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2009年06月29日

定義へ

大倉ダム
ダムの貯水湖を渡り・・・・・・

林道
長い林道を抜けると・・・・・・

定義
そこに、今回のドナドナ市場がありました。
@BOSSのラリーマシンでお世話になっているKTM埼玉さんの
「オフロード走行会」会場、仙台の大倉牧場跡地、通称「定義」です。
土曜はコース作り、日曜は走行会ということで
@BOSSと共に、土曜日から参加させて頂きました。

いわゆる「山」は先日のWOMEX'S Xが初めてだった私。
事前に見せられた定義の写真を見ても
「今の私じゃ到底練習にならないんじゃ・・・」と
来る前から、どうも逃げ腰になってしまいがちでしたが、
だいたい北4にこんなハードなところありましたっけ??

「HOP(北海道オフロードパーク)のウッズくらいなんだけどさ、
あんたウッズって走ったことないでしょう。
あとチーズナッツでどうしようもなかったワダチ。
その練習ができると思えば・・・」
と言う@BOSSも定義は初めてです。

土曜は朝5時に新潟を出発し、定義には10時前には到着。
この日は午前、午後ともにKTM埼玉 古宅さんの引率で
お腹一杯走らせて頂きましたが、映像はありません。(残念!)

一夜明けて日曜日。

ミーティング
朝のライダースミーティングでコースの説明がありました。
一周約15kmのコースは、AAの方でも30分、
少しトラブルがあれば1時間はかかるでしょう、ということなので
私なんかじゃ、きっと半日で1周ペースでしょう。

しるこ夫妻
しるこ夫妻です。この日初めてお会いしたのに、
朝から晩まで、ホントにお世話になりっぱなしでした。

キャメルバッグ
30度を越す今回は、アルダナさんに教えて頂いた通り、
キャメルバッグにロックアイスを詰めて出発。

出発
しるこちゃんご一行にお供させていただいて。

走行中
なかなかついて行けない私を励ましながら
遅い私にペースを合わせて待っていてくれる皆さん。
ホントにどうもありがとうございました。

居酒屋よちゃんさん
特に最後まで見守って頂いた居酒屋よちゃんさん。
もう足を向けて眠れません。(-人-)

高低差も私の少ない体験の中では過去最高、
湿地帯でのワダチ、ウッズ、道なき道、丸太越え・・・
二日間で本当にいろいろな体験をさせていただきました。

モトクロスコース、例えば「しどき」のミニコースの様に
初心者にも走りやすいよう、優しく作られたコースは
地面に障害物が少なく、傾斜も危険のないように考えられているので
コースさえ覚えてしまえば、オーバーランや操作ミス以外
「危険回避」などそんなに考えなくても楽しく走れますが、
こうした自然地形では、毎周どのラインにすれば自分は行けるのか、
そのラインで注意することは何なのか、
石、ギャップ、ワダチ、キャンバー、枝、泥、落ち葉、斜度、
目の前に突き出される難問に、いつも100%何かを判断しながら
自分に命令を出さないといけない、ということ。

そのことが一番いい体験でした。

ハンドル幅より狭い木と木の間のラインで・・・・。
ウッズ
人がたくさん通ったラインが自分にいいとは限りません。
木と木に挟まれないラインも選べたはずなのに。(泣)

そして、二日間で痛切に感じたのは、
CRF150がフライホールを足さないと
山でエンストしやすいらしい、という問題は別にして
私がエンストしたり転倒するのは
どうやら8割方「心」の問題らしいということです。

本来ならばなんとか走り抜ける術を考え
対処方法に沿った操作で切り抜けなければならないところを、
「あの石、やばそう」とか「どっちへ行けばいいんだろう」とか
何かで気持ちが動揺したとたんに
思考がフリーズして、アクセルを戻してエンスト。
あるいは上半身がガチガチになりバランスを崩して転倒。

その最たるものが日曜の午後、
@BOSSに連れられて入った「上級者コース」です。

ウッズ

「初心者」と「上級者」の看板が立つ分岐路で
「上級者」という名前がついているコースに進路を向けただけで
さっきまで一人で走っていたリラックスムードから一転ガチガチ。

怖くて行けない、というのとも違い、ただただ異常に緊張が高まり、
結果、上級者コース最初のウッズの一面落ち葉の下り坂で
ラインの前方に見えた木にアクセル全開で激突しました。
一番やってはいけない「パニック」です。
ああ・・・本当に情けないくらいメンタルの弱い私です。

上級者コースの長いウッズもなんとか帰ってこれたものの、
いつもならスタンディングで余裕で通れる丸太の転がるラインも
意味もなく「上級者用だから難しいのだろう」と腰が引け、
力んで座ったまま必死に突っ込んでエンストしてました。

超難所の通称「作業道」
ここは超難所の、通称「作業道」。
「はずれ」のワダチに入ると深くて抜けられません。

ここを通らずに済む迂回路もあるのですが、
午後には土が掘れて木の根が出て、こちらを回った人の数人も
結構登れず落ちていました。
(もちろん私は@BOSSに代走してもらいました。)

CRFとCRを崖のぼりで迂回させる@BOSS

最後はクマ、罠にかかるの図(笑)。

なんとかフルコースを走り終えてパドックに戻った私に
@BOSSから耳の痛~いお話が。

「あんたはライディングテクニックの問題でなくて、
完全にメンタルの問題だね。
今走って来たコースの最後は、
昨日、古宅さんが『探検』という名目で連れて行ってくれた場所だよ。
あんたに『上級者コースの一部』とは言わずに
探検だと称して連れてきてもらった昨日は走れていたのに、
今日『上級者コース』と名前が着いただけで
スタンディングもできなくなるなんて!
いつも言うけど、出来る事を、『ダメだ!』と思って
自分で操作を放棄して、止まったり転んだりしているんだぞ。」

モトクロスコースの様に、決まった短いコースの繰り返しの周回だと、
「初遭遇」というシチュエーションに会わなくて済むけれど
こういう自然のエリアだと、さまざまな障害物が現れるし、
ラインが決まっているわけでもないので、自分で
目の前の景色から瞬時にラインを拾い出して、その中から選んで、
そしてバイクをコントロールして走り抜けなければなりません。

「考えることと、状況に合わせた操作を行うこと、
そのライダーとしての役割を一瞬でも怠ると、転んでしまう。
操作の放棄は、バイクに対する責任の放棄だぞ!」

ウッズ

基本、フロントとリアブレーキでのスピードコントロールと
アクセルとクラッチでの駆動のコントロール、
それをバイクの上でバランスを取りながら
スピードを調整しながら進めれば、
速さを求めないなら(←重要^^;)
大体のシチュエーションは何とか乗り切れるのだと思います。

上級者コースでのウッズやワダチなども、
実は、今まで練習してきた基本をちゃんと活かして臨めば
何とか通り抜けられるはずなのですが、
その見た目から受ける印象やイメージで「大変な難所」と強ばってしまい
通常できる操作まで出来なくなってしまって
その結果エンストや転倒を何度したことか。

特にそれが多かったのは、「長くてガレた登り」と「ワダチ」です。

ワダチ
本当にワダチ恐怖症の私に@BOSSからワンポイントアドバイス。

「ワダチ走行では免許センターの一本橋のように
バイクを直立させた状態を保つようにバランスをとりながら進むんだけど
あんたは気持ちが自信をなくしたとき、不安から
思わず足を付こうと余計にバイクを傾けてしまうから
ワダチのヘリにフロントタイヤが当たって、
かえってバランスを崩し転んでしまうの。
進むと決めたら、抜け出すまでバイクを立ててアクセルを開ける!」

長い登り
続いて、長い登りの途中に石があるだけで心が折れて失速する私に
@BOSSからツーポイントアドバイス。

「登りの途中で難所に差し掛かった時ほど止まらないで
更に突き進めるようにトラクションをかけながらアクセルを開けつつ
バイクの惰性を落とさないように、時には足で助けながらでも登りきる!
途中で止まった時ほど、リカバリーが大変なことは無いんだから
とにかく何とか上まで登りきること。
石や木の根が邪魔をしてしまうような時は、逆にバイクから荷重を抜いて
障害物を乗り越えやすくなるようなアクションをすることも
ケースバイケースで覚えて行えるようにならなくちゃ。」

はい!・・・と言うは易しだけれど
まずは気持ちで弱気にならないことが一番みたいですね。

かまた
戦い済んで、日が暮れて。
走っていたときは必死だからわからなかった打撲の痛みが
だんだん感じられてきました。痛たたたた・・・・・。

それでは、この二日間の結晶をご覧ください。

ブレーキレバー
初日の夕方。さっそくブレーキレバーが曲がりましたが、何か?(泣)

ハンドルバー
上級者ウッズでの激突で。グンニャリ曲がったハンドルバー。

ラジエーターガード
今回付けたばかりで、大変役に立ったラジエターガード。
それでもシュラウドも含め、結構逝っちゃってます。
(付けていなかったら、どうなっていたことか・・・(TдT))

ひじの打撲
そして、私の肘に出来た大きなコブ。(泣)
(太もも内側にはもっと大きなコブができましたが
こちらの写真アップは自粛。わき腹も痛・・・・)

そして、この二日間お世話になった皆さんです。

古宅さん
ファラオ2度出場の、KTM埼玉の古宅社長。
土曜日の初周回時は、先導からリカバー、代走までお世話になりました。
「菩薩のようなスクールとはこのことかぁ・・・゚。( ̄▽ ̄)ポワーン」
『埼玉のスケテツさま』とお呼びしてもいいですか。(笑)

また、午後は「探検周回」という名目で、再び連れ出していただいて
さまざまなシチュエーションでの走行経験を積ませて頂き、
本当に勉強になったと同時に
あ、こういう所、私も走れるんだ!と思えたことは
とても嬉しかったです。ありがとうございました。

片山さん
スタッフ片山さん、パリダカ出場ライダーです。
奥さまは昨年の北4でSSERのスタッフをされていてお世話になりました。

スタッフ高沢さん、スミマセン、写真撮れてませんでした。
少ないオフ経験と言いながら果敢に定義の難所を走っていました。

手塚さん
「日本一のGS乗り」の経歴を持つ、明るく楽しいムードメーカーT塚さん。
土曜の探検周回では遅い私たちにお供していただきました。

そして前述のしるこご一行さま、
こんな私を暖かく励ましながら最後まで面倒をみて頂いて
本当にありがとうございました。
皆さんの大事な時間をたくさんとってしまって申し訳なかったけれど
本当に貴重な練習をさせていただきました。

そうそう、忘れてはならないこのお方。

doronqoさん
背中に殺気を感じて固まる私。
振り向くと、手にカメラを隠し持つdoronqoさんの姿が。
@BOSSはパパラッチの恐怖に2日間ずっとおののいていました。(笑)

女子記念撮影
参加女子記念撮影。
左から、@BOSSがシャッターを押すたびこんな顔をするしるこちゃん。
(@BOSSビクリシテタアルヨ・・・( ̄∀ ̄;)汗)
大人の休日を過ごせたのか!?パパラッチdoronqoさん。
初めましての楽さん、北4ではよろしくお願いします。
うーたんさん。あまりお話できませんでしたが、また次回!
そしてKTMのイベントでHONDAのTシャツを着る気の利かない私。

片づけが終わり
片づけが終わり

定義で出会った皆さん、本当にありがとうございました。


【と、いうことで。】

北4エントリー用紙

本日、北海道4DAYS「ラリー部門」にエントリーいたしました。
カテゴリーⅢ・・・ということは、@BOSSとはライバルということですね。

止まらず急坂を登りきってから言え!ドルァァッ( ゚Д゚)┌┛Σ( ゚∀゚)・∵
(by @BOSS)

北海道でお会いする皆さま、どうぞよろしくお願いいたします。

投稿者:かまた  posted at : 19:10 | コメント (27)

  

2009年06月26日

仙台へドナドナ

この週末はどこで何を練習するか。
あと3回しかない北4までの貴重な週末(しかも晴れ)、
近所の林道でダートトレーニングか
リバーサイドで苦手なコーナーの練習かと思っていましたが・・・

どうやらここ↓に行くらしいです。

定義1
photo:KTM SAITAMA

定義2
photo:KTM SAITAMA

定義3
photo:KTM SAITAMA

迷宮を思わせる山中、突然現れる湿地帯郡に、深くえぐれた林道と
ハード趣向のオフロダーには、魅力溢れるセクションの数々を
存分に堪能出来る貴重なコースです。
梅雨時期に、楽しみたいオフローダーお奨めのイベントです

text:KTM SAITAMA

迷宮?ハード趣向??・・・・・・(((((( ̄∀ ̄;)汗

@BOSS曰く、私がラリーマシンを壊すといけないので
今回はCRFだけを持って行くそうです。

無事に帰ってきたら、次回ブログでお会いしましょう。(泣)

投稿者:かまた  posted at : 22:50 | コメント (8)

  

2009年06月22日

CRM250ローダウン

「あんた、CRF150とCRM250、どっちを持って行きたい?」

金曜の夕方、@BOSSに聞かれました。
カレンダーを確認すると、北4までに週末はあと4回。
その内、1回はトライアルアカデミーが入っているので
実際には3回しかありません。

@BOSSも練習用のマシンと、本番用のマシンを積んで行きたい。
私もCRF150で基本を練習したいのは山々ですが
乗れる時にCRM250に乗っておかないと
何か予定が入って、結局一度も乗らずに当日を迎えたりしたら・・・
と考えて、この先ずっと不安で眠れない日々を過ごすより、
今回はCRM250を持っていくことにしました。

と思って迎えた土曜の朝、

トランポ満載
なんと4台積まれているではありませんか!
為せばなるものなんですね・・・・・( ̄∀ ̄;)汗

4台
@BOSS用にCR250とラリー用KTM250、
私用にCRF150と、ラリー用CRM250です。

さて、本日の大きな目的のひとつ、それは「CRMローダウン」です。

去年の北海道4DAYS、まったく足が届かず(こんな感じ)、
太ももを高くシートに上げて抑えないとバイクを立てられず、
乗り慣れないのもあって、走り出しがヨロヨロしてしまい
スタートの際にオフィシャルの方に毎朝
「大丈夫かいな・・・」と心配させたというかまたとCRM250でしたが
今回はこんな秘密兵器(?)を導入。

リンク
これをつけると2.5cm下がるというリンクです。
(4cmの方はオフロードではなくモタード用だそうです。)

リンク
左右とも交換完了。

CRMローダウン加工中
さらに、フロントサスの突き出しを調整して車高を下げようとする@BOSS。

突き出し
約1.8cm突き出しが増えました。

測ってみると、合計で3cm低くなっています。
では、さっそくまたいでみます。

ローダウン後
おお!両足は着きませんが、ご覧のように、
向こうの足を地面に着けると、こちら側はあと3cmくらいです。
これであれば、太もも片足がけでなくても、
シートにまたがったまま信号停止も給油もできます。
何より、サイドスタンドを出さなくても、キックがかけられそう!

たった3cmでこんなに世界が違うなんて。゚。( ̄▽ ̄)ポワーン

さっそくエンジンをかけてスタンディングで少し走ってみると・・・
さすが市販車、モトクロッサーに比べてアクセルがマイルドです。
去年のラリーでの鎖骨骨折以来、一年ぶりのCRM250、
このままミニコースを走ってみたいと思います。

一年ぶりのCRM250
CRF150とのサイズ差のイメージに、最初は少しビクビクしましたが
実際に乗ってみると、あまり気になりません。
CRF150での練習と、トライアルのおかげでしょうか。(-人-)チーン


首をかしげながら乗っていますが、
コーナーを上手く曲がれなかったのはバイクのせいではありません。(泣)
でも速くも上手くもないけど普通には走れそうなので、
とりあえず一安心です。

2009年生まれのCRFと、(たしか)1991年生まれのCRM、
20年もの差があるわけなのでサスの性能は仕方ありませんが、
低速のトルクがあるので、体が楽です。
@BOSSがタイムを測ってくれましたが、
このようにほとんどアクセルを開けずにゆっくり走ったつもりでも
CRF150で一生懸命走った時とあまりタイムが変わりません。
やっぱり力があるんだなあ・・・・・。

私のCRMの整備を終えたらもう午後2時。
いつも私の裏方にばかり回っていた@BOSSですが
そろそろ@BOSSも自分の練習に本腰を入れなくてはいけません。

@BOSSのKTM250
今年@BOSSはKTM250で出場する予定。
まずはミニコースを走ってみましたが・・・
「う~ん、パンチがない気がする。慣らしが終わっていないからかなあ」
明日はKTMでGPコースを乗り込んでみるそうです。

午後3時45分、私はローダウンしたCRMで、@BOSSはCRで
GPコースに入ってみることにしました。

GPコース

最初は恐々走り始めたものの、
ミニコースと同じく、思っていたよりも大丈夫みたいです。

思い切ってアクセルを開けるような走りはまだできませんが
「完走」を目指して走る分には、まずは第一段階クリアかな、という感じです。
でも、そう思えただけでもよかった~。
今日CRMに乗るまで、不安で不安でどうしようもなかったので・・・・・・。

去年もCRMに乗って北4に出たわけですが、
免許を取って半年という、ある種無謀なエントリー、
初めてのラリー、初めてのマシン、初めての林道、
何もかもが初めて尽くしだった去年は、
コマ図で毎日400~500km走るのが精一杯で、
エキスペリエンス・ラン部門だったにもかかわらず
北海道の景色を、正直ほとんど覚えていません。
覚えているのは、給油したガソリンスタンドとか、
水を買ったセイコーマートとか、目印の看板とかばかり。(泣)
毎日いっぱいいっぱいで、その日のゴールに辿り着くのがやっとでした。

今回の北4は、エンデューロの天上界の方々が並ぶらしく、
「私なんかがこのラリーに出てもえーんかいな」と思わなくもありませんが
私の場合、SSでのタイムを競う、という目標は全くありませんので^^;
エントリーリストは気にしないで、ひたすら完走を目指したいと思います。
でも、せっかく雄大な北海道の大地を走るのですから、
今年はもう少し余裕を持ってラリー自体を楽しめたら・・・。

そんなことを考えながらGPコースを30分ほど走り、
残りは@BOSSの撮影に回りました。

20年前ジャンプ
GPコースから戻るなり、@BOSSがひと言。
「おれのは20年前ジャンプだと書いておいてくれ(泣)」

・・・りょ、了解しました。( ̄∀ ̄;)汗

午後5時、なんとか雨は降らずに一日もってくれましたが
なにやら雲行きが怪しくなってきました。
明日は午後から降るそうなので
早めに来て、それぞれのラリーマシンを乗り込みたいと思います。


【そして翌日の日曜日】

天気予報は前倒しになったらしく、朝からどしゃぶり。(泣)
でも、せっかくいわきにいるのだから、
覚悟を決めて、どしゃぶりのコースを走ってみよう、としどきへ向かいました。

ところが。

しどきに着くなり社長さんが
「この雨だから、今日はだめですね~」
ガーン━━━━━━\(゚∀゚)/━━━━━━!!!

仕方なく、今来た道を戻りました。
「どうしよう、大雨の中、いわきの町を観光してもねえ・・・・・・」

そうだ!そういえば、今日は十日町(川西)のリバーサイドに
開けろ!!すばる君が練習に行くと言っていたっけ。
さっそくすばるお父さんに電話をかけてみました。
新潟は霧雨程度の雨らしく、曇りに向かうようです。
気を取り直して、すばる君にマディの走り方を教えてもらおう!
ということで、一路、新潟は十日町へと向かいました。

太平洋側
朝のいわきはどしゃぶり。太平洋側はこんな天気でしたが・・・

日本海側
トンネルを抜けて日本海側に出ると、何これ!?
一気に夏の空が広がっていました。
(こちらも天気予報が大きくはずれたようです。)

しどきから3時間半、お昼12時、
十日町のリバーサイドに初めてやってきました。
ここは、この日モトクロス関東選手権が行われていた
川西モトクロス場のすぐ近くの河川敷にあって、
「リバーサイドキッズクロス」というキッズの大会が行われる場所です。
しどきのミニコースの2倍くらいの長さで、
キッズ用のジャンプやテーブルトップ、フープスも揃っています。

リバーサイド
この日はチームブッチーのメンバーも何人か練習に来ていました。
朝は細かい雨が降っていたそうですが、すっかり上がって
本当に、まるで夏休みのような青空です。
蒸し暑く、15分も走ると体中の水分がなくなりそう。
どれだけ水分補給をしても追いつかないくらいです。

コースには朝の雨が残って、私に程よいマディ状態。
初めてのコースなので、CRF150で走ってみることにしましたが・・・

相変わらずのマディ(泣)
相変わらずです(泣)。泥とワダチが怖くて、ビビリまくり。

「アクセルは開けながらコーナーに入っていくんだよ。
あんなにブレーキをかけたらバイクが立って、
その後アクセルを開けても膨らむだけだろうが。
怖がって体が外側に逃げているし。あれじゃ全然だめ!」

という@BOSSの注意を聞きながらも、暑さに吐き気を催す私。
時々涼しい川風が吹くものの、いるだけで体力を消耗しそうな暑さです。
走って休憩、走って休憩。
午後4時にはすべての体力を使い果たして練習終了。

ご一緒いただいた皆様、どうもありがとうございました。

まだまだ課題山積みではありますが
北海道へ向けて、一歩だけ進んだ今週末の練習でした。


【本日のおまけ】

片づけが終わってから、すばるお父さんがひと言。

「今度かまたさん用にもう一台CRF50を持ってきますから
すばると勝負してやってください。
すばるが同じ条件で走りたいって言ってます。^^」

すばる君
彼とこのマシンで勝負するってか・・・・・・・( ̄∀ ̄;)汗

すばるお父さん・・・・・・・。同じ条件のマシンで
私がすばる君に勝てるわけないじゃないですか・・・・・Orz

投稿者:かまた  posted at : 21:30 | コメント (25)

  

2009年06月19日

上がらないフロント

アクセルストッパー」をつけた朝練も今日で3日目。

まったく上がらなかった3日前に比べれば
この30ccくらいのアクセルでも、多少は上がり始めました。

しかし、このお恥ずかしいムービーを見て頂くとわかる通り
斜め後ろに背中を引かないといけないのに、
腰を真後ろに引いてしまう悪い癖が未だにとれず、
結果、自分がハンドルを上から抑えてしまっているのがわかります。(泣)

クラッチのタイミングがしっかり合って、
斜め後ろに引いてやるボディアクションができれば
アクセルストッパーをつけていても、
こんなに一生懸命膝を入れなくても、
フロントは高く高く上がるらしいのですが・・・

@BOSS
@BOSSを見ると、正面を向いて、背中が地面と垂直になっています。
(ちょっとその場でやって見せてくれただけなので、
ヘルメット等装備なしですみません。)

かまた
比べると一目瞭然ですね。大体なんでそんな真下を向いてるの?(泣)

@BOSSから「もっと前を向いて、上半身を開け」と言われるのですが
どうしてもこのようにハンドルに覆い被さったまま上げようとするので
私自身が上がろうとするバイクにフタをしてしまい、
非常にムリヤリ感がいっぱいのフロントアップになってしまっています。

も~っ!誰か何とかして!!・゚・(ノД`)ヽと思っても
何とか出来るのは私自身しかいないわけで。

「できない理由が明らかにわかっているのに
言われたことをしようとしないあんたが問題だ!」

というお説教を朝から30分くらいました。(TдT)

明日は朝から雨が降ろうが槍が降ろうが
絶対に絶対にできるようになってみせるわい!!(`へ´)ノ

と思いましたが、明日は朝練なしで「しどき」です。

北海道4DAYSまであと一ヶ月と迫ってまいりましたので、
この週末はしどきのGPコースでCRM250を乗り込む予定です。

・・・・・・考えただけでクラクラします。Orz

投稿者:かまた  posted at : 10:01 | コメント (10)

  

2009年06月16日

第2回トライアルアカデミー

6月13日(土)~14日(日)は今期第2回目の
トライアルアカデミーの合宿で
真壁トライアルランドに行ってきました。

集合
約2ヶ月ぶりに顔をあわせます。

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投稿者:かまた  posted at : 11:37 | コメント (16)

  

2009年06月11日

WOMEN'S X姫丸賞

少し戻って、WOMEN'S Xのお話です。

今回初めて参加させて頂いたWOMEN'S Xで
私の心に一番残っているライダーが、WX-D#55の「ナミさん」です。
「姫丸賞」を受賞されたので、皆さんも覚えていらっしゃるでしょうか。

先日のレポートにも書いたとおり、私は4月にバイクを買ってから
10回くらいしどきのMXコースで乗って臨んだものの
初めての自然地形のチーズナッツでは走る以前にエンストしまくりで
前日スクールはただただ途方にくれるばかりでした。

そんな中で出会ったのがナミさんです。
マシンは私と同じCRF150RⅡ。

「下りが怖い」という彼女もまたマンツーマンでスクールを受けていて
マシンと地形に、私以上に苦労をされているようでした。
でも、ナミさんの、真剣に、真っ直ぐにCRF150と向き合っている姿に
私もグチを言っている場合じゃないと勇気付けられました。
私が前日スクールでめげずに(本当にめげそうでした)レースに出れたのは
ナミさんのおかげでもあります。

#55-1
レース中の#55ナミさん。Ptoto:Off-Road Paradise Z

当日のレース中も、マディ初心者の私は4周目ボロボロでしたが、
コース途中でゼッケン#55を見つけて、
「頑張らなくちゃ!」とまたまた勇気をもらいました。
ナミさんの背中から、懸命さが伝わってきたからです。
WX-A、WX-Bの皆さんからは声で励ましていただきましたが、
ナミさんからは言葉でなく走りで励まされました。

WOMEN'S Xに出た方には、おそらく
お一人お一人全員にそれぞれのドラマがあったと思うのですが
私はナミさんのお話がぜひ聞きたくなりました。
どうしてあんな風に懸命に走れたのか。

そこで、チーズナッツの芋おやじさま
「どうしても#55さんに連絡を取りたい!」とお願いして
私のアドレスをナミさんに送ってもらったのでした。

そして先日、彼女からメールが届きました。
ナミさんの了承を得て、紹介したいと思います。

#55-2
Ptoto:あそびにいぐべさん

(以下、ナミさんからのメールです。)

私は、以前(約6年ほど前まで)は、宮城県で開催されていた
『なんでも50』などに数回参加していました。その時はTTR125で。
当時は子供もまだ1人で、近所の河原で練習もしていましたが、
2人目3人目と年子で生まれてからは、
全くと言っていいほど練習が出来なくなって・・・。

最近落ち着いたからと、2年前、旦那がCRF150RⅡを
「良かれ」と思い購入してくれて乗ることになったのです。
でも、半クラッチをマスターしていなかった私にとって
CRF150RⅡというバイクは化け物でした。

その化け物に乗って参加した第1回WOMEN'S X。
上りは壁に突っ込み、下りは草むらや崖に勢いよく突っ込み
1時間半かけて半分でしょうか・・・リタイヤという散々な結果でした。

#55-3
Ptoto:あそびにいぐべさん

そこから、化け物に対する恐怖心が消えず
「あのバイクは嫌だ・・・」と呪文のように旦那に言っていました。
そんな気持ちがあり、第2回は見送り、4月になって旦那から
「WOMEN'S Xあるから出たら?」と声をかけられ考えました。

でも、オフロードは下手くそながらも好きだし、
旦那が良かれと思って買ってくれたバイクを嫌いなまま終わりたくない。
最後に頑張って出てみようと、辞める為に、
自分のけじめのために参加したんです。
そのため、前日のスクールも参加して一から勉強してレースをしようと決め
超初心者として教えていただきました。
その時にかまたさんとお会いしましたよね。
同じバイクで頑張っている方がいたことも励みになりました。

次の日のレースではスピードこそ出せませんでしたが、
無事に3周しチェッカーフラッグを振ってもらえた時、
すごくうれしかったし、なんかスッキリしていました。

#55姫丸賞
Ptoto:あそびにいぐべさん

表彰式のとき「姫丸賞」をもらって、嬉しいやら恥ずかしいやらで・・・。
それに、スクールで教えていただき、化け物が愛車に変わった事。
ゴールした時の爽快感・満足感。
完走し、しかも3周できたという達成感。
そんないろんな気持ちにさせてくれたバイクを
辞めないで頑張ってみようと思いました。

練習量は少ないけど、少しずつCRF150RⅡを楽しんでいこうと
生意気なことを考えているところです。

(以上、ナミさんのメールより)

#55姫丸賞
Ptoto:あそびにいぐべさん

メールを読んで、「懸命さ」の理由がよくわかりました。

ブログで紹介してもいいですか?と聞いたら、
「本当に情けない話ですよ~」と謙遜されていましたが
「でも、同じように思っている方に一人でも共感していただければ・・・」と
了解してくださいました。

ナミさん、本当にありがとうございました。

ナミさんファミリーと一緒に練習できたら楽しいだろうな~などと
勝手に思い始めているかまたです。(笑)

投稿者:かまた  posted at : 23:35 | コメント (13)

  

2009年06月10日

トライアル世界選手権日本GP

トニー・ボウと

6月6日(土)~7日(日)、もてぎで開催された
トライアル世界選手権ウィダー日本グランプリ。
トライアルアカデミーのメンバーには事前にゲスト・パスが届き、
2日目の朝に召集がかかりました。

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投稿者:かまた  posted at : 15:50 | コメント (10)

  

2009年06月08日

PEACE!

日曜はもてぎで開催された
トライアル世界選手権に「参加?」予定だったので
前日の土曜日は、通り道にあたるしどきで練習することに。

夜半に降った雨が上がったばかりだという土曜のしどきは
ドライでもウェットでもなくちょうどいいグリップです。
さっそく着替えて準備をしていたら、
貸切状態かと思われたミニコースのパドックに
一台のトランポが入ってきました。

降りてきたのは、しどきでは珍しく女子二人組です。
着替えている間も、ずっと楽しそうな笑い声が聞こえてきます。

ガールズ
ブログに顔出しOKですか?と聞いたら、ポーズをとってくれた二人。
本当に楽しそうなのが伝わってきます。

聞くとしどきは初めてとのこと。
「モトクロス始めて半年の初心者なんでよろしくお願いしまーす!」
いえ、私こそ始めてまだ2ヶ月のペーペーなんです。^^;ホホホ

今までは友達からバイクを借りていたそうですが
そろそろ自分のバイクを手に入れるために
二人とも埼玉からマシンの試乗にきたのだそう。
トランポには友達から借りたというKX85が1台だけ入っていて
しどきでCRF150を借りて、乗り比べてみるために来たのだそうです。

トランポ
「じゃあ、このトランポもそのお友達の?」と聞くと
「いえ、バイクはまだだけど、先にトランポを買っちゃったんです!」
すげー!なんという行動派!゚。( ̄▽ ̄)ステキ~

ガイコツくん
でもその同乗者は何者?????

二人は交互にKXとCRFを交換して乗っていました。
結局どちらもそれぞれ面白くて決まらなかったようでしたが。(笑)

「いや~、時代は変ったなあ。いいことだね。
俺がモトクロスやってた頃には考えられなかったよ。」
まるでスノーボードにやって来たかのような二人を見て
@BOSSも感慨深そうです。

お名前も聞けずに、最後はご挨拶もできませんでしたが
ぜひまたどこかでお会いできたら嬉しいです。
もしかしたら、来年のWOMEN'S Xで再会するかもしれませんね。^^


【本日のおまけ】

この二人があまりにステキだったので
ガールズパワーに元気をもらった私の練習日記は「おまけ」です。(笑)

この日はコースに入らず、@BOSSに呼ばれて
ビギナーズ広場で「ステップに乗る練習」をしていました。
コーナーでリアブレーキをロックさせて
ステップを上手くコントロールしてリアを振るのですが、
まだまだ、課題の90度 (直角) も振れません。


「もっと止まるくらい最後までブレーキを放すな!」

ハンドルはインに切らなければならないのに
「切るな!」という逆ハンを切ってしまうし、
リアブレーキのロックは、ターンの途中で解除してしまうし、
@BOSSは次の段階は180度振るように練習!と言っていますが
そんなのはるか遠い先の話です。(ノ゚д゚)ノ オオォォ

半日この練習をしていたら、もうヘロヘロ。
午後遅く、ミニコースにも少しだけ入ってみました。


以前よりは少しマシになってきたフープス。
でもまだフロントを上げては走り抜けられません。

「あんたってゲンキンだね。
KX85の男の子がコースを走り始めたとたんに一周5秒も縮まってる」
ストップウォッチを持った@BOSSが言いました。
すすみません、一人で走っている時に
さぼっているわけではないんですが・・( ̄∀ ̄;)汗

クローズまであと1時間半となる頃に@BOSSが
「じゃあグリップもいいし、ツーリングに行ってきますか、GPコースに。」

GP(グランプリ)コースっすか!Σ( ̄⊥ ̄lll)

いつかは行かねばと思ってはいたのですが
遠くから見る大坂に、イメージだけでビビってきた私。

GPコース

「大丈夫。ギアが合わなくて登りで失速して止まることさえなけりゃ
最初は本当にツーリングのつもりで走ればいいから。
いい音をさせることだけ気にかけて。」と@BOSS。

GPコース
初めてのGPコース。うわーーーー、ミニコースとぜんぜん違うー!
でも、思っていたより大丈夫みたいです。
下りも急だけど広くて気持ちいいし。

今日はコースの下見を兼ねてタラタラツーリングしましたが
次回から少しずつ走り込んで行きたいと思います。

そーゆーわけなので、ヨシおじちゃん、
次回はあなたもGPコースです!^^


(日曜のトライアル世界選手権のレポートへとつづく。)

投稿者:かまた  posted at : 13:40 | コメント (23)

  

2009年06月04日

WOMEN'S X 追記

レース前日に@BOSSが言った言葉、
「あんた、明日・・・出るのやめる?」の真意を、改めて聞いてみました。

「う~ん、いつもの場合は、
練習して修得したことなのに、それを使おうとしないで
私には無理!と思い込んでいることが多いから、
そんなあんたの背中を蹴ってでもさせて来たんだけどさ。」

そうそう。いつもだったら
「つべこべ言わずにやれ!」(→コレ参照)というはずの@BOSSが
なぜ今回はこんな弱気なことを口にしたのか。

「今回の場合は、姫丸さんに会うんだ!って珍しく自分でエントリーを決めて
トライアルから、未経験のモトクロスに足を踏み入れて
この4月にバイク(CRF150RⅡ)まで買って
一生懸命オフトレに励んできてたけど、所詮は2か月そこそこ。
週末に10回乗ったに過ぎないわけだ。

アップダウンも、わだちも、マディも、とにかくまだ練習もしたことも無い
未経験のことだらけの今回のチーズナッツパークで、
『どこまで通用するかな~』と前日スクールを見てたけど、
コースの奥に入ったきり、全然帰って来れないんだもの。」

前日スクール
前日スクールの様子。初めて走ったチーズナッツで
100回くらいエンストしたような・・・。でも泣いてる暇すらなし。

「だから、せっかくこの2ヶ月間、自分から必死で練習したあんたが
いくら自分の未熟さを承知で走っても、あまりにも不甲斐ない結果だと
"あんなに練習したけど全然ダメだった~!私もうバイクやめる!"って
レースの後に言い出すんじゃないかと俺も初めて思ってさ。」

・・・とまあ、@BOSSがここまで心配するほど
前日スクールの状況は惨憺たるものだったわけで・・・。( ̄∀ ̄;)汗
(私がWOMEN'S Xを本当に楽しみにしてきたのをわかっているだけに
よけい私の心が折れないか心配したのでしょう。)

「でもあんた自身が、こんな未熟な自分でもどこまでやれるか!って
"挑戦の気持ち"でスタートできれば、止める理由はないんだけど。」

実際私自身も、前日の土曜日は途方に暮れてはいましたが(泣)
だからといって今更逃げるわけにもいかないし、
今の自分のレベルでもがき苦しむのも
WX-D(デビュークラス)の意義だと思っていたので
結局は「やるしかない!」と覚悟を決めて迎えた当日の朝でした。

ライダースミーティング
Ptoto:Off-Road Paradise Z

WX-Dクラススタート
Ptoto:Off-Road Paradise Z

「競技はスタートの前で50%が終わっています。
スタートしてから、今までの50%が何だったのか解かるものです。」

O&クロさんのコメントにもありましたが、
たしかにレースに挑む時は、スタートラインに並ぶまでに
どんな人生を生きて、どんな経験をして来たか
どれくらい練習を積んで、いくつノウハウを蓄積して来たか
それで、ほぼ半分は勝負がついているものかも知れません。

その事を前日のスクールで身に染みて感じましたが、
「レース自体が一番の経験、一番の練習、
レースで化けるライダーも大勢いるんだよ!」という言葉を励みに、
初めてのレースに臨みました。

WX-Dクラス最初のコーナー
Ptoto:Off-Road Paradise Z

ささやかな成果ではありますが、このようにスタートでトップが取れたのは
紛れもなく「開けろ!!すばる君」との練習のおかげです。

スタート後は、高低差やわだち、V字の沢等々、
走ったことのないものが次々に目の前に現れましたが
前日スクールではエンストばかりでどうしようもなかった場所も、
本番だと意外と下手くそなりにアドレナリンがなんとかしてくれるもので・・・。
(まわりには「お手本」もたくさんいましたし。)

でも今後は「一か八か!」で突っ込んでいくばかりではなくて
どれも自分でコントロールして走れるように
マディもヒルクライムもちゃんと練習をしていきたいと思います。
「一か八か」にはやっぱり限界がありますしね・・・^^;

WOMEN'S X
Ptoto:Off-Road Paradise Z

ところで、WOMEN'S Xに参加した女子を見て思ったことがあります。

ここ(会場)に来ている女子ライダーには
やっぱり「協力者」がいるんだなあ、と。

女子がバイク、特にオフロードバイクを始めて続けていくのは
基本的に「二人三脚」ではないかと思います。

二人三脚の相手は親だったり、彼氏だったり、旦那さまだったり、
クラブだったりショップだったり。(上司だったり。)
でも、多いのはやはり彼氏と旦那さまでしょうか。

トランポの問題(バイクの積み下ろしも含めて)、マシンメンテナンスの問題、
休日の問題、そして何よりもメンタルな問題。
もちろん一人でクリアしていく人もいると思いますが
どうしても相棒に当たる人の協力を得られないと、
上達を目指すどころか続けることすら難しいと思います。
(その意味で私は異常に恵まれておりますが・・・( ̄∀ ̄;)汗)

相棒である男性の皆さん、
どうか、女子が「オフを始めたい」「上手くなりたい」と言った時、
「お前には無理だよ」「そこまでしなくていいよ」と
ストッパーにならないで、応援してあげてください。
そして、時には背中をポンと押してあげる、
あるいは必要なら@某SSのように背中に蹴りを入れてあげてください。

逆に、ストッパーになりそうな方は、相棒の女子を他の人にゆだねて
自由にさせてあげるという「協力方法」もありだと思います。

チェッカーフラッグ
完走!泣き笑いのチェッカーフラッグ。 Ptoto:masatoさん

こんな感動を得られるのも、相棒次第だったりします。^^

投稿者:かまた  posted at : 17:12 | コメント (32)

  

2009年06月01日

WOMEN'S X!

「あんた、明日・・・出るのやめる?」

WOMEN'S Xの前日スクールに出た私を見て、
その夜@BOSSが口に出した言葉です。

今まで、どんなに私が「絶対ムリ!」と言っても
「いいからやれ!」としか言ったことがなかったのに、
@BOSSの方からこんなことを言うのは初めてでした。
それくらい、前日のスクールは途方にくれるものだったのです。

心配されていた雨は前日にはまだ降らず、
かえってドライ気味のコンディションで走ったスクール。
内容は、「普通にコースを走る組」「コーナリング練習組」の他に
超初心者向け「絶対一周させます組」があって
当然私はこのクラスを選んだわけですが、
初めて走る自然の地形チーズナッツパークで、
コーナーや、わだち、ギャップがあるたびエンストしまくり、
エンストとキックしか記憶に無い3時間半。
結局1周1時間のペースでした。(泣)

前日スクール
コーナリング組の向こうで、いつの間にやらマンツーマンに。
「私、こんなんで明日レースに出れるんでしょうか・・・??」
「絶対大丈夫ですから!諦めないで!」

見えないコース
この木に覆われた山の中を走ります。
パドックからコースはほんの一部しか見えないので
奥で私がどんな様子なのか@BOSSにはわからないわけですが
「帰って来ることが出来ない」ということだけはわかるわけで・・・・・。

宿出発
が、やるしかありません。翌朝6時50分、宿出発。

整備
あまりにも昨日のエンストがひどかったので
クラッチをもう一度調整する@BOSS。

チームブッチーパドック
カカ1号&ユキちゃんも応援に駆けつけ、一見和やかなブッチーパドック。
でも初レースに空気は緊張しまくり。(笑)

にこにこCrossスタート
午前9時、参加台数99台でにこにこCrossスタート。

午前の「にこにこCross」までは、なんとかもった雨でしたが
午後、WOMEN'S Xがスタートする頃には雲行きがあやしくなって
ついに雨があたりはじめました。

WX-D
WX-D(デビュークラス)のスタートラインについた私。

WX-Aスタート
クラスごとに順番にスタートしてコースは混走となります。
12時、WX-Aからスタート!

WX-D
WX-Dもスタート。
開けろ!!すばる君のおかげで、スタートだけはトップをとる私。

時々雨が当たりましたが、
それでも3周目まではコースもしっとりする程度で
かえって昨日よりも走りやすいくらいでした。
しかし1時間がたつ頃から、どんどん土の色が変わってきて、
奥のエリアはさっきと同じコース?と思うくらいドロドロのマディに。
その様子が「Off-Road Paradise Z」さんのサイトに紹介されています。
他の皆さんにとってはこんなマディは序の口かもしれませんが
私にとっては、文字通り「マディの洗礼」でした。

3周目を追えた私に、ピット入口で@BOSSから
「頑張ってあと2周走って来い!」という声が。
きっとWX-Dはみんなその前後で接戦なんだな、と思い
4周目に入りましたが、この4周目こそが
私が想像していたWOMEN'S Xでした。

パドックから見えるエリアはまだまだドライでしたが、
見えない奥のエリアはもう深い泥のわだちが出来ていて、
泥の中転んで、やっと起こしてエンジンをかけて発進するも、
2m~3m進んではまた転倒の繰り返し。
次第に自力でバイクを起こすのもままならなくなってしまいましたが、
「ゴールしなくちゃ!」私の頭の中はそれだけでした。

転ぶたびに助けてくださったマーシャルの皆さん、ありがとうございました。
他の女子ライダーの皆さん、何度も道をふさいでごめんなさい。
その度に後ろから「がんばれ!」「行ける、行ける!」と
走りながら声をかけて下さって本当にありがとうございました。
皆さんがいてくれたおかげでゴールできました。

半べそ
ゴールで@BOSSの顔を見たとたんに泣いてしまいました。
涙と汗と鼻水と泥でもうぐしゃぐしゃ。

必死だったけどゴール出来てやりきった嬉しさと、
マディで全くどうすることも出来なかった悔しさと
@BOSSに対して「もっと走れなくてごめん!」という気持ちと
応援してくれた皆さんへの感謝とが入り混じって、
とにかくいろんな思いが一気に吹き返してきてしまったのでした。
(今、これを書きながらもちょっと涙が出てしまいます。)
でも、悔しさはあるけれど、悔いはありません。
もっと走れるようになりたい!それだけです。

WX-D表彰式
WX-D(デビュークラス)表彰式。
優勝したヒトミさんのことがJOKさんのサイトに出ていました。
シャンパンファイトのシャンパンを
自分で頭からかぶってしまうほど嬉しそうだった彼女ですが
その理由が納得できます。おめでとうございます。
(ちなみに、3位~6位は4周、かまた4周で6位/11台でした。)

WX-C表彰式
WX-Cクラス3位は、このブログにコメントをくれた「あやさん」(一番右)。
初出場でCクラス3位はすごいです!おめでとうございます。
今度一緒に練習することを約束しました。
これからもどうぞよろしく!

WX-B表彰式
WX-B、2位の小川さん(一番左)は、
「たぶん私のマシンは女子最重(さいおも)!」と
自分でも言っていたWR250で出場&入賞。すごいです。
とてもきれいな走りでした。憧れます。
(実は彼女とだんな様には、昨年の北4でもお世話になりました。)

WX-A表彰式
そしてWX-A優勝はミワコングさん。
コメント、なんだか聞いてる私がうるっと来ちゃいました。

それから、今回の特別賞「姫丸賞」は
「いろんな意味で一番苦労したであろう人」ということで
WX-Dの順位下から3人に与えられました。

姫丸賞
姫丸賞を手にしたマダムごっしさんとクロネコさん。

二人とも、今回は私が結構強引に参加させたので、
(今だから言うけど^^;)正直、1周でリタイアしたとしても
おかしくないと思っていたのですが、
二人とも頑張って2周したそうです。

もう一人の姫丸賞、#55さんは私と同じCRF150で
やはり前日のスクールから苦労をして、
私と同じくマンツーマンで教わっていましたが
彼女も完走しました!もっとゆっくりお話したかったです。
またどこかでお会いできるでしょうか。

***************

WOMEN'S Xは、女子のレースデビューにふさわしいと言われますが
たぶんそれは「コースが易しい」という意味ではありません。

エンデューロレースを女子が初めて走るということは
男子のデビューレースとは(たぶん)比べ物にならないくらい
大変で辛いことではないかと思います。

でも、そんな大変なエンデューロレースでも
このWOMEN'S Xという「女子だけ」の大会では
「がんばれ!」と励ましてくれる同じ「女子」の上級者と混走して、
自分を抜いていく上位クラスの女子ライダーをこの目で見ながら、
「いつかはああなりたい」と思って必死に今の自分と戦う経験ができ、
そして、どんなに泥の中で転倒して、大変で、辛くても
自分の周りで同様にコースでのた打ち回っているライダーも、また
自分と同じ「女子」なのだから、諦めることなく、負けるもんか!と頑張れる、
その意味で「デビュー」にふさわしいのではないかと思います。

上位クラスは他者との追いつ追われつのレースですが
デビュークラスに出た人は、おそらく誰もが、
周りの女子に励まされながら、必死に「自分」と戦い、
そして勝利したのではないでしょうか。

さやか嬢
「いくちゃん(私のこと)、根性あるね。」
現在免許取得中、@BOSSの姪っ子さやか嬢。
ぼろぼろで帰ってきた私を見て、言葉のトロフィーをくれました。
そして 「来年はさやかも出る!」と決意ゆるがず。

さてそれでは、WOMEN'S X参加のもう一つの目的、
「あなたに会いまショー」!
(写真はNG!という方は今更ですがご連絡ください。)

ミワコングさん
レース前、「ミワコングさんですよね?」と声をかけたら
「はい、そうですが・・・」
「私、かまたと言います」
「ああ~!スケテツさんとこの!」
・・・・・違います。( ̄∀ ̄;)汗
ずっとお会いしたかった一人、ミワコングさん。
何度もレース中に励ましてくれてありがとうございました。

ゴロンパ妻さん
「かまたさんですよね?」と声をかけてくださったゴロンパ妻さん。
北海道4DAYSにも出られるのだそうです。
お会いできてうれしいです。どうぞこれからもよろしくお願いします。

くまちゃん
雨の中、遠く栃木から応援に駆けつけてくれたくまちゃん。
このブログの最初の頃からずっと見ていてくれたくまちゃんに
初めて会いました。ホントにどうもありがとう。
ぜんぜんお話できなくてごめんなさい。
もうちょっと小綺麗な私を見せたかったよ。(TдT)

姫丸さん
そしてようやくお会いできた姫丸さん&島ちゃんさん。
初めてお会いするのに、ブログやメールでお話しているので
「いつもの続き」っぽくて、あまり初めての気がしませんでした。^^;
いろいろ気にかけてくださって、ありがとうございます。
姫丸さんのお話にも、とても励まされました。

筋肉もみほぐし教室
骨折中にもかかわらず、約束どおり
「筋肉ほぐし」方法を教えてくれる姫丸さん。
痛たたたた、あうぅ!そこ痛いっす!!
「さわっただけで痛いなんて、それは張り過ぎです!」
ははーっ!よ~くほぐします!

一夜明けて。

朝起きて、体のあちこちに
覚えのあるような無いような青あざがたくさんあるのを見て
ああ、WOMEN'S Xが終わったんだな~と実感しました。
あざはいずれ消えますが、WOMEN'S Xの経験は
強烈な思い出となって一生残ると思います。

前日のスクール、マンツーマンで教えてくださったり、
レース中、何度もバイクを引き起こしてくださったマーシャルの皆さん、
転んだ私を抜くときに、必ず声をかけてくれた女子ライダーの皆さん、
みんなで河川敷から飛び出したチームブッチーの皆さん、
ブログで応援してくれたたくさんの皆さん、
北海道が近いのに、ずっと私の裏方に徹してくれた@BOSS、
そしてこのレースに私を導いてくれた姫丸さん、
本当に本当にありがとうございました。

さあ次は北海道4DAYSだ!
(その次はモトウエストカップかな。)


【次はGSチャレンジでしょう、と思っていた皆様へ】

いつになったらGSの話題が出てくるの?と思いながら
このブログをご覧になっている皆さま、
次こそはGSチャレンジの話題だ!と思っていらっしゃった皆さま、
心からお詫び申し上げます。

6月6日~7日のGSチャレンジですが、
同じ日に重なった「もてぎ」で行われるトライアル世界選手権に
アカデミー受講生として行くことになりました。

ゲストパス
トライアルアカデミーから送られてきたゲストパス。

世界選手権が日本で開催されるのも
今回が最後ではないか、という噂もあり残念ですが、
世界のトップをこの目で見れるチャンスをありがたく享受いたします。
GS系で応援してくださっている皆さま、
スキルチャレンジで私がコケるのを楽しみにして下さっていた皆さま、
がっかりさせてしまったでしょか。
(え?そんなことすっかり忘れていた?ソーデスカ( ̄∀ ̄;)汗)
ここで謝るのもおかしいのかもしれませんが
Gチャレのレポートを楽しみにして下さっていた皆さまには本当にすみません。
どうか次の機会(来年?)に、ご一緒させてください。

投稿者:かまた  posted at : 17:30 | コメント (41)