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2020年01月05日
ニューウエポンKTM150TPI登場!乗れるのか私!?
2020年あけましておめでとうございます!
ご報告が遅くなりましたが、
新しいラリーマシン、
KTM150TPIがやってきました!
ウトロンはまったく興味がないようですが…笑
それにしても、なぜこの足のつかないマシンになったのか。
話はラリー東北前にさかのぼります。
*****
「俺のKTM125EXCを貸せてあげるから、ラリー東北はそれで出てみたら?」
@BOSSが私にそう勧めてくれました。
KTM125EXCは、一度しどきで借りて乗ったことがあり、ノーマル+ハイシートのそのマシンは、私にとってありえない足つきの悪さで、乗り降りの時にはもう必死。
左足を高い位置に置ける斜面を探して飛び降りる、という感じで、毎回ハラハラ。
でも、セローに比べて本当に軽くて、乗ってしまえばとても楽しく、試しに@BOSSに連れられて近くの超フラット林道へ行った時にも、
「足つきが何とかなったら、ラリー東北はこれで出ようかな?」
と心が揺らいだほどでした。
けれどラリーはフラット林道だけじゃないし、第一、信号や一時停止のある公道をこれで走れるのか、私!?
というわけで、とある週末、群馬の新井さんにお誘いを頂いて、北軽井沢の秘密基地まで約150kmを、KTM125EXCで走ってみることに。
(@BOSSは万一のためにと、ウトロンとビールサーバーを積んで軽バンで後を追ってくれました。)
KTM125は軽くてブレーキもよく効き、いつもなら舗装のワインディングが苦手な私でもとても楽しく走れたのですが、
なにしろ足が着かない上に、セルが無いため、一度エンジンが停まったらキックがかけられません。泣
信号や一時停止のたびに転倒の恐怖に怯えつつ、片足を載せられる路肩の石を探して何とか停車し、エンジンが止まらないように煽り続け、後ろの車には「こいつ危ない」と微妙に距離を開けられる始末。
しかも2st125ccは燃費も悪く、走行距離100kmでリザーブ、125kmでガス欠。
「俺が持ってるビッグタンクに変えればいいよ。」
と@BOSSは言いましたが、このマシンでラリーはありえない。。。
北軽秘密基地で新井さんに再会したウトロンはそれはそれは嬉しそうでしたが、
ヘルメットを脱いだ私の髪は、逃亡劇から引き戻された恐怖で一晩で白髪になったマリー・アントワネットのように真っ白になっていたのではないかと思うほど。
長い緊張から開放されたからか、
ア---レ---━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!!!!
と、何もないところで立ちごけしました。泣
その夜は、炭火で焼いた美味しい肉&魚料理と、
暖かいお鍋をご馳走になりながら、
「やっぱりラリー東北は、セルで足つきもいいセロー225で出よう。」
と心に決めた私でした。
それに、もし125EXCをラリーマシンにしたとしても、高速道路を走れないマシンでは、北4に出ることも出来ないし…。
結局、10月のラリー東北では高速道路も走ることになったので、結果的にセローで正解だったのですが、ただ125EXCの軽さ、楽しさはずっと私の中に残っていました。
ところで、
ラリー東北直前に林道練習に連れて行って頂いたチームの菊池さんに、125とセローのことを相談し、
「125EXCでラリーに出るための改造を考えるのも楽しいかもしれません。
でもどうせなら混合の心配もなくて高速にも乗れる、最新の150EXC TPIが一番いいのかもしれませんね!」
というお返事を頂いた時には、
「いやいや、まさかそれはありえません!( ̄∀ ̄;)汗」
と思ったものの、
その後、ラリー東北が終わってからも、よ〜くよ〜〜〜く考えて、
①軽さは125EXCとほぼ同じ
②高速も乗れる
③セルとキックの両方がある
④航続距離100kmの125EXCに比べてはるかに燃費もいい
⑤分離給油で混合不要
⑥KTMパーツはたくさんあるし、何よりセローのメンテを手伝ってもらうと必ずイラつく@BOSSが、KTMだと不機嫌になることがない(ココ重要!)
と、すべてを丸く収めてくれるマシンが150TPIという結論になりました。
そして2019年11月、
@BOSSの誕生日にやってきた(笑)、私のニューウエポン「KTM150TPI」
わかってはいましたが、ご覧の通りノーマルのままではこんな状態。
つま先が10cm以上も届きません(TωT)/
セルがあるとは言え、だんだん不安になってきました。
が、
@BOSSからは
「バイクを傾けようとするからいけないんだ!
バイクは立てて、自分がどちらかに飛び降りればいいの!」
はいっ!
さっそく、KTMのローダウンに定評のあるモンドモト・市川さんに、足つき状況の写真とともにご相談しました。
「私の身長は156〜157cm、体重は46kgです。
マシンの主な使用目的はSSERの国内ラリーで、この他に林道ツーリングや、しどきなどのMXコースで練習することがあります。
今日初めてノーマルのマシンにまたがった写真を添付いたします。
ノーマルシート(ハイシート)で、地面からつま先まで100mmでした。
この写真を撮った後、ローシートに替えてまたがってみましたが、10mmくらいしか違いません。
ラリーでは街なかでも乗り降りが頻繁で、疲れてくると立ちごけも多くなって、転倒するとナビ周りを壊しかねないので、できるだけ足付きを重視したいと思っています。」
すると、
「写真での現在の足付き状況と、今後の車両の使用目的の件、確認いたしました。
50mmの車高調整でも足りないかな?という状況だと感じましたが、ソフトスプリングに交換する事と、今後の慣らし運転の進行に伴い、徐々にこなれた雰囲気になってくると思います。」
というお返事を頂き、正式にお願いしました。
そして12月の中旬に、下記のメッセージと一緒に、ローダウン加工されたサスが送られてきました。
「作業は問題無く進行しました。
シート高で50mmのローダウン加工を行いました。
フロントフォークは、50mmのローダウンカラーの製作とセット、また1レートソフト(3.6N/mm)のフォークスプリングの交換を行いました。
リアショックも同じくローダウンカラーの製作とセットを行いました。
現在のセッティングは、マニュアルのコンフォートセット(柔らかめ)にしています。
【フロントフォーク】
COMP 18
REB 18
【リアショック】
スプリングプリロード10mm
HI/COMP 2.5回転
LO/COMP 18
REB 18
となっています。アジャスターは最強からの戻しの数字です。
ひとまずこの状態から走行していただければと思います。」
さっそく@BOSSが、年末で時間がない中、仕事の合間に配線やチェーンも直してくれながら、
モンドさんが加工してくださったフォークを取り付けてくれました。
ありがとうございます!
まだまだ足は地面に届かないのですが、しどきでは実際にマシンにまたがって確認しながら、@BOSSがスプリングのサグをゆるゆるに調整してくれるとのこと。
はたしてあとどれくらい下がるのか。
そして、かまたはこのニューウエポンに乗れるのか!?
to be continued!*\(^o^)/*
投稿者:かまた 2020年01月05日 18:17