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2010年06月28日
トライアルアカデミー
今回のTRアカデミーレポートは、ステアケースに悩む方必見です!
投稿者:かまた posted at : 21:25 | コメント (26)
2010年06月24日
WOMEN'S X じゅんたろう編
photo:Off-Road Paradise Z(・・・またまた加工して使ってすみません!(><))
【プロローグ】
「このメールフォームはまだ生きているでしょうか?」
私がこのメールに気づいたのは、
届いてから5日ほどたってのことでした。
それは愛犬バニウトロが生きていた頃に綴っていた
もうひとつのブログのメールフォームから届いたものでした。
「わたしは隣県(長野)に暮らし、
かまたさんと同じような体格でバイクに乗る女子です。
免許を取って以来、憧れの750ccに乗りつつ
バイク歴だけはかれこれ×年になるのですが
近年はオフロードに目覚め、初参戦のゆる~いレースで
こてんぱん!になったことをきっかけに
ナンバーのないバイク(レーサー)で
どうやって上手くなったらいいのか
頼る人もなく、ただいま悩みに悩み中です。
ダンナはわたしにバイクを教えてくれた師匠なのですが、
オフを始めたのは一緒なので、二人で手探りしながら
なんとか上手になりたいと思っています。
空回りするやる気と自分のスキルのなさのギャップで
打ちひしがれている時、ダンナがかまたさんのサイトを教えてくれました。
さっそくいくつか記事を読ませていただいたのですが
かまたさんの前向きさ、行動力、
@BOSS様の的確なアドバイスに心を打たれました。
読み逃げで失礼させていただきましたが、とても勉強になりました。
また、バニウトロちゃんの記事にも感動しました。
一緒に過ごした最後の3週間のこと、
バニウトロちゃんから教えてもらった多くのこと、
かまたさんのやさしさと強い思いがしっかり伝わってきました。
その日、家へ帰るクルマの中で、ひとり号泣してしまいました。
顔を真っ赤にして、目から鼻から水分をだしまくりながら帰宅した嫁を見て、
ダンナはとても驚いていました。(そりゃ驚きますよね)
実はわたしの実家(我が家の向かい)にも犬がいたんです。
シェットランドシープドッグの「たろ」は14歳で、つい先日亡くなりました。
祖母の運動のために家にやって来たのに、散歩が嫌いな内気な犬で、
クローズした庭で放し飼いをしていました。
年寄りなのでこの頃は耳が聞こえなくなって、目も悪くなっていたのですが
悲しいことにある日の朝、起きたら、池に落ちて冷たくなっていたのです。
昨年、実父が亡くなり、池にはいま魚もいないので、
池は底を抜いて埋めてしまおうと話していた矢先です。
※さっき気づいてビックリしたのですが、バニウトロちゃんと同じ5月2日でした。
車中の号泣は、そのショックがまだ消化できていなくて
バニウトロちゃんとダブって涙袋のふたを開けた感もあるのですが、
よく考えると、かまたさんのようにちゃんと現実に向き合えてるのか、と
自分に問いかけて、比べて、ふがいない自分に
また切なくなったような気もします。
・・・長々と自分のことばかりペラペラしゃべって申し訳ありませんでした。
いつかバイクでご一緒できる日を願いつつ、
たぶん今後も読み逃げばかりで失礼かと思いますが、
勉強させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。」
突然届いていたこのメールに、
なんとも不思議な縁を感じずにはいられませんでした。
バニウトロと同じ日に亡くなってしまった「たろ」ちゃん。
オフバイクを手探りで練習しているじゅんたろうさん、
そして、ブログを読んで何かを感じてくれ
「ふがいない自分」に号泣して帰ったという話・・・
私はお礼のメールを書くとともに、
一ヶ月後にせまったWOMEN'S Xへの参加を勧めてみることにしました。
というのも、私は2年前にバニウトロが病気に倒れ、
その死に際に必死に命の灯をともして戦っていた姿から
バニウトロを見送った2ヵ月後、無性に何かに挑戦したくて
いきなり無謀にも、@BOSSに勧められるままに
「北海道4DAYS」というSSERのラリーに挑戦した経験があります。
(結果は鎖骨骨折のリタイアでしたが。泣)
目標を決めて、それに対して無我夢中で練習して、
今まで経験したことのない自分に挑戦する。
私はじゅんたろうさんに、そんなふうに自分の殻を破るような
同じ思いを経験してほしいなと思いました。
それに、女子がオフの幅を広げたり、女子オフ友達をつくるには
WOMEN'S Xは最適の場だと思っていたので・・・。
「でも、私に言われたから、ではなくて
じゅんたろうさんが『出たい!』と思ったらぜひ出てくださいね。
レース中、辛いことがあったら
『たろちゃん』のことを思い出せば、きっとがんばれると思います。」
そんなメールを送って数日後、
「エントリーしました!」という返事が届きました。
オフをやっているダンナさまの友だちに
「ウイメンズとはお目が高い!」と言われたそうです。(笑)
きっとじゅんたろうさんなりに、「何か」に挑戦したい!と
思ったに違いありません。
それからレースまでの数週間、
「MXコースを走ってジャンプで飛んで救急車で運ばれました」とか
「土曜日に軽トラの『けーた君』にETCをつけてきます!」とか
私の想像を超える勢いのメールが何回か届きました。
いったいどんな人なんだろう・・・・・・・( ̄∀ ̄;)汗
【前日スクール】
そして6月19日の朝。
軽トラに乗って片道500kmを越えてきたじゅんたろうさん夫妻と
信州のりもの倶楽部のみなさんです。
はじめまして!ようこそチーズナッツへ!
じゅんたろうさんは、なんだかずっと以前からの友だちのように
とってもフレンドリーな人でした。
「私もチームアトラスと同じでアルパインスター大好きです。
洗濯しても色落ちしないですもんね!」
いや、あの、そーゆー理由じゃなくて
ただカッコいいから好きなんですけど・・・( ̄∀ ̄;)汗
こちらが、WOMEN'Sに参加するために
先週ETCを取り付けたという軽トラの「けーた」君。
なんか書いてありますね。
「ゆっとくけど、下手くそですデス♪」^^;
テントを立て、スクールの準備をしていると、
「かまたさん、かまたさん。」
じゅんたろうさんが私を手招きしました。
「これ、ダンナがいつの間にか貼ってくれたんです!」
あ!いけべいステッカーだ!
じゅんたろうダーリンさん(以下、「じゅんダーさん」)のマシンにも
ちゃんと貼ってあります。
いけべいは「池の平温泉スキー場」のマスコットで、
弊社アトラスがデザインしています。
(ちなみにモデルはバニウトロです。笑)
じゅんダーさんは、そんなことを知らずに貼ってくれたらしく
なんだかますます不思議な縁を感じます。
午後1時、いよいよスクール開始です。
私もさやか嬢も、初心者クラス、
通称「絶対一周させてみせますクラス」に入りました。
今年は意外ととこのクラスが人気で13名が参加。
もちろんじゅんたろうさんも一緒です。
3人の講師の先生について、まずはコースをゆっくり走ってみることに。
ちなみに@BOSSもバックマーシャルのように
念のためさやか嬢について、サポート兼カメラマンとして
同じくこのクラスに参加してくれました。
が。
今年は私やさやか嬢のスクール写真や映像はほとんどありません。
なぜならこの後@BOSSはほとんどつきっきりで、
じゅんたろうさんをサポート&撮影することになったからです。^^;
最初はみんな一緒に移動していたスクールだったのですが・・・
いつの間にやらじゅんたろうさんは、シュッとしたマーシャルの方と
完全マンツーマンになりました。(まるで去年の私だ・・・( ̄∀ ̄;)汗)
ワダチのある水たまりで、立ちすくむじゅんたろうさん。
「なぜそのラインに!?」と思いつつ、カメラをまわす@BOSS。
じゅんたろうさんはこの日、5回水たまりで転倒したそうです。
あとで私たちと合流したときには、オレンジだったはずのウエアが
完璧な迷彩色になっていました。Σ( ̄⊥ ̄lll)
スクール後、夕方行われた女子ミーティングで
ミカリク選手に「今日はどうでした?」と聞かれて、
「今までの人生で一番疲れました」と答えていたじゅんたろうさん。
この夜、チームアトラスは二次会には参加せず(すみません^^;)
普段どおりのペースを守り、東洋健康センターへ移動しました。
チーズナッツを出発して間もなく、
「あっ!」
「どうした!?」
「じゅんたろうさんを忘れた!」
ここのところ、連日の残業で疲れきっていた上に
今日のスクールでヘロヘロになっていたじゅんたろうさんも
できれば私たちと温泉センターでゆっくり寝たい、と言っていたのに
忘れてきちゃった!Σ( ̄∀ ̄;)汗
急いで電話してメールして、迎えに戻ろうとしましたが
じゅんたろうさんとは連絡が取れませんでした。
ごめん、じゅんたろうさん・・・・。
翌朝聞いたら、信州のりもの倶楽部のメンバーで温泉に行って
チーズナッツに戻り、女子二次会の前に
軽トラの中で30分ほど仮眠をとろうと横になり、
気付いたらそのまま朝を迎えてしまったそうです。
(まるで期末テスト前日の一夜漬けとそっくりですね・・・( ̄∀ ̄;)汗)
【レース当日】
6月20日 いよいよレース本番。
おはようございます!よかった。
すっかり体力を回復したらしい元気なじゅんたろうさん。
じゅんダーさんがにこにこXCに参加するのでカメラを手に応援です。
ですが実際には、やはり相当緊張していたらしく
にこにこXCのレースを見ていたら、緊張で涙を流していたそうです。
大丈夫か、じゅんたろう!?^^;
12:00 WOMEN'S Xスタート。
photo:やまちゃんのCRF冒険記
ここでも緊張していたらしく、フラッグが降りたのに
バイクが進まない!どうして!どうして!と思ったら、
・・・・・ニュートラルだったそうな。( ̄∀ ̄;)シッカリ!
でも、
photo:やまちゃんのCRF冒険記
お?
photo:Off-Road Paradise Z
おお!なんだか昨日と全然違うじゅんたろうさん。
あとで聞いた話ですが、
前日スクールでシュッとしたマーシャルの方から習い、
半クラッチが使えるようになったことで、
マシンが不用意に止まることがなくなったそうです。
photo:楽しい作戦FAT FOX
ピットインで給油。愛情とガソリンは60:1?80:1?
photo:Off-Road Paradise Z
なんだかとても楽しそうな笑顔で走っていますね。
昨日の悲壮感に満ちた顔とはまったく違います。
じゅんたろうさんは90分が終わる2分前にチェックポイントを通過し
ぎりぎりでもう1周走ることができたそうです。
photo:Off-Road Paradise Z
ゴーーーール!とうとう完走です!おつかれさまでした!
photo:Boss_vzu
ゴール後、パドックでダーリンと仲間に迎えられ
泣きじゃくるじゅんたろうさん。(TдT)
昨日のスクールで、じゅんたろうさんにずっとついていた@BOSSは
「この人をWOMEN'Sに誘ったのは酷だったんじゃないか・・・」
とすら思っていたそうですが(笑)
そんな昨日があったからこそ、よけいに
今日のその涙が輝いていますね!
----
「かまたさん!ありがとうございました!」
顔を洗って、着替えたじゅんたろうさんがやってきました。
おつかれさまでした!完走おめでとう!
「ホントに出てよかったです!」
そして、じゅんたろうさんは声をつまらせ
顔をくクシャクシャにしながら言いました。
「かまたさん・・・・」
なに?^^
「私、3位に入ったんです~!(泣)」
な、なに~~~( ̄∀ ̄;)汗
もう、抱き合って喜び合いました。
本当に私まで涙が出そうでした。
すごい、すごいよ、じゅんたろうさん!
最後に逆転満塁さよならホームランです!うわーん。+゚(゚´Д`゚)゚+。
「@BOSS、@BOSS、じゅんたろうさん3位だそうです!!!」
昨日のスクールでじゅんたろうさんにつきっきりだった@BOSS。
見ると、まさか!信じられない!(失礼!)といった顔でしたが、
泣きながらお礼を言うじゅんたろうさんを見る@BOSSの目に
何と!キラリと光るものが。
(本人は「違う違う」と照れていましたが、見間違いではありません。)
photo:JOKさんのサイト
「昨日のスクールは人生で一番疲れましたが、
今日のレースは人生で一番頑張りました!」
感動のコメントに、会場中から大きな拍手が。
昨日講師をしてくださったシュッとしたマーシャルの方もこれを聞き、
とても嬉しそうにうなづいていらっしゃいました。
おめでとう、じゅんたろうさん!もう最高の気分です。
こんな結末、誰一人予想しなかったはず。
なんと言っても、じゅんたろうさんが一番驚いているのですから。
だから私はこんなドラマが生まれるWOMEN'S X、
特に、初レースという大きな壁にいろんな思いをもって
挑戦する人の多いWX-Dクラスが大好きです!
【エピローグ】
最後に、これからも読み逃げ専門と言っていたじゅんたろうさんが
勇気をふりしぼって(?)書いてくれたコメントを
ここに抜粋転記しておきます。
「Women's X、お疲れさまでした!
ありがとうございました!!
ひと月前、かまたさんに巻き込ま・・・誘っていただいてから
あれよあれよという間に事が転がり、うちの軽トラのけーたくんには
ETCが取り付けられ、イベントテントやコンテナボックスも追加購入され
(思わずルーフキャリアまで買っちゃうとこでした)
まさにドキドキワクワクの楽しい1ヶ月でした。
けれどイベントそのものは、それを数倍も数十倍も上回る
たいそうエキサイティングなもので
心にも体にもたいへんな刺激になりました。
ちょっと若返りもしたと思います(笑)。
Women's Xがかまたさんおススメのわけを体で実感しました。
思い切ってエントリしてよかったです~。
前日のスクールでは
@BOSSさまには多大な御心配をおかけし
さらにさやかちゃんのための記録動画もわたしが奪ってしまい(たぶん?)
申し訳なく思っております。
生まれて初めてのことが多かった2日間でしたが
あんなに泥んこになったことも生涯初めてでした。
来年はわたしももうちょっと走れるようになって
クラス違いで参戦できるようにががががんばります。」
ということで、じゅんたろうさん、来年参戦確定!(笑)
じゅんたろうさん、本当におめでとうございました!
たろちゃんもバニウトロも、きっと虹の橋の向こうで
バウバウ喜んでいると思います。
そして私もようやくバニウトロに報告することができました。
バニウトロ、ありがとう。私もやったよ!
投稿者:かまた posted at : 11:45 | コメント (25)
2010年06月22日
WOMEN'S X 2010
photo:Off-Road Paradise Z(・・・加工して使ってすみません!(><))
たかがWOMEN'S、されどWOMEN'S。
去年までの一年は「北海道4DAYS完走」を目指して練習してきましたが、
この一年は「WOMEN'S X」を目指して練習してきたといっても
過言ではありません。
WOMEN'S X。この「女子だけ」の特別なレースには、
去年のWOMEN'S Xの日から、すでに再チャレンジを決めていました。
でも実は、今回のWOMEN'S Xにエントリーをするに当たって
昨年オフ歴2ヶ月の初レースでしょっぱい涙を流した私は、
同じWX-Dクラスでリベンジをしたい気持ちはあったものの、
さらにオフ歴が浅く、お山経験もないさやか嬢と
同じスタートラインに立ってもいいのか少し悩みました。
そこで@BOSSに、
「さやか嬢がDクラスなら、私はCクラスでしょうか・・・」
と聞いたら、@BOSSからの返事は、
「あんた何言ってんの?まだポディウムにも乗っていないくせに。
結果を出さないままCクラスに上がって曖昧にするんじゃなくて、
Dでちゃんとポディウムに乗って卒業してから上のクラスへ行きなさい」
というものでした。
ポディウムに乗らないと上に行ってはいけないなんて
もちろんWOMEN'S Xにそんな決まりはありません。
上級中級(AとB)は120分、初級(CとD)は90分という違いはありますが
どのクラスにエントリーするかはあくまで自己申告制です。
でも@BOSSの話を聞いて、私は「ひとみさん」を思い出しました。
一昨年は初レースで思うように走れず、その悔しさに一年間練習して
翌年(去年)はDクラスで見事に優勝した方です。
そうだな、決まりはないけれど、あれが正しい姿だな、うん。
そう思って、今年もWX-Dクラスへのエントリーを決めました。
実際には、@BOSSの言う「ポディウムに上がって卒業する」は
「Dクラスで優勝」を意味しているに違いありません。
でも、例えばさやか嬢と私だけを考えても
明らかに私の方に分があります。
だから今回は、自分でも更にハードルを上げて、
Dクラスでポディウムを目指した上で
Cクラスを合わせた中でもポディウム、そして
できればBクラスのリザルトにも食い込む!というのを
密かな目標として臨みました。
---------
そして迎えたWOMEN'S X当日。
誰ですか?雨だなんていったのは。( ̄∀ ̄;)汗
午前中は「会津にこにこXC(2時間)」が開催されます。
参加台数は約140台。
前日のスクール時は少し霧雨っぽかったけれど、
レース当日、心配していた雨も降らないかわりに、
30度を越す、蒸し暑い天気に。
気温は朝からジリジリ上がってきています。
にこにこXCには、リハビリを兼ねて
@BOSSもミニモトクラスで参加します。
8:45、スタートラインに並んだ@BOSS。
@BOSSとさやか嬢。
9:00 スタート!
梅雨の晴れ間で蒸し暑く、応援しているだけでも熱中症になりそうな中、
140台のマシン、特に(男子であっても)デビュークラスの人が
疲れと暑さに必死で戦いながら走っているのを見ていたら、
途中、カメラはさやか嬢にまかせて
応援をせずにいられなくなりました。
全ライダーに「頑張って!」と叫びながら
両腕を上げて応援していたら
レース前にすっかり腕があがってしまいましたが。^^;
でも、どの人もどの人も一生懸命で
見ている私にもふつふつと勇気が湧いてきました。
さて、今回のにこにこXCには、約16年ぶりに
「エンデューロ」という種目のスタートラインに並んだ@BOSS。
正月の骨折&手術からの復帰リハビリという名目で、
ミニモトクラスにCRF150でエントリー、
それなりのリザルトも目指していたはずですが
50分過ぎの周回でなかなか帰って来ませんでした。
photo:ミワコング
後で聞くと、コース一番後半の沢(川)渡りの部分で
2台のバイクが止まっていて前がつかえていたので、
ちょっと草の生えている川の脇をすり抜けたら
そこはポッカリと口を開けた崖の様にえぐれた部分で、
とっさにバイクから離れたけれどバイクはフロントから前回り。( ̄∀ ̄;)マジ?
取りあえずそのまま下までは落ちずに済んだそうですが
逆さになったバイクを引き起こしリカバリーしたものの、
エンジンを掛けて走り出すまでに、すっかり体力を失ったそうで、
おまけにゴーグルを外してみると右目のコンタクトまで落としていたので
ここは一度、ピットに戻って仕切りなおした方が良いと思ったそうです。
photo:Off-Road Paradise Z
ですが、いくらそういう状況であろうと
自分がピットに入る姿を見せてしまうと
生まれて初めてレースに出場する姪っ子・さやか嬢までもが
ピットに入ることに違和感を感じなくなってしまい、
ちょっとした苦しさでレースを中断してしまう様な
心に隙を与えてしまうかも知れないと考えた@BOSS。
そのため、転倒以降も、本当は効率的でないと分かりつつ、
とにかく最後までピットに戻らずがんばり続ける姿だけでも見せて
さやか嬢も自分のレースで最後まで
「苦しむ自分」に打ち勝って走り続けてくれれば、と
そんなメッセージを伝えるつもりで走っていたのだそうです。
・・・と聞こえはカッコいいけれど、
骨折後、すっかり筋肉も落ちて細くなった足で、
ヘロヘロになりながら、スタンディングもあまり出来ず
攣った足を交互にのばしながら
リザルトどころでない走りでレースを終えたらしいことは
@BOSSの名誉のため秘密にしておきます。(笑)
11:00、泥で真っ黒になった@BOSSがピットに戻ってきました。
見るからにバテバテですね。^^;
でも、レースを最後まで走りきった人にだけ出るやりきった清々しさは
きっとさやか嬢にも十分伝わったことでしょう。
photo:楽しい作戦FAT FOX
さて、いよいよ次は私たちの番です。
「レース前にお茶とケーキですか。優雅だねえ( ̄∀ ̄;)」と
ドラさんに呆れられましたが、
なんたってレース初心者だもので、
しどきの休憩中とあまりかわらない私とさやか嬢。
実際には@BOSSに言われて、エネルギーを蓄えるために
「まるごとバナナ」を頬張っていただけなんですが。^^;
11:45、WOMEN'S X参加者のマシンがスタート位置に並びました。
12:00 Aクラス、スタート!
クラスごとに1分間隔でのスタートでしたが
Cクラスは人数が少なかったので
希望者はDクラスでもCと一緒にスタートしていいことに。
ということで、C、Dほとんど一斉スタートとなりました。
一周目、普通のワダチのギャップでいきなりエンスト、そしてキック。
上り坂なのでなかなかかかりません。(泣)
こんな何でもないところで止まるなんて、
無意識でもレースで舞いあがっているのでしょうか。
せっかくスタートはいい位置につけたのに、
後ろからどんどん追い越され、キックしながら情けなくなりました。
かからないエンジンにイライラしながら、今年もダメかもと少し弱気に。
ブォン!かかった~!(泣)
photo:Off-Road Paradise Z
コースは午前中のにこにこXCのレースと気温で
かなり泥も飛び、ドライ気味になってきているようです。
どうやら今年は、マディとの戦いではなくて
暑さと、つまり自分との戦いになりそうです。
photo:Off-Road Paradise Z
走りながら、昨夜、ドロみちゃんからもらったメールを思い出しました。
「明日、いえ今日は、『この瞬間のかまた!!』を
存分に味わってきてくださいね。
思い出深い、素敵な一日になることを・・・」
数日前、doronqoさまからもメールをもらいました。
レースに出るに当たって、オーランドの太田パパさんが
doronqoさんに言った言葉で、言い回しが違うかもという前置きで、
「上手い下手は関係ない、どれだけ真剣に、
今もてる力を出し切って走れたかどうか、
それが楽しむってことだよ」
photo:Off-Road Paradise Z
よし、仕切りなおして走ろう!
一年間練習を共にしてきたCRF150を信頼して、
一緒に90分を真剣に走りきろう!
どうか、今の私が全部だせますように!
悔いが残りませんように!
去年は、目の前の石、目の前のわだちを越えることで
いっぱいいっぱいでしたが、
今年は確かに少しできることが増えていました。
できるようになったこと。
直線やMXコースのような広いコーナーは開けていけること、
多少のガレならスタンディングで通り抜けられるようになったこと、
ラインを選んで走るようになったこと、
そして、相変わらず苦手なことは
シングルトラックのわだち、細い道での追い越し、
タイトなターン、etc.etc
走りながらよく頭をよぎったのは、
「考えることと、状況に合わせた操作を行うこと、
そのライダーとしての役割を一瞬でも怠ると、転んでしまう。
操作の放棄は、バイクに対する責任の放棄だぞ!」
と以前@BOSSから言われた言葉でした。
たとえフロントを取られてふらついても、石の上に乗り上げても、
最後までバイクの操作に責任を持ってあげれば
バイクはなんとか持ち直してくれる。
確かに以前なら、少しバイクが滑っただけで
そのまますぐに転んでしまうことが多かったけれど
最後の最後までアクセルとバランスを調整すれば
こんな私の操作でも、マシンは持ち直してまた一緒に走ってくれる。
ガレ場、ワダチ、ウッズ、いろんなところで
この@BOSSの言葉を思い出しながら走っていました。
photo:Off-Road Paradise Z
3周目くらいまでは苦しくて、90分持たないんじゃないかと思ったけれど
途中、マーシャルで走るいぐべ父ちゃんの背中に
「ほれ、何やってんだ、がんばれ!」と書いてあるような気が(勝手に)して
「よーし、やっぞ!」と元気をもらったり、
さやか嬢を抜くときも、顔は見えなかったけれど、
きっといつもみたいにほっぺを真っ赤にして、
一生懸命走っているだろうなあと(勝手に)想像して、またまた元気をもらったり、
4周目に入る頃には、最初の頃より体の調子もよくなってきて
不思議と体力が戻ってくる感じでした。
姫丸さん、EUな方、188さん、ゴロンパさん、そして@BOSS。
各コーナーで皆さんが手を振ってくれるだけで頑張れました。
(見えないところではちょっと休んだりもしましたが、笑)
photo:Off-Road Paradise Z
5周目、時間的にこの周が最後かもしれないと思いましたが、
なんとか4分前にチェックポイントを通過、
あと1周走れると言われました。やった!
けれどこの最終周は20分以内に帰ってこないと無効です。
エンジンさえ止まらなければ帰れるはず。
絶対にエンジンを止めないで走らなくては!
なのにここまでの90分、一度も転ばなかった水たまりのわだちで
前方にスタックしているマシンがあり
少し蛇行しているわだちを選んで走ったら
最後に転倒してしまいましたが
ここでエンジンを止めたら20分以内に間に合わなくなってしまう!と
アクセルだけは離しませんでした。
必死であおりながらバイクを起こして、再発進。
抜けた!よかった!あとはそんなに難しいところはないはず。
落ち着いて、落ち着いて、ゴールを目指そう。
photo:あやべ~旦那さま
ようやくチェッカーフラッグ!
さやか嬢&ブッチー病院のメンバーがピットで迎えてくれました。
結果はわからないし、反省点はいっぱいありますが
とにかく「今の私」としては、精一杯走り切りました。
(もう1周!と言われたら走れなかったかも・・・^^;)
Aクラス、Bクラスのライダーも次々とゴール。
片付けをしていると、kikiちゃんから
「おめでとう、かまたさん」と言われました。
「優勝ですよ!」
本当ですか!?
張り出されたリザルトを確認するために、さやか嬢と本部へ向かいました。
その頃、@BOSSはいぐべ父ちゃんから
「さやかちゃん、凄いですね!」と声をかけられたそうです。
「ありがとうございました、おかげさまで
何とか無事に最後まで走りきってくれましたね~」と答えたら
「違いますよ!さやかちゃん4位ですよ!」
これには本当に@BOSSもびっくりしたそうです。
15:00、表彰式。
Dクラス、かまた、念願のポディウムです。
2位のmasameanさんとは
途中、抜きつ抜かれつを繰り返しました。
正直、今回の優勝は彼女かも、と思っていたくらい、
たんたんときれいな走りでした。
オフを始めて6ヶ月の初レースだそうです。
3位のじゅんたろさんも今回初レース。
「昨日のスクールは、これまでの人生で一番疲れたけど、
今日のレースは、これまでの人生で一番がんばりました!」
というコメントに、会場から大きな拍手が沸きました。
楽しい作戦FAT FOX
Cクラス優勝はぶっちぎりの速さをみせたひとみさん。
というかすでにレベルはBクラスですね。
練習して、毎年確実に上に上がっていくひとみさん、
本当に見習わなくちゃ、と憧れます。
Bクラス表彰。2位の方のマシンはCRF100です。
こういうのって、かっこいい~~~゚。( ̄▽ ̄)ポワーン
このクラスはもう別格です。
マナちゃんとdoronqoさまのデッドヒート、観戦したかったです。
今年も声を詰まらせてのdoronqoインタビュー、
またまたこちらももらい泣きしてしまったではないですか。
トロフィーを手にさやか嬢と。
結局、エンストせずに走った周は一周もありませんでしたが
それでも、へばり気味だった前半に比べて、
後半は不思議と体力も回復し、落ち着いて走ることができました。
コーナーで手を振って応援してくださった皆さん、
どうもありがとうございました。
「がんばれ!」と言っていただけることが
こんなにもレース中に元気と勇気をもらえるのかと
改めて感じました。
マシンの洗車をする@BOSS。
思えば@BOSSはこの一年、
(実際には私がバイクの免許を取るといった日からずっと)
@BOSS自身もライダーとして復活したといっても
@BOSSが自分の練習をすることはほとんどありません。
マシンの準備、移動、練習、片付け、メンテナンス、
最近ではさやか嬢も加わったので、ますます自分の練習はしていません。
だからこそ、今回はどうしても
@BOSSが教えてくれたことの結果を出して優勝したかったし、
結果を出すことが、私の恩返しの唯一の方法でした。
加えてさやか嬢の完走、そして4位入賞は、
どんなにか@BOSSにとって嬉しいことかと思います。
またひとつ目標が終わりました。
WOMEN'S Xはまだまだ小さな大会かもしれませんし、
私にとってはたった2回目でしかありませんが、
私のたった2年のオフバイク人生において、
大きな節目を刻む、大切なレースとなっています。
来年の目標は・・・
(@BOSSにどうせ言われる気がするので、
言われる前に自分で言いますが)
順番で言えば来年はCクラスエントリーとなる私、
でも今から一年あるわけなので、
練習してこなかったことを練習して
来年はBクラスでエントリーします。
そしてさやか嬢はDクラス優勝めざすはずです。( ̄ー ̄+キラーン
【それでは今年も、あなたに会いまショー!】
doronqoさま、いつもいつも今回も、ホントにお世話になりました。
doronqoさまから頂いたおそろいのTシャツを着て。
この直前、さやか嬢に注意されるまで、
私、「後ろ前」に着てあちこちに挨拶してまわりましたが、何か?(泣)
photo:楽しい作戦FAT FOX
顔を合わせたとたんにマナティーが
「教えてもらっても、身内の注意ってきけないですよね。」
とのたまったのはオフレコでしょうか。(笑)
「ほほう。」(by 後ろの@BOSS)
まさか本当に来てくださったなんて!
(いや、信じていなかったわけじゃ・・・・もごもご)
宇都宮から188さんとてんとう虫さん。
応援ありがとうございました!
てんとう虫さんは来年WOMEN'Sに出るそうです。(出るよね。)
今回も片道600kmをトレーラーを引いてやってきたゴロンパ夫妻。
と、その愛犬のゴロンパ犬。
(ごめんなさい、名前聞いたのに忘れちゃった。^^;)
ゴロンパさん、応援ありがとうございました!
ゴロンパ妻さん、北4ではまたまたよろしくお願いします。
Bクラス3位で有終の美を飾ったべこちゃん、おめでとう!
一日も早い復帰をみんな待ってますので、
ダンナさまと二人、しっかりとがんばるよーに!ε=( ̄・・ ̄)
遠く長野から軽トラに乗ってやってきた
WOMEN'S X初参加のじゅんたろさん(前右)と
信州のりもの倶楽部の面々。
はじめまして、やっとお話できた晶姉さん。
なにやら@BOSSは、とにかく晶姉さんが怖くて
近寄れないイメージがあったらしいのですが、
ぜんぶ楽さんが悪いんです。(笑)
ブログを読んでくださっているということで
パドックまで来てくださった青鬼さんたち。
帽子をとったら・・・私どーすりゃいいんですか?( ̄∀ ̄;)汗
photo:ミワコング
お向かいのパドックだったkikiちゃん。
去年のまさに6月20日にケガをして、今回が1年ぶりの
リハビリ出場だそうです。復帰おめでとうございます!!
今回はじめて少しは話ができたような気もするドラミちゃん。
パスタ、ロールケーキ、おにぎり、おにぎり、おにぎり・・・
ドラミちゃん、まさかそれ全部朝ごはんなのでつか???
今日は自転車でマーシャルをするんじゃないか!?
というウワサが一部アトラスでささやかれていた姫丸さん。
私が去年初めてこのWOMEN'S Xに興味をもったのは
一にも二にも、この姫丸さんのおかげです。
記念に一緒に「勇気の出る踊り」を躍ったら、カメラマンの@BOSSから
「え~と、普通にしてもう一枚。」とダメ出しされてしまいました。^^;
ああ、もっとたくさんの方とお会いしましたが書ききれません。
もうすっかり日も暮れて、さあ新潟へ帰ろう、と思ったら
キュル、キュルルル・・・
げげ!バスのバッテリーが!!!Σ( ̄∀ ̄;)
チーズナッツのユンボでバッテリーをつないで助けて頂きました。
芋おやじさま他事務局のみなさまに
最後の最後までお世話になってしまいました。
本当に申し訳ありませんでした。m(_ _)m
最後にとんだオチがついてしまいました。
こうして終わったWOMEN'S Xですが、
当日のレースの模様がよくわかる素敵なムービーを
信州のりもの倶楽部のBoss_vzuさんが編集してくださいました。
(注:@BOSSじゃありません。笑)
出た方も、出てみようと思う方も、ぜひぜひご覧ください。
(私の最初の転倒シーンもバッチリ映ってます。^^;)
なんだかいろんな気持ちを思い出して、
見ているだけで胸がいっぱいになります。(;д;)
Boss_vzuさん、どうもありがとうございました。
photo:あそびにいぐべ
スタッフのみなさん、エントラントのみなさん、
会場で、そしてブログを読んで応援してくださったみなさん、
本当にありがとうございました!
たかがWOMEN'S X、されどWOMEN'S X。
やっぱりこのレースは特別です。
特にDクラス、Cクラスにはいろいろなドラマが生まれます。
次回は私が感動した、そんなお話のひとつを紹介したいと思います。
【追記】
今回、たくさん写真を使わせていただいたOff-Road Paradise Z
通称オフパラのゆーじさんが素晴らしい写真とともに
WOMEN'S Xを「レース」として克明に書いてくださっています。
私のこの、初心者としてのレポートとはまったく違う視点ですので
ぜひ合わせてお読みください。
投稿者:かまた posted at : 01:20 | コメント (48)
2010年06月19日
出発前夜
ようやく去年のWOMEN'S X以来のゼッケン「51」が変わりました。
今度は「46」。また1年間の固定ゼッケンになったりして・・・(笑)
手前から、かまた号、@BOSS号、さやか号。
今回@BOSSは3台のマシンを整備してくれました。
お天気のほうは、前日、当日ともどうやら雨のようですね。
おそらく、先週のチーズナッツとはまったく違う様相を
見せるのではないかと思います。
レースというと、昨年のWOMEN'S Xのレポートに頂いた、
「競技はスタートの前で50%が終わっています。
スタートしてから、今までの50%が何だったのか解かるものです。」
というO&クロさんのコメントを思い出します。
今さらマディだからといってもどうすることもできないし、
この1年が何だったのか、きっと私は身をもって知ることになるでしょう。
その一方で、同じく去年のWOMEN'S Xで聞いた
「レース自体が一番の経験、一番の練習、
レースで化けるライダーも大勢いるんだよ」
という@BOSSの言葉も本当なんだと思います。
練習したこと、練習してこなかったこと、
出来るようになったこと、未だに身についていないこと、
強い自分、弱い自分、いつも注意されていること、ごまかしてきたこと、
スタートしてからの90分間、どんな自分に出会えるのか、
楽しみでもあり、怖くもあります。
WX-D(デビュークラス)はその名の通り
これが初レースで、「レースに出ること」それ自体が
「自分の殻をやぶること」という方が多いと思います。
私は2回目だけれど、今も同じ気持ちです。
WX-Aクラスとはまったく違う次元ですが^^;
私なりの目標に向かって、頑張って来ます。
もっと肩の力を抜いて楽しんで、という声も聞こえそうですが
私にとってのWOMEN'S Xは、そういう場なんです。
たぶんさやか嬢にとっても。
久々に青い日記を書いたけど、今の私の気持ちです。
じゃ、シャリ、行ってくるね。
「ま、頑張ってきてちょ。」
投稿者:かまた posted at : 01:25 | コメント (5)
2010年06月14日
さやか嬢お山デビュー
6月20日に開催されるWOMEN'S Xに、
昨年の宣言どおり、@BOSSの姪っ子「さやか嬢」もエントリーしました。
勤労少女さやか嬢は、仕事で日程が合わないため
私たちと一緒に土日の遠征練習に参加できる機会が少ない上に、
昨年の私と同じように、MXコース以外を走ったことがありません。
昨年の私はWOMEN'S X自体が「初・お山」で
前日スクールで途方に暮れた、という記憶もまだ新しいのですが、
初レースを来週に控えたこの土日、珍しくさやか嬢も休みだというので
チーズナッツへ行ってみることにしました。
いいお天気です。予報では真夏日になるそうです。
翌日の日曜はY2トライアルが開催されるために
土曜日は一部のみ走行可ということですが、
十分です、整地されたMXコースでない場所が
どんなところか見ることができるだけでも。
久しぶりにバイクに乗るさやか嬢。
さやか嬢はCRF100、私はCRF150です。
キャメルバックを背負って、まずは私たち二人だけでいざ出発!
この一週間、ほとんど雨の降らなかったチーズナッツのコースは
スーパードライで、結構デコボコしています。
この辺りから、だんだんいろいろな路面になってきますが
トライアルをちょっとだけかじったことがあるさやか嬢は
多少のことには動じないようす。
(基本的にあまり物事に動じない性格なのですが。^^;)
私が先導して走り、ある程度先で待っていましたが
ほとんど私の助けを借りることなく一人でついてきます。
途中、土から木の根っこや大きな石がゴロゴロしている登りで
エンストしてしまったものの、何とかがんばって脱出。
ビックリしたのは、CRF100というマシンは
急な登り坂の途中でも、キック一発、簡単にプルルンとかかるんですね。
150だったら足場のいい場所までマシンを降ろして
キックをかけなければならないような場所でも、一発でかかります。
が、やはり初めてのお山遊び、短い土のコースとはいえ
何周かしただけで、顔がゆだって真っ赤です。
「走りやすいしどきが懐かしい・・・・」
さやか嬢にしては珍しく弱音を吐いています。^^;
パドックに戻ると、直射日光を受けている温度計はなんと40度!
キャメルを背負ってはいたものの、若干熱中症気味になったさやか嬢は
少し日陰で横になって休むことに。
2時間くらいテント下で休んで、体力を回復した後、再びコースへ。
その後、@BOSSがさやか嬢について何周かコースを走り
苦手な下りやガレ場の登りについてのアドバイスをしていたようです。
パドック前に小さな土の登り坂があるので
今度はそこをCRF100で、座ってバランスを取りながら
トコトコ登る練習をしようと@BOSSが言うので
言われるとおりにトコトコ登ったさやか嬢ですが、
向こう側からは見えなかった反対側が
そのまま急な下りとなっていて、ビビッているところ。
今日のコースで(てか、これまでの人生)こんな下り初めてだもんね。^^;
「大丈夫、ステップに乗って腰を引いて下りてくればいいから!」
@BOSSがそう言いますが、どうしても降りられません。
そこへチーズナッツの芋おやじさまが、トラ車に乗って颯爽と登場。
頂上でいろいろとアドバイスをしてくれています。
観念したさやか嬢、そろりそろりとバイクを前にずらし始めましたが
下り始めたら思わず前傾して足を出してしまい、
あわや!とヒヤリとしましたが、なんとか無事降りてきました。
「奥のわだちや細いところも行ってみる?」
今日は翌日のY2トライアル用のコーステープが張られているので
右側の広い道幅のコースだけをグルグル回っていましたが
奥のコース、しかもチーズナッツのことならなんでもわかる
芋おやじさまの先導で走れるのならどこでも喜んで!
ということで、今日はまだ走っていない、
わだちやウッズ、水溜りのあるコースを案内して頂きました。
残念ながら走行中の写真は一枚もありませんが
濃い影を落とす新緑のきれいな木立の中、
こんなに楽しい時間を過ごすなんて思いもよらないことでした。
さやか嬢にとっては、それこそ初めて走るシチュエーションばかりで
たいへんだったのではないかと思いますが
弱音も吐かず、がんばって全部ついて来ました。
あとで聞くと「さやかにここを行かせるか!」と思いつつも
「景色が変わるからおもしろかった」だそうです。^^
やがて、私が先回KTM85で登ってみた長い上り坂が出てきました。
あの時とくらべて、新緑の枝が両側から覆い被さっていて
ほんの一ヶ月前のことなのに、まったく風景が違います。
芋おやじさま曰く、「CRF100は少し開けてやれば
頂上まで何の問題もなく、トコトコひとりでに登っていく」そうです。
ということで、やってみせて頂きました。
(工事用ヘルメットをかぶって、CRF100でゆっくり登る芋おやじさま、
ドリフターズのコントに見えて笑ってしまったことは秘密です。笑)
トコトコトコトコ。ほんとだ、ひょえ~~~。
この写真で見ると、ゆるやかな坂にみえますが
結構傾斜があって、長い登り坂のはず。
KTM85ではこういう上り方はできません。
CRF100、おそるべし!
私も試しにCRF100で登ってみましたが
アクセルさえ戻さなければ、全開になどしなくても
ゆっくりゆっくり私を乗せて上まで運んでくれる電動カートのようです。
さやか嬢は「登ると下りてこないといけないからパス。」
まあね、また次回ということで。^^;
磐梯山のお釜も夕日に映えてきれいです。
さやか嬢、本日お世話になった芋おやじさまと。
今日は楽しかったです!と言うさやか嬢に対して
「よかったね。でもWOMEN'S Xの日は泣くから」
そ、そうなんですか・・・( ̄∀ ̄;)汗
チーズナッツよ、楽しい一日をありがとう。
どうか来週は雨を降らせないでおくれ。(泣)
この日は郡山の東洋健康センターに泊まりましたが、
あれだけ日中水分を摂ったにも関わらず
全員が1.5~2kg近く体重が落ちていました。
疲れで夕食もあまり食べなかったさやか嬢でしたが、
ここの大衆演劇に出ていた
イケメン若手役者(15)にすっかり魅了され、
元気を取り戻していました。(笑)
【翌、日曜日。】
翌日は北上して、ホームコースのしどきへ。
ミニコースをCRF100で走るさやか嬢。
昨日の筋肉痛を引きずりながらも、まずは30分、
私と一緒に休み無しで走ってみることに。
「しどきで30分だと、20周くらい同じ景色をぐるぐる回って
あと何分だろうって考えてばかりだけど
チーズナッツで30分走ると、景色が変わって楽しいよね。」
昨日、真っ赤な顔して
「しどきが懐かしい」って言ってたのは誰?( ̄∀ ̄;)汗
@BOSSは今日もマシンメンテナンスでほとんど練習できません。
本日は、私が半クラッチ多用しすぎで減らしてしまったクラッチ板の交換。
ああ・・・私がKTM85を回してちゃんと乗れない限り、
その分@BOSSの練習時間がどんどんなくなっていきます・・・
この日も朝は涼しかったのに、気温がどんどん上がってきて
やはりコースは30度以上。
たくさんのトランポが来ていたわりに、
炎天下のコースで走る人はかなり少なかったように思います。
その中で、全日本レディースの選手がミニコースにやってきて
ジャンプを飛ばずにリアを抜いて通り抜け
抜けたと同時に全開で下る、という練習をしていました。
とにかく空中に浮かずにマシンを接地させたまま、
できるだけ早くアクセルを開ける練習のようです。
延々と、黙々と、同じコーナーを繰り返して練習をしていて、
見ているだけでもとても勉強になりました。
あとで見よう見まねでこれを真似してみましたが、
ジャンプを越えた後って、距離は短いけれど、
私にとってはいつも次のコーナーへの単なるリエゾンで
前に進むために多少アクセルは開けているものの
全開で通り抜けたことなどなかったことに気づきました。
ここを全開で走るとなると、もうどこもかしこも
気を抜かず常に開けて走らなくてはならないわけで・・・
(でもそういえばモトクロスってそういうものだったかも・・・( ̄∀ ̄;)汗)
それにしても、
かまた
@BOSS
さやか嬢
非常にカラーリングが似ている、
Arai&アルパインスター好きなチームアトラスです。(笑)
そのチームアトラスは今度の日曜日、
チーズナッツで行われる、にこにこクロス&WOMEN'S Xに出ます。
@BOSSはミニモトクラスで2時間走りきるリハビリとして、
私は去年の悔しい自分にリベンジをするため、
さやか嬢は初めてのレースに挑戦するわけで
どんなに大変でも絶対にリタイアはしない!と言っています。
現地でお会いできる皆さま、どうぞよろしくお願いします。
投稿者:かまた posted at : 23:01 | コメント (9)
2010年06月09日
パイーン!
トライアル世界選手権日本GPでもてぎへ行く前日の土曜日、
朝からかなり雨足がひどかったにもかかわらず
私と@BOSSはいわきへ向かいました。
世界戦は2日間とも観戦することができたのですが、
北海道4DAYSもだんだん近づいてくるのに
このところの@BOSSは、ケガと私のサポートばかりで
@BOSS自身の練習がほとんどできなかったので
「今日はあんたが乗らなくても、俺は練習するから。」
ということで、やって来た雨のしどきです。
朝8時過ぎ、ミニコースのパドックは「それけウトロ号」だけ。
GPコースには、全日本MXのレディースの選手が練習に来ているようです。
雨は次第に弱まり、コースは覚悟したほどマディではありません。
コース上に水溜りはなく、表面がチュルチュルする感じ。
今日はミスタービルドが工具を握っています。(マリオかな?)
10時を過ぎる頃には雨もあがり、うっすらと日が差してきました。
@BOSSは自分のマシンではなく、
メンテナンスの確認も兼ねて、KTM85でコースイン。
私は今週は少しカラダを休ませようと
あまり頑張って乗るつもりではなかったので
いつもとは逆で@BOSSの撮影に回りました。
う~ん、@BOSSが乗るといい音がするなあ。
ゼイゼイゼイ・・・。30~40分で戻って来た@BOSS。
しどきに来ると@BOSSはいつも体力づくりも兼ねて、
1~2時間くらい乗り続けるのですが
やはり久々に乗った今日は、早々に腕があがったようです。^^;
私も軽~く乗ってみようと思い、@BOSSと交代してKTMでコースイン。
ですが、チュルチュルコーナーが上手く走れず
バイクをいつものつもりで倒してスリップダウンしたり
フープスをヨロヨロ走っていたのが気になったらしく
メンテナンスをしていた@BOSSがこちらにやって来ました。
そしてひと言、
「今日は速く走ろうと思わなくていいから、
いい音をさせて走ることだけ考えて走ること。
コーナー抜けたらどこでもパイーンと言わせなさい。パイーンと!」
は、はい!
低いギアでパイーンっぽく引っ張ったら、「ごまかすな!」と@BOSS。
一速高めのギアにして、しっかりと開けないと
パイーンという音は響きません。
いつも乗っているCRF150は、こんなところでシフトチェンジをしなくても
トルクでブォーン!と走ってくれますが、
KTM85はシフトを合わせて、しかもしっかり開けないと
すぐに吹け切るか、かぶるか、失速するかのどれかです。
ま、私の首ふりフープスはさておいて。^^;
「まだギアが低めでエンブレ気味だ」と注意されますが
コースが朝よりも乾いて、グリップがよくなってきたこともあり
だんだん開けて走れるようになってきました。
え?その程度でかって?
だって数十分前はこれだったんですよ、これ。↓(泣)
これじゃバイクがかわいそうですよね・・・( ̄∀ ̄;)汗
でも、バイクから「パイーン」という音が出てくると、
もっと遅いスピードで走っていた時よりも、ずっとマシンが安定してきて
私の中にも「転びそうで怖い」という感覚が逆になくなってきました。
そういえばドロみちゃんのブログにあった「池さん」という方のコメントに
「レーサーは開けてあげると穏やかになってくれる生き物です。」
というコメントがあったのを読みましたが、まさにそういう感じです。
もっと開けられたら、もっとマシンも喜んでくれるんだろうな。
ジャンプももうちょっと開けたら、CRFよりピョイーンと飛びそうです。
お山でも、せめてこれくらいマシンを走らせてあげられたらいいのに。
ということで、結局今日も一生懸命走ってしまいましたとさ。
めでたしめでたし。
【本日のおまけ】
「あそびにいぐべ」のいぐべ父ちゃんからDVDが届きました。
過日のY2-XC R1の様子を撮影&編集したものです。
全編にわたり、いぐべお母ちゃんによる風情あるお国言葉での
ナレーション(独り言ともいいます)が入っています。(笑)
申し込みをする時に、メールで
「撮影したビデオに私が映っていたとしても、
DVDに納めるムービーには使わないで
その分、もっと他の方をたくさん入れてあげてください。」
な~んて殊勝なことを書いたら、
「あ、心配しなくてもオードリーさんはあんまり映っていませんょ(笑)
周回数が少ないから」
あ、な~るほど!!(・∀・)
でも・・・結構入れていただいてましたね・・・・。
速い人は周回数が多いけど、一瞬しか写らない。
遅い私は通りすぎるのに時間がかかり、
結局長く写ることになるわけで。・゚・(ノД`)ヽ
そして、DVDを見てわかったことは
何かをやらかすと編集に自動的に組み込まれるらしいこと。
(当然ですよね。でも何ですか、あの疑惑のシーンは。泣)
ああ、私もY2最終戦の頃には、お母ちゃんのカメラの前を
パイーンと走り抜ける映像だけで終わりたいです。
とりあえず、次回は「抽選M」で。(ウソ)
投稿者:かまた posted at : 18:08 | コメント (12)
2010年06月07日
トライアル世界選手権
6日(日)朝7時30分、ツインリンクもてぎ南ゲートに到着。
まだ来場者の姿もまばらです。
投稿者:かまた posted at : 19:38 | コメント (10)
2010年06月02日
いわキング2DAYS
金曜日。いつになく忙しく、なかなか仕事が終わりませんでした。
この週末は、いわきの林道ツーリングに行く予定だったのですが
この一ヶ月というもの、今週はトライアル、今週はお山と、
毎週乗るバイクが違っているために
仕事の合い間ではマシンメンテナンスが間に合わず、
前回の定義の後片付けすら終わっていない状態で、
夜8時過ぎにようやく準備にとりかかった@BOSSからも
「ナンバー付きマシンまで間に合わないかも・・・」と言われました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
白状しますが、それを聞いて罰当たりにも、
ほんのちょっとだけ「よかった。」と思ってしまった私。
というのも、ここのところの疲れもたまり、あちこち打撲も痛み、
加えて毎日クーラーとストーブを交互に点ける寒暖差に体が参ってしまい、
私にしては珍しく、「今週末くらい、バイクに乗らなくてもいいなあ」、
つまり、「何もしないで休みたい」とさえ思っていたのです。
せっかく誘ってもらった林道ツーリングでしたが、
ここで時間的・体力的に無理をして強行軍に出るのではなく、
明日の土曜日はゆっくりとマシンメンテナンス・デイにして、
日曜にしどきへ練習に行こうと@BOSSとも話し合い、
ナックさんにもゆ~じさんにも、そのように連絡をしました。
が。
【土曜日】
その後@BOSSは夜なべをして、自分のマシンを終えただけでなく
私のナンバー付マシンも準備してくれていました。( ̄∀ ̄;)ガーン
しかし、そうと決まれば心と体を切り替えて、いざ、いわきの林道へ!
実は・・・今回の林道ツーリングは
延期となったDOAに参加するはずだったメンバーを中心に
かなりの大人数で走ると聞いていたのもあって、
林道は私のスピードが遅くて、一緒に行くみなさんに
迷惑をかけそうなことも腰が引ける理由の一つだったのでした。
しかし、前夜のメールのやりとりでナックさんから
「今、一番力を入れるべきは林道では?
かまたさんの場合、強みを伸ばすより弱みを補強するほうが
全体のパフォーマンスがあがると思いますよ」
という温かくも厳しい、もとい、厳しくも温かいメールを頂き、
今回はマシンが間に合わないけど、連れて行って頂ける機会があるのなら
確かに少しでも林道を走っておくべきだなと反省をした私。
また@BOSSが、今回は林道は諦めようと話し合って決めた後から、
無理を押してナンバー付マシンの準備をしてくれたのも
普段私が林道を走る機会がほとんどないので、やっぱり
北4前に走らせておいた方がいいと思ったからなのだと思います。
みなさん、ごめんなさい。そして、ありがとうございます。
ということで午前11時。
トランポを置かせてもらっているいつもの集合場所へ到着。
他の皆さんは当の昔に出発しているので誰もいませんが、
ちょうどランチタイムに合流できるように準備をします。
12時、出発。
ここから高速を使って、45kmほど離れた楢葉の道の駅に向かいます。
いつも公道に出る時は、なんとなく不安でドキドキする私。
これは広野ICの降り口で、手がかじかんで
なかなかクレジットカードが取り出せないでいる私ですね。
(そういえばこのセロー、グリップヒーターがあったんだった・・・^^;)
あ、ここだ。みんなのマシン発見!
1、2、3、4、5、6、7・・・・多いとは聞いていたけど
私たちを入れて15~16台くらいになりますね。( ̄∀ ̄;)汗
ちょうど皆さんもお昼を食べ終えて外へ出てきました。
今回の幹事「べこちゃん」。以前しどきでちょっとだけ話をして以来、
ずっと会いたかったので、今日はとっても嬉しいです。^^
なんとなくダースベーダーっぽいナックさん。
いろいろありがとうございました。
午前中はアタック組と普通に林道ツー組に分かれて走ったようですが
午後はゆ~じさんが仕事で抜けたので、ナックさんを先頭に
全員でぞろぞろ連なって、普通に林道ツーだそうです。
ゼッケンプレートのネジの受けが取れてしまったのを見て
すかさずビニールテープを取り出して貼ってくれる果樹ゑさん。
タイラップ、ガムテープ、必需品ですね。^^;
スイーパーの☆君。いつもお世話になってます。
いわき林道ツーリングで「スイーパー」と言えば
「かまたのお守り」を意味します。m(_ _)m
降水確率20%だったこの日、私が参加したとたんに細かな雨が。
「さすがですね、かまた雨。」などと勝手に名づけて、
どうしても私のせいにしたいYHさんでしたが、私が雨女なら、
いつも晴れるしどきはどうなんですか?ええ??(ドン!)
という話し合い(?)の結果、どうも「かまたとYH」という組み合わせが
雨を降らすのではないか、という結論に至りました。
(すると今年の北4も雨かも・・・・( ̄∀ ̄;)汗)
雨が当たり、だんだん寒くなってきて、
皆さんの心はもうすっかり温泉モードになってきたようなので、
少し早めの終了でしたが、午後4時駐車場へ。
他のメンバーは、温泉に入った後、A家食堂さんで
美味しい沖縄料理の宴会に突入するということでしたが
昨夜(というか今朝)@BOSSは夜なべで作業をしたので
私たちは駐車場で皆さんと別れて・・・
いつもの健康センターへ。
そして、夜8時過ぎには仮眠室に向かいました。
おやすみなさい。zzz
【日曜日】
朝5時起床、6時朝食。
6時に朝食券を買って、6時20分にチェックアウトをしたら
「もう食べたんですか!?」とフロントの方に驚かれました。^^;
日曜は、久しぶりにしどきで練習です。
YHさんのいないしどきは朝から良い天気!(笑)
今日はもちろん、ナンバーのないマシンです。
クラッチがすべり気味だったKTM85、燻製のような芳ばしい香りが・・・。
もしかしたら先週の定義でトドメをさしたかもしれないので
@BOSSがクラッチ内部を点検してくれました。
入っている部品と新品とをノギスで測って比べてみます。
クラッチ板の厚さは・・・・・そんなに減っていないようです。
ではスプリングは・・・原因はこれかな?
新品に比べて5mm以上短くなっています。
@BOSSがクラッチの構造を私に説明しながら、
スプリングを交換してくれました。
私はCRF150のオイル交換。え~っと、ドレンボルトはどこだったっけ??
オイル交換をしていると、隣りのトランポから
CRF50に乗ったキッズが私たちのもとへやってきました。
そして、私のCRF150を指差して@BOSSに
「この51番の人と走りたい!」
あ??( ̄∀ ̄;)汗
彼の名前は「KAZU君」、6歳。
3歳くらいからバイクに乗っているそうです。
彼とはたった今会ったばかりなのですが・・・・^^;
ご指名に預かり、マシン準備もそこそこに着替え始めた
私の横から離れずに「ねえ、まだぁ?」と催促をするKAZU君。
はいはい、今行くから、先に2~3周走ってくれば?
「ねえ、まだなのぉ」と、また迎えに来たKAZU君。
あの・・・さっき初めて会ったばかりの君なんですが、
何があなたをそこまで燃えさせているんですか?( ̄∀ ̄;)汗
念のためコースに入る前に@BOSSに、
「後ろについて走ればいいですかね?」と聞いたら
「ぶっちぎってやりなさい(笑)」ということだったのですが
一応しばらく後ろにぴったりついて走っていたら、KAZU君は
「自分のペースで走りたいんだけど。」
どうも「一緒にコース練習する仲間」がほしかっただけのようです。^^;
そうこうしてお昼になろうとする頃、A家食堂から
「今日も林道ツーリング組」がしどきに顔を出してくれました。
昨夜、思い残すことなくすべてを体内から出し切ったというべこちゃん。
なるほど、今朝はすっきりとノリノリです。(笑)
これからセニョールを筆頭に、再びいわきの林道を走ってくるのだそうです。
みんなを見送り、またKAZU君と走ることに。
KAZU君は「51番(CRF)」がご指名でしたが、今度は
クラッチのスプリングを替えてみた「75番(KTM)」でミニコースへ。
ああ、しかし。やっぱり2ストは難しい。
今日も合わないシフトでモーモー走ります。(泣)
すると、
あらぬところから、ゆ~じさん登場!Σ( ̄⊥ ̄||)
「何、かまたさん、その走り!?」といきなり特訓開始。
私が停まってアドバイスを受けているわきを、
どうしても一緒に走りたいKAZU君が、
アピールしながら走り抜けていきます。(笑)
休憩時間。ミワ家から譲っていただいたKTM85は、
当然ですが元の持ち主であるdoronqoさま仕様になっているので
マニュアルにある「標準」に戻してから、
今度は私の好みで乗りやすいように変えていくようにと
@BOSSとゆ~じさんが、サスやサグのセッティングを
一旦ノーマルに戻しています。
「さ、これで乗ってみて。」ということで、再び練習開始。
「かまたさん、前教えたのに、また元に戻ってるじゃない!」
すすすみませ~ん!!(><)
とにかくゆ~じさんに言われるのは、
私のフープスは、一番衝撃を受ける体勢だということ。
ご覧の通り、コブのたびに身体と頭が大きく揺れてしまいます。
ゆ~じさんが、私のフープスとゆ~じさんのフープスを
それぞれゆっくりとコースでやってみせてくれました。
私のはどうしても腕が伸びきって、身体がバイクに引っ張られて
コブがあるたび前後左右にとっちらかります。
「とにかく常にアクセルを開けられるように肩は膝より前!」
これ、ず~っと言われているんですが、ちっともできません。(泣)
ふたつを撮り比べたムービーを見ながら、
「バイクで大事なのはイメトレだから、よ~く見比べて研究して。」
ふぁ~~~い!(;д;)
陽も傾いた午後4時前、林道ツーから戻ってきたべこちゃんが
再びしどきに顔を出してくれました。
本日をもって、しばらくバイクをお休みするかも、
そうべこちゃんから聞いていたので
林道ツーで疲れているはずのべこちゃんが
これからコースを走ると言ってくれて嬉しかったです。
私のCRFで、今度はべこちゃんの特訓開始。
同じく帰る前にしどきへ顔を出してくださったファラオな方々。
YHさん、今日は雨が降りませんでしたね。^^
デジカメに入っていたこの写真・・・・これは何ですか?
これは、私たちの練習を撮影してくれていた@BOSSが
コースの合い間にある水はけ口のマディに石を投げて
クラウンを作ってみた写真だそうです。^^;
なんだか名残惜しくて、走行終了時刻の5時ぎりぎり、
@BOSSにもう時間だよと合図されるまで、
べこちゃんと一緒にコースを走りました。
特に何を一緒に練習したわけではないけれど、
楽しかったです、どうもありがとう。^^
きれいな夕日の中、みんなで後片付け。
これから仕事に戻るというゆ~じさんでしたが、
やっぱりここでも始まるライテク講座。
「う~ん、う~ん!」
眉間にシワをよせてべこちゃんがゆ~じさんを押しますが、
ゆ~じさんは前にも後ろにも、ビクともしません。
最後に記念撮影。やけに赤がまぶしい写真が続きましたが
べこちゃん、ゆ~じさん、今日はどうもありがとうございました。
そして、無理を押して私が林道を走るチャンスを作ってくれた@BOSS、
本当にありがとうございました。
「で、林道はどうだったの?」
帰りのトランポで@BOSSにそう聞かれました。
え~っと、今回は普通の林道だったし、グリップも悪くなかったので、
見通しさえよければ、いつもほど怖い感じはしませんでしたが
やっぱり皆さんとすぐに離れてしまいますね・・・・・。
「でも、前に比べたら、あんたを待つ待ち時間は短くなったよね。(笑)
最後の方、俺がすぐ前を走ったコーナーはわりとついて来ていたから、
あとあんたは開けられる直線で開けてないんだよ。
いつも言うけど、ある程度スピードがないと。
遅すぎるのも却って不安定なんだってば。」
はーい。(;д;)
・・・・と言って、じゃあ次回も林道で練習を、
というわけにはなかなかいかないので
やっぱり今回のような機会は大切にしないとですね。
せめて、皆さんを待たせずに走れるくらいにならないと。^^;
それにしても、いわきに行く前
体のだるさにブチブチ言っていた私は
ちょっと甘ったれ過ぎでしたね。
そんな自分の体にたまっている
よどんだ「モヤモヤ」を排出すべく、
今日から自転車通勤に切り替えることにしました。
あはは、相変わらず安直です。
でも気持ちをすっきりさせるには、体を動かすのが一番。
(新潟には珍しい青い空につられただけという気もしますが。笑)
・・・・疲れて週末バイクに乗れなかったりして。( ̄∀ ̄;)汗
【本日のおまけ】
さて、今週末は「もてぎ」です。
世界最高峰のワザを観て来ます。
今週末にもてぎへ行かれる方、
現地でお会いできたらよろしくです。^^
投稿者:かまた posted at : 21:01 | コメント (9)