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2011年08月20日
佐渡紀行2011 DAY2
【14日】
朝5時半。メッシュテントから見る夜明けの空。
@BOSSとヨーダ婆は5時になる前に起きて動き出しているようです。
ちょうど朝日が昇り始めました。すごい、波が砂漠みたい。
よし、ウトロン、涼しいうちに散歩に行こう。
青とピンクのグラデーションが、時間と共に少しずつ変化していきます。
@BOSSの頭上をまっすぐに昇っていく一本の飛行機雲。
何かいいことがあるといいですね。(笑)
今日はここから反対側、ちょうど佐渡を半周したあたりにある
「千畳敷」に向かって走る移動日にすることにしました。
天気もいいし、風光明媚な佐渡の海岸線を走るには
絶好のドライブ日和になりそうです。
朝食を食べて、テントをたたみ、8時出発。
今は穏やかな海ですが、波が荒れ狂う日もあることでしょう。
海岸線には小さな祠をたくさん目にします。
小舟から網を引いています。ワカメ漁かなにかでしょうか。
観光はしない予定でしたが、時間に余裕があるので
赤泊港のすぐ近くにある蔵元「北雪酒造」に寄ってみることに。
ここはニューヨークのセレブ御用達和食レストラン「Nobe New York」の
オリジナル純米大吟醸「NOBU」を作っていることでも有名です。
なぜここにパチンコ店が・・・と思うような場所にポツンとある「七福神」。
「運試しに500円だけやってみますか!
万一出たら今夜は民宿、出なかったら予定通りキャンプです。」
と、@BOSSが言うので、500円玉を握りしめて店内へ。
もちろん普段パチンコなどすることはないのですが、
初めて佐渡に来た時に、同じようにここで運試しにと入ったら
いきなり目の前がピカピカし出して、500円が9000円になったことがあり、
夢よもう一度!と3人で入ってみたものの・・・
数分後にはすごすごと揃ってバスへ。
本日は予定通り、キャンプに決定。(TωT)
ここ数年で佐渡の道はどんどん良くなってきましたが、
その代わり、情緒ある昔ながらの旧道を走れなくなったりして
佐渡ファンとしては少し寂しくもあります。
さあ、ここからは青く澄んだ、美しい佐渡の海をお楽しみください。
(とは言っても、走るバスから撮ったスナップ写真では
とてもその美しさは伝えきれないのですが。^^;)
あ、キャンプしてますね。うわ~、気持ちよさそう。
どこもかしこもまるでプライベートビーチのようです。
おお、越後のコートダジュールよ!
家の目の前にこんな海が広がっているなんて羨ましい!
しかもすぐ側に田んぼがあったり、畑があったり。
南仏も好きだけど、佐渡も好き~゚。( ̄▽ ̄)ポワーン
真野の入り口にある民宿&ドライブイン「長浜荘」でお昼をとることに。
佐渡へ来るたびに通りますが、ここへ寄るのは初めてです。
座敷に座ると、大きな窓から見える景色に
まるで走る船に乗っているかのような錯覚が。
佐渡へ来てからほとんど毎回軽めの魚系の食事が多かったからか
@BOSSは迷いながらも禁断のカツ定食を選択。
私はちらし寿司(並)、ヨーダ婆はにぎり寿司(並)。
さっきパチンコですらなければ「上」を頼んだのですが。
真野の海岸線は少しリゾートっぽいですね。
これは二見の火力発電所。
佐渡は新潟県なので東北電力管内なのですが、
島内に3つの火力発電所と、6つの水力発電所があって、
島内の電力はこれですべてまかなっているのだそうです。
ちなみに佐渡の電源周波数が60Hzだったなんて、
同じ県内にいながら今まで知りませんでした。
二見から相川をつなぐ「七浦海岸」は隆起海岸で、
この辺りからは、大きな奇岩がたくさん見えてきます。
これは七浦海岸でも有名な「夫婦岩(めおといわ)」。
仲むつまじい夫婦が語り合っているかのように
二つの岩から並んでいることからそう呼ばれるそうですが
夕暮れ時に来ると、赤い空に岩のシルエットがとても美しい景勝地です。
さあ、本日の宿泊地、「千畳敷」に着きました。
ここは岩場もあり、風島公園よりも変化に富むので
シュノーケリングにはとても楽しい場所です。
では昨日の復習から。まず水の中を歩いてみましょう。
水に入ること自体はまったく嫌がらないのですが、
胸より深いところには絶対に行こうとしません。
まるで、水に顔がつけられない子どものようです。^^;
なんとなく泳げることはわかったので、
次は「海は安全で楽しい」ということを覚えてもらいたいと思います。
というわけで、浅瀬を散歩してみることに。
一緒に歩いてわかったことは、ウトロンは水が怖いのではなくて
乱反射して底が見えにくいようなところにものすごく慎重で、
分かるまで足を出さないらしいということです。
う~ん、まるでチーズナッツをびくびくとアイドリングで走る
私自身を見るようです・・・^^;;;
まあ、おいおいと慣れていくことでしょう。
昔ながらの漁村の雰囲気そのままの千畳敷。
海水浴客の車がなくなったので、駐車場にテントを張りました。
何はともあれテントの四隅に蚊取り線香を焚きます。
夕暮れ時の儀式です。
風島では海から昇る朝日を見ることができましたが、
千畳敷は反対側なので、海に沈む夕陽を見ることができます。
こちらが本日のレストラン。
最近は七輪やBBQコンロで炭を熾すこともあまりせず、
もっぱら簡単な卓上ガスコンロで焼き物をする手抜きっぷりですが
イベント性を必要としない時には便利なんです、これ。
すぐに火が点くし、片づけも簡単だし。^^;
コットに横になったのは夜11時。
メッシュテントから大きくて丸い月が見えます。
テレビもラジオも携帯電話もなく、聞こえるのは波の音だけ。
平和です。
DAY3につづく
投稿者:かまた 2011年08月20日 13:10
コメント
投稿者:O&クロ 2011年08月20日 18:32
綺麗な透き通るような海、いいなーーー。
うちの方は、春までは同じように綺麗ですが、
今は人が多くて濁ってしまい、魚もみあたらなくなります。
投稿者:2ケツのGS 2011年08月20日 21:18
佐渡、私も大好きです!一回しか行った事ありませんが(^-^;
時を同じくして十日町に行ってきました!
災害の爪跡が随所に残っていましたが、人々の強さを同様に感じました。
また、レースでは、計画的避難地域のオフロードコースを主宰する親子も出ていて、楽しそうに走り回っていました(^^)/
今年の夏休みはとても素敵な思い出が一杯になりました(^_^)v
投稿者:かまた 2011年08月20日 23:58
>O&クロさん
幸いというか、残念ながらというか(幸いなのかな)
佐渡はハイシーズンのお盆でも
人が多すぎて海が濁ってしまうことが無いのが
南仏と決定的に違うところですが、^^;
低気圧がくると、この青く澄んだ穏やかで美しい海があっという間に、
白波が岩に砕け散る、日本海らしい景色に変わります。
O&クロさんは今年の夏休み、イギリスへ行かれたのですね。
その写真もとても素敵で、羨ましく拝見しましたが、
最後にハーディーちゃんにノックアウトされました。(笑)
ああ、イギリス、フランスと新潟が地つながりだったらいいのに!
>2ケツのGSさん
お疲れさまでした~!
ご一緒できなくて残念でした。
もし佐渡汽船が欠航したら、川西に行くつもりでした。
(佐渡汽船が欠航したら、レースも中止だったかもしれませんが、笑)
佐渡は何回行っても飽きません。
2ケツのGSさんも、ぜひまた訪ねてみてくださいね。
海岸線を原チャリツーリングするのも、楽しいかも。
大昔に@BOSSがそうしたと語るように、私もいつか、
一周歩いてみることを、一度くらいやってみたい気がします。
投稿者:YUKI 2011年08月22日 10:24
かまたさん、こんにちは。お久しぶりです。
かまたさんが言っておられたWOMENS’X行ってきましたよ♪
ところで写真ですがとてもキレイですよね。
一眼レフとかですか?
うちのモコ(ゴールデン)は水が全然ダメなんですよ。
うとろん、いいですね!
食べ物はもちろん、海が凄くキレイですね!
INDEXもかっこいい!
たくさん見所のあるレポ堪能しました。
投稿者:かまた 2011年08月22日 17:44
>YUKIさん
こんにちは!お久しぶりです。
中部のWOMEN'S Xに行かれたんですね。
ものすごく暑かったみたいですね~。
でも楽しそうなレポをあちこちで読みました。
来年はちょっと足を伸ばして、チーズにも参加されませんか?
一眼レフだなんてとんでもない^^;;;
私のブログの写真は古いXacty(コンデジ)で撮ったものばかりです。
しかも走っているバスから撮ってばかりいるので
構図も限られて、シャッターチャンスを逃すこともしょっちゅう。(泣)
でも防塵・防水で、動画と写真の切り替えが楽なので、こればかり使っています。
佐渡は去年の北海道レポと違って、大冒険も大事件もありませんが
私のつたない写真で、ちょっとだけでも魅力をお伝えできたら、新潟ケンミンとして嬉しいです。
私たちが行った次の週末には「アース・セレブレーション」、
9月には「佐渡国際トライアスロン」が開催されますが、
この時ばかりは「いったいどこの島?」というくらい、佐渡は賑わいを見せるんですよ。
ああそうそう、10月末に行われる「佐渡トラ」も忘れてはなりません。(笑)