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2016年07月04日

13km登りっぱなし、草津でヒルクライムに初挑戦!

かまた、無謀にもヒルクライムに初挑戦!

ってことで見晴台で記念撮影したものの。

目的地はまだまだ先で、もういいかげん辛いのと、写真くらい笑顔で撮りたいのとで、なんともビミョーな表情の私^^;


スポーツサイクルサカモト
いつもお世話になってますm(_ _)m

@BOSSがDCTのアフリカツインを試乗させてもらいに草津に行くというので、私もこれに便乗し、自転車を持って行って周辺を走ってみようと計画を立てたのは前回のブログで書いた通り。

というわけで、

トランポ
「それいけウトロ号」にKTM450と自転車を積んで、いざ出発!

トンネル
関越トンネルの向こうでは、心配していた雨も薄曇りに変わり、


今回ありがたくも新型アフリカツインの試乗をさせてくださる新井さんが、草津の近くで待っていてくれ、目的地へと先導してくださいました。

準備
@BOSSが林道ツーの準備をしている間、

散歩
新井さんと私はウトロンを連れて、近くの「西の河原公園」へ。
ここは河原のあちこちから50度近い温泉が湧き出ていて、露天風呂だけでなく、散策しながら自然の足湯を楽しめる草津の人気スポットです。

西の河原
さっそくウトロンを温泉の湧く川へ。
海やお風呂が苦手なウトロンは、最初なかなか入りませんでしたが、最後は観念したのか、意外と気持ちいいとわかったか、おとなしく湯船、いえ湯川に浸かっていました。

それにしても、ライディングウエアだけでなく、ブーツ、グローブ、ネックブレースまで着けたままの新井さんは汗ダクダク。
すみません、新井さんの方が温泉に入らなくちゃいけなくなっちゃいましたね^^;;;

駐車場に戻ると@BOSSの準備も完了していました。
これから近くの林道へ案内してもらい、新井さんのアフリカツインを試乗させて頂くのだそうです。

記念撮影
せっかくなのでお二人揃っての記念撮影。パシャ!

「今日かまたさんは本当に白根山へ行くの?」
一応そのつもりです。
できれば一番上まで行けたら行こうと思っているんですけど。

「・・・ロープウェイ乗り場のあたりまでなら何とかいけるかもね。」

という新井さんの言葉からも、上までは相当きついんだろうなということが伝わってきました・・・( ̄∀ ̄;)汗

出発
では楽しい一日を!
行ってらっしゃい!

と二人を見送った私もさっそくサイクリングウエアに着替えて準備を開始。

聞くと、草津白根山は噴火警戒レベルが2(火口周辺規制)なので湯釜の見学はできず、周辺では自動車の駐停車も禁止しているようですが、その下のあたりまでは、4月に行われる「草津ヒルクライム」のコースになっているとのこと。

map
Google Map
ヒルクライムにはまだ挑戦したことがありませんが、実は今年の5月、佐渡ロングライドに出た時に、私は意外と上りが得意らしいということが自分でわかり、今回も、せめてコースのちょうど真ん中、「白根火山ロープウェイ乗り場」くらいまでは、でも、もし頑張れたら、全長13km、一番上の「白根山レストハウス」まで行けたらいいなと本気で考えていたのでした。

天狗山レストハウス
11:20、草津ヒルクライムのスタート地点でもある「天狗山レストハウス」を出発。


すぐに後悔しました。

「ずーっと登り」がこんなにキツイとは!!(泣)

殺生ゲート
この区間は火山噴火の警戒体制下のため、夜間は通行止めになります。
午後5時を過ぎると閉まる、その名も「殺生ゲート」。

上ったり下ったりが繰り返される普通の道では、しばらく走るとカラダが慣れて楽になるのですが、上って上って上り続けるって、半分は脚力、半分は気力ですね。(TωT)

ひー、ひー、なんとか頑張って「白根火山ロープウェイ乗り場」まで行ったら、あとはロープウェイに乗っちゃおうかな。
でもなー、ぜい、ぜい、行けることなら上まで自分で行きたいなー。無理かなー。
そんな自問自答を繰り返しながら走っていました。
とにかくまずは乗り場を目指そう。

前半はそれを目標に漕ぎ続けましたが、なかなか乗り場が見えて来ません。
ぜい、ぜい。

ロープウェイ乗り場
あったー!

切符代
一応料金を確認。

片道900円・・・( ̄∀ ̄;)汗

持ち合わせが足りないので、この時点でロープウェイで登る案は自動的に却下。

乗り場周辺で行われていたウォークラリーのスタッフの方たちに
「下から自転車で来たの?たいしたもんだねー。」
と言われたので、
「ここからまだ上に走って行こうと思うんですけど、行けますかね?」
と聞いたら、
「・・・」
皆さん顔を見合わせながら、誰も頷いてはくれませんでした。

どうしようかな〜。戻ろうかな〜。
それとも行けるとこまで行ってみて、ダメなら引き返そうかな〜。

グループ
と迷っているところへ、数人の自転車のグループが。

ひとりずつ、平地でUターンして勢いを付けては坂を登り始めました。

ああやってここから上へ行く人がいるんだし、草津ヒルクライムが開催されているということは、決してたどり着けない魔の山ではないわけだし、私に無理かどうかはやってみなくちゃわからない。

でも今私が「私には無理」と決めたら、可能性はゼロになる!

それに、もし私がここで止めても
「ああ、やっぱり。でも途中まででもよく頑張ったね。」
で終わるけど、上まで行ったら、新井さんと@BOSSはきっとびっくりして喜んでくれるだろうな〜。
(↑これが実は結構最後まで大きなモチベーションでした。)

神様か、あるいは私の人生の映画監督が絶妙のタイミングでの登場させたとしか思えない彼ら。
いいじゃん、ダメでも死ぬわけでなし。
挑戦しないでダメって決めるのはやめて、あの人達についていってみよう!

ということで、腹を決めて出発。

ですが。

「彼ら」はとっても速くて、まったくついて行けず。・゚・(ノД`)ヽ

でも、ロープウェイ乗り場を出発してからの景色は今までのそれとはがらりと変わり、雄大で美しくも荒々しい、火山特有の景色が広がっていました。
「行こう!」と決めたことへのご褒美のような気がしました。

何かを決めてやり出したらからこそ見えてくる景色がある。

仕事でも人生でもそんなことってありますよね。
一人黙々と登っていると、そんなマインドマネジメントみたいなことばかり考えます。
(そうでもないとモチベーションが切れそうになるから・・・)

クマザサ
クマザサに覆い尽くされた大地。
標高が高くて、もう低い木しかありません。


ここでもう一人の登場人物が。
私が自転車を降りて少し休んでいると、ゆっくりしたスピードで私を追い越していくメガネの青少年。
一人で走ると疲れに引きずられて心が折れてしまいそうだけど、誰かが近くで頑張っているというだけで私も頑張れそうだから、彼につかず離れず付いて行ってみよう。

走ると私の方が速いけど、しばらくすると止まって休んでしまうので、その間に彼にまた追いぬかれ。
そんなことを繰り返して、特に話をするでもなく、結局ずっとお互いを意識しながら走り続けました。

道
上っても上っても道はつづら折りに続きます。
振り返ると自分でも信じられない高度まで上がってきました。
けれど前にはまだまだ上り坂が続きます。
気が遠くなりそう。

辛くても疲れても、グチを言える相手はいない。
続けるか止めるかを決めるのも自分。
でも辛いよー、疲れたよー・゚・(ノД`)ヽ

あの速いグループの人達が、折り返して下ってきました。
ということは、もうそんなにゴールは遠くないのかも。

見晴台で自転車
途中の見晴らし台にて。
思えば遠くに来たもんだ・・・(半分放心)

白根山付近
右手にむき出しの山肌が見えてきました。
この当たりから、道路は全面的に駐停車禁止区域に。

白根山レストハウス
13:00 白根山レストハウス到着ー!

停車禁止
もちろんレストハウスも完全閉鎖されて、駐車場に入ることもできません。
近くには監視スタッフもいるものものしさ。
警戒レベル1(平常)なら、あの山肌から上って湯釜を見学できるのでしょうけれど、今は残念ですが仕方ありません。

弓池
せっかくなので大急ぎで道路を挟んだ向かい側の弓池と、

白根山付近で自撮り
湯釜側を背景にそれぞれ記念撮影。
辛そうな顔ですね。(笑)

弓池
「弓池」周辺には散策用の遊歩道が整備されていますが、もちろん現在は散策できません。

ゆっくり感慨にふけってもいられないので、これから戻ります。

見晴台より
雨も降らず、時々青空も見えたいいお天気でしたが、標高が高いからか、日が陰ると寒いくらい。
でもそれくらいの気温だから上ってこれたのかもしれません。

途中
1時間半かけて登ったヒルクライムも、ものの数分で下山。
でも、行きと違い、景色を楽しむ余裕もあります。
あと、登ってくるチャリダーさんたちに微笑みながら声をかける余裕も。笑

温泉街
その足で草津の温泉街へ。

温泉まんじゅう
本日のご褒美食は温泉まんじゅう。
あ〜、餡の甘さが疲れたカラダに染み渡ります。

アフリカ
お借りしたアフリカツイン(しかもノーマルタイヤ!)で林道を堪能した@BOSSも

ねどふみの里
新井さんの案内で「ねどふみの里」で一服し、「こんこんぞうり」を編むおばあちゃんたちからお茶を頂いて、

お帰り
私より30分ほど遅れてバスに戻ってきました。
ウトロンもお留守番お疲れ様。

この後は草津の温泉で疲れたカラダを癒やして、

美味しいお酒とお料理を頂きながら、夜更けまで語り明かしました。

【日曜日】

翌朝、キシキシと傷むカラダに、ああ、昨日はヒルクライムをしたんだっけと思い出しながら起きて着替えたら、

西の河原公園
今日は@BOSSも一緒に西の河原温泉公園へ。

西の河原
朝風呂に入って、みんなで長い散歩をしておいとましました。
新井さん、思いもかけない週末を過ごすことができました。
本当にありがとうございました。

バスで
帰途に付く前に、@BOSSと一緒に昨日のコースを、今度はバスで登ってみることに。

見晴台より
@BOSSもびっくりの眺めです。
すごいでしょう?
ここを自転車で登ったんですよ、えっへん。
(と言っても、途中けっこう歩いちゃいましたけどね^^;)

見晴らし
ヒルクライムが楽しいと思うほど、私はまだ「坂バカ」ではありませんが、昨日自転車を漕ぎながら
「この坂を走るのはきっと最初で最後だ!」
と思っていたのに、一晩たってみると、どうやったら途中で降りずに登りきれるだろうか、私に足りないのは持久力か脚力か、次回挑戦する時は、押して歩くことなく頑張って最後まで漕ぎきってみよう、などと考えている自分がいます。
(こわいわ〜)

国道最高地点
白根山レストハウスを過ぎてもう1〜2km先の万座方面へ行くと、標高2,172m「日本国道最高地点の碑」があります。
天気が(運が?)よければ絶景が広がっているのだと思いますが、残念ながらこの時はガスって真っ白。
雨が降っていそうな万座高原に行くのはやめて、天気のよい草津へ戻って帰路につきました。

今回の旅をアテンドしてくださった新井さん、本当にありがとうございました。
@BOSSも私もウトロンも、皆それぞれに楽しかったです。

@BOSSは残念ながら今回の北4にご一緒することはできませんが、久しぶりの林道を大好きなアフリカツインで走ることが出来て、眠っていたラリー熱が再発、いや少し違うな、これまでとは違う火が灯ったようです。

「もうバイクには乗らないの?」
と新井さんに心配された私ですが、エンジンの付いているバイクももちろん乗っていますからご安心を^_^


でも自転車では外を走るけど、バイクはモトクロスコースばかりだなあ。

今回草津の雄大な自然の中を自転車で走って、

そう言えばバイクで外を走るのもいいんだったよなあ、と思い出した私です。

投稿者:かまた  2016年07月04日 20:35

コメント

投稿者:092   2016年07月05日 10:12

お疲れ様でした!辛いのはその時だけで(と言っても楽しそう)終わってみると達成感と充実感でいっぱいな感じが伝わってきました!
かまたさんはスゴイわ!チョット尊敬しました!

でも次の次あたりはウトロンを引っ張って登ってくださいね〜(#^.^#)

投稿者:bin   2016年07月05日 10:36

やりましたネ

乗鞍に登る日も、そー遠くないですネ。
晩秋の白根山も絶景です。再訪して下さい。

投稿者:かまた   2016年07月05日 13:10

>092さん

疲れたらウトロンが私を引っ張って上がってくれるならいいですけど。笑
ヒルクライムの楽しさって、やっぱり達成感。
だから、登っている時の苦しさがあってこそなんでしょうね。
あと、頑張るのは自分自身なんですが、自分じゃない誰かも頑張っているっていう思いがあるとモチベーションが全然違いますね。
名も知らぬメガネ君には本当に感謝です。

092さん、次回は川西の10/10坂でヒルクライムごっこしてみます?( ̄m ̄)

投稿者:かまた   2016年07月05日 13:14

>binさん

事前情報をありがとうございました。
binさんが百名山ツーで行った時と変わらない警戒レベルでしたが、お天気も風向きもよかったので何とか達成できました。
@BOSSと新井さんだけでなく、「binさんも喜んでくれるかなー」と思いながらゼイゼイ走ったんですよ。

乗鞍はちょっとあり得ないけど、白根山が色づく頃までに、朝の固定ローラー台の負荷をもう少し上げてみようかな。(ウソ)

投稿者:Nori   2016年07月07日 22:04

お疲れ様でした。
と、書こうと思って、なんとなく、違和感を覚えて。
どーしてかしら?と思ったら、あー、この人、楽しんでいそうだからだわ。と思い当たり。
そうか、こういう時にこそ、お疲れ様DEATH。って書けば冗談ぽくっていいのかーと思ったり。
苦しそうな書き方をしてますけど、楽しい方が勝ってそうな気がするのは気のせいかしらん。
いいですなー。いや、別に、マゾヒスト万歳と言っているわけではありませんよ。ええ。決して。
ウトロヨンも、もう、そろそろ中年?引っ張らせるにはちょっと大変?まだまだ、いけますかね。
シャリは、きっと、欠伸しながら見てるでしょうな。楽しそうな先輩を。(笑)

投稿者:かまた   2016年07月08日 09:29

>Noriさん

毎度のことながら、よーく私と私周辺のことをご理解頂き恐縮です。(笑)
いま思い返せば、とっても楽しかったDEATH!
だけどもっと脚力があったらもっと楽しかっただろうなーと思うと、やっぱり「次回」に向けてトレーニングし始めちゃうんだろうなあ。
そしてそんな私を、シャリと同じくNoriさんも、
「ほーら、やっぱりね。」
と欠伸をしながら見守り続けて下さることでしょう。(-人-)

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