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2012年04月19日
牡鹿だより
朝のミーティング中に届いたクール宅急便。
メンマ??( ̄∀ ̄;)汗
品名欄には「わかめ」と書いてあります。
あ!めぐろさんだ!
「割烹民宿めぐろ」さんの女将さんから以前お話を伺ったとおり、
小渕(こぶち)浜の皆さんが、特産品のわかめ漁を再開するために
津波で流されてしまった家の跡地に漁のための小屋を建て、
昨年秋に種付けをして、みんなで準備を進めてきて
この2~3月に初めての収穫をするのだということでしたが、
そうして収穫されたわかめを、送ってくださったのでした。
生のわかめと、塩蔵わかめ、そして歯ごたえのありそうな新鮮なメカブ。
箱を開けたら、きれいな磯の香りが辺りに漂いました。
牡鹿半島の真っ青な海が目に浮かぶようです。
めぐろさん、ありがとうございます。
採れたてのわかめはもちろん嬉しいのですが、
何よりも皆さまの手で育てられて収穫されたわかめを
こうしてお送り頂けることに感動しています。
一年前の今頃は、想像もできないことでした。
仕事のあと、女将さんにお礼の電話をかけました。
「皆さんお変わりありませんか?そう、よかった。
小渕浜は他より復興が進んでいるらしいの。
わかめ漁は人手不足だったけど、ボランティアの方に手伝ってもらって
今月末で漁は終わるって言ってたかな。
でもおかげさまで現金収入になるわけだから、みんな喜んでます。」
小渕浜のわかめ漁のことは私もニュースで見ましたが、
お話を伺って想像していたよりも、ずっと大規模な漁でびっくりしました。
でも、その貴重なわかめをこんなにたくさん・・・。
「塩蔵のわかめも入れたけど、生のわかめも入っていたでしょう?
ぜひそれを食べて比べてほしいの。
おいしいんですよ~。本当に歯ごたえがぜんぜん違うから。
皆さんによろしくお伝えください。またぜひ牡鹿にいらしてくださいね。」
わかめはありんこ支援隊に頂いたものですが、
ありんこ全員で分けることはできませんので、
今回は手渡せるありんこさん達にお渡ししたいと思います。
そうそう、めぐろさんの社長さんが当時の話をされている動画が
YouTubeにあったのでご紹介します。
まさにこんな方です。
懐かしいなあ。
ガソリンがなかなか手に入らなかったあの頃、
ようやく近くにガソリンスタンドが営業を再開したのはいいけれど、
「でも、先立つものがなかったら、どうしようもないよね。」
と笑いながら言っていた社長さん。
「一歩でも二歩でも前に進むことが、生きた人の使命だから。」
その言葉どおり、絶対にもう一度民宿をやる、
自分達が一軒始めれば、よし、うちも!と続く宿が必ず出てくると思うから。
そう言って、借金をして、宿を直して、ついに再出発を実現されました。
社長さん、女将さん、もう一度、本当にありがとうございました。
初めてお邪魔したのは去年の4月の頭。
仮設に移られた皆さまもお元気でいらっしゃいますでしょうか。
あれからちょうど一年、ウトロンも大きくなりました。
今度は必ず泊まりで伺います。
皆さまにお会いできる日を心から楽しみにしています。
投稿者:かまた 2012年04月19日 23:32
コメント
投稿者:bin 2012年04月20日 13:04
ありんこ一周年のご褒美ですネ
ありがたく頂きましょう。
写真を見ているだけで、磯の香りがこちらにも届きましたヨ。 ごちそうさまでした。
投稿者:かまた 2012年04月20日 19:45
>binさん
ありんこの皆さん全員で分けられないのは本当に申し訳ないですが、
めぐろさんからのお気持ち、ありがたく頂きたいと思います。(-人-)
(もちろん、みんなで頂いているつもりで頂きます。)
そういえば、めぐろさんの社長さんは毎日採れたてのわかめを食べているから
染めなくてもこんなに髪が黒いんだ、と言っていました。
@BOSSもしっかり食べないと!(笑)