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2019年03月13日
湯布院ラリー目前!木の実さんとかまた、それぞれのこそ練2days
【プロローグ】
初参加のOkさんとスヌユキさん、一年ぶりの野村さんを迎えて、
3月9日、10日はまたまた「@BOSSのこそ練」でした。
私と木の実さんにとってはSSER湯布院ラリー3days前の最後の練習です。
ところで。
「@BOSSのこそ練」で何かを掴み始めたのが面白いらしく、これで連続3回めとなる木の実さんの参加ですが、今回のこそ練ですごく感じたのは、木の実さんと私は本当に対照的なんだなあということでした。
以前にも一度ご紹介しましたが、
「ちまちま練習、ホントに嫌いで全然したこと無い!」
と豪語するだけあって、基礎練習はほとんどやったこと無し。
にも関わらず、ラリー歴20数年で身につけた走破性と経験値がとても高く、対応力もあって、多少のトラブルはどんと来い!と動じず、大らかで、何より心が強い木の実さん。
一方で、
バイクを始めてこの10年、50ccMXキッズと一緒に基礎練だけはしてきたものの、公道・林道経験はラリー本番以外ほとんどなく、リアスライドぐるぐるも、全開スクエアも、広場やコースではできるのに、守られた安全な場所でしか練習してこなかったので、 いざ林道へ行くと、心もアクセルも天の岩戸の如くピッタリと全閉。
コースを出ると、身につけたことを何ひとつ生かせず、生まれたての子鹿のような走りになるかまたさん。
でも湯布院ラリーを目前に控えて、
「自分のマシンと仲良くなりたい!乗りこなしたい!」
という目的は一緒のはず。
今回のブログは、いつものように土曜日から順を追って書くのではなく、私達がそれぞれ「@BOSSのこそ練」で、どんなふうに目的にアプローチしたか(させられたか?)をそれぞれ書いてみたいと思います。
とはいえ、今回私は両日とも午前中に林道練習に連れて行ってもらったので、木の実さんの練習や変化を見ていません。
なので、@BOSSからの話や、木の実さん本人から聞いた話をもとに書いていきます。
まずは木の実さんから。
【木の実さんのこそ練2days】
「湯布院に向けて、メリハリのある走りができるようになりたい!」
木の実さんのこの要望を聞いた@BOSSが決めた今回のメニューは
「加速→減速→荷重移動→コーナリング→加速→減速→(以下同文)」を広場で行う「メリハリスクエア」。(←いま命名)
スクエアのストレート部分で頑張って加速。
コーナー手前で減速して、スムーズに前荷重をしてバイクを倒したら、コーナーで「ぐるぐる」。
出口を向いたらまた加速、の繰り返し。
何はともあれ、ストレートでしっかり加速するところから始まります。
初参加のスヌユキさんには別メニューで、まずは「ぐるぐる」から。
大切な「遠心力」について説明する@BOSS。
「遠心力とはずっと睨み合いの関係だったけど、CRFのおかげで仲良くなれました。」
さすが、セローを乗り込んでいるだけあって、とても上手に「地球ゴマ」となっています。
一方で、CRF125Fに乗っても、なかなか「ぐるぐる」の感覚が戻ってこない木の実さん。
KTM350に乗り換えてみても、元気のいい(=メリハリのある)音が響きません。
そのまま夜の反省会へ。
こそ練名物の反省会。「FBでよく見る世界が目の前に〜!」と興奮しているOkさん。(奥)笑
「とにかく今日は、言われたとおりに素直にやってみました。
今日は私にとってターニングポイントになったかも!」
一日の終り、@BOSSにとって本当に嬉しい感想を言ってくれたスヌユキさん。
それに対して木の実さんは、ちょっと悶々。
@BOSSも、はっぱをかける意味で、
「親方は今日、ちょっと不完全燃焼でしたかね〜。」
その時の気持ちを振り返って、木の実さんはこう言います。
「気持ちはずっと『今回は350でメリハリ練習したい!』だったから、土曜日は早く350に乗りたいと気持ちが焦って、125に乗ってもあまり集中出来なかったのかも。
夜の反省会ではナックさんに、
『素直じゃない!お前もとにかく言われたとおりにやれ!』
って散々注意されたけど、私も
『私だって言われたとおりにやってるじゃん!o(`ω´ )o』
と本気で思ってたから、
『やってるのに、それでもできない → やっぱり私にはできない!』
という気持ちが一段と強くなってしまって。
今なら、焦り過ぎていて『言われた事(内側の腕を伸ばす)しか』やろうとしてなくて、お尻の位置や内側の足や目線、そういうのは全部忘れちゃってて上手く乗れなかったんだな、と冷静に反省できるけど。。。」
******
それでも一生懸命、一日中ぐるぐる走り続けた木の実さんは、翌朝ものすごい筋肉痛に。
まだ午前中なのに
「@BOSS、もう太股が筋肉痛でたまらんです!」
「なんでそんなとこが筋肉痛になるんだろう・・・?」
と木の実さんの乗り方を見直してから、@BOSSは自分でも着座位置の移動をやってみて、ピーンと閃いたものが。
「わかった!
『前に座る』っていう決まりだけど、単に前側じゃなくて、外側の膝をエイッ!とシュラウドの前の方に出るように。
何て言うか・・・そう、キックする感じ!
そうすると自然に身体も外側にでるし、上体は内側向くし、内側の腕も伸びますよ、親方!」
それまでは内側の手を伸ばすことだけに必死だった木の実さんが、@BOSSの言うとおりに「エイッ!」と外膝でシュラウドの先を蹴ってみると・・・
出来た!わかったー!(・∀・)
「@BOSSの説明はすごく解かりやすくて、やってみると本当に、面白いようにスムーズに出来て。。。
だから、気持ちの変化じゃなく、理解の仕方の変化が今回は大きかったような気がします。
前回のブログでかまたさんが『今まで教えてもらった事が突然ひとつに繋がった感じ』と書いてましたが、それに近いかも。
とにかく@BOSSには感謝、感謝です!」
「何か」を掴んだ木の実さん。
午後の練習では走りが激変し、これには@BOSSも驚いたようです。
「ほぼハンドルも切らず、また減速Gでスッと着座位置も前方に移動して、バイクを倒してタイミングよくアクセル開けて、逆ハン気味に立ち上がってます!
バイクの性能もキチンと発揮されて、気持ちよさそうに350がトラクションしながら加速してますよ!
昨日と全然違うバイクみたい!全然違うライダーみたい!笑」
と@BOSS絶賛!
「それに加速後のコーナー前の減速で、特に左奥のパイロンなんかそうだけど、減速が間に合っていなくてリア引きずって滑っていて、そのままハンドルを内側に切ったら転ぶかもしれないのを、ちゃんと内側の腕を伸ばして耐えているから、バイクも起きて、逆ハン状態で進入出来るようになってる!
ここまで減速時の挙動をしっかりコントロールできれば、加速も不安なくできるようになるはず!
加速も良くなったけど、この減速時のフォームも大収穫ですね!」
おおー、ホントだ!\(◎o◎)/
迫力ある加速!しっかりした減速!
木の実さん、かっこいー!
今回のこそ練でもまた一つ掴みましたね^_^
******
こそ練から帰ってきて、木の実さんからこんなメッセージが。
今回「メリハリ」を目標にした理由は簡単で、ナックさんが「林道はまず直線番長!」と言ってるけど、そもそも、直線番長になるためには加速と減速がちゃんとできない(メリハリがつけられない)と、コーナーはみだして崖落ちじゃん??と思っているからです。(^^;;;
そういう意味ではコーナーはゆっくりで良いんですが、コーナー出口でびびらずにアクセル開ける良い練習ができました!
私はバイクに限らず、何に対しても慎重すぎて頭でっかちで、、、
だからコーナーも、腕はこうして、お尻はこうで、足はこうして、目線は、、、なんて考えているうちに何も出来ないまま終わってしまいます。
でも自分の身体は一つで腕も足も全部繋がっているんだから、自分なりに教えてもらった事をそういう視点で纏めてみる事が大事なんだな、と思いました。
まあ、纏めてみる過程で勘違いが生じる事もあるかもしれないけれど、そこはまた、次のこそ練で指摘してもらえるだろうしね(^^
あと、125と350の両方に乗ってみて気付いた事があります。
125は小さくて怖くなくて、色々と試してみたり基本練習するのに本当に良いバイクです。
それで出来たと思って350に乗ると、「できた!」と感じる部分と、重さやパワーに「やっぱり負けてるなー」と感じる部分があります。
その「負けてるなー」という部分が多分、まだ練習が必要な部分なんだろうな、と。
今回の練習で言えば、ブレーキ→エイッ!(シュラウドへのキック)→開ける!のタイミングは少しずつ掴めて来たけど、キックしたときのお尻の位置がまだ安定してなくて、それで出来たり出来なかったり、のような気がします。
もしお尻の位置が正しい位置に安定して移動できるようになれば、私のこの男性顔負けの体重を生かしてバイクを押さえることができて、日頃の運動不足で弱った筋力不足をカバーできるのかな?と感じています。
太股の筋肉痛ももう少し低減されるかも??
木の実さん、こそ練に完全にはまってしまいましたね。
Welcome to the ちまちまワールド!*\(^o^)/*
******
【かまたのこそ練2days】
これまではSUGAWARAセロー250でラリーに出ていた私ですが、去年初冬にナックさんからセロー225を譲って頂き、初参加の湯布院はこちらでエントリー。
SUGAWARAセローの時は「壊すといけない」ということで、練習はもっぱらCRF125Fや85SX。
本番車で練習することは一度もありませんでした。
でも今回は本番車となる225で練習していいと@BOSSからも許可が出て、年頭からずっとCRF125と一緒にセローも乗り込んできました。
軽いと言われる225でも私にとってはやっぱり大きなバイク。
最初は怖かったけど、前回くらいからようやく少し慣れてきた気がします。
その経過はこそ練ブログに綴ってきた通り。
その私の練習を、自分もGSトロフィー挑戦への練習をしながらずっと見ていてくれたナックさんからメッセージが。
「かまたさん、次回こそ練の時に林道で最終仕上げしましょう。
しどきから2時間あれば十分練習できます。
当日はできればラリー装備で参加を。」
う〜〜、林道を走るって想像しただけで心臓バクバク。(どんだけ苦手やねん^^;)
ということで、
マップケース、リアバッグ、ウエストバッグ、キャメルバッグと、重量や装備的にはラリー本番と同じ準備をして今回のこそ練に参加しました。
林道、と聞くだけでナーバスになって緊張してくる私。
土曜の朝、そんな私にナックさんから
「かまたの今日の目当て(目標)。
その1、直線はいっぱい加速する。
その2、アクセルオンでワダチを切る
その3、コーナリングは「ぐるぐる」をする。
あんまりたくさん言っても出来ないだろうから3つだけ。」
いや、3つでもいっぱいいっぱいなんですけど。。( ̄∀ ̄;)汗
ナックさんの先導で、しどきを出てすぐの林道へ。
私がついて走れるように、かなりペースを落としてくれているのはわかりますが、それでもすぐに見えなくなります。
ひ〜〜〜ん!
ダート自体はフラットなのですが、どこをどうやって走っていいのかわかりません。
コーナリングで「ぐるぐる」をしようとしたら、まったく前に座れず。
ただただ、直線は次のコーナー入口だけを見て頑張って開ける、と、何かあったらアクセルオンで乗り越える、の2つを守るだけで精一杯。(TωT)/
「クリッピングポイントを決めて、そこへ行くためのベストラインを走れるように、最初はできなくていいから、ライン取りを考えて走るクセをつける。
速い人のラインをよく見て勉強する。」
左右に大きく振りながら、きれいにアウト・イン・アウトを走るナックさんのラインをなぞることは全くできず。
きれいだなあ。
AD/tacさんのぐるぐるお手本動画を何度も何度も見て頭に焼き付けたように、ナックさんが描くラインのイメージを頭に焼き付けたら、私にもできるようになるんだろうか。。。
前後順番を代わって私が前を走ると、
「コーナーのボディアクションが全然ない。」
とのアドバイス。
50kmほど引っ張ってもらって、最後に杉っ葉を踏んで転倒(痛)
ウインカーレンズを奉納してお昼頃にしどきへ戻ると、
ランチタイムが始まっていました。
「はい、かまた、今日の振り返りして。
開けられるところでアクセル全開にしてみた?」
えーと、全開はなかったですね。
「なんでやらないの?」
林道で全開の前に、私、広場でもセローで全開にしたことなんかないですが。。。
ということで、広場のスクエアのストレートで全開練習をしてみることに。
広場に行くと、ちょうど他の皆さんが「メリハリスクエア」をやっているところでした。
メリハリスクエアは、まさにストレートを頑張って開ける練習にはもってこい。
皆さんの動画を撮っていた@BOSSが、私も入るように目で指示しました。
かまた、セローで初の全開メリハリ練習
初めて全開に挑戦!
「開けるのが遅い!倒し始めたら開ける!」
と@BOSSからゲキが。
ストレートが見えたらすぐ全開!
そしてブレーキングしつつ、コーナー手前で倒すと同時に開ける!
忙しい〜!
でも広場だとやっぱり怖がらずにやってみることができますね。
(それにしても、なんでこんなふうに首がふらつくのだ?^^;)
とりあえず全開の感覚はわかったので、明日は林道でも開けられるストレートは開けてみよう!
ナックさんからも
「おー、すげーじゃん、なかなかできないよ。」
明日の林道はちょっと頑張って開けてみますね。
でも今日の林道練習、ライン取りの説明をしてもらったけど、いざ走るとさっぱりわかりませんでした。。。
「じゃあミニコースでいいから、各コーナーでクリッピングポイントを決めてラインを考えながら走ってみよう。」
ということで2〜3周走って戻ると。。。
「クリッピングポイントにつながるラインを考えて走る練習って言ったよね?
ぜ〜んぜん考えてない!!
速く走る必要なんかなくて、ラインを取りの練習なんだってば!
バカみたいに開けりゃいい的な走りなんて、林道じゃなんの役にも立たないんだぜ!(怒)」
考えて走らなかったわけじゃなくて、考えてあれなんです〜(><)
「今までなんにも頭を使ってこなかったから、わからないんだよ!できないんだよ!(怒×2)」
ひ〜〜、@BOSSが二人いるみたい。((+_+))
その@BOSSは、私の後ろでバイクをトラックに積み込みながら、ナックさんのひと言ひと言にうんうんと深く頷いていました。。。
******
翌日、日曜の午前中も林道練習。
今朝は野村さんも一緒です。
「親方も林道へ行きますか?」と@BOSS。
「え?でも昨夜はCRF125で練習をするようにって・・・私も林道行った方がいいのかな?」
するとナックさんが、
「いや、林道へ行ってもタラ〜ッと走るだけだから。
親方は走れちゃうし、何の練習にもならないよ。
でもかまたは林道の経験値が無さ過ぎるから走っておいた方がいい。
林道、行くよね??」
は、はい!お願いします!
ということで、本日も林道組、広場組に分かれて練習開始。
昨日広場でできた「全開」を、林道でも頑張ってみようというのが「今日の目当て」でしたが・・・
道に溝があるのを見落とし、そこへ落ち込んでしまいプチパニック。
アクセルが開いて、そのまま勢いで右側の崖下へ。
湯布院を前に、やってしまいました。
あってはならない「G」。。。(TωT)
野村さんがセローを下の平らなところへ引き下ろしてくれ、ナックさんが乗って上へと運んでくれました。
本当に幸運なことに、マシンにも私にも大きなダメージはなく、そのまま復帰できたのですが、
決して土下座させられているわけではなく、
ただもう申し訳なくて謝っている私です。
ナックさんにも、野村さんにも、そしてセローにも。
「なんで落ちるかなあ。」
ため息混じりのナックさん。
そこからしどきへ戻るまでの林道は、以前と同じくアクセル全閉。
しどきに戻って皆さんにご報告。
「でもさ、湯布院で落ちたんじゃなくてよかったよね。」と木の実さん。
午後はセローと仲直りをするためにミニコースへ。
ひどいことしちゃったね。
ごめんね。
ごめんね。
情けなくて涙が出てきます。
セローに謝りながら、ストレートもコーナーもずっと片手スタンディングで走っていたら、前回の練習の時のように、だんだんステップを踏める体のいい位置や、外太ももでタンクを倒す感覚をセローが教えてくれ始めました。
少しだけセローと仲直りできたかな。(TωT)
最後に広場で、コーナリングのきっかけに内ステップを踏み込む練習と、アプローチで腰を外へ出すことでスムーズに曲る練習を教えてもらって、3時、練習終了。
さあ、泣いても笑っても、もう湯布院前の練習は終わりです。
ここでいっぱい練習したっけなあ。
毎回、目的と目標を持って参加した「@BOSSのこそ練」。
前回できなかったことが、練習して次の回にできるようになり、本当に少しずつだけど、自分が変わっていくのを実感できた2ヶ月半でした。
最後の最後に「崖落ち」というオチをつけてしまったのが情けないけど・・・
*******
「で、なんで落ちたの?」
帰りの車の中で@BOSSに聞かれました。
溝を見落として・・・
「なんで見落としたの?」
色がわかりにくくて・・・
「見えなかったの?」
・・・たぶん、見えていたのに、無いと思い込んでいたんだと思います。
「そうだよ!あんたのは全部思い込み!
オフロードは守られた舗装路じゃない。
舗装路だって、何が飛び出してくるかわからない。
俺もナックさんも、林道だけじゃなくて舗装路だって、常にラインを見極めて選んで走ってるんだよ。
あんたは考えなさすぎ。
思考を停止してるの。
甘えてるんだよ!
周りが何とかしてくれると思ってる。
仕事も、普段の生活も、
いっつも頭を回していなきゃ!」
これとよく似たフレーズを、ずーっと前、ナックさんからも言われた事があります。
正確には覚えていないけど、石で転んだとしたら、
「そこに石があったせいにしてるでしょ?違うんだよ。」
というもの。
@BOSSからも、
「責任転嫁して自分以外に失敗の原因を求めると一生変われない。」
と、何度も言われています。
にも関わらず、自分を変えずにのほほんと生きている私。
今回の崖落ちはその象徴なのだと思います。
ラリーに出ると、「考えないこと」は命取りになることも。
だから私はラリーと林道に苦手意識があるのでしょう。
普段の素のままの私では足りなくなるから。
でも、だからこそ自分が変われるチャンスなのだと思って、湯布院に挑戦してこなくちゃ。
「自分を変える」
「@BOSSのこそ練」で私が教えてもらっているのは、たぶん一貫してそのことです。
【エピローグ】
そうそう、木の実さんから、もうひとつこんなメッセージが。
実は私も、かまたさんと一緒に練習するようになって、本当に対照的だな~!と感じていました。
やれといわれた事を躊躇せずに「ハイ!」とできるのが羨ましいです。
私はまず「そうやるとあそこでこうなってコケるんじゃ??」が先に浮かんでしまってダメです。
そういう意味ではかまたさんのほうが数倍、数十倍、数百倍、心が強いです。
い、いや、私の場合は心が強いんじゃなくて、
「@BOSSやナックさんがやれ!と言うことであれば死ぬほどの危険はないであろう」
という楽観と、
「やって出来たら驚くかな?」
という好奇心でやるだけなので、大失敗もしょっちゅうです^^;
ナックさんが常々言うように私は半端無い「小心者」なんです。
これはもう、病弱だった幼少期からなんです。
経験値も何もないんです。
「そういう自分を変えろ!」という意見もわかるし、何年も前から私を見ていたナックさんが私をもどかしく感じ、時にイライラするのもよく判るんです。
自分でも変わりたい!とずっと思い続けた時期もあります。
でも、なぜ変われないのか?を考えてみると、やっぱり「ここまでなら大丈夫!」という根拠なんです。
多分、もうこの性質は変われません。
変われないなら、「ここまで大丈夫!」のレベルを少しずつでも上げていくしかない。
「エイヤッ!」で一気に一皮剥けてレベルアップするルート(まさにターニングポイントを経てターンする)もあるけど、徐々に徐々に、大回りで向かうルートがあったって良いじゃないか、と思う事にしたんです。
だから、他人からみてどんなに進歩が遅くて、もどかしくて批判されても、自分なりに「コレならできる!ここまでできるようになった!」が掴めれば、それは自分にとっては収穫だと思うし、こそ練では毎回、それが感じられるので、私にとっては本当に、良い経験をさせてもらっている、と感謝の気持ちでいっぱいなのです。(^^)
これを読んで、遠く離れた木の実さんをギュ〜ッとハグしたくなりました。
木の実さんと私は本当に対照的ではあるけれど、根っこで感じていることはまるっきり同じなのかも。
私も、ライディングだけではなくて、意識や考え方も含めて、これからも「@BOSSのこそ練」で変わっていける自分が楽しみです^_^
湯布院で新たな課題をいっぱい見つけて持ち帰り、また皆さんと一緒にこそ練したいと思います。
最後に。
どんなに忙しくても、こそ練参加の皆さんに何かしらチップスを持ち帰ってもらうための準備を厭わない@BOSS、
貴重な自分の練習時間を割いて、私の練習にとことん付き合ってくれたナックさん、
いっつも明るい笑顔で私に元気をくれる木の実さん、
崖落ちからの引き上げを手伝ってくれた野村さん、
不調を押して参加してくれた上に、トラックも直してくれたOkさん、
自走で頑張って参加して、いい刺激をくれたスヌユキさん、
そしてこの2ヶ月半、ご一緒頂いたすべての皆さま、ありがとうございました!
また帰ってきたら一緒に練習してください!
行ってきます!*\(^o^)/*
投稿者:かまた 2019年03月13日 18:00
コメント
投稿者:スヌユキ 2019年03月13日 22:44
練習会のお誘いありがとうございました。
私もなんも考えず乗っています、ただセローさんが好き、楽しく走りたい、それだけなんです。
だからすごく明確に課題を設定して、コツコツと練習を重ねて乗り越えていくカマタさんの様子にとても刺激を受けました。なのでちょっと無理目の行程でしたが気合い一発!参加したんです。
ビビリもそうなんですが、仕事的にバイクで怪我ができないのでヘタレなくらい慎重派(のつもり)です。でも、できないフロントアップやアクセルターンやその他諸々も諦めずにずーっとちまちま練習したりレッスン受けてて、それが、この練習会のBOSSのアドバイスのおかげでつながりました。とっても嬉しい!
そしてカマタさんに受けた刺激がもう一つ、ずっと書けずにいたブログを久しぶりに書いてみようと思います。なんとか月内にはupしたい、ここで宣言して自分を追い込みます!
色々ありがとうございました。
投稿者:かまた 2019年03月14日 10:39
>スヌユキさん
お仕事の合間をかいくぐっての自走参加、本当にお疲れ様でした!
私も以前は、練習さえしていれば楽しかったので、わりと行き当たりばったりでその日の気分でぐるぐる過ごしていました。
でも、目的・目標を設定して、そこから逆算してベンチマーキングすることを教わってから、自分が少しずつでもステップアップしているのを確認できるのが楽しくて、ノートに「できたいことリスト」を書いてチェックしています^_^
ブログは書き始めた頃から、「週末の練習の翌週にはアップ」のサイクルで来たので、特別なことでもないのですが、すぐには書かないで、自分が感じたことを@BOSSに話したり、ウトロンの散歩をしながらいろんなエピソードを思い返したりして、「このことを書きたい!」って気持ちがまとまったら一気に書いてます。
(会社で書かせてもらえるのも大きいんですけどね^^;)
スヌユキさんがどんなふうに、どんな気持ちで「@BOSSのこそ練」を過ごしたか、ブログ楽しみにしています。
練習のほうもまたぜひぜひご一緒ください*\(^o^)/*