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2014年09月18日
リベンジ佐渡DAY-2
話はDAY-1の夕食時にさかのぼります。
「それにしても今日はこはるちゃんが完走するなんて、誰も思っていなかったですよね〜。」
と言う私の話に、
「俺も最初の坂を見た段階で、こりゃ無理だろうなと思ってた。」
と答えた@BOSS。
だからいつでもピックアップできるようにと、最後尾を「それいけウトロ号」でスイーパーとして付いてきていたわけですが、そんな@BOSSには、若かりし日に佐渡を2週間ほどかけて歩いて周った経験があります。
バスのハザードランプを点け、自転車のスピードにあわせてゆっくりと伴走しながら、遠い日に徒歩で周った当時の景色とこの日の景色がダブって、
「ああ、これが見せたかった佐渡なんだよ!」
と何度も一人運転するバスの中からガラス越しの私たちにつぶやいていたそうです。
確かに私も、こはるちゃんのスピードに合わせながらのケイデンスではありましたが、坂道を登って目の前が開けるたびに、またカーブを曲がって新しい景色が広がるたびに、
「佐渡を自転車で走るということは、こんなにも幸せなことなのか!」
と感じながら走っていました。
夏のギラギラした太陽の下とは異なり、この日の佐渡の景色は秋。
澄み渡る青空と白い雲のコントラストも鮮やかで、そんな空の下の佐渡の海は、陽の光が反射してキラキラと光ったり、かと思えば底まで見えるほど透き通って見えたり。
佐渡の海と風と景色の中、ペダルを漕ぎながら、時間が許せばこのままずっと走り続けたい、もしかしたらこのまま100km先にも行けるのではないか、と思うほどでした。
そして夕食時。
たいこはママお手製のピザを食べながらそんな話をしていたら、たいこはママも
「私も車で移動しただけなのに、すごく幸せな気分になれたの!」
と、珍しく(笑)ハイテンションな発言。
「でしょ~?佐渡を一周しましょうって言ったのは、今日見たような『佐渡そのもの』と言ってもいい自然の景色とか、そこで感じる風とか、小さな漁村の風情とか、そういう良さを、徒歩とまで言わなくても自転車くらいのスピードでゆっくり周ってみながら感じてほしかったんですよ。
あ~、でも、そんな風に佐渡の幸せを感じてもらえてよかった~!」
と@BOSSも嬉しそうです。
「じゃあ、明日はたいこはママも自転車で走りませんか?!」
と誘ってみると、「え〜?!無理無理。」という答えが帰ってくるかと思いきや、
「そうね~、いいわね~。」
あら、びっくり!!!Σ(・ω・ノ)ノ
佐渡の自然はたいこはママをも突き動かしたようです。(笑)
というわけで、長いプロローグを終えてDAY-2を迎えます。
【DAY-2】
あ、虹だ!
その虹のふもとでは、すでにたいこはパパが釣りをしています。
たいこはパパを追って、みんなで釣り道具を持って防波堤に渡りました。
もちろんウトロンも。
さて、そのウトロンですが、
上ったはいいけど降りられません。( ̄∀ ̄;)汗
20分以上防波堤の上で行ったり来たりしながら迷いに迷っていましたが、結局自力で降りられず。
@BOSSが抱きかかえて降りてくれました。
防波堤から対岸の岩場に場所を変えてみたら、
新鮮なイカが釣れました!
たいこはパパ、一つ目の目標達成です。\(^o^)/
今日の朝食は、たいこはママが作ってくれた野菜たっぷりのスープと、
捕れたての、透き通るようなイカの刺身。
いっただっきまーす!
イカスミのお歯黒(笑)。
大笑いした後は、ウェットスーツに着替えてリベンジ・シュノーケリング。
お盆に比べたらかなり水は冷たいけれど、泳げないほどではないようです。
じゃーん!
ペンギンたちがヨチヨチ海へと入っていきます。(笑)
獲ったどー!
児童Tがモリでウマヅラハギを突いて来ました。おおー!
「こはるちゃん、いいよー。」
今年の目標に「橋から飛び込むところをママに見せる」と言っていたこはるちゃんが橋の上にいます。
こはるちゃんが飛び込んだ後をサポートするため、橋の下でさやか嬢と@BOSSが待っていてくれますが、
今朝のウトロンのように迷いに迷って飛び込めません。
「どうするの?これだけ人を巻き込んで人騒がせな。
やるの?やめるの?」(←厳しい。)
「・・・やめる。」
結局ママの前で飛び込めず。
「こはるの『こ』の字は根性なしの『こ』」
という屈辱のレッテルを貼られて次回持ち越しとなりました。
しかも「飛び込まなくていい代わりに今日も自転車に乗る」という交換条件を飲んだのに、出発時には爆睡でご臨終。
次回に期待します。(笑)
さあ、テントサイトを撤収したら、次のキャンプ地へ向かって出発です!
昨日走って「もう無理」と言うさやか嬢、今日は@BOSSと一緒にサポートカーで移動するそうなので、
本日は宿敵たいせいと走ります。
が、本日の主役は私たちではありません。
昨夜、自転車で次のキャンプ地までの20kmを走ることにあんなに乗り気だったたいこはママ。
実際に出発の段になってみると、見るからに不安でいっぱいそうです。
「あの〜、こんな時に何なんですが、」と@BOSS。
「なんですか?」
「グローブが裏表逆です。パッドがある方が手のひら。」
ママ、ファイトです!( ̄∀ ̄;)汗
今日の目的地は「入崎キャンプ場」です。
たいこはママ、案ずるより産むが易し。行きましょう!
ということで、お昼ちょうどに出発!
たいせい君もママが心配なのか、
「私がママについて走るから大丈夫、自分のスピードで先に行っていいよ。」
と言っても、
「いや、一緒に走ります。」
とナイトぶりを発揮。
こういう時は頼りになります、意外と。(笑)
今日のコースは佐渡の中でも景勝地が続く外海府の海岸線です。
昨日よりもさらに海は青く輝いています。
が、千畳敷を出発するといきなり長くて急な登り坂が。
「きれいですね〜!あ、ここが佐渡で有名な赤水窯ですよ!」
「ゼイゼイ、かまたさん、私、会話する余裕ないんですけど。」
「いいんです、BGMだと思って聞き流してもらえば。(笑)」
たいこはママが乗っているのは@BOSSのマウンテンバイク。
マシンサイズが大きいので姿勢が辛そうですが、長い足で頑張って漕いでいます。
ちょうど半分にあたる10km地点は、昔たいこはパパがクレバスに落ちたことがあるという波蝕甌穴群。
でもここの手前もかなり勾配が急な長い上り坂。。。
その休憩ポイントで、たいこはパパとたいせい君と一緒にママを待ちます。
来た!お疲れさまでしたー!
倒れこむたいこはママ。
「ゼイゼイ、あー情けない。私ってこんなに体力ないんだねー。
かまたさんって毎日デスクワークですよね。
私の方が日中は動いていると思うんだけど、かまたさん、息も切れてないですもんね。ゼイゼイ。」
たいこはママ、モトクロスでも始めますか。(笑)
「今日のコースの方が昨日よりぜんぜんキツイよ。」とたいせい君。
「おまえよかったなあ!そんな日に走れて。(笑)」たいこはパパも目を細めています。
しばらくすると「それいけウトロ号」も到着。
「すごいじゃないですか、こんな坂をここまで走ったんですよ!」と@BOSS。
さやか嬢はバスに乗って後を追いながら、「あー、やっぱり今日走らなくてよかった」としみじみ思ったそうな。^^;
ではあと10km、後半戦も頑張りましょう!
「足がクルクル速く回りすぎだから、合うギアを後ろから教えてあげて。」
と@BOSSに言われたので、走りながら後ろから、
「もっとゆったりと、少し負荷がかかるくらいのギアでいいですよ。」
「どうやればいいかわからないんですけど〜!」
「手元のレバーを押したり引いたりしてみればだんだんわかりますよ。」
と非常にテケトーなアドバイスをしていると、だんだんいい感じになって来ました。
後半は景色を見る余裕も出てきたようです。
ゴールまであと3kmのあたりで「それいけウトロ号」が待っていました。
「あとは俺がずっとついて走るから、あんたこのままバビューンと行っていいよ。」
そうですか、じゃあお先に!
とバビューンと走り出し、昨日とは違う海岸線を楽しんでいたら、最後の500mくらいで、後ろにいたたいせい君が全力で追い抜きを仕掛けてきました。
なにおう!負けるもんかとこちらも抜き返すと、あちらもまたまた抜き返すというデッドヒートを繰り広げ、ゴール前に二人ともヘロヘロに。
まさかここでモトクロスごっこをやろうとは。
でもこれはこれで、最後の最後まで楽しかったです!(笑)
サポートカーに見守られて、たいこはママがゴール!
「やったー!」とガッツポーズのママをみんな心からの笑顔と拍手で迎えます。
ああ、なんだろうこの気持。
自分が完走するよりも嬉しくて清々しい気分です。
もしかして・・・恋!?(笑)
完走記念の一枚。カシャ!
少し休んで着替えたら、本日のテントを設営します。
今日のテントは弊社イベント用、6mの大テント。
ですが、使用は本日が初めてです。(笑)
モンゴル?
テントの準備が終わったらもう3時。
今日はまだお昼を食べていないけれど、もうすぐ夕食なので、昨日弥吉丸さんで買ったカニを持って海岸に降りました。
一人一杯という大盤振る舞い。(でも全部で1000円也。)
カニを食べ終わると、たいこはパパとたいせい君は、夕陽に光る岩場に釣りに行きました。
私たちはゆったりまったり、芝生の上で幸せタイム。
獲ったどー!
なんと!たいせい君はタコを、たいこはパパはこんなに大きな魚(アイナメ?カサゴ?)をゲット!
今日の夕食は豪華になりそうです。\(^o^)/
ではそろそろ夕食の準備を始めましょう。
こはるちゃんにミニトマトの切り方のお手本をみせるお兄ちゃん。
「そーじゃないって!あっぶねー、貸してみ!」
「自分でやる!」
刃物を手に一触即発です。(笑)
ソーセージを焼いて、アボガドを切って、レタスをちぎって・・・
今日の夕食はトルティーヤと、
@BOSSの現れるところに生モツあり。というわけで恒例のホルモンと、
今日の獲物の数々を載せた豪華海鮮炭火焼き。
では、たいこはママの完走を祝してカンパーイ!
「タコ、うまっ!」
自分で釣ったタコを焼いで、その美味しさにおどろくたいせい君。
旨かろう、旨かろう。(笑)
泳いで、走って、釣りをして、今日も全力で遊んだ一日でした。
まるで時計の針のように9時を指しながら眠るたいこは兄妹。
おやすみなさい、よい夢を。
思わず長い日記になってしまいましたが、それでもまだ楽しかったことや書き残したいことを取りこぼしている気がします。
いよいよ明日が最終日。
明日は私が挑戦する番です!
DAY-3へつづく。
投稿者:かまた 2014年09月18日 18:45
コメント
投稿者:コタン 2014年09月19日 07:53
見応えある~ 朝からイイ気分で仕事始められそうです。
たいこはママ、スタイルいいね!
ご飯しっかり作るってだけで 人間として信用してしまう私(笑)
しっかり作ってても太らないんだからイイね!
投稿者:かまた 2014年09月19日 16:07
>コタンさん
たいこはママと一緒にキャンプに行くと、食生活ってこうでなくちゃと思います。(-人-)
前回のキャンプに一緒に行ったヨーダ婆は、たいこはママの影響で、なんと玄米を焚いて食べ始めたそうです。(笑)
私も自転車に乗って帰ってきたら、温かいスープを飲むようになりました。
>>たいこはママ、スタイルいいね!
そりゃあたいこはパパがアタックした人だからね。(笑)
投稿者:たいこはパパ 2014年09月20日 21:56
そんな褒めても何も出ませんよ!
でも日々のご飯は感謝してます!
投稿者:かまた 2014年09月21日 13:38
>たいこはパパさま
私もたいこはママにはキャンプに行くたび感謝しています。
さやか嬢も「あんな風にご飯が作れる人になりたい!」って言っていました。
たいこはパパ、幸せ者ですね!(笑)