いていると、
生徒さんたちも少しずつ集まり始めました。
そこへ、大会実行委員長、山田徹氏が登場。
会場の雰囲気も、にわかに物々しくなってきました。
会場内には、黄色いテープの張られた、
特設SS会場がすでに出来ています。
朝の北4会場からお届けしました。
携帯のバッテリーと時間に余裕があれば
またどこかでお伝えします。
以上、レポーターのかまたでした。
投稿者:かまた posted at : 09:51 | コメント (3)
2008年07月16日
行ってきます!
昨日の夕方と、今朝、そして今日の夜と
仕事の前後にCRMで走ってみました。
(万一転倒したら、@BOSSが立ち直れなくなると思い
ダートはやめておきましたが。^^;)
テントを立てる練習も念のため。所要時間8分(遅すぎ?)
この2日間、結局、コマ図の練習はできませんでしたが
実際にマップホルダーを取り付けたCRMで
走りながらマップを巻いてみたり、
ICOを調整してみたりできただけでも一安心。
「150km以上走行可能なガソリンタンク」というのが
今回のレギュレーションにあります。
13リッター入る今回のCRMのタンクで
150km走れることは知っていましたが、
満タンにしたCRM、一度どれくらい走るのか試してみようと
苗の緑が夕日に映える道をどんどん走ってみました。
が、180kmを越えても、200kmを越えても
一向にリザーブになる気配無し。
そうこうするうちに、すでに夜8時30分を回り、
これ以上田舎道を走っていると
開いているガソリンスタンドがなくなってしまうので
そろそろ会社に戻ろうと思ったところで、ようやくガス欠。
ちょうど250kmでした。
もう閉まろうとしていたGSに滑り込みセーフで入って
給油してもらったら13.5リッター入りました。
会社へ戻ると、まだ@BOSSがKTMを作っていましたが、
@BOSSのKTMもなんとかかんとかメドが立ったようです。
よかった?!
(現地でもう少し整備をするようです。)
その後、工具やら雨具やらを、少しでも邪魔にならないように
あーでもない、こーでもないとバイクに取り付けてみたりして
家に帰ったのはすでに深夜0時。
@BOSSはまだ頑張っているみたいです。
明日の朝、新潟港から小樽行きのフェリーに乗ります。
小樽に着くのは17日の早朝なので
丸一日、大好きな船旅をするわけですが、
今回はきっと乗ったとたんに爆睡、
寝て起きたら北海道かも。(特に@BOSSは。)
約束だった北海道へ一緒に連れて行くウトロの形見。
あとはトランポに詰まれるのを待つだけ。
皆さま、今回の北4参加にあたって
たくさんの応援ありがとうございました。
最初は、足の届かないCRMで一人で走ることも、
長い長いダートを走るであろうことも
大ベテランの方々に混じってラリーというものに参加をすることも
どれをとっても心配で、
「あ?、なんで私みたいなビギナーが
申し込んじゃったんだろう?」と思った日もありましたが
「心配するより、まずはやってみれば?」という
たくさんの皆さんからの励ましを頂いて今日を迎えました。
私の心配は「未知のもの」に対する漠然とした不安でしかないので
それを理由にやらないよりは
やってみた方がずっといい人生になるはず。
そう思ったら、どんな4日間が待っているのか
今ではとても楽しみです。
毎日、出会った景色や起こった出来事をお伝えできたらよいのですが
北海道へはパソコンを持っていかないことにしました。
でも、SSERのサイトで、
毎日リザルトや当日の様子が確認できるようです。
※私はエキスペリエンスクラスなので
リザルトには名前は載らないと思いますが
名前がないからと心配しないでくださいね。(笑)
また、そのサイトから参加者への応援メッセージを書くと
その夜、エントラントである私たちはそれを確認できるそうなので
「大丈夫か!かまた!」とでも送って頂けたら嬉しいです。
それでは、しばらくの間、留守にします。
行ってきます!
投稿者:かまた posted at : 06:27 | コメント (12)
2008年07月14日
ぎりぎり!
「スタートするまでの方が道のりは長いのがラリーですからね。」
とは、O&クロさんの前回のコメントですが
本当にその言葉を実感する毎日です。
ラリーど素人である私は、
マシンは乗っているものだし、ラリー用にすると言っても
2~3日もあれば仕上がるものだと
のほほんと思っていましたが
毎日、朝5時から深夜まで、
準備の合間に仕事をしながらとはいえ
(もはや「仕事の合間に準備」ではありません!)
すでに10日が経っています。
10年前に使っていたマシンを現役復帰させて
今のラリー用に仕上げるのが
こんなに大変なことだとは・・・・。
(大変なのは@BOSSですが。)
昨夜10時過ぎ、ようやく、ようやく、
CRMが出来上がりました~!
@BOSS、ありがとうございました~!
ラリーマシンとして甦ったCRM。
あとは私が乗れるかどうかだけ。(汗)
明日の朝、一度走ってみなくちゃ。
と思って、今朝起きたら、朝からものすごい大雨。
今まであれだけ晴れてきたのに、なぜ今更・・・・。(泣)
ビカビカと稲妻が走って、雷鳴を轟かせています。
うわ~ん、一度もコマ図の練習をしないで出ることになったりして。
10日間乗らない間、CRMの高さに慣れた体もすっかりリセット。
しかも新品のブロックタイヤで、
なんだか更にシートが高くなったような。
大丈夫か、私!
「サスをいじって、もっと車高を低くすることはできるけど
あんたはGSを乗りこなす、という目標があるんだから
これくらい乗れるようになって当たり前。」
はい、そうでした。
私は私で、大まかなパッキングを終えて
もう一度レギュレーションを読み直して
何か足りないことはなかったか確認をしていましたが、
ヘルメットの欄に
「製造年が平成12年3月20日以降のもの」とあったので
もしやと思い、ヘルメットの内側にある製造年月日を見てみると・・・
「990507」
1999年・・・・・・・・平成11年だ!!Σ( ̄⊥ ̄lll)
どうしよう、いつもかぶっているダイネーゼのヘルメットは
ジェットヘルで競技には使えないし
LSタカノさんは天才会議で出張だし
外へ買いに行っても、オフロード用は
ちょうどいい在庫があるかどうかもわからないし
メーカー取り寄せとなると、いつになるかもわからないし・・・。
不覚!!
が、運よく、知り合い経由で以前お世話になった
オフロード関係のお店に電話をしたら
TX-モタードが、今そこにあるということでした。
しかも、ほしかった白&オレンジ。
即効で代引きで送ってくださることになり
今、私の手元にこれが・・・・・・。
ゼッケンナンバーを切るのも三度目、
もはやすっかり手馴れたものです。
間違いなく左側へ貼りました。
準備できるのは、あと今日と明日の2日間のみ。
あさっての今頃はフェリーの中です。
@BOSSは今朝からようやくKTMにとりかかっています。
こちらも相当やばいようです。
「もし間に合わなかったら、あんた一人で出場してね」
・・・・・・んな、アホな。( ̄∀ ̄;)汗
投稿者:かまた posted at : 17:22 | コメント (6)
2008年07月12日
マイナーチェンジ
「見た目はあまり変わっていませんが、
今日やったのは整備ですから。」
別に私は何も聞いてはいませんが、
まるで「一体、どこが変わったんですか?」とでも
私の顔に書いてあるかのように、
@BOSSが説明をしてくれました。
タイヤ交換
ブレーキパッド交換
チェーン交換
あと、プラグを新しいものに交換し、
エアクリーナーもボロボロだったので、新品に。
そして、マップホルダーにバックライトを付けて
夜でもコマ図が見えるようにしてくれました。
(私が明るい内にビバークに帰れることもないでしょうし。)
実際に使うマップホルダーとは違いますが
照明をつけるとこんな感じです。
バックライトのついたマップホルダー。
左の手元のサイクルメーターも照明を着けてくれています。
@BOSSのKTM用の装備品が昨日ようやく届いたので、
これから@BOSSは自分のKTMを仕上げていきます。
日曜日には少しでも試走ができるとよいのですが。
私は手荷物のパッキングをしてみました。
いつも使っているアルパインスターのウエストバッグでは
とてもとても入りきらなかったので、今回はコレ!
TREK FIELD(トレックフィールド)のISDEウエストバッグDタイプ。
最低これだけのものを持って走るわけですが・・・・・。
上の物を全部詰めた状態。まだまだ入ります。
TREK FIELDさんは仙台の会社で、
こうしたバッグを一つ一つ手縫いで作っています。
このウエストバッグ、本当にものすごい容量で、
レインウエア以外の荷物が、スッポリと入ってもまだ余裕が。
ツーリングマップルもそのまま入っています。
でも、腰に当たる面積が広いので
実際に身に付けてもぜんぜん下に引っ張られず
付け心地も楽なのです。
「くそ厚いナイロンにPVSコートで、縫うのが大変。
でも丈夫で長持ちで、型くずれ無し。」(説明書より)
こういう実用的なバッグは大好きです。(笑)
ところで、発表された今回のエントリーリストを見ると
タイムを競わない「エキスペリエンス・ラン部門」の出場者は
私を含めて2名だけのようです。
エキスペリエンスクラスの出発は
ラリー部門が1人ずつ順番に
30秒間隔で出発し終えた後ということなので
私が全エントラントの最後の出発となります。
毎日私が一番遅く出発する上に、
どう考えても私より走るのが遅い人がいるはずもなく、
ということは、私はゴールまで誰とも会う事なく
ずっと最後尾を走り続けるということですね。(寂し~!)
まあ、気が楽と言えば楽ですが
そこがオンコースなのかどうかを
走っている人で確認できることはないわけです。
私に会う人がいるとしたら、
それはガス欠やら、パンクやら、
何かしらトラブっている人でしょう。( ̄∀ ̄;)汗
皆さま、私はSSもないし、
ほぼガソリン満タンで走っているでしょうから、
ガス欠の際にはお声をかけてくださいね。
え?とても待ってはいられない?(ごもっとも。)
誰とも会えないわけですし、
最低限のことは自分でできないといけないので
簡単なメンテナンスを@BOSSから習いました。
チェーンのたるみの直し方、空気圧の調整、
プラグ交換などなど、皆さんからすると、
え!そんなこともできないまま参加するのですか!と
驚かれるものばかりですが・・・・・・。
超ビギナー向、さるでもできるメンテナンスメモ。
かまたの命綱です。(泣)
投稿者:かまた posted at : 23:41 | コメント (3)
2008年07月11日
着々と?その2
最近コメントがなくて、さびしく仕事にいそしむ「かまた」です。(TдT)
仕事の合間、装備品のリストとにらめっこしながら
サービスカミヨンに預けるダッフルバッグに入れる備品、
ウエストバッグに入れる備品、
ウエア&プロテクター関係に分けて
それぞれを、とりあえず集めています。
ダッフルバッグの荷物は20kgを超えてはいけません。
(第一、私が持てまへん。)
ヘルメットの左側には、カッティングシートを使って
ゼッケンを着けるようにとレギュレーションにあります。
マシンではまったくもってお世話になりっぱなしなので
せめてこれくらいは@BOSSへ恩返し。
裏返しの数字を出力して、
カーボン紙で写してカッターで切ります。
さっそく仕事の手を休めて、
@BOSSが自分のヘルメットに貼っています。
「あ!」
ど、どうしたんですか!?
「しまった!ゴーグルで隠れないように
位置をもっと上にしなくちゃならなかったんだ!」
へ~。@BOSSにしては珍しい凡ミスですね。
2個目は自分で切ってくださいね。
では私も、@BOSSの二の舞を踏まないように
ゴーグルを取り付けてから、ペタペタ。
「ほ~、なかなかきれいに貼れたじゃあないですか。」
でしょう?よし。仕事に戻ろうっと。
「でも、貼るの、左だよね。」
・・・( ̄△ ̄;エッ・・?
あ”--!!━━━━━━\(゚∀゚)/━━━━━━!!!
こんなところでミスコースをしようとは!
ぜんぜんこっちが左だと思い込んでいた~!
せっかく今日の準備は終わりと思ったのにぃ~!
仕方なく、@BOSSの分も一緒に切りなおしています。(泣)
貼り直したゼッケン。
どーだ!
はがさない限り、今は左右にピンクとオレンジのゼッケンが。
左につけるという決まりはあるけど
両方つけてはいけないとはないから
このまま出てやるぅ!(ウソです。)
投稿者:かまた posted at : 00:56 | コメント (6)
2008年07月09日
着々と?
昨日、SSERから、北海道4DAYSの「出場許可証」が届きました。
私のゼッケンナンバーは「61」です。
いよいよ近づいてきましたね。
出場許可証。どきどきどきどき・・・・・・・。
「着々と」というには、@BOSSの目が落ち窪んでいますが
北4の準備が進んでいます。
@BOSSは仕事もしながら、マシンを作らなくてはならないので
今朝は朝5時起きでCRMの準備をしてくれたそうです。
ありがとうございます。(;_;)
ハンドルを握ってICOのスイッチの位置を調整。
ICOとマップホルダーが取り付けられました。
元々付いていたサイクルメーターもそのまま残しました。
CP(チェックポイント)に遅刻しないようにと、
こちらはアベレージを表示させます。
またがってみると、なんだか目の前がふさがれた気がしますが
そう@BOSSに言ったら、
「あんたは、そんな近い所を見ながら走っているからダメなの。
もっとずっと遠くの、進行方向を見て走ればいいんだから、
ぜんぜん邪魔にはならないはず。」
がーん。そうだったのか・・・・・・。
テントの中でコマ図を巻けるようにと、
マップホルダーはワンタッチで、取り外し可能に。
しかも、取り外しの際にネジを私が落とさないように
それぞれのネジに落下防止のワイヤーまで・・・。
うう・・・・何から何まですみまへん。(TдT)
ステップも交換。倍の広さになりました。(by 単車屋さん)
それにしても、すごい「機械たち」ですね。
ラリーに出る人にとっては
こんなネジやコードに囲まれて走るのは当たり前なのでしょうけれども
私からすると、まるでガンダムに乗り込むような気がします。( ̄∀ ̄;)ホント
@BOSSは自分のマシンの準備もまだ手つかずで、
私のCRMが終わってからしなければならないので
私も時間を見ながら、順番に装備品をそろえています。
先日、キャメルバッグを買いました。
これに1リットルの水を入れて、走行中に水分を補給します。
小物が入るタイプのほうが便利なのかもしれませんが
これより大きいと、体の小さい私には
背負うことの負担が大きくなりそうなので
今回はこのキャメル専用のタイプに。
レギュレーションでは、
胸部および脊髄プロテクターの装着も義務付けられています。
ハーネス付のものを買ってみたのですが
プロテクターとキャメルバッグを
実際にジャケットと一緒に着てみたら
なんだか、かなり動きが阻害されて
大リーグ養成ギブスを取り付けられている気が・・・。( ̄∀ ̄;)汗
そこでハーネスはやめて、
胸部プロテクターはベルクロで取り付けてみることに。
背面はダイネーゼの脊髄パッドをAXOに移植する予定。
本番前に一度は必ず、本番と同じ装備で
出来上がったバイクに乗って
コマ図を走る練習をしなくては、です。
(そして、くれぐれもその時に転ばさないようにしなくては、です。)
投稿者:かまた posted at : 01:04
2008年07月07日
あと10日!
結局、土日はバイクの準備が終わらず
私も仕事が終わらず(泣)
普通に出勤、普通に残業しておりました。
皆さまには、楽しい林道レポートがお送りできず
とでも残念です。(>_<。。。泣くな!
でもまあ、仕事が終わらなければ北海道へは行けないのだし
これも北4の準備と思えば「よーし!」と思えてくるもの。
おかげで、仕事はちょっと目処が立ってきました。
バイクの方はまだまだのようですが。(^_^;)
ところで、この週末に読んだこのレポート。
ご存知の方も大勢いらっしゃるかと思いますが
「木の実さん」の書かれたBTOU2005参戦記です。
木の実さんのサイトからお借りした写真。
BTOUは、SSERが主催する
「BEIJING-ULAANBAATAR(北京~ウランバートル)」、
その名の通り、中国からモンゴルへ、
ユーラシア大陸を横断するアドベンチャーラリーです。
この2005年のラリーに木の実さんが参加された時のレポートが
面白くて面白くて、もう一気に読んでしまいました。
暑さ、寒さ、雨、疲労、ミスコース、故障、etc.
苛酷なはずのラリーでの出来事一つひとつが
どれもこれも本当に楽しそうなのがすごい!
「トラブル」とは思っていないんだろうな。
ラリーは人生に通じるものがあると聞いたことがありますが
前向きに、楽天的にとらえると
人生(ラリー)はこんなにも楽しいよ~!という
木の実さんからのメッセージを読んだ気がします。
読み終えたら、私までも
不安でいっぱいだった北4が、
なんだかものすごく楽しみになってきました。
私は木の実さんと違って
ラリーどころか、バイク自体の初心者なので
スタッフや参加者の皆さんに
迷惑をかけないことだけを考えていましたが
木の実さんを見習って、思い切り楽しんできたいと思います。
勇気と元気をくれた木の実さんに
この場を借りてお礼をいいます。
ありがとうございました。(^-^)
(↑木の実さんのブログで言えよ)。
投稿者:かまた posted at : 23:53 | コメント (0)
2008年07月05日
ラリーパーツ取付
昨日は目が覚めたら、朝7時30分でした。Σ( ̄⊥ ̄lll)
朝練どころか、会社にも遅刻しそうな時間です。
肩はバリバリ、首もゴキゴキ。
きっと神様が休めってことだな、と自分に言い訳しながら出勤。
ここのところ、朝スカッと起きることができません。
そうこうしている内に、北4まであと10日。
カウントダウンが始まっていますが
仕事、仕事で、あっという間に毎日が過ぎていきます。
まだ、マシンの準備も荷物の準備もできていないのに・・・。
といっても、マシンの準備をしてくれるのは
@BOSSなのですが。(^_^;)ゞエヘヘ
仕事の合間に、自分のと私のバイク2台を
それぞれ準備しなければならない@BOSS。
すみません。
感謝の気持ちを込めて、日々お仕事にいそしみます。(-人-)
昨日の夜、会社に広島の「単車屋」さんから、荷物が届きました。
開けてみるとそこには、なにやらラリーっぽい品々が。
単車屋さんから届いた、CRM用のパーツたち。
こういうのを見て、心が躍るようになりつつある自分が怖い・・・。
もともと、CRM250は10年くらい前に@BOSSがラリー出場時に
使用したマシンなので、そのまま直ぐに出れそうなのですが、
その頃とはレギュレーションが変わり、現在では安全面などから
マップホルダーをハンドルバーに取り付けることが禁止された為
マップホルダーやICOメーター等のナビ周りを新たに付け直す必要が。
しかし、新たに取付方法を考え → 取付位置を採寸 → 鉄やアルミを
切ったり貼ったり、溶接したり・・・と言う時間は到底ないため、
オリジナルの制作は諦め、今回は「単車屋さん」が提供している
CRM用のラリー用のパイプユニットを購入。
これでCRMに新たなマップホルダーが着いて
本番用のラリーマシンに変身するのだそうです。
「この週末はマシンを作って、それで少し練習したら
本番用のマシンはもう乗り納めだからね。」
そ、そうなんですか・・・・・・。
「ダートは普通にやり過ごすことはできるようになったから
あとはコマ図を見ながら走る練習もしておいた方がいいでしょう。
だから、土曜はマシンを作ってしまって
日曜に実際コマ図ツーリングで林道を走ってみよう。」
@BOSSが、AORの懐かしいコマ図を
会社に持ってきてくれました。
第1回AORのコマ図。1997年だって・・・・・・・( ̄∀ ̄;)汗
AORからもう10年以上になるわけなので、
当時と道も目印もかなり変わっていると思いますが
明日はこれをCRMに取り付けて
実際に走ってみる予定です。
今、@BOSSは汗だくになって、
会社の裏でCRMと格闘しています。
ステーを取り付け。フロントが若干うつむき加減です。
光軸が下を向いてしまうので、現在それを調整中。
ここにマップホルダーが着くわけですね。
何もできない私は、向かいのコンビニで
冷たいものを買ってきて、@BOSSに上納するだけ。
何とぞ、何とぞこれでご勘弁を~~~。
そして現在、夜8時。
明日を楽しみに、まだまだお仕事をしています。
初コマ図ツーリングの明日、晴れたらうれしいな。
(雨でもいいけど。)
しかし、@BOSSから
「明日は間に合わないかも・・・」と途中経過報告が。
確か「切ったり貼ったりが必要ない」と言っていたはずが
裏からは「ギュイーン」と鉄を削る音が聞こえています。
・・・なんだか、やっぱり大変そう・・・。
もし間に合わなかったら、ほぼぶっつけ本番で
コマ図で走ることになるわけですが・・・・・・・
ま、なんとかなるっしょ!(←カラ元気)
投稿者:かまた posted at : 20:17
2008年07月02日
北4本エントリー
仕事と練習と睡魔で、ブログが日々に追いつきません。(泣)
すでに2日前の話となりましたが、6月30日、
「HOKKAIDO(北海道)4DAYS」に本エントリーしました。
エントリー用紙および誓約書
これで後戻りはできません。
前進あるのみ!
私一人だったら、SSER主催のラリーに参加しようなんて
例えエクスペリエンス・ラン部門であっても
一生思わなかったことと思います。
私のような甘ったれは入り込めない世界だと思いますし
@BOSSのサポートなしでは今回の参加もありえませんでした。
改めて、こうしたきっかけを与えてくれた@BOSSに感謝します。
(・・・・そう日記には書いておこう。)
当日までに準備しなければならないものが
まだまだたくさんあります。
といいつつ、結構@BOSSに用意してもらっていますが。(^^;)
熊よけ鈴も用意しました。
と、いうことで、今朝はふっきれた気持ちで朝練習へ。
朝から雲ひとつない青空が広がっています。
今朝もダートのおさらい。
今日は私が前を走って、チェックしてもらいました。
ギアが低いのか、フロントがジャリを拾いすぎるので、
もう一段ギアを高くして走ってみることと、
カーブの手前で、しっかり減速すると同時に
リーンアウトの体勢をとる準備をして
アクセルをあけながら入っていくように、とのこと。
う~ん、初日に比べたら、マシになってきたのかな。
まだ上半身が堅いし、@BOSSとはぜんぜん違いますが
少なくとも、怖いとは思わなくなりました。
(この道に慣れたというのもありますけどね。)
でも、やっぱりどこか変ですね。
ムービーを一部キャプチャしてみると・・・・。
こちらは前回の@BOSSのムービーから。
頭と腰とステップが一直線になっています。
それにくらべて私は頭がステップよりもずっと前に出ています。
前傾し過ぎですね・・・・( ̄∀ ̄;)ガーン
次は、コーナーの出口をキャプチャしたものです。
@BOSSはやはり頭は体と一直線で、バイクだけが内側に。
続いて私。まだ体が外へと逃げています。かっちょわり~(泣)
私のは外側のステップに加重が足らず
「やじろべい」のバランスができていません。
お尻がシートにドッカと残ってしまっています。
もっとシートの角に座るようでないとだめですね。
本日の走行距離53km。
今朝はダート5往復くらいしかできませんでしたが、
@BOSSが最後にめずらしく
「バックミラーで見る限り、
最後のは結構できてたよ」と言ってくれました。
これで明日は雨でしょう。(笑)
【本日のおまけ】
会社で朝のミーティングが始まっても
私の顔からゴーグルのあとが消えていないことを指摘されました。
こういうところに年齢が現れるんですね、ハイ。
投稿者:かまた posted at : 23:38 | コメント (4)
2008年06月23日
めざせ北4、特訓開始!
土曜も日曜も締め切りに追われ、
まだ慣れないオフロード用のブーツを履いて
CRM250に乗って@BOSSと練習に出たのは
すでに日曜日の午後4時を過ぎる頃。
「今日はジャリ道を走ってみるけど、
特別な速さで走ったりはしないから、
俺のペースに着いてこい!いいか!」
はい!・・・と言ってはみたものの
タイヤを取られる砂利のカーブが続く坂道に入ると
ハンドルを握る両腕がガチガチ。
うわわわわ~、こわ~!っと
ついアクセルを戻して減速し過ぎて、
フラフラと走った挙句にエンスト&転倒。
GSと違って、オフロードでも一人で起こすことはできますが
セルの無いCRM、キックがなかなかかからなかったり、
足が届かないバイクなので、計画的にいい体勢に停めないと
無駄な取り回しを行う羽目になって
体力をどんどん無駄に消耗していきます。
「時速10kmや20kmで走ってたら話にならないよ。
ジャリはスピードが遅すぎるとかえってふらついて危ないから
ちゃんとアクセルを開けて、バランスをとれ!
公道なんだから、自分の都合を周りに押し付けるんじゃない!
それができないんだったら、やめちまえ!」
1時間半走っただけで、完全に脱水症状。
ハンガーノック寸前で、休憩をとっても息が上がって
魚が水面に口を出してパクパクしているのと同じ状態です。
「その姿を他の人に見せたら助けてもらえると思っているのか。
そんな姿になる前に、自分で対処しないとダメなんだぞ!(怒)」
はあ、はあ、はあ、はあ。(←返事もできない)
「レギュレーションに書いてあっただろう。
1リットルの水を携帯するというのは、そういうことなんだよ!(怒)」
はあ、はあ、はあ、はあ。・・・・・・・AV女優か、私は。( ̄∀ ̄;)汗
立っているのが精一杯。
買ってもらったドリンクも吐き気で飲めない、憔悴しきった「かまた」。
ここだけ読むと、ものすごい特訓をしているようですが
まったく特別な練習をしているわけではありません。
ただ、ダートを「人並み」に走るための練習です。
@BOSSがいつにも増して厳しいのは理由があります。
私にとって、ラリーどころか競技参加自体、初めてですが
@BOSSが前にいない状態で走ることすら初めてなのです。
「出場者」として一人で状況を判断して、一人でコマ図で走る。
「今の私」にとって、それがどれほど難しいことか。
北4(北海道4DAYS)まであと、3週間。
どうしてこんな思いをしてまで出なくてはならないのか。
@BOSSが作ってくれたキッカケですが
いったい私は「何のため」に出るのか、改めて考えてみました。
パリダカを始め、数々の海外ラリーに多くの選手を輩出している
SSER主催の大会ですから、そんな目標を持つ真剣な選手はもちろん
実際にパリダカや、バハ1000、ISDEなどを経験している方たちも
大勢エントリーする大会でもあります。
人並みに走れることなんて、最低限の参加必須条件です。
レギュレーションにも、「参加資格」として
『大会に耐え得る体力、精神力及び運転技術を有すると自認できる
ものであること』と明記されています。
エキスペリエンス部門とは言え、
「かまた(=免許取りたて・超ビギナー)がエントリーしたということを
こうしてブログに公開してしまったことで
本来の大会のレベルや質をダウンさせてしまうのではないか。
そんな心配も正直あるのが本音です。
( ですので、これをお読みの皆さんにも
誤解だけはされないよう、切にお願いいたします。 )
本エントリー締切日は6月30日、
こうして特訓を受けたとしても
もし、このままでは、まだ大会に迷惑がかかると判断された場合は
本エントリーを見送ることも考えてなくてはなりません。
『競技の続行を技術的・体力的要因にて役員によって止められた者』は
『失格となる』とレギュレーションにあります。
リタイアした人は、競技から離れてもゴールまで走ることはできますが
失格者は参加の権利を完全に剥奪されます。
バイクの技術だけでなく、いろいろな意味においても
今の私に「北4」に出れる資質は、まだ無いかもしれません。
でも、チャレンジは諦めず練習を積んで、OKをもらい、出場をして
そして、失格させられずに完走したい。
志が低いと言われても、今の私に取っては、それこそが目標です。
いままで@BOSSにいつもお膳立てをしてもらい
マシンを準備をしてもらい、前を走ってもらい、
私はただ@BOSSの背中だけを追って走ってきました。
バイクに乗るとき、@BOSSは私にとって
困ったら、マシンも状況もなんとかしてくれる「ドラえもん」、
私は@BOSSなしではなにもできない「のび太くん」でした。
私にとっての「北海道4DAYS」への挑戦は、
そこからの卒業への第一歩です。
北海道で、エンジンがかからない、パンクした、
道に迷った、熊に出会ったなどなど、何が起こっても
全て自分で解決しなければならない、という事ですね。
自分の責任で、しかも大会参加者の他の人と調和しながら
競技のレギュレーション・コントロール下で走りきる。
「最低限の一人前になること」
それが、今回の私にとっての「目標」です。
【本日のおまけ】
昨年参加をされた方で、
この北4の克明な参戦レポートを綴ったブログをご紹介します。
このブログの「国内競技」の一連の「北4参戦記」をお読みいただくと
まるで自分も参加したかの如くリアルな追随体験ができます。
私など、これを読ませていただいて
冷や汗と脂汗がじっとりと滲んできました。( ̄∀ ̄;)汗
投稿者:かまた posted at : 20:28 | コメント (7)
2008年06月20日
北海道4DAYS
今週はずっと爽やかないいお天気が続きました。
が、来る日も来る日も、締め切りに追われて
ストレスをため続ける一方の「かまた」です。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
「北海道に行きたいですか?」
一ヶ月ほど前のとある日、突然@BOSSに聞かれました。
そりゃあ、行きたくないわけはないですが。
「北海道をバイクで走りたいですか?」
走りたくないわけ、ないでしょう。
でも・・・・・なにかあるに違いない。((((( ̄∀ ̄;)汗
その「何か」はこれでした。↓
SSERの「HOKKAIDO(北海道)4DAYS 2008」。
ウトロと一緒に行くはずだった北海道。
その地で行われる4日間のクロスカントリーラリー。
ウトロを見送った後、何かに挑戦したかった私は、
@BOSSの言うまま、このラリーにプレ・エントリーをしました。
@BOSSは「ラリー部門」に参加ですが
私は、「エキスペリエンス・ラン部門」にエントリー。
コマ図のルートは同じですが、
タイムを競うSS(スペシャル・ステージ)のない、
文字通り「エキスペリエンス(経験)」のコースです。
その後送られてきたレギュレーションを読んで
「早まっただろうか・・・・」と冷や汗をたらしています。
毎日、林道を含んで400~500kmを4日間・・・・・・( ̄⊥ ̄lll)
今回はGSでなく、@BOSSのCRM250で参加する予定ですが
それだってまだロングツーリングをしたこともないし、
ラリー当日まで1ヶ月を切ったというのに
オフロードもきちんと走破したことはないし、
ロングブーツを履いてのリアブレーキの操作もままならないし。
こんなビギナーが参加していいんだろうか。
熊よけの鈴も装備に必要なんですね・・・。
大丈夫か、私!
まずはオフロードブーツに慣れることから練習しなくては、です。
なのに締め切りはまだまだ続く・・・・。
雨だろうと何だろうと、時間が出来たら乗らなくちゃ。
つーことで、結構あせりながら、仕事してます。(泣)
つづく。
投稿者:かまた posted at : 22:53 | コメント (9)